東萩駅
東萩駅 | |
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駅舎(2017年5月) | |
ひがしはぎ Higashi-Hagi | |
◄越ケ浜 (2.9 km) (3.8 km) 萩► | |
所在地 | 山口県萩市大字椿東字大広津2997-3 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■山陰本線 |
キロ程 | 572.0 km(京都起点) |
電報略号 | ヒハ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
199人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)11月1日 |
備考 | 簡易委託駅 |
東萩駅(ひがしはぎえき)は、山口県萩市大字
概要
長門鉄道部[2]が管理する簡易委託駅である。萩市の代表駅であり、市内の中心部に最も近い駅でもある。
2005年3月の特急「いそかぜ」廃止以降、定期の優等列車の運転はなかったが、2017年8月5日より山口DCを記念して快速「○○のはなし」の始発着駅となった。
なお、特別な「トワイライトエクスプレス」の山陰ルート(2015年夏季-2016年冬季)における停車設定があった[広報 1][3][広報 2][広報 3][広報 4]。
また、2017年(平成29年)6月17日からは団体専用列車の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」(山陰コース・下り)の停車駅となった[4][広報 5]。加えて、この列車運行開始に伴う改修計画もある[広報 6][要出典]。
歴史
- 1925年(大正14年)11月1日:国有鉄道美禰線(当時)が萩駅から延伸し、その終着として開業。客貨取扱を開始。
- 1929年(昭和4年)4月24日:美禰線が奈古駅まで延伸し、途中駅となる。
- 1935年(昭和10年):駅舎改築[5]。
- 1932年(昭和7年)7月1日:萩町が市制施行して萩市となり、所在地表記が山口県萩市大字椿東字大広津になる。
- 1933年(昭和8年)2月24日:当駅を含む美禰線の一部区間が山陰本線に編入され、山陰本線所属駅となる。
- 1973年(昭和48年)7月:駅舎を白壁武家屋敷風の鉄筋コンクリート造2階建てのものに改築する[5]。
- 1981年(昭和56年)4月:駅前再開発事業が竣工。
- 1983年(昭和58年)12月31日:貨物取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2004年(平成16年)10月1日:みどりの窓口の営業時間を短縮し、窓口閉鎖時間帯を導入。
- 2013年(平成25年)7月28日:豪雨災害により線路が被災し、一時当駅を含む益田駅 - 長門市駅間が運休(※当駅を含む奈古駅 - 長門市駅間については8月4日に運行再開)。
- 2017年(平成29年)6月17日:TWILIGHT EXPRESS 瑞風の停車を開始[4]。
- 2021年(令和3年)
駅構造
駅舎内には回数券・定期券の購入が可能な券売機が設置されている[8]。窓口業務は2021年9月以降萩市観光協会が受託し、乗車券・回数券・定期券を取り扱う。また、観光案内所を窓口の隣に移転して窓口と一体で運営し、観光案内所では観光パンフレットの配布や手荷物の一時預かりサービスを行っている[7]。
ホームは単式・島式の複合型2面3線で、交換・折返し設備を有する地上駅。駅舎は単式の1番ホーム側にあり、島式の2・3番ホームへは長門市寄りの跨線橋で連絡している。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■山陰本線 | 上り | 木与・益田方面 | 通常時はこのホームを使用。浜田方面は益田で乗り換え。 |
下り | 長門市・下関方面 | 列車交換がない列車や○○のはなしが使用。 | ||
2 | 列車交換時に使用。 | |||
3 | 当駅始発列車や12時台発の長門市行が使用。 | |||
上り | 益田方面 | 始発列車のみ使用。 |
1番のりばが上り本線、2番のりばが下り本線、3番のりばが上下副本線という扱いである。
-
改札口(2009年7月)
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構内(2017年5月)
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駅名標(2017年5月)
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである[9]。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1999 | 791 |
2000 | 735 |
2001 | 670 |
