ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ

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ドラゴンクエストシリーズ > ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ
ドラゴンクエストビルダーズ
アレフガルドを復活せよ
ジャンル ブロックメイクRPG
対応機種 PlayStation 4
PlayStation 3
PlayStation Vita
Nintendo Switch
開発元 スクウェア・エニックス
発売元 スクウェア・エニックス
プロデューサー 藤本則義
ディレクター 新納一哉[1]
堀井雄二(ゼネラルディレクター)
音楽 すぎやまこういち
美術 鳥山明
シリーズ ドラゴンクエストシリーズ
人数 1人(オンライン対応:1人)
発売日

PS3/PS4/PS Vita : 2016年1月28日[2][3]

NS : 2018年3月1日[4]
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
エンジン PhyreEngine
売上本数 世界 110万本[5]
PlayStation 4
日本の旗20万210本
PlayStation 3
日本の旗9万7,371本[6]
PlayStation Vita
日本の旗29万3,595本[7]
Switch
日本の旗3万5,116本[8]
その他 PS Vita 本体同梱限定版
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ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』(ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドをふっかつせよ、DRAGON QUEST BUILDERS)は、スクウェア・エニックスより2016年1月28日に発売されたゲームソフト。略称は『DQB』。

対応プラットフォームはPlayStation 4PlayStation 3PlayStation VitaVita TVは非対応)。2018年3月1日にはNintendo Switch版が発売された[4]

概要[編集]

竜王の罠によって勇者が姿を消し、魔物に支配された世界・「アレフガルド」を冒険し、素材を集めて、町やお城を創り・復興する「ブロックメイクRPG」という新しいテーマの『ドラゴンクエストシリーズ[9]

ファミリーコンピュータ版『ドラゴンクエスト』の終盤では、最終ボスの竜王がプレイヤーに対して仲間になるように勧誘するイベントが発生し、拒否すると竜王との最終決戦になるが、逆にプレイヤーが竜王の誘いにのるとゲームオーバーになってしまう[注 1]。本作『ビルダーズ』はこのイベントで勇者が竜王の誘いに乗ってしまったために闇に包まれ、荒廃したアレフガルドのその後を描く。

スライムドラゴンといった初代『ドラゴンクエスト』に登場したモンスターだけでなく、新たに竜王の配下になったという設定で他のシリーズ作品からもモンスターが登場する。

荒廃したアレフガルドを再建しつつ、竜王討伐を目指す「ストーリーモード」と、知られざる島で自由にモノづくりを楽しむ「フリービルドモード」の二つのモードがあり、後者はストーリーモードクリア状況により解放される大陸から素材を入手したりバトル島で特別なモンスター軍団と戦ってレシピを得たりできる他、ネットワークに繋ぐことで他プレイヤーが作った建物をやりとりできる。

公開された情報からは『ドラゴンクエスト』版の『Minecraft』(マインクラフト)的なゲームになるのではないかと推測するメディアもあった[10][11]

ドラゴンクエストシリーズが携帯用のPlayStationシリーズで発売されるのは本作が初となる[注 2]

PS4、PS3、PSVitaの3機種で発売されたが、セーブデータ容量がかなり大きくなるためクロスセーブには非対応[12]

週刊ファミ通』のクロスレビューでは合計36点(40点満点)でプラチナ殿堂入りした。

売り上げは3機種合計で55万本となり、発売週はPSVita版が1位、PS4版が2位の売り上げでワンツーフィニッシュとなった。店頭消化率は85%に達し、本体の売り上げも牽引するなど好調な売り上げだと報じられた[13]。2016年10月には北米、ヨーロッパでも『Dragon Quest Builders』のタイトルで発売され、世界累計で110万本のヒットとなった。

Nintendo Switch版はフリービルドモードでベビーパンサーに乗れる、初代『ドラゴンクエスト』のドットを再現したブロックが手に入るといった追加要素[4]ほか、カメラ視点の変更(3段階)など旧機種には無い改善点もいくつかある。

