ライフネット生命保険

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ライフネット生命保険株式会社のデータ
英文社名 LIFENET INSURANCE COMPANY
種類 株式会社
市場情報
東証マザーズ 7157 2012年3月15日上場
略称 ライフネット生命
本社所在地 102-0083
東京都千代田区麹町2-14-2 麹町NKビル
設立 2006年(平成18年)10月
代表者 代表取締役会長兼CEO 出口治明
代表取締役社長兼COO 岩瀬大輔
資本金・基金 209億6,360万円(資本準備金含む)
保有契約高 1,391,249百万円(2012年12月)
SM比率 2,517.2%(2012年12月)
主要株主 マネックスグループ株式会社
あすかDBJ投資事業有限責任組合
三井物産
新生銀行
セブン・フィナンシャルサービス
株式会社朝日ネット
リクルート
など(2012年3月現在)
関係する人物 常務取締役 中田華寿子
常務取締役 樋口俊一郎
外部リンク http://www.lifenet-seimei.co.jp/
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ライフネット生命保険株式会社(ライフネットせいめいほけん、英語名:LIFENET INSURANCE COMPANY)は、東京都千代田区本社を置く日本の生命保険会社。第二次世界大戦後初、日本国内では74年ぶりに国内外の保険会社を親会社としないで設立された独立系生命保険会社であり、インターネット専業の生命保険会社である。2012年3月15日、東証マザーズ上場した。

概要[編集]

第二次世界大戦後初、日本国内では74年ぶりに内外の保険会社を親会社としないで設立された独立系生命保険会社である。インターネットを主な販売チャネルとする「ネット生保」としては、SBIアクサ生命保険(現・アクサダイレクト生命保険)に続いて2社目である。

若い世代の所得が低くなっている現状に対して「子育て世代の生命保険料を半額にするので、安心して赤ちゃんを産んでほしい」という思いから設立された。

「正直な経営を行い、わかりやすく安くて便利な商品・サービスを供給する」を企業理念とし、それを「ライフネットの生命保険マニフェスト」という形で行動指針として具体化、ウェブサイトで公表している。

商品は、「かぞくへの保険」死亡保険(定期保険)、「じぶんへの保険」医療保険終身保険)、そして、業界でも先進的な「働く人への保険」就業不能保険定期保険)の3種類。保険の原点に戻ってシンプルな商品を作るという発想から、特約は全廃している。また、「約款を読んでから生命保険に入ろう」という考えのもと、約款をすべてウェブサイトで公開している。

設立に携わったのは出口治明会長と岩瀬大輔社長ら。また、顧問には、久保利英明弁護士が就任している。アドバイザーは、元日本生命副社長の正田文男。

沿革[編集]

ライフネット生命の事業を興したそもそものきっかけは、当時生命保険会社の社員であった出口治明が、日本国内の生命保険の販売方法(ビジネスモデル)に疑問を持ったことから始まる。すなわち、日本における生命保険会社のビジネスモデルは、商品を販売するために保険外交員を雇い膨大な経費をかけているが、それをまかなうためには、複雑な商品を作って手数料を上げていかなければならない。その結果、お客様にとっては複雑で分かりにくい生命保険を高い手数料で提供しているということになってしまう。それを解決するための手段として保険外交員をなくした直販のネット生保にすることと、シンプルで分かりやすい商品を取り扱うというかたちで創業した。[1]

国内の保険業界で初めて、生命保険の手数料部分「付加保険料」と原価部分「純保険料」の比率を全面開示した。ライフネット生命はネット生保の特性を生かし、手数料を低廉に押さえており、たとえば、30歳男性の死亡保険金3000万円の定期保険(期間10年)に支払う年間の保険料で比較すると、大手生保の付加保険料はライフネット生命の約5倍に相当する。[2]その一方で、低価格帯の保険商品の中では、ライフネット生命の保険料は最安値ではなく、[3]2013年2月に、保険商品改定の検討による競争力強化が進められていることが発表された[4]

