東京理科大学近代科学資料館
東京理科大学近代科学資料館 (二村記念館) Ridai Museum of Modern Science | |
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施設情報 | |
正式名称 | 東京理科大学近代科学資料館 |
専門分野 | 自然科学 |
管理運営 | 学校法人東京理科大学 |
開館 | 1991年11月 |
所在地 |
〒162-8601 東京都新宿区神楽坂一丁目3 |
位置 | 北緯35度41分57秒 東経139度44分27秒 / 北緯35.69917度 東経139.74083度 |
外部リンク | 東京理科大学近代科学資料館 |
プロジェクト:GLAM |
東京理科大学近代科学資料館(とうきょうりかだいがくきんだいかがくしりょうかん)は、学校法人東京理科大学が運営する博物館である。
概要
[編集]1991年(平成3年)11月、東京理科大学の創立110年を記念して建設。建物の外観は、1906年(明治39年)に神楽坂に建設された東京物理学校(東京理大の前身)の木造2階建校舎を復元したもの。
二村冨久(二村化学工業創業者、1941年(昭和16年)12月東京物理学校理化学部卒業)が建設費13億5千万円を寄贈したために二村記念館の副称が付けられ、1階エントランスホールに銅像が置かれている[1]。
2013年(平成25年)10月、数学体験館が地下1階に開設される[2]。
2022年(令和4年)10月、大村智記念展示室が2階に開設される[3]。
展示
[編集]展示物は、東京物理学校(東京理科大学の前身)から引き継がれ、保存された資料や寄贈資料である。展示物の一部は、なるほど科学体験館(野田キャンパス)に移動されている。
江戸時代の和算書から始まり、多くの算木、そろばん、機械式計算機、電気式計算器、電子式卓上計算器(電卓)、そして、電子計算機にいたる『計算機の歴史』を中心とした展示を行っている。
また、真空管や黎明期のパーソナルコンピュータなども展示されている。
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計算機の歴史コーナー
[編集]世界各国の算具、各種計算機を並べ、計算発展の歴史がたどれる。
中国の算木やインディアンの算具といったごく初期のものから、そろばん、種々計算尺、タイガー計算器に代表される機械式計算機、パラメトロンを使った日本の初期のコンピュータFACOM 201から、昭和40年代頃より流通した電子式卓上計算機(いわゆる電卓)が時系列的に展示されている。
また、アップルIIやPC-8001、ベーシックマスターといったパーソナルコンピュータの草分けについても展示がされている。
物理学校記念コーナー
[編集]東京物理学校ゆかりの記念品を展示している。特に、同校卒業生でありのちに講師となった菱田為吉(1868~1943)による、木材を切り出して作成した65種もの各種多面体模型は、明治期の多面体研究の実態がうかがえるだけでなく、当時彫刻芸術としても評価されただけの美観も感じられる。
エジソンコーナー
[編集]炭素電球、蓄音機などを展示している。いずれも明治期のものであるが、電球は実際に発光(負荷を減らすため低電圧で使用)させることもできる。
体験コーナー
[編集]タイガー計算器を実際に操作できる。再生式高一ラジオ、蓄音機を聞くことができる。
利用時間
[編集]- 入館料 - 無料
- 開館時間 - 水・木・金 12:00~16:00 土 10:00~16:00
- 休館日 - 日・月・火・祝日及び大学の休業日