続編の『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』がPS4とNintendo Switchで発売されることが発表された[14]。本作からの引き継ぎ要素もあるという[4]

体験版[編集]

2016年1月22日からPS4、PS Vita版(PS3版は無し)、2018年2月1日からNintendo Switch版の体験版が配信された。メルキド編の序盤をプレイ可能。体験版はセーブ可能だが、セーブデータは製品版には継承できない。

PlayStation Vita ドラゴンクエスト メタルスライムエディション[編集]

『ドラゴンクエストビルダーズ』のゲームソフトと、メタルスライムカラーのPlayStation Vita本体、オリジナルテーマ、「はぐれメタル」イヤホンジャックフィギュアを同梱した限定パッケージも同時発売される[15]

また、PS4本体も主人公とスライムのイラストが刻印され、オリジナルのテーマを封入した「ビルダーズエディション」が発売されるが、こちらにはソフトは付属しない。

あらすじ[編集]

アレフガルドに現れた邪悪なドラゴンの化身・竜王は魔物の軍勢を率い、この地に侵攻する。人間たちの中から現れた伝説のロトの血を引く勇者が竜王の軍勢に挑むが、竜王の罠に嵌まり帰らぬ人となってしまう。

大地は引き裂かれ、城塞都市メルキドの守護神ゴーレムは人間を襲い、美しい湖の街リムルダールは毒の沼地に浸食され、温泉の街マイラは溶岩に覆われた。そして人々はものを創り出す力を奪われ、住む地を追われてしまう。魔物が支配し、闇に包まれたアレフガルドからは人の姿がまばらになり、荒廃していった。

しかし、それから数百年後、この地に新たな救世主が現れる。精霊ルビスの導きによって現れた「ビルダー」は失われた「創造する力」によって滅びた街を復興させる。樹を植え、家を作り、食べ物を作り、散り散りになった人々を集めていく。モンスターと戦い、人々の希望を繋ぎアレフガルドを復活させていく。

そしてやがては、勇者の肩書を持たぬ身ながら世界に光を取り戻すべく、竜王に立ち向かっていく。

ゲームシステム[編集]

ターン制の多いドラゴンクエストシリーズに対して本作はアクション要素の強いものになっており、オープンワールドゲームのうち「サンドボックス」と呼ばれる形式に近い。フィールドから採取した素材や、それを加工したアイテムを使って町や施設を作り上げ、住人からの依頼を受けたり、竜王の刺客を排除したりして、その地域を支配するモンスターの撃破を目指す。

ゲームモード[編集]

ストーリー
ストーリーは本編全四章+フリービルドモードの五つで、ゲームデータは章ごとに独立しており、主人公のHPやアイテムは他の章に持ち越すことはできないが、章選択画面からいつでも再開または最初からやり直すことができる。また、各章にはチャレンジという項目が5つ設けられており、チャレンジ項目を満たして章をクリアすると、後述するフリービルドモードで使えるレシピが増える。
フリービルドモード
フリービルドモードは「知られざる島」で自由にブロックによる作成を行えるモード。拠点はないため「空き部屋」は作成されないが、特殊効果を持つ部屋は基本的に適用される。
章をクリアすると、その章の素材が入手可能なエリアに行けるようになり、各エリアの素材は希望の旗で自由に再構成可能。エリアから帰還するとランダムで人間またはモンスターが現れ、しばらく滞在してくれる。話しかけることで同行者として連れ歩ける。
各エリアには「白紙のチケット」というアイテムが隠されており、このアイテムからバトルチケットを作成して「バトル島」で使用すると、竜王軍バトルを楽しむことができる。

アイテム[編集]

アイテムはフィールドに配置されたオブジェクトを攻撃して壊したり、モンスターを倒したり、作業台で素材を使って入手する。アイテムの所持数には上限はあるが、「収納箱」の中に保管することができ、どこでもアクセス可能な「大倉庫」もある。
装備品は武器、服・鎧、盾、アクセサリーの4種類があり、武器は最大5つ、鎧・盾は1つ、アクセサリーは2つまで装備でる。アクセサリー以外には耐久力が設定されており、ほとんどの武器は敵や構造物に攻撃を加えると、防具類は敵からの攻撃を受けると耐久度が減少していきやがて壊れる。

