木村一八

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きむら かずや
木村 一八
本名 木村 一八
生年月日 (1969-11-17) 1969年11月17日(52歳)
出生地 日本の旗 日本大阪府摂津市
身長 181 cm
血液型 O型
ジャンル 俳優
活動期間 1983年 - 現在
活動内容 俳優
著名な家族 横山やすし(父)
木村ひかり(妹)
主な作品
毎度おさわがせします』 など
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木村 一八(きむら かずや、1969年11月17日 - )は、日本俳優。大阪府堺市堺区生まれ。大阪府摂津市出身。身長181cm

吉本興業Power M、JAPAN STAGEを経て、2020年4月より現在の所属事務所となるミライピクチャーズジャパンで活動している。

来歴・人物[編集]

漫才師横山やすしの長男として生まれる。兄妹は妹が二人おり、長女は一般人、次女は漫才師「さゆみ・ひかり」の木村ひかり(異母妹)。

名前の由来は、父のやすしが「“人生一か八かや!”ということで名付けた」、「1と8でカブ(おいちょかぶ)だから」、やすしがきよしとコンビを組んだのが8人目で、「男の子は七回転んで八回起き上がって初めて一番」など様々な説があったが、本人が語ったところによると、父から「人生で、何か一つでも自慢できるものを持て」という願いから、歌舞伎十八番に掛けて名付けられたものだという[1]

2歳の時に両親が離婚したため、物心ついた時には母親や祖母とともに実家のある静岡県浜松市で過ごしていた。

やすしとは全然会ってなかったが、経済的な理由で10歳のときに親権がやすしに移り、そこで初めてやすしと接し、一緒に過ごすようになる[2]

摂津市立第四中学校在学中の1983年に『やすきよの笑って日曜日』でテレビ初レギュラー出演。

1984年、やすしが主演した『唐獅子株式会社』で映画デビューする。

「やすしの息子」から人気タレントへ[編集]

幼少の頃よりバラエティ番組にたびたび出演する。多くが父と共演であった。『花王名人劇場』などで西川きよしの次男・西川弘志(後に『毎度おさわがせします』パートII、ニッポン放送一八と弘志クン』でも共演)とコンビで漫才を披露したり、パソコンのテレビCMに出演した。中学校卒業後に芸能界入りし、父と同じく吉本興業に所属。テレビドラマの『毎度おさわがせします』(1985年TBS)の主役に抜擢され、中山美穂と共演。一躍アイドルとして人気者となる。

やすしは「親の七光りでも何でも使ったらいい」と公言していたが、「人気芸人の息子」という背景だけではなく、恵まれた風貌や不良っぽい言動などで、人気・知名度ともに一気に高まった。映画『シャコタン☆ブギ』の主役に抜擢されるなど、吉本興業としても若手俳優として飛躍の機会を得た木村に期待を寄せていた。

1986年1月、シングル「オレたちだけの約束」(フォーライフ・レコード)で歌手デビュー。オリコン週間チャート最高位8位を記録、『ザ・ベストテン』の“今週のスポットライト”のコーナーにも出演した。

運転手暴行事件、吉本興業との契約解消[編集]

1988年11月25日、俳優として順風満帆だった19歳の時、タクシー運転手に対し一方的に暴行を加え傷害容疑で逮捕[3]

遊び仲間と飲酒後、六本木の路上でタクシーを停めようとしたが、乗車を拒否され立腹。直後に停車した別のタクシーに八つ当たりをし、車体を傷つけた。驚いて声をあげた運転手(先に乗車拒否した運転手とは別人)は、一八ではない別の遊び仲間に因縁をつけ、揉めていた。

その時、その運転手が友人よりも体格が大きく、友人に危害が及んでいると思った一八は、運転手に回し蹴りをして暴行を加える。

仲間が嘲笑しながら煽った言葉に高揚、執拗なまでの暴行で運転手を脳挫傷に至らしめた。一八は勝ち誇った表情で「こいつが死んだら俺がムショへ行ったらええんやろっ!大したことあらへん!」と叫び、仲間は歓喜の声を上げ、拍手までしていたとの目撃情報が多数あり、マスコミはそれを報じた。