2011年保有契約件数10万件を突破、2012年死亡保険の保有契約高1兆円を突破するなど業績を伸ばし、2012年3月東証マザーズへの上場を果たした。その一方で、2012年度の新規契約は0.1%減と開業以来初めて前年を下回り、13年度上期(4~9月期)も前年同期比12.8%減と減少し、同社の新規契約頭打ちが指摘されている。[5][6]

2013年12月には、ライフネット生命保険と韓国の教保生命保険との合弁会社である教保ライフプラネット生命保険が韓国で営業を開始した。

年表[編集]

  • 2006年10月 - ネットライフ企画株式会社を設立 出口治明が代表取締役社長に就任
  • 2008年3月 - ライフネット生命保険株式会社に商号変更
  • 2008年4月 - 内閣総理大臣より生命保険業免許を取得
  • 2008年5月 - ライフネット生命保険株式会社の営業開始
  • 2008年11月 - 生命保険の手数料部分「付加保険料」を業界で初めて全面開示
  • 2009年6月 - 日本初のモバイル生命保険申込サービスを開始
  • 2009年8月 - 保有契約件数1万件を突破
  • 2010年2月 - 生命保険業界初となる個人向け就業不能保険「働く人への保険」発売
  • 2010年12月 - 保有契約件数5万件を突破
  • 2011年12月 - 保有契約件数10万件を突破
  • 2012年1月 - 死亡保険の保有契約高1兆円を突破
  • 2012年3月 - 東証マザーズ上場
  • 2012年10月 - 医療費負担連動型医療保険「じぶんへの保険プラス」発売
  • 2012年11月 - 保有契約件数15万件を突破
  • 2013年6月 - 共同創業者の岩瀬大輔が代表取締役社長に就任
  • 2013年12月 - ライフネット生命保険と韓国の教保生命保険との合弁会社である教保ライフプラネット生命保険の営業を韓国で開始

経営課題[編集]

13年度になり、同社は、契約申込数が12ヶ月連続で前年割れ、新規契約数が13年5月から14年3月までの11ヶ月連続で前年割れとなっており[7], [8]、同社は「新契約件数の前年同期比減少」を経営課題として掲げ、2014年から保険プラン提案コンテンツの改善・保険相談サービスの充実化・保険の見直しを訴求する新CM放映等の施策を進めている[9]。しかし、同施策を発表した2014年2月単月の申込件数は、4,234件(前年同月比58%)と大幅な前年割れとなっており、改善の兆しは見られていない[10]。 また、同社は、2013年5月に発表した中期計画にて、「2015年度における経常収益150億円及び会計損益の黒字化の達成」を経営目標として掲げている[11]。この数値は、2012年度の経常収益59億円を3年間で254%増の150億円にする目標である。これに対し、13年度3Q決算における経常収益の増加率は、29%(前年同期比)であり、[12]今の進捗状況では中期計画の達成が難しい状況となっている。

保険商品[編集]

設立当初は、死亡保険「かぞくへの保険」、終身医療保険「じぶんへの保険」の2種類のみであった。 2010年2月に就業不能保険の「働く人への保険」、2012年10月に医療費負担連動型医療保険の「自分への保険プラス」を発売し、2013年4月現在、4種類の保険商品が販売されている。

死亡保険[編集]

かぞくへの保険[編集]

配当、無解約返戻金で、死亡理由に関係なく保険金が支払われるシンプルさを特徴とした定期死亡保険。 事業開始当初から発売されている保険商品の1つで、「保険の原点に立ち返り、新しい風を起こすことで、『生命保険は難しい』という時代を終わらせる」という設立理念を具現化した生命保険商品。契約時の年齢が40歳以下で上限3,000万円までの保険は、質問に答えるだけで申込が完了。健康診断書の提出も必要としないところが、簡易さを特徴と言える。

それまで生命保険業界では、さまざまな特約を設け、病気、事故、災害など死亡理由によって支払う保険金額が加入特約ごとに異なる保険商品を主流としてきたが、これが分かりづらい要因のひとつと考え、特約を排して死亡理由に保険金が左右されないシンプルな死亡保険を開発した。