拠点[編集]

ストーリーが始まると、精霊ルビスから「希望のはた」を託され、これを特定の場所で建てることで周囲が拠点となり、住民が生活を始める。
「2段以上のブロックや窓、扉などの建材で外周を囲み、その内側に明かりを置いた4マス以上101マス以内の空間[16]」が、「部屋」として扱われ、そこが拠点内であればスコアが加算されて拠点のレベルが上がっていく。
特定のアイテムを配置すると特殊な部屋となり、部屋の種類によっては住人が「収納箱」にアイテムを入れたり、お腹が減りにくくなるなどの効果を発揮する。一度作成した部屋は部屋レシピに記録され、どのモードでも確認可能となる。
時々、拠点をモンスターが襲撃することがあるが、戦闘可能な住人がいれば敵を認識してくれれば戦ってくれる。住民にもHPが設定されており、これが尽きると回復するまで戦線を離脱してしまう。

戦闘[編集]

戦闘はエンカウント式ではなくシームレス戦闘となっており、フィールド上を徘徊するモンスターに近づくとそのまま戦闘となる。
モンスターには「呪文」を使う者がおり、「ギラ[17]」「ラリホー」「ホイミ」などを使用してくる。従来のシリーズにおける戦闘とは異なり、射線上にブロックを置く・効果範囲から逃げ出すなどで回避可能。
攻撃をうけたり、高所から落下したり、毒やマグマに接触したりするとダメージを受ける。HPが0になると、アイテムの一部を失って拠点で復活する。失ったアイテムは死亡した場所に行けば再入手できる。ボスの軍団や、ボスに敗北した場合は戦いの前の時間にもどることが可能。

登場人物[編集]

主人公[編集]

ビルダーと呼ばれる、アレフガルドの人間から失われたはずの「物を作る力」を持つ存在。大地の精霊ルビスによって遣わされ、メルキドの街跡地の近くにある墓所のような場所で目覚める。
ルビスや出会った人々との会話では思ったことがすぐ口に出たり表情に出たりする様子、戦いや指図を嫌い、マイペースな物作りを好む性格が描写されているが、目覚めた時点では自分についての記憶が無く、キャラクターの中で唯一、会話の字幕が無いため、口調や細かな性格はプレイヤーの想像に委ねられる。
寝ている人でも話しかければ一瞬で起こせる、人に言われるまで空腹や時間の流れをまったく感じない、いくら戦闘を重ねても体が強くならない(レベルアップしない)、幽霊が見えて会話できる等、物作り以外の点でも常人離れした能力をいくつも持っている。
性別と髪の色、肌の色、瞳の色、名前は変更可能。
主人公・男 ビルド(デフォルト名)
- 山下大輝
男主人公。イメージイラストでは金髪で青い瞳、頭には三角帽子とゴーグルをかぶり、手には大きな木槌を持ち、青い旅人の服を着ている。
主人公・女 クリエ(デフォルト名)
声 - 朝井彩加
女主人公。イメージイラストでは金髪を後ろに束ねて、頭巾をかぶっており、手には大きな石斧を持ち、赤い旅人の服を着ている。

精霊ルビス[編集]

勇者ロトにまつわる物語を描く「ロト三部作」シリーズの世界観において、アレフガルドを創造した存在とされている精霊。人間の世界を復興するビルダーと、竜王を討伐する勇者は別のものとの考えの上で行動しているため、主人公にたびたび「あなたは勇者ではない」と釘を刺している。
主人公が冒険の開始時に持っている「希望のはた」には、それを立てた拠点にルビスの加護を与える力が備わっており、この範囲にいればビルダー以外の人間も次第に物を作り出す力を取り戻していく。

メルキド[18][編集]