2002 | 610 |
2003 | 545 |
2004 | 506 |
2005 | 453 |
2006 | 409 |
2007 | 356 |
2008 | 325 |
2009 | 278 |
2010 | 286 |
2011 | 258 |
2012 | 240 |
2013 | 228 |
2014 | 213 |
2015 | 221 |
2016 | 223 |
2017 | 223 |
2018 | 218 |
2019 | 217 |
2020 | 199 |
駅周辺
西側のみに出口があり、駅前ロータリーにバスの停留所がある。
再開発事業で駅前に建設された「萩レインボープラザ」は土産物屋と観光ホテル「萩ロイヤルホテル」が一体となった施設だったが、一時期ホテル部分が休業するなど、駅前の経済の空洞化が懸念された。この建物は再改装し、2008年(平成20年)4月に飲食店などのテナントが入ったビジネスホテル「萩ロイヤルインテリジェントホテル」として営業再開している。
駅前に近接する国道191号のそばには、萩青年会議所により寄贈された萩城天守1/6復元模型がある。また、同国道が松本川にかかる萩橋を渡ると、市の中心部のある阿武川の三角州に入る。
市の中心部はさらに1kmほど南西のバスターミナル(萩バスセンター)の付近である。
駅裏(駅東側)を通過する山口県道67号萩川上線沿いにヤマダデンキや丸和の集合したショッピングセンター「椿東ショッピングパーク」があるが自由通路等は設けられておらず、東萩駅からのアクセスは基本的に考慮されていない。駅東側へのアクセスには萩循環まぁーるバスへの乗り換えを要する。
バスのりば
防長交通(一部中国JRバス)の路線バスが停車する。
- 1番(ホテル前)
-
- [急行] 秋芳洞
- [快速] 青海大橋
- [快速] 津和野
隣の駅
脚注
出典
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ データで見るJR西日本2021 - 西日本旅客鉄道 p.94
- ^ “トワイライトエクスプレス、山陰コースは7/25大阪発から運転 - 萩で観光も”. マイナビニュース (マイナビ). (2015年5月28日) 2015年5月29日閲覧。
- ^ a b 林国広、山田菜の花 (2017年6月19日). “「瑞風」感動運んで 萩・下関、一番列車に歓迎の人波”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 山口版
- ^ a b “東萩駅新築完成”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1973年7月29日)
- ^ a b “広報はぎ 令和3年10月号”. p. 20. 2021年10月16日閲覧。
- ^ a b JR東萩駅 萩市が観光案内と切符販売を一体化 - NHK NEWS WEB、2021年10月15日。インターネットアーカイブへのキャッシュ(オリジナル)。
- ^ 東萩駅 - JRおでかけネット.2021年9月14日閲覧
- ^ 山口県統計年鑑 - 山口県
広報資料・プレスリリースなど一次資料
- ^ "新たに「山陰コース」が追加されます!特別な「トワイライトエクスプレス」夏季運転のお知らせ" (Press release). 西日本旅客鉄道. 28 May 2015. 2015年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月29日閲覧。
- ^ "特別な「トワイライトエクスプレス」12月から3月出発分 運転日のお知らせ" (Press release). 西日本旅客鉄道. 18 September 2015. 2015年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月21日閲覧。
- ^ “【全客室スイート・ロイヤルでご案内!】特別なトワイライトエクスプレスで行く旅行商品特集”. JRおでかけネット. 西日本旅客鉄道. 2015年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月7日閲覧。(2015年秋季ツアー設定)
- ^ “【全客室スイート・ロイヤルでご案内!】特別なトワイライトエクスプレスで行く旅行商品特集”. JRおでかけネット. 西日本旅客鉄道. 2015年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月7日閲覧。(2015年12月-2016年2月の冬季ツアーの設定)
- ^ “瑞風の旅・コース”. TWILIGHT EXPRESS 瑞風 MIZUKAZE. 西日本旅客鉄道. 2016年7月9日閲覧。(山陰コース(下り))
- ^ "TWILIGHT EXPRESS 瑞風 お客様をお迎えする立ち寄り駅の改修などについて〜広島・山口エリア〜" (Press release). 西日本旅客鉄道. 8