医療保険[編集]

じぶんへの保険[編集]

60日型で手術給付金のつかないシンプルな医療保険を基本とした終身型医療保険

「かぞくへの保険」同様に事業開始当初から発売されている保険商品の1つ。病気やケガの種類にかかわらず、治療を目的とした1泊以上の入院に対して1日あたり5,000円/10,000円/15,000円が支払われる。1入院の支払限度日数も60日/180日の2種類のみ、手術給付金(一律10万円)のあり/なしの選択のみとシンプルであることを特徴としている。

日本は医療費対GDP比率がG7最低であるにも関わらず平均寿命は世界一という事実を受けた、高額療養制度のような優れた日本の医療制度を前提とすれば、公的医療保険では賄えない差額ベッド代などを給付すれば十分であるという考えに基づいて開発された。

じぶんへの保険プラス[編集]

公的医療保険における医療費の自己負担分に連動して給付金を支払う新しいタイプの医療保険。

公的医療保険によって支払う加入者は医療費の自己負担分を軽減することができ、また、がん先進医療に対する保障も付加しているため、医療費に対する幅広いニーズに対応できる。

民間医療保険において主流である、入院日数に連動して給付金を支払う終身タイプの医療保険では、入院日数の短期化と入院費が高額化が進んだ現状や一定確率で発生する長期入院に対応できないケースが出てきていることに着目して開発。入院日数にかかわらず医療費負担に連動し、がんや先進医療に対する保障を備えた定期タイプの医療保険。

就業不能保険[編集]

働く人への保険[編集]

病気やケガで長期入院や在宅療養をせざるをえず就業不能状態となってしまった場合に、所定の給付金を毎月給料のように受け取ることができる、2010年2月に発売開始した保険保険商品。公的年金の受給開始年齢である65歳まで申し込み時に設定した給付金額が支払われる生命保険業界では日本初となる本格的な個人向け就業不能保険である。

会社員の場合、健康保険の傷病手当金を最大18か月間受け取れるものの、自営業者の場合そのような制度もなく、就業不能時の経済的不安を訴える声に着目して開発。背景として、米国における就業不能保険の加入率は30%程度と言われる一方、日本においては0.1%程度とほとんど加入されていないのが現状。また日本国内においては、企業の団体契約が主流であるものの、企業の福利厚生費抑制等の影響により契約数が年々減少していく傾向にあり、経済状況が厳しくなる中で病気やけがによって就労不能時の経済的備えを保証する保険の選択肢が極めて限定されているという現状があった。

但し、支払い条件は、たんに病気やケガで仕事を休んでいるだけでは「就業不能」とは見なされない。「病気やケガで入院または医師の指示で在宅療養をしており、少なくとも6カ月以上いかなる職業においても全く就業できないと医学的見地から判断される状態」になって初めて給付の対象になる。うつなどの精神性疾患は対象外となる。また、就業不能状態になってから180日間は保障の対象にならないという条件もあり、保険金支払いのハードルは高い。リストラされたら保険金が受け取れるわけではないので留意が必要である。[13]実際、13年9月末で同保険の加入者数は、22826人いるのに対し[14]、2013 年 4 月から 9 月までに就業不能給付金をお支払いした被保険者数は、わずか14 人に過ぎない。[15]

手数料開示[編集]

2008年11月、国内の保険業界で初めて、生命保険の手数料部分「付加保険料」と原価部分「純保険料」の比率を全面開示した。[16]生命保険業界では、契約者が支払う保険料は、将来の保険金支払いの原資である純保険料と、保険会社の運営経費である付加保険料に分けられるが、付加保険料には、営業職員や代理店への手数料、保険会社の利益などが含まれており、これまで手数料部分の開示はタブーとされてきた。 これに対し出口治明は、「クルマや電化製品などと違い、保険は見たり触れたりできない。また一部の商品を除いて手数料も開示されておらず比較しづらい。そこで保険会社間で差が大きい付加保険料を開示すれば競争が進むと考えた」と手数料開示の理由を説明している。