ピリン
メルキドの町に最初に訪れる少女。皆が仲良く暮らせる町を作るのが夢で、町の人たちの服装やロロンドとロッシの仲が悪いことを気にしたりと、いつも住人の生活に気を配っている。物作りを手伝ってくれるが料理の腕は悪い。
ロロンド
逆立った髪型と髭面、豪快な笑い声の中年男性。『メルキド録』という本を所有しており、これを読み解いて町の復活の糸口を掴もうとしている。1章では彼のアドバイスを聞きながら町の防衛力を高めていくことになる。2章以降では別の住人の夢を介して、主人公にアドバイスをくれる。
ロッシ
物語を進めるとメルキドに現れる青年。小さい頃に自分の先祖から、メルキドがゴーレムに滅ぼされたことを聞いており、町を大きくすることに否定的で、町を復興させようとする主人公にたびたび忠告する。
ケッパー
かつてメルキドを守っていた兵士の子孫。夜も眠らず町の中を巡回してくれる。主人公に必殺技を伝授した。
ショーター
希望の旗に惹かれて町にやって来る青年。旅の最中見聞きした様々な情報をビルダーに教える。
ゆきのへ
魔物に捕らわれていたスキンヘッドの中年男性で、伝説の鍛冶屋ゆきのふの子孫。強力な武器の製法をビルダーに助言する。
チェリコ
終盤にメルキドにやってくる女性。自称「とりえは無いが、空気は読める女」。
スラタン
人間好きなため、他の魔物たちから人間の肩を持つ悪いスライムと呼ばれているスライム。ストーリーイベントに関与しない任意加入メンバー。
ロロニア
かつてメルキドの人々が立て篭もったという城の跡地に佇んでいる。故人。
ガンダル
メルキドの冒険者。物作りの力が失われていく世界の中で後世のために「アレフガルド暦程」と名付けられた手記を各地に残す。

リムルダール[19][編集]

エル
リムルダールの町で最初に出会う、人々を救いたいと願うシスター。2章では彼女とゲンローワとともに病に侵された患者を治療しつつ病魔の克服、薬の開発を行うストーリーとなっている。ゲンローワの孫娘でもある。
ゲンローワ
薬師の老人。かつては弟子のウルスと共に病を治す薬の研究をしていたものの物を作る力が無いために諦め、死を自然の摂理として受け入れるべきと説くようになった。主人公に薬の知識を授け薬作りを助ける。
ノリン
魚釣りに興味を持つテンションの高い青年。薬草ひとつで完治してしまったため、病ではなく単なる食あたりだったのではないかと思っている。
ケーシー
ビルダーに水の重要性を教えてくれる女性。登場時は毒に侵されていた。祖父の夢だったパフパフ屋の復活が夢。
ミノリ
女性の兵士。夜通し町を見回ってくれる。飢餓の病に侵されていた。病の治った村人たちとヘルコンドルに対抗する武器を考案した。
ザッコ
特別な部屋のヒントをくれる青年。マヒの病に侵され身動きが取れなくなっていた。イルマとは同郷で、なかなか完治しない彼を心配している。語尾に「だっべ」などがつく方言を使う。
ヘイザン
鍛冶屋の子孫から聞いた金属の知識があるという女性。ミノリ同様飢餓の病に侵されていた。
イルマ、エディ、ケン
病人として登場する人々。他の患者と異なり治療を完了しても一向に復活せず激しい幻覚や痛み、痒みを訴えてくる。いずれの人物も最終的に回復はせずに発狂、不死の病によりくさったしたいと化してしまう[20]
ウルス
ゲンローワの元弟子の青年。知識を持ちながら薬を作れず多くの人が亡くなる現状を憂き、やがて死そのものを克服しようと考えからゲンローワと対立した末、彼の元を去った。とある場所に隠れ住んで研究を続けているらしく、ビルダーはゲンローワより彼に宛てた手紙を預かる[21]。彼の死そのものを克服する研究はリムルダール最悪の疫病、「不死の病」を生み出す結果となり彼自身もその病の犠牲となった。
タルバ
リムルダールの探究者。故人。「知識あるものよ、そなたの輝きをここに示すがよい」と書かれた石碑と宮殿を各地に残す。彼のクイズに答えると珍しいアイテムが手に入ったり貴重な装備のレシピを教えてもらえる。
キラーリカント
リカントの道場の主。弟子のリカントを鍛えている。赤色のリカントマムルと対立しており、リカントマムルの行う混乱攻撃に対抗する薬を要求してくる。

