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牧之原市

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まきのはらし ウィキデータを編集
牧之原市
牧之原市章[1]
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 静岡県
市町村コード 22226-7
法人番号 1000020222267 ウィキデータを編集
面積 111.69km2
総人口 41,080[編集]
推計人口、2024年9月1日)
人口密度 368人/km2
隣接自治体 島田市御前崎市菊川市
榛原郡吉田町
市の木 [2]
市の花 アジサイ[2]
牧之原市役所
市長 杉本基久雄
所在地 421-0495
静岡県牧之原市静波447番地1
榛原庁舎
北緯34度44分23.6秒 東経138度13分28.9秒 / 北緯34.739889度 東経138.224694度 / 34.739889; 138.224694
牧之原市役所 榛原庁舎
牧之原市役所 榛原庁舎

421-0592 牧之原市相良275番地
相良庁舎
牧之原市役所 相良庁舎
牧之原市役所 相良庁舎
外部リンク 牧之原市

牧之原市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町

ウィキプロジェクト

牧之原市(まきのはらし)は、静岡県2005年10月11日榛原郡相良町榛原町合併して誕生した。キャッチフレーズは「ふれあいビタミンあいのまち - うみ・そら・みどりと共に生きる」。

概要

  • 静岡県の遠州東部に位置する。行政上の区分は静岡県中部地方に組み込まれることが多い。
  • 行政区域は駿河湾の海岸線から、の産地として有名な牧之原台地まで及んでおり、市名もそれが由来となっている。ただしおもな集落はすべて海岸沿いにあり、牧之原台地に生活している人は人口の一割程度である。
  • ほぼ全域が浜岡原子力発電所の半径20km以内(南端・旧地頭方村の一部は3km圏内)にあり、周辺地域振興対策交付金を受けているが、原子力事故リスクや市内の主力企業であるスズキの動向を鑑み、2011年9月26日に市議会は「浜岡原発の永久停止を求める決議」を可決した[3]

都市情報

市章

牧之原市の市章は、「マ」の文字と駿河湾・牧之原台地などの地勢、そして茶の葉をモチーフに「ふれあい ビタミン あいのまち」うみ・そら・みどりと共に生きると未来を目指し、協調発展する姿を表現しています。 下部の2つのエレメントは旧2町をも表現しています。

隣接している自治体・行政区

歴史

人口

牧之原市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 47,953人
1975年(昭和50年) 48,226人
1980年(昭和55年) 48,835人
1985年(昭和60年) 50,508人
1990年(平成2年) 51,308人
1995年(平成7年) 52,067人
2000年(平成12年) 51,672人
2005年(平成17年) 50,645人
2010年(平成22年) 49,019人
2015年(平成27年) 45,547人
2020年(令和2年) 43,502人
総務省統計局 国勢調査より


行政

  • 市長
    • 西原茂樹(2005年10月30日 - )

市庁舎

  • 榛原庁舎 〒421-0495 牧之原市静波447番地1
  • 相良庁舎 〒421-0592 牧之原市相良275番地

経済

牧の原台地(牧之原市勝田付近)
静波海岸
相良サンビーチ

農業

の栽培が盛ん。深蒸し茶の発祥の地であり、荒茶の生産量は全国1位、茶園の面積も静岡市に次いで全国2位である。温暖な気候と長い日照時間が良質な茶の栽培に適しているため、市内には約2,610ヘクタールの茶園が広がっている。

漁業

  • 市内に地頭方漁港、平田漁港、相良漁港など小さな漁港がいくつかあり、シラス漁などの沿岸漁業が行われている。
  • 相良から御前崎にかけての沿岸は、あらめかじめわかめさがらめ英語版はばのりなどの海藻の宝庫として知られ、とくに「さがらめ(相良布)」はその名が市内の地名に由来している。しかし、海洋汚染、御前崎港の拡張、乱獲などのため、資源は枯渇寸前の状態にある[4]

工業

市内にスズキの相良工場がある。元々はエンジンの生産工場であったが、2008年秋に年産24万台規模の小型四輪自動車組立工場が建設され、関連施設や部品メーカーの工場を相良工場周辺に集めるなどの計画を含め、2011年までに全体で約1,900億円を投資する計画である[5]。 静岡県企業局の試算によると、スズキ相良工場の拡張の経済波及効果として、工場の生産による雇用誘発効果が県内で21,795人、建設投資、設備投資、工場の生産による牧之原市の税収増が10年間で約160億円見込まれる[6]。税収増は平年ベースで年約20億円となり、牧之原市の平成18年度市税78億円の約2割に相当する。