なお、ライフネット生命が2008年9月に行った独自調査において、契約者が契約している保険の内容を十分に理解していないケースが多く見られたとともに、保障に対する保険料の適正性の判断または他社の類似商品との比較も難しいという意見の多いことが分かったことも開示理由の一つに挙げている。開示された資料によると、ライフネット生命はネット生保の特性を生かし、手数料を低廉に押さえており、たとえば、30歳男性の死亡保険金3000万円の定期保険(期間10年)に支払う年間の保険料で比較すると、大手生保の付加保険料はライフネット生命の約5倍に相当する。[17]

この手数料を開示は、各方面に大きな波紋を起こしたが、週刊ダイヤモンドの記事で「世界でも有数の保険大国である日本で開示が望まれるのは当然の流れ」と紹介されるなどの評判も生んだ。[18]その一方で、「純保険料」からは利益が発生するため、「純保険料」を保険の原価として宣伝するのは誤りとする批判もある。[19]実際、同社の保険料内訳表では、純保険料が全体の保険料の占める割合が60-80%であることが示されているが、[20]2013年度上期の同社の保険料収入3,629百万、保険金等支払604百万であり、保険料収入のうち、保険金や給付金の支払いに使われているのは16%に過ぎない。[21]

採用[編集]

ライフネット生命は、採用活動において、新卒、中途に分けて採用サイトを設置し、徹底した情報公開の重視を表明している。 具体的には、新卒採用における面接・採用担当者名や選考基準、募集職種の他、採用会議の内容や過去の応募者数、フェーズ別通過者数などを公開しており、2013年度採用においては、エントリー8,271名、課題提出者111名(1.3%)、課題選考通過者26名(23.4%)、書類選考通過者5名(19.2%)、グループディスカッション通過者1名(20%)、役員面接通過(内定)者1名(100%)であった。 中途採用サイトにおいては、面接・採用担当者名や選考基準、募集職種の他、「社外の声(評判)」として、清掃担当者、過去在籍者、顧客へのインタビューをQ&A形式で公開している。[22]

採用マニフェスト[編集]

ライフネット生命は「採用マニフェスト」と題して独自に定めた新卒採用活動における行動指針を公開している。特に学業優先を最重要と位置づけており、グループディスカッションや部長・役員面接を週末に行うなど、講義の時間と重ならないように配慮する点、情報の積極的開示や応募者と徹底的な対等関係の構築を目指す点などが、マニフェストに盛り込まれている。

2013年度新卒採用サイトで公開されている採用マニフェストは以下のとおり。

学業を妨げない
講義を欠席したり学習時間を削ったりせざるを得ないような、学生の本分を犠牲にするような採用活動は行わない。学問を妨げることなく、さらには成長の一助となる採用活動を目指す。
情報を開示する
応募者と自社の相互理解およびマッチングを促進すつための情報を、臆することなく開示する。組織にフィットし活躍できる人との、互いに幸せな出会いを目指す。
対等に向き合う
安易なスケジュール変更や圧迫面接など、応募者を軽視した行為を行わない。同様に、過剰なお客様扱いもしない。未来のビジネスパートナーたちとの、徹底的に対等な関係を目指す。
多様性を重視する
性別、国籍、学歴不問、年齢30歳未満(入社時)まで可。既卒者、就業経験のある人物も採用対象とする。それぞれの個性が互いに作用し合う、多様性の高い組織を目指す。
進化を続ける
形骸化した新卒一括採用の前例・習慣に引きづられることなく、より良い形を実現するためのトライ&エラーを続ける。社会の変化に適応・進化し、今の時代に「あるべき」採用活動を目指す。

重い課題[編集]

