S/2004 S 3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
S-2004 S 3と思われる物体

S/2004 S 3は、F環の外側に位置する土星衛星である。2004年6月21日カッシーニによって撮影された写真の中からカール・マリーが発見し、2004年9月9日に公表された。

しかしその後の探索にもかかわらず、これ以来二度と見つかっていない。4kmの解像度で全ての軌道を撮影した2004年11月15日の調査でも発見されなかったため、これは一時的に軌道を回っていた物質で軌道からなくなってしまったと考えられた。

S/2004 S 3の発見のわずか5時間後にS/2004 S 4という別の天体が発見されたが、これはFリングの内側を回っていた。軌道が違っていたため新しい名称が付けられたが、F環を横切るような軌道を持つ同一の物体である可能性もある。そのような物体はFリングとかなり異なる軌道傾斜角を持つはずであるため、この真偽は不明である。

もしS/2004 S 3が実在の天体だったとすると、その明るさから直径は3-5kmで、140100kmから140600kmの公転距離を0.62日の周期で回っていると推定される。またF環の羊飼い衛星であると思われる。