キョウエイタップ

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キョウエイタップ
欧字表記 Kyoei Tap[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1987年3月7日(32歳)[1]
死没 (現役繁殖牝馬)
タップオンウッド[1]
キョウエイレッド[1]
母の父 アラナス[1]
生国 日本の旗 日本北海道様似町[1]
生産 出口繁夫[1]
馬主 松岡正雄[1]
調教師 稗田研二美浦[1]
競走成績
生涯成績 22戦5勝[1]
獲得賞金 1億6653万2800円[1]
 
勝ち鞍
GI エリザベス女王杯 1990年
GII サンスポ賞4歳牝馬特別 1990年
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キョウエイタップ[1]日本競走馬。おもな勝鞍は1990年のエリザベス女王杯。ほかにサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別主戦騎手横山典弘

戦績[編集]

1989年8月新潟競馬場新馬戦(1000m)で蛯名信広を背にデビューし、1番人気に支持されるも5着に敗れる。続く未勝利戦(東京ダート1400m)では鞍上に以後13戦手綱をとることになる横山典弘を迎え、初勝利をあげる。横山は当時デビュー4年目、21歳と売り出し中の若手騎手であった。 1戦を挟み、年明け初戦となるクイーンカップでは重賞初出走ながらも、8番人気を覆す4着と健闘すると、うぐいす賞(500万円以下)を勝利しオープンクラスに昇格する。

続く報知杯4歳牝馬特別では2番人気に支持されたが、10着と大敗し桜花賞への出走は断念。忘れな草賞(オープン特別・4着)からサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別へ進むと9番人気の低評価であったがダイイチルビーをクビ差で抑え、重賞初制覇を達成する。優先出走権を得て、初めてのJRAGIとなる優駿牝馬(オークス)では、最後の直線で伸びがなくエイシンサニーから1.0秒離される6着に終わった。

その後休養を挟み、秋はクイーンステークス6着、牝馬東京タイムズ杯9着と結果が出ないまま、エリザベス女王杯に出走する事になる。評価は秋の凡走を受けて8番人気と低かったが、4コーナーからスパートをかけ、ゴール150m手前で内から鋭く差し込み、後続を一気に突き放し、騎乗していた横山典弘と共に初のGIタイトルを獲得した。なお、横山は先頭に立ったあとゴール手前で勝利を確信すると右手を大きく突き上げてガッツポーズを行ってしまい戒告処分を受けている。

続く第35回有馬記念では見せ場なく13着に沈み、古馬になってからも状況は厳しく、掲示板にも載る事のできない日々が続いたが、1年ぶりの牝馬限定戦となったターコイズステークス(オープン特別)では少数頭も幸いし、1年ぶりの勝利をあげた。

翌年の1992年も現役を続行したが、金杯(東)中京記念と見せ場を作る事はできず、中京記念を最後に引退した。

競走成績[編集]

以下の内容は、netkeiba.com[2]およびJBISサーチ[3]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ(人気) 着順 タイム
(上り3F/4F
着差 騎手 斤量
(kg)
勝ち馬/(2着馬)
1989.08.12 新潟 3歳新馬 芝1000m(良) 9 8 8 01.5(1人) 5着 :59.9 (36.6) -1.3 蛯名信広 53 スイートサルナート
0000.10.15 東京 3歳未勝利 ダ1400m(良) 9 3 3 01.5(1人) 1着 1:26.6 (50.6) -0.8 横山典弘 52 (マイネルゼフィール)
0000.11.11 東京 赤松賞 400 ダ1400m(良) 9 7 7 04.0(2人) 8着 1:28.4 (52.6) -2.4 横山典弘 53 フェザーマイハット
1990.01.28 東京 クイーンC GIII 芝1600m(良) 12 6 8 24.0(8人) 4着 1:35.8 (48.5) -0.6 横山典弘 53 スイートミトゥーナ
0000.02.18 東京 うぐいす賞 500 ダ1600m(重) 13 4 4 02.6(1人) 1着 1:38.5 (51.0) -1.1 横山典弘 53 (ライバメロディー)
0000.03.18 阪神 報知杯4歳牝馬特別 GII 芝1400m(良) 16 5 10 06.0(2人) 10着 1:25.3 (50.4) -1.4 横山典弘 54 エイシンサニー
0000.04.08 阪神 忘れな草賞 OP 芝2000m(良) 16 2 3 10.4(3人) 4着 2:06.3 (52.0) -1.3 横山典弘 54 トーワルビー
0000.04.29 東京 サンスポ賞4歳牝馬特別 GII 芝2000m(良) 16 3 6 17.0(9人) 1着 2:01.5 (35.1) -0.0 横山典弘 54 ダイイチルビー
0000.05.20 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(良) 20 5 11 08.5(4人) 6着 2:27.1 (37.3) -1.0 横山典弘 55 エイシンサニー
0000.09.30 中山 クイーンS GIII 芝2000m(不) 13 4 4 08.3(6人) 6着 2:08.2 (38.2) -0.6 横山典弘 55 ウィナーズゴールド
0000.10.14 東京 牝馬東京タイムズ杯 GIII 芝1600m(良) 18 5 9 07.7(4人) 9着 1:34.3 (35.7) -1.2 柴田善臣 53 ヒカルダンサー
0000.11.11 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2400m(良) 18 8 18 13.6(8人) 1着 2:25.5 (46.4) -0.3 横山典弘 55 トウショウアイ
0000.12.23 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 5 9 41.5(10人) 13着 2:35.2 (35.5) -1.0 柴田善臣 53 オグリキャップ
1991.01.20 中山 AJCC GII 芝2200m(良) 10 5 5 15.2(7人) 10着 2:14.7 (35.7) -0.9 加藤和宏 54 メジロモントレー
0000.02.17 東京 目黒記念 GII 芝2500m(稍) 13 5 6 07.7(4人) 11着 2:36.5 (37.1) -1.7 横山典弘 54 カリブソング
0000.03.31 中山 日経賞 GII 芝2500m(不) 10 7 8 15.3(6人) 7着 2:42.0 (40.8) -3.2 横山典弘 56 キリサンシー
0000.09.15 中山 オールカマー GIII 芝2200m(稍) 14 3 3 26.8(8人) 7着 2:13.2 (35.8) -0.8 坂井千明 55 ジョージモナーク
0000.10.20 東京 東京スポーツ杯 OP 芝2400m(良) 11 2 2 04.1(1人) 9着 2:26.8 (36.7) -1.1 横山典弘 54 トウショウファルコ
0000.11.10 東京 富士S OP 芝1800m(良) 8 2 2 13.3(5人) 4着 1:48.0 (36.7) -0.6 東信二 55 スタビライザー
0000.12.14 中山 ターコイズS OP 芝2000m(良) 9 2 2 07.0(4人) 1着 2:02.8 (34.3) -0.0 横山典弘 56 (ダイカツジョンヌ)
1992.01.05 中山 金杯(東) GIII 芝2000m(良) 16 6 12 18.2(9人) 8着 2:00.7 (36.0) -1.1 東信二 56 トウショウファルコ
0000.03.22 中京 中京記念 GIII 芝2000m(稍) 13 6 8 24.2(10人) 12着 2:01.8 (37.2) -1.2 菊沢隆徳 55 ムービースター