未成年者の一八が逮捕されたこの事件は、やすしや吉本興業を巻き込むだけに留まらず、社会問題にまで発展した。事件当時の一八は未成年者であり、一般的には少年法により実名報道は避けられるところだが、成人に近い19歳であった事から、マスコミによって実名報道を行うかどうかで対応が分かれた[注 1]。吉本興業は一八に対し懲戒処分として専属契約を解消、出演中のテレビドラマ『疑惑の家族』から降板させた[注 2]ほか、翌年第2シリーズに出演が決まっていた『はぐれ刑事純情派』のレギュラーからも降板。少年院送致となり、出所後も自粛の姿勢をとった。

一八は1992年にドラマ『十年愛』で俳優として復帰、『おれはO型・牡羊座』などにレギュラー出演するなど活動を広げていたが、1995年2月、アメリカ人の少年への暴行容疑で2度目の逮捕。罰金20万円の略式命令を受ける。

吉本興業復帰[編集]

2001年、再び吉本興業と専属契約を結び芸能界へ正式に復帰したが、数年後に吉本を離れた。フリーの俳優として活動していた2006年の3月、日本刀を所持していたとして、銃刀法違反で3度目の逮捕となったが、所持していた日本刀が模造刀であったことから、不起訴処分となった。

独立[編集]

2008年Power Mに所属、その後、舞台やドラマの出演、自身の波乱万丈な経験を生かし『木村一八のけんか説法』(月刊『CIRCUS』連載、KKベストセラーズ発行)というタイトルで執筆活動も開始。青少年に対する人生相談を受けているほか、社会貢献や地球環境のエコロジー問題にも精力的に関わる活動を始めている。

ディスコグラフィ[編集]

※すべてフォーライフ・ウィングからの発売

シングル[編集]

  1. オレたちだけの約束/悲しみを吹っ飛ばせ(1986年1月18日)
    オリコンシングルチャート最高8位(売上枚数:11.1万枚)
    ザ・ベストテン最高14位 (1986年2月6日、南野陽子(歌:「さよならのめまい」)と共に「今週のスポットライト」出演
    TBS系ドラマ「毎度おさわがせします」(第2シリーズ)挿入歌
  2. 輝くおまえ/さよならはサイレンス(1986年4月18日)
    オリコンシングルチャート最高55位
  3. 漂流記/たった一度のLove song(1987年5月2日)
    映画「ウェルター」主題歌

アルバム[編集]

  1. KA・JA(1986年3月18日)

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

バラエティ[編集]

ラジオ[編集]

映画[編集]

Vシネマ[編集]