マイラ・ガライヤ[22][編集]

アメルダ
あらくれたちから「アネゴ」と慕われる女性。竜王たちに対抗する術を知っていたため、その知識を危険視した竜王軍に捕らえられた。
かつて恋人であったラライと竜王軍を倒すための発明をしていたが、彼をその手で殺めてしまった。3章では彼女とともにラライの研究を進め、強力な兵器やマシンを開発して竜王軍と戦闘することになる。気丈な女傑だがメーダだけは苦手。
ガロン
最初に町にやって来るあらくれ男。見た目や言動の割りに怖がりで初めは非協力的だが、アメルダ救出以降は戦闘もしてくれるようになる。
ベイパー
ガロンに頼まれ救出するあらくれ男。洞窟奥で食料が尽きて行き倒れていた。脳みそまで筋肉といわれるほどの肉体派。アメルダ救出のための筋肉を付けるために肉料理に手を出すようになる。話しかければ冒険のサポートをしてくれる。物語後半ではコルトやシェネリに筋肉をつけるための指導を行っている。
ギエラ
オネェ言葉で話すあらくれ男で魔物に捕まっていた。話しかければ冒険のサポートをしてくれる。温泉に強いこだわりがある。
コルト
ガライヤに住んでいた青年。魔物に襲われたガライヤから命からがら逃げてきた。シェネリを恋人と称するが、当の本人からはただの幼なじみと言われている。町の荒くれたちの猛烈な筋肉アピールに頭を悩ませている。
シェネリ
コルトの幼なじみの女性。ガライヤから逃げてくる際にコルトとはぐれ、魔物に襲われてしまう。異性の好みはたくましい男性でコルトには興味がない。
ラライ
ガライヤ出身の吟遊詩人兼発明家でガライの子孫。故人。
魔王軍に対抗する兵器を産み出すべく炎と氷の融合の研究をしていたが、人智の限界と「力」への執着が行き過ぎたために徐々に精神の均衡を失い研究も行き詰ってしまう。その後、研究に目をつけた竜王の誘いに乗って人智を越えた知識の獲得と引き換えに魂を売り渡す道を選び発狂、暴走を食い止めんとしたアメルダにより殺されてしまう。

ラダトーム[編集]

ムツヘタ[23]
伝説のビルダーが現れることを待っていた預言者。周囲に食料がなく霞を食べて生きている。
原作の取扱説明書のストーリー解説に書かれていたのみで、キャラクターとして姿かたちを与えられた上での出演は本作が初である。預言者としてビルダーに助言をするが、あくまでビルダーの役割はアレフガルド復活のみで、竜王は勇者が倒すものだと考えている。
ラダトームの姫。世界が闇に覆われた絶望から自ら魔法をかけて石となり眠りについていた。ムツヘタとビルダーが共に訪れたほこらの傍に安置されていたが、魔法を解くことで元の姿を取り戻し、アレフガルド復活に向けてビルダーの手助けをしてくれるようになる。
ラスタン
呪いで石像にされていたラダトームの兵士。
オーレン
ラスタン同様、呪いで石像にされていた兵士。姫の命を受けラダトーム周辺の調査をしていた。
ロロンド
メルキドの住民。ルビスの導きにより「いにしえのメダル」を持ちラダトームを目指す。
エル
リムルダールの住民。ルビスに導きにより「あまぐものつえ」を持ちラダトームを目指す。
アメルダ
マイラの住民。ルビスの導きにより「たいようのいし」を持ちラダトームを目指す。また竜王に対抗できる伝説の剣の情報も教えてくれる。
チョビ
人間と争うことを拒み洞くつに隠れているドロル。ビルダーに懐き人間に化けてラダトームについてくる。任意加入キャラクター。
竜王
アレフガルドを支配する魔族の王。ロトの血を引く勇者を言葉巧みに騙し、アレフガルドを闇に包んだ。本作の最終ボス。
やみのせんし
「セカイノハンブン」にいる、この国の王を自称する闇に落ちた戦士[24]。明記はされないが一部装備品にその正体を暗示させる物がある。