繁殖成績[編集]

引退後はインターナショナル牧場で繁殖生活に入った。しかし、目立った産駒はおらず、2番仔インターシュンは中央競馬で3勝を挙げたもののレース中の故障で安楽死処分となり、地方競馬でも4番仔インターカスターノが6勝をあげているのみである。また、産駒中に牝馬は3頭いるが、いずれも繁殖牝馬にはなっていない。

産駒一覧[編集]

生年 馬名 毛色 馬主 管理調教師 戦績 主な勝利競走 供用 出典
初仔 1994年 キョウエイステップ 鹿毛 ダンスオブライフ 松岡正雄 美浦・稗田研二 5戦0勝 [4]
2番仔 1995年 インターシュン 栗毛 ヘクタープロテクター 12戦3勝 [5]
3番仔 1997年 キョウエイシンガー 黒鹿毛 サンデーサイレンス 松岡留枝 2戦0勝 [6]
4番仔 1998年 インターカスターノ 栗毛 ティンバーカントリー 畠山誠
→菊地國生
盛岡櫻田勝男 地方31戦6勝 [7]
5番仔 2002年 インターウエーブ 牡→ クロコルージュ 松岡雅昭 栗東野村彰彦 10戦0勝 [8]
6番仔 2003年 ドリームオペラオー 栃栗毛 テイエムオペラオー 岡田牧雄 美浦・戸田博文 2戦0勝 [9]
7番仔 2004年 ビッグジャガー 鹿毛 アドマイヤベガ (有)ビッグ
→田中由子
栗東・南井克巳 7戦0勝 [10]
8番仔 2006年 エスプリタップ タニノギムレット 依田泰雄 川崎武井榮一
→川崎・久保秀男
地方4戦0勝 [11]
9番仔 2008年 キャッチザウェーブ 栗毛 アグネスフライト 松岡雅昭 美浦・柴田政人 2戦0勝 [12]

血統表[編集]

キョウエイタップ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 フェアトライアル系(フェアウェイ系
[§ 2]

*タップオンウッド
Tap On Wood
1976 栗毛
父の父
Sallust
1969 栗毛
Pall Mall Palestine
Malapert
Bandarilla *マタドア
Interval
父の母
Cat o'Mountaine
1967 栗毛
Ragusa Ribot
Fantan
Marie Elizabeth Mazarin
Miss Honor

キョウエイレッド
1977 鹿毛
*アラナス
Aranas
1965 鹿毛
Right Royal Owen Tudor
Bastia
Arbencia Arbar
Palencia
母の母
ミスマンジュザン
1973 黒鹿毛
*ヴェンチア Relic
Rose o'Lynn
*ミスハワイ Bel Canto
Alae F-No.11-c
母系(F-No.) 11号族(FN:11-c) [§ 3]
5代内の近親交配 5代内アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ [13]
  2. ^ [14]
  3. ^ [13]
  4. ^ [13][14]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o キョウエイタップ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月4日閲覧。
  2. ^ キョウエイタップの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月4日閲覧。
  3. ^ キョウエイタップ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月4日閲覧。
  4. ^ キョウエイステップ”. JBISサーチ. 2019年9月4日閲覧。
  5. ^ インターシュン”. JBISサーチ. 2019年9月4日閲覧。
  6. ^ キョウエイシンガー”. JBISサーチ. 2019年9月4日閲覧。
  7. ^ インターカスターノ”. JBISサーチ. 2019年9月4日閲覧。
  8. ^ インターウエーブ”. JBISサーチ. 2019年9月4日閲覧。
  9. ^ ドリームオペラオー”. JBISサーチ. 2019年9月4日閲覧。
  10. ^ ビッグジャガー”. JBISサーチ. 2019年9月4日閲覧。
  11. ^ エスプリタップ”. JBISサーチ. 2019年9月4日閲覧。
  12. ^ キャッチザウェーブ”. JBISサーチ. 2019年9月4日閲覧。
  13. ^ a b c キョウエイタップ 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月4日閲覧。
  14. ^ a b c キョウエイタップの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月4日閲覧。

外部リンク[編集]