観光

静波海岸相良サンビーチは、バブルの頃には人出が全国で十指に入るほどの海水浴場であった[要出典]。現在も東海・関東からの海水浴客は多いが、宿泊施設は民宿や中小旅館が中心で観光客の需要に追いついていない。

商業

市場町から発展した川崎(旧・榛原町の中心街)と、城下町から発展した相良は、かつてはともに商業の盛んな町であった。しかし現在は郊外型の大型ショッピング・センターが商業の中心になり、昔の商店街はシャッターを下ろしている店が目立つ。

姉妹都市・提携都市

海外

姉妹都市

日本国内

姉妹都市
提携都市

主な学校

高等学校

中学校

以上が榛原中学校校区

  • 学校組合立

以上が牧之原中学校校区

小学校

  • 牧之原市立

以上が相良中学校校区

以上と御前崎市御前崎小学校白羽小学校の校区が御前崎中学校校区

交通

市内の東名高速道路相良牧之原IC、隣の御前崎市との境にある御前崎港、隣の島田市との境にある静岡空港の、陸・海・空それぞれの交通拠点を結ぶ地域高規格道路金谷御前崎連絡道路の整備が進んでおり、静岡県東遠地域の交通の結節点となりつつある。

空港

静岡空港
  • 静岡空港(富士山静岡空港)

2009年6月4日開港。旅客ターミナルビルや管制塔は牧之原市側にある。

鉄道路線

バス

市内にしずてつジャストライン相良営業所榛原車庫(榛原バスターミナル・静波海岸入口)があり、それらを中心としてバス網が形成されている。また2008年3月までの半年間、市でコミュニティバスの試験運行を行った[7][8]

  • 特急静岡相良線(相良営業所 - 新静岡、このうち吉田IC - 静岡ICは東名高速道路経由)
  • 藤枝相良線(相良営業所 - 藤枝駅南口)
  • 島田静波線(静波海岸入口 - 島田駅・島田市民病院)

以上3路線は榛原総合病院を経由する時間帯が設定されている。

  • 相良御前崎線(自主運行)
  • 相良浜岡線(自主運行)
  • 勝間田線(自主運行)
  • 萩間線(自主運行)
  • 鬼女新田線(自主運行)
  • 菅山線(コミュニティバス)
  • 牧之原線(コミュニティバス)

このうち、相良浜岡線・相良御前崎線が2008年4月1日より御前崎市との共同での自主運行に切り替わった[9]

港湾

御前崎港
重要港湾
地方港湾

道路

公共施設

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

さがら草競馬大会(2014年)
相良油田・油田の里

出身有名人

その他

市内の町(大字)

  • 大江(おおえ)
  • 大沢(おおさわ)
  • 大寄(おおより)
  • 男神(おかみ)
  • 落居(おちい)
  • 笠名(かさな)
  • 片浜(かたはま)
  • 勝田(かつた)
  • 勝間(かつま)
  • 勝俣(かつまた)
  • 鬼女新田(きじょしんでん)
  • 切山(きりやま)
  • 黒子(くろこ)
  • 西山寺(さいさんじ)
  • 坂口(さかぐち)
  • 坂部(さかべ)
  • 相良(さがら)
  • 汐見台(しおみだい)
  • 静谷(しずたに)
  • 静波(しずなみ)
  • 地頭方(じとうがた)
  • 嶋(しま)
  • 白井(しらい)
  • 新庄(しんしょう)
  • 菅ケ谷(すげがや)
  • 須々木(すすき)
  • 道場(どうじょう)
  • 中(なか)
  • 中西(なかにし)
  • 西萩間(にしはぎま)
  • 仁田(にた)
  • 布引原(ぬのひきはら)
  • 波津(はづ)
  • 東萩間(ひがしはぎま)
  • 蛭ケ谷(ひるがや)
  • 福岡(ふくおか)
  • 細江(ほそえ)
  • 堀野新田(ほりのしんでん)
  • 牧之原(まきのはら)
  • 松本(まつもと)
  • 女神(めかみ)
  • 和田(わだ)

関連項目

脚注

外部リンク