世界観[編集]

メルキド
最初に訪れることになる地域。かつては堅牢な守りを誇る城塞都市だったが現在は見る影もなくなっている[25]。ゴーレムが支配している。
リムルダール
美しい湖に浮かぶ島だったが現在は湖は毒の沼となり、病気がはびこりあらゆるものが死へ向かう世界と化している[26]。ヘルコンドルが病の元凶とされている。
マイラ・ガライヤ
ある程度の文明を取り戻したことにより竜王に対抗する人間たちが集まりアジトとして使われていたが、リーダーのアメルダがさらわれ、各地を竜王軍に封鎖され、屈強な魔物によりマイラは炎、ガライヤは氷の大地へ変化させられてしまった[27]。マイラはようがんまじん、ガライヤはひょうがまじんが支配している。
ラダトーム
竜王の城に近く、ルビスの力もほとんど届かない闇の世界と化している[28]。あらゆる物が呪われており、聖水を使わないとまともに素材を採取できない。

開発[編集]

本作の開発は2014年に開始された[29]。『ファイナルファンタジーXIV』のアシスタントディレクターを務めていた新納一哉がサンドボックスタイプのゲームの『ドラゴンクエスト』を作りたいという企画を出し、藤本則義がこれに一目ぼれし、堀井雄二に提案した。このような経緯もあり、開発は新納が所属するスクウェア・エニックス第5ビジネスディビジョンが手がけており、シリーズ派生作品としては初めての内製となった。

ゲームの規模としてあまり広すぎると間延びするため、『DQI』のアレフガルドの規模が丁度いいということで舞台に選ばれ、プロジェクト名は「城砦都市メルキド」とされた。堀井雄二もモノ作りが楽しめるゲームが好きだったものの、一方で何でも自由にできるゲームだとプレイヤーが何をやっていいか分からなくなるのではと懸念した。「ドラクエシリーズ」は年齢を問わず、誰でも安心して遊べることを最低条件としているため、打ち合わせが続けられた。その中で堀井から図面通りに作れば誰でも建物を完成させられる「設計図」のシステムが提案され、企画が進行した。また、壊れたお城を登場させ、それを直すことで建物を完成させる楽しさを味わえるようにするなどの工夫がされている。序盤のゲームバランスは特に念入りに調整され、第1章であるメルキド編の序盤だけで1年以上が費やされた。

攻略本[編集]

  • 『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ 創造の書』 集英社Vジャンプブックス〉、2016年1月28日ISBN 978-4-08-779731-2 
  • 『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ 公式ガイドブック』 スクウェア・エニックス、2016年3月10日ISBN 978-4-75-754899-2 

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ファミリーコンピュータ版では、ゲーム開始地点からのやり直しとなる復活の呪文を教えられる(=それまでのゲーム進行、レベル、装備、アイテム類が全て初期化される)というペナルティがあったが、リメイク版のみ夢オチでありペナルティなしでゲーム続行となる。
  2. ^ PlayStation Portable(PSP)では『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートポータブル』が発売されているが、あくまでもいただきストリートシリーズの作品である。

出典[編集]

