アルビオリックス (衛星)

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アルビオリックス
Albiorix
仮符号・別名 仮符号 S/2000 S 11
別名 Saturn XXVI
分類 土星の衛星
軌道の種類 ガリア群
発見
発見日 2000年11月9日[1]
発見者 M・J・ホルマン
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 16,393,000 km[2]
離心率 (e) 0.4797[2]
公転周期 (P) 783.46 日 (2.145 年)[2]
軌道傾斜角 (i) 34.060°[2]
近点引数 (ω) 55.932°[2]
昇交点黄経 (Ω) 102.512°[2]
平均近点角 (M) 32.828°[2]
土星の衛星
物理的性質
半径 16 km[3]
質量 2.1×1016 kg[3]
平均密度 2.3 g/cm3[3] (仮定値)
自転周期 13時間19分[4]
アルベド(反射能) 0.06[3] (仮定値)
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アルビオリックス[5][6] (Saturn XXVI Albiorix) は、土星の第26衛星である。ガリア群に属するものの中では最も大きな衛星で、順行するが軌道離心率の比較的大きな不規則衛星である。

2000年11月9日にマシュー・J・ホルマン (Matthew J. Holman) らの研究チームにより発見された。観測には、アリゾナ州ホプキンス山にあるフレッド・ローレンス・ホイップル天文台の 1.2 メートル望遠鏡が用いられた[7]。発見は同年12月19日に国際天文学連合のサーキュラーおよび小惑星センターのサーキュラーで公表され、S/2000 S 11 という仮符号が与えられた[7][8]。その後2003年8月8日に、ケルト神話の神アルビオリックスに因んで命名され、Saturn XXVI という確定番号が与えられた[9]

アルビオリックスは土星からおよそ1600万kmの距離を公転しており、アルベドを0.06と仮定すると直径は 32 km と推定される[3]。土星探査機カッシーニによって自転周期が測定されており、13時間19分と判明している[4]

2001年2002年北欧光学望遠鏡を用いてアルビオリックスの観測が行われ、色指数が B-V=0.89、V-R=0.50、V-I=0.91 と判明している[10]。ガリア群の他の衛星と軌道要素は物理的特徴が類似しているため、これらの衛星は共通の起源を持ち、大きな天体が破壊されることで形成された可能性がある[11][10]

さらに最近の観測では表面に色の模様が存在することが確認されており、これは大きなクレーターである可能性がある[12]。これを元にして、同じガリア群に属するエリアポタルボスはアルビオリックスへの天体衝突によって発生した破片であるとする仮説が提唱されている[12]

出典[編集]

  1. ^ NASA (2017年12月5日). “In Depth | Albiorix – Solar System Exploration: NASA Science”. アメリカ航空宇宙局. 2018年12月17日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g Jet Propulsion Laboratory (2013年8月23日). “Planetary Satellite Mean Orbital Parameters”. Jet Propulsion Laboratory Solar System Dynamics. ジェット推進研究所. 2018年12月17日閲覧。
  3. ^ a b c d e Jet Propulsion Laboratory (2015年2月19日). “Planetary Satellite Physical Parameters”. Jet Propulsion Laboratory Solar System Dynamics. ジェット推進研究所. 2018年12月17日閲覧。
  4. ^ a b T. Denk, S. Mottola, et al. (2011): Rotation Periods of Irregular Satellites of Saturn. EPSC/DPS conference 2011, Nantes, abstract 1452.
  5. ^ 衛星日本語表記索引”. 日本惑星協会. 2019年3月9日閲覧。
  6. ^ 太陽系内の衛星表”. 国立科学博物館. 2019年3月9日閲覧。
  7. ^ a b Daniel W. E. Green (2000年12月19日). “IAUC 7545: 2000fm; 2000fe; S/2000 S 11”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 国際天文学連合. 2018年12月17日閲覧。
  8. ^ Brian G. Marsden (2000年12月19日). “MPEC 2000-Y13 : S/2000 S 11”. 小惑星センター. 2018年12月17日閲覧。
  9. ^ Daniel W. E. Green (2003年8月8日). “IAUC 8177: Sats OF (22); Sats OF JUPITER, SATURN, URANUS”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 国際天文学連合. 2018年12月17日閲覧。
  10. ^ a b Grav, Tommy; Holman, Matthew J.; Gladman, Brett J.; Aksnes, Kaare (2003). “Photometric survey of the irregular satellites”. Icarus 166 (1): 33–45. arXiv:astro-ph/0301016. doi:10.1016/j.icarus.2003.07.005. ISSN 00191035. 
  11. ^ Gladman, Brett; Kavelaars, J. J.; Holman, Matthew; Nicholson, Philip D.; Burns, Joseph A.; Hergenrother, Carl W.; Petit, Jean-Marc; Marsden, Brian G. et al. (2001). “Discovery of 12 satellites of Saturn exhibiting orbital clustering”. Nature 412 (6843): 163–166. doi:10.1038/35084032. ISSN 0028-0836. 
  12. ^ a b Grav, T; Bauer, J (2007). “A deeper look at the colors of the saturnian irregular satellites”. Icarus 191 (1): 267–285. arXiv:astro-ph/0611590. doi:10.1016/j.icarus.2007.04.020. ISSN 00191035.