ライフネット生命の新卒採用試験は、一次試験に「重い課題」と題した論文提出を課している。 論文テーマは、情報収集力、情報分析力、問題発見力、問題解決力が判断でき、学生の専攻やもともと持っている知識に左右されすぎない比較的身近なものという点を考慮して決定している。 2013年の新卒採用においては、以下の2題が課され、受験者はA、Bどちらか一方を自ら選択して提出した。

A.あなたは内閣総理大臣から突然呼び出しを受け「インターネットの力を活用して、日本の少子化問題の解決に取り組む方法」について提案することになりました。

  1. 日本における少子化の現状とその原因を明らかにしてください
  2. そのうえで、あなたが解決すべき課題をあげてください。
  3. インターネットを使ってその課題を取り組むためのプランを立て、費用対効果とともに提案してください。

B.「あなたが学んでいる学校をそこで学ぶ学生にとって、より魅力的な環境にするために効果的に使いなさい」という条件で、あなたに1,000万円差し上げます。あなたならどんな使い方をしますか。次の点を踏まえて、なぜそう考えるのか説明してください。

  1. あなたが考える「より魅力的な環境」とは何かを定義してください。
  2. そのうえで、あなたが取り組むべき課題を設定してください。
  3. その課題を解決するための1,000万円の効果的な使い方を、それを選んだ理由とともに説明してください。

この「重い課題」は、2011年度の新卒採用から導入しているが、2012年7月にはテレビ東京の報道番組ワールドビジネスサテライト「中小企業 採用の現場で存在感」という特集[23]で取り上げられたことを皮切りに、Webメディアで採用選考手法としての正当性に言及[24]されるなど、評判を生んだ。 なお、「重い課題」による一次試験を通過した場合、グループディスカッション、部長・役員面接による2次審査を経て内定となる。

PR戦術[編集]

ライフネット生命は、PR手法がインターネット広告業界を中心に度々話題になっている。これについてライフネット生命の広告担当者は、宣伝会議2011年12月1日号のインタビュー記事内で「(ウェブでは)他社がやれない、やらない、やりたくない領域で」広告企画をすると語っている。 インターネットメディアを運営している企業や広告企画会社とのコラボレーション企画として実施することが通常であり、コラボレーション相手側から企画の持ち込まれることが多いが、「ライフネット生命社長に好きなセリフを言わせよう!」等のようにライフネット生命側から依頼して、企画コンペを行うこともある。

また、ライフネット生命では、社外の人に説明しながら社内の様子を見学させる「社内見学」や会長の出口治明、社長の岩瀬大輔が自ら講演に出向く「行脚」を広く一般に呼びかける形で制度化している。 当社ではこれらをブランド構築の一環として位置付けられており、日本国内では74年ぶりに保険会社を親会社としないで設立された独立系生命保険会社である事に起因し、先行する競合企業に対して「認知度がない」「予算がない」「先行する大手企業がある」という三重苦を克服するPR戦術手法のひとつとしても重視している。

ハトの選んだ生命保険に入る(2009年7月)[編集]

ニフティの運営するオルタナ系ポータルサイトデイリーポータルZ内において公開されたコラボレーション企画記事。 死亡保険の加入金額1,000万円、2,000万円、3,000万円のうち、ハトが豆を食べた皿の金額に加入するという企画にライフネット生命が全面協力する形で実際にハトが選んだ金額の保険に加入した一連の経緯を同メディア内で記事として公開した。

デイリーポータルZ編集長林雄司が、38歳(当時)既婚でありながら生命保険に加入していないことを憂い、加入する生命保険を選んでいた際、「保険をハトに選んでもらったらいいじゃん」というアイデアを受け、ライフネット生命に持ち込んだのがきっかけ。 多摩川河川敷(記事内では河原と記述)で35度を超える炎天下の中、保険金額を書き大豆を載せた紙皿3枚を並べ、ただひたすらハトが大豆を食べるのを待つというロケを3時間に渡って実施し、ライフネット生命社長の出口治明が見守るなか、ハトが紙皿に載せられた豆を食べるのを待った。 当初、ハトが寄り付かず、1時間以上もハトを待ち続けたが、同席したニフティの保険担当者の後藤がハトを集め、紆余曲折の後、ハトが2,000万円と書かれた紙皿の大豆を食べたため、林がその場でライフネット生命のウェブサイトにアクセスして申し込みを行った。[25]