  1. ^ 【電撃PS】『ドラゴンクエストビルダーズ』ディレクターインタビューやマップ攻略などVol.609で大特集!”. 電撃オンライン (2016年2月24日). 2017年12月16日閲覧。
  2. ^ 【速報】『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』の発売日が2016年1月28日に決定!【SCEJAカンファレンス2015】”. エンターブレイン (2015年9月15日). 2015年9月15日閲覧。
  3. ^ ドラゴンクエストビルダーズの発売日・価格決定”. ニッカンアミューズメント (日刊スポーツ新聞社) (2015年9月17日). 2015年10月19日閲覧。
  4. ^ a b c d 『ドラゴンクエストビルダーズ』Nintendo Switch版の発売日が2018年3月1日に決定! 体験版の配信も決定”. ファミ通.com (2017年12月16日). 2017年12月16日閲覧。
  5. ^ 「ドラゴンクエストビルダーズ」販売本数110万本突破、アルティメットヒッツ版を発売!Watch Impress 2016年12月1日
  6. ^ 【週間ソフト販売ランキング TOP50】『ディビジョン』8.2万本、『サモンナイト6』2機種で5.6万本(3月7~13日)”. 電撃オンライン. 2016年3月23日閲覧。
  7. ^ 【週間ソフト販売ランキング TOP50】3DS『妖怪三国志』が9.1万本売り上げ2週連続1位(4月4日~10日)”. 電撃オンライン. 2016年4月20日閲覧。
  8. ^ 「北斗が如く」12万3000本。「英雄伝説 閃の軌跡I:改」「FF XV ROYAL EDITION」もランクインの「週間販売ランキング+」4Gamer.net 2018年3月14日
  9. ^ 『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』今冬発売決定! ブロックで世界を創る“ブロックメイクRPG” ファミ通.com 2015年7月8日
  10. ^ ドラクエ版マイクラ?『ドラゴンクエストビルダーズ』PS3/PS4/PSVitaで発売決定”. 週刊アスキー (2015年7月8日). 2015年7月8日閲覧。
  11. ^ アレフガルドをブロックで作るRPG「ドラゴンクエストビルダーズ」 PS向けに今冬発売”. ITmedia (2015年7月8日). 2015年7月8日閲覧。
  12. ^ 村は? バトルは? クロスセーブは? 『ドラゴンクエストビルダーズ』の気になるアレコレをプロデューサーの藤本則義氏に直撃!【TGS2015】”. ファミ通.com (2015年9月19日). 2015年9月19日閲覧。
  13. ^ 【週間ソフト販売ランキング TOP50】『ドラゴンクエストビルダーズ』3機種合計36.8万本(1月25~31日)”. 電撃オンライン (2016年2月4日). 2016年2月4日閲覧。
  14. ^ 『ドラゴンクエストビルダーズ2』がPS4とNintendo Switchで発売決定! マルチプレイにも対応予定 ファミ通 2017年8月5日
  15. ^ PS Vita ドラゴンクエスト メタルスライム エディション プレイステーション公式サイト
  16. ^ 公式ガイドブック, p. 18, ビルドの基礎知識.
  17. ^ 公式ガイドブック, p. 262 - 275, アレフガルドの知識庫 モンスター.
  18. ^ 公式ガイドブック, p. 43, メルキド編 拠点情報.
  19. ^ 公式ガイドブック, p. 75, 拠点情報 リムルダール編.
  20. ^ 公式ガイドブック, p. 96, リムルダール編 冒険フローチャート Par3 旅のとびら・赤周辺.
  21. ^ 公式ガイドブック, p. 97.
  22. ^ 公式ガイドブック, p. 109, 拠点情報 マイラ・ガライヤ編.
  23. ^ 公式ガイドブック, p. 139, 拠点情報 ラダトーム編.
  24. ^ 公式ガイドブック, p. 274, アレフガルドの知識庫 モンスター.
  25. ^ 公式ガイドブック, p. 42.
  26. ^ 公式ガイドブック, p. 74.
  27. ^ 公式ガイドブック, p. 108.
  28. ^ 公式ガイドブック, p. 138.
  29. ^ 『週刊ファミ通』 No.1417号 115頁-116頁 エンターブレイン 2016年1月28日発売

外部リンク[編集]