  • タフ PART 1 誕生編(1990年) - 主演・ジロー 役
    • タフ PART II-復讐篇-(1991年)
    • タフ PART III-ビジネス殺戮篇-(1991年)
    • タフ PART IV-血の収穫篇-(1991年)
    • タフ PART V-殺しのアンソロジー-(1992年)
  • 喧嘩ラーメン(1996年)- ラーメン屋の客 ※カメオ出演
  • キタの帝王〜闇の法廷伝説〜(1996年) - 主演・北帝憲司 役
  • リストラ代紋(1996年) - 主演・鳴海敏 役
    • リストラ代紋2(1997年)
    • リストラ代紋3(1997年)
  • 野良犬2匹に猫1匹(1997年) - 主演・龍二 役
  • ガード・ドッグ(1997年) - 主演・豪徳寺光 役
  • 疵 KIZU 血の黙示録(1998年) - 主演・藤堂一成 役
    • 疵 KIZU 血の黙示録 2(1998年)
    • 疵 KIZU 血の黙示録 3(1998年)
    • 疵 KIZU 血の黙示録 4(1998年)
    • 疵 KIZU 5 血の鎮魂歌(2001年)
  • 日本極道史 誇り高き戦い(1999年) - 主演・加納健治 役
    • 日本極道史 誇り高き戦い 新たなる抗争(2000年)
  • 日本抗争烈島 牙の如く(2001年) - 主演・真壁光秀 役
  • 新・日本の首領(2004年) - 中川組若頭 関根才一 役
  • 銭道(2004年) - 主演・御代清十郎 役
    • 銭道2 借金地獄抜け道指南(2004年)
    • 銭道3 なにわ金融指南(2004年)
    • 銭道4 男と女の金融講座(2004年)
    • 銭道5 無限連鎖講(2004年)
    • 銭道6 地獄の債権回収 最終章(2004年)
  • 甲州プリズン -刑務所-(2005年) - 主演・山川栄治 役
    • 甲州プリズン2 -刑務所-(2006年)
  • 首領がゆく シリーズ(2006年) - 鬼塚慶次郎 役
    • 首領がゆく(2006年) - 浅草川一家若衆
    • 首領がゆく3(2006年)
  • 実録・東声会 初代 町井久之 暗黒の首領(2006年) - 木下陸男 役
    • 実録・東声会 初代 町井久之 暗黒の首領 完結編(2006年)
  • 極道な月 完結編(2007年) - 高光 役
  • やくざ抗争史 猛友会 西成愚連隊 掃溜めの夢(2008年) - 西成愚連隊 シゲオ 役
    • やくざ抗争史 猛友会 西成愚連隊2 見果てぬ夢が覚める時(2008年)
  • 実録・銀座警察 義侠(2008年) - 港橋一家 芝上信宏(人斬り信) 役
    • 実録・銀座警察 義侠 完結編(2008年)
  • ドリフト7-R- デラックス版(2008年) - 父親 役
  • 野望への挑戦(2009年) - 桂木隆志 役
    • 野望への挑戦 第二章(2009年)
    • 野望への挑戦 完結編(2009年)
  • 九州激動の1520日 新・誠への道(2009年) - 小橋哲也 役
    • 九州激動の1520日 新・誠への道 第二部(2009年)
    • 九州激動の1520日 新・誠への道 完結編(2009年)
  • アウトローズ(2011年) - 主演・奈良岡 役
  • リベンジ〜血の報復〜(2011年) - 刑事 工藤 役
  • 仁義の聖戦〜ジャックナイフ〜(2012年) - 主演・木元組若頭 京極晃 役
    • 仁義の聖戦 ジャックナイフ〜完結編(2012年) - 主演・風間組木元組若頭 京極晃 役
  • 凶という名の極道(2012年) - 中井組若頭 和泉 役
    • 凶という名の極道 第二部(2012年)
    • 凶という名の極道 完結編(2012年)
  • 日本統一3(2013年) - 刑事
  • 修羅の代償(2013年) - 熊倉 役
  • 代紋の墓場(2015年-2016年) - 主演・京極鉄次 役
    • 代紋の墓場2(2015年)
    • 代紋の墓場3(2015年)
    • 代紋の墓場4(2015年)
    • 代紋の墓場5(2016年)
    • 代紋の墓場6(2016年)
    • 代紋の墓場7(2016年)
    • 代紋の墓場8(2016年)
  • 裏門釈放(2017年) - 主演・竜崎栄治 役
    • 裏門釈放2(2017年)
  • 極道の門(2018年) - 主演・村田龍治 役
    • 極道の門 第二部(2018年)
    • 極道の門 第三部(2018年)
    • 極道の門 第四部(2018年)
    • 極道の門 第五部(2018年)
    • 極道の門 第六部(2020年)
    • 極道の門 第七部(2020年)
    • 極道の門 第八部(2020年)
  • 組織を震撼させた男(2019年) - 主演・白川哲人 役
    • 組織を震撼させた男 弐(2019年)
  • 義兄弟(2021年) - 橘鉄也 役
    • 義兄弟 第二章(2021年)
    • 義兄弟 第三章(2021年)

CM[編集]

舞台[編集]

  • フェアリー・ムーン 「夏の終わりに」(2013年、TYPES Shakespeare Entertainment)

著書[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 東京スポーツ日刊スポーツでは事件当初から実名報道を行った。東京スポーツでは「芸能人という公人としての資格」「事件が非常に悪質である」、日刊スポーツでは「すぐに20歳を迎えるため事実上成年者とみなす」、としたうえで「『あえて』木村一八と実名で報道します」とした。一方、『タイム3』(フジテレビ)では、実名を伏せ、やすし直筆の謝罪文も「一八」の部分だけ隠して公開した。
  2. ^ このドラマは途中打ち切りという形で話数を短縮され、TBSでの再放送及びビデオ販売されることは無かった。

出典[編集]

関連項目[編集]