なお後日談として、当初この企画を持ち込まれたマーケティング部の社員から出口治明が提案を受けた際、出口治明は呆れて「アホか」と一蹴したものの、逆にその社員から「だから伸びないんですよ!」と怒られてしまい、仕方なくやってみたら反応が良かったため、それ以来、企画内容を否定することなく「呼ばれたら行く」というスタンスになったという逸話がプロブロガーのイケダハヤトブログ記事で暴露されている。[26]

ライフネット生命社長に好きなセリフを言わせよう!(2012年4月)[編集]

2012年3月15日の東証マザーズを記念して行われた株式会社はてなとの共同PR企画。当時話題となっていた格好をしたライフネット生命社長の出口治明コラージュ素材を公開し、一般ユーザーが自由にセリフを付けてバナーを完成させるというもの。 hatenaスタッフから「出口社長に、今ブームの人の格好をしてもらったらどう?」というアイデアが出され、はてなの特設ページ上で5種類のジェネレータが公開された。公開後ソーシャルメディアネットワークを中心に話題を呼び、1,716件の投稿があった。

なお、出口治明本人は素材撮影当日ノリノリでポーズをとっていたものの[27]、企画の詳細説明を受けていなかったらしく、企画公開後に「あの撮影は、こんな風に使うためだったのか…」とツイッターでつぶやた。

作成されたコラージュ素材一覧

出口・治明からの手紙(投稿作品数:716)
マーク・ザッカーバーグを模し、パーカーを着て両手を広げた出口治明の画像
私の保険料、安すぎ…!? (投稿作品数:411)
キャリアデザインセンターの運営する転職サイト@typeの広告バナーを模し、口を覆った出口治明の画像
ワイルド社長(投稿作品数:513)
お笑いタレントスギちゃんを模して袖なしジージャンを着てコーラのペットボトルを持った出口治明の画像
出口治明からのメッセージをお読みください(投稿作品数:39)
ウィキペディア創設者ジミー・ウェールズに模した出口治明の画像
ドメイン切れの出口さん(投稿作品数:37)
有効期限切れドメインにアクセスした際表示される女性(通称まじぽかさん)に模し、リュックを背負った出口治明の画像

その他[編集]

  • 似合わない服保険を作るとしたら(2011年7月)
  • 納豆を10万回混ぜてみる(2011年12月)
  • 10万世帯を囲む超巨大なライフネット生命のロゴをGPSで描いてみる(2011年12月)
  • めざせ10万メートルゲーム(2012年1月)
  • ライフネット生命 コンテンツバトル企画(2012年4月)
  • ライフネット生命とデイリーポータルZが本気で子供の夢をかなえたがっています。(2012年11月)
  • 子供の夢「大人っぽい一日」をプロデュース(2012年12月)

受賞歴[編集]

ライフネット生命の受賞歴、ランキング選出歴は以下のとおり。ライフネット生命のWebサイトでは、ニュースリリースとは別に「ライフネット生命の評判」というページにまとめている。[28]

2010年[編集]

  • 日経ヴェリタス「保険のプロに聞いた入りたい死亡保障ランキング」 第1位
  • 週刊ダイヤモンド「プロが選んだ 自分が入りたい保険ランキング」死亡保障部門 第1位
  • 2011年度版 オリコン顧客満足度ランキング 医療保険部門 総合第1位

2011年[編集]

  • Great Place to Work® Institute Japan 2011年「働きがいのある会社」調査 従業員50~249名カテゴリー 第3位
  • UCDAアワード2011 生命保険募集ウェブページ部門 情報のわかりやすさ賞
  • 2011年度 グッドデザイン賞
  • 2012年度版 オリコン顧客満足度ランキング 医療保険部門 保険料の満足度 第1位
  • 第15回「日本オンラインショッピング大賞」特別賞・ビジネスモデル革新賞

