S/2004 S 6

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S/2004 S 6
2005年6月21日にカッシーニから撮影されたS/2004 S 6
2005年6月21日にカッシーニから撮影されたS/2004 S 6
分類 土星の衛星
発見
発見者 S・A・コリンズ、
ボイジャー1号
軌道要素と性質
元期:2005年4月13日
軌道長半径 (a) 140,134 ± 2 km
離心率 (e) 0.00200 ± 0.00004
公転周期 (P) 0.6180116 ± 0.0000004 日
軌道傾斜角 (i) 0.002 ± 0.001° (土星の赤道に対する)
土星の衛星
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S/2004 S 6は、F環に非常に近い位置にある土星衛星の一つである。ただし、核を持った本当の衛星なのか、軌道を回るただの塵の塊なのかまだ良く分かっていない。

これは、2004年10月28日にカッシーニによって撮られた写真の分析中に発見され、同年11月8日に公表された。この領域では2005年末までに少なくとも5つの天体が発見されたが、その中では最も軌道の追跡に成功したものである。これと較べて、やはりF環の近傍にあるS/2004 S 3S/2004 S 4は、何ヶ月か前に見つかったが、それ以来確認されていない。

S/2004 S 6 も、11月15日に行われた全体探索の時には見つからなかったが、その後再び発見されている。これは太陽からの光の当たり方の違いによるもので、S/2004 S 6が発見される時は太陽が逆光になっている時である。

S/2004 S 6 はF環の内側でも外側でも見られ、軌道がF環を横切っていると思われる。計算によると、この天体は環を定期的に横切り、例えば2005年4月9日に最も濃い部分から1.5kmの距離に近づいている。これは、F環の周りに薄いらせん状の構造があるためだと考えられている。

写真では、2000kmにも及ぶハロが見える。明るさからすると、固体部分の直径は3-5km程度だと推定される。