2012年[編集]

  • Celent Model Insurer Asia Award 2012 Distribution分野 受賞
  • Great Place to Work® Institute Japan 2012年「働きがいのある会社」調査 従業員25~249名カテゴリー 第6位
  • UCDAアワード2012 生命保険募集ウェブページ部門 情報のわかりやすさ賞
  • 週刊エコノミスト「専門化が選ぶお勧め商品ランキング」死亡保障部門 第1位
  • Stevie® Awards 2012 International Business Awards カンパニー・オブ・ザ・イヤー(銅賞)
  • HDI問合せ窓口格付け(生命保険業界)問い合わせ窓口(コールセンター)部門 三つ星
  • HDI問合せ窓口格付け(生命保険業界)サポートポータル(ウェブサイト)部門 三つ星
  • 週刊エコノミスト「有力FPに聞く 商品別ランキング」就業不能・所得補償保険部門 第1位

2013年[編集]

  • HDI問合せ窓口格付け(生命保険業界)サポートポータル(ウェブサイト)部門 三つ星
  • HDI問合せ窓口格付け(生命保険業界)問い合わせ窓口(コールセンター)部門 三つ星
  • 週刊ダイヤモンド「情報公開とサービス体制充実度ランキング」 100点(満点)
  • Gomez IRサイト総合ランキング 2013 新興市場ランキング「情報開示の積極性・先進性」 第1位

脚注[編集]

  1. ^ 「ライフネット生命」――たった2人で始まった、営業ウーマンいらずのネット保険より
  2. ^ 業界初!“保険の原価”を開示したライフネット生命に怨嗟の声 より
  3. ^ 保険ランキング 各社の最新版を検証~低価格帯に人気集中、医療保険分野では楽天生命が最安 より
  4. ^ 2013年度第3四半期決算参考資料 より
  5. ^ ネット生保が「脱ネット」 契約伸び悩みで窓口活用も より
  6. ^ ネット生保、成長軌道に「壁」 ライフネットなど新規契約減 再浮上の糸口は より
  7. ^ 2013年各月の業績速報より
  8. ^ 2014年各月の業績速報より
  9. ^ 2013年度 第3四半期決算 参考資料 より
  10. ^ ライフネット生命保険 2014 年 2 月の業績速報 より
  11. ^ ライフネット生命保険 新中期計画策定のお知らせ より
  12. ^ 2013年度 第3四半期決算 参考資料より
  13. ^ 就業不能保険に入ったほうがいいか より
  14. ^ [http://pdf.irpocket.com/C7157/GpH7/h319/wX9G.pdf ライフネット生命保険 2013 年 9 月の業績速報 より]
  15. ^ ライフネット生命保険 2013 年度第 2 四半期の保険金等の支払状況 より
  16. ^ 2008年11月21日ニュースリリース「徹底した情報公開を目指すライフネット生命保険、付加保険料率の全面開示へ」 より
  17. ^ 業界初!“保険の原価”を開示したライフネット生命に怨嗟の声 より
  18. ^ ネット生保の暴露で高まる保険代理店への手数料開示圧力 より
  19. ^ 坂本嘉輝(生命保険アクチュアリー) 生命保険の原価について より
  20. ^ ライフネット生命保険料内訳表 より
  21. ^ http://pdf.irpocket.com/C7157/GpH7/BHSd/McBk.pdf 平成26年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 より]
  22. ^ 社外の声(評判)より
  23. ^ 中小企業 採用の現場で存在感 より
  24. ^ 正しすぎるライフネット生命の新卒採用 より
  25. ^ ハトが選んだ生命保険に入る より
  26. ^ ライフネット生命のクチコミ企画が相変わらず面白い より
  27. ^ ライフネット生命社長に好きなセリフを言わせよう! より
  28. ^ ライフネット生命の評判 より

外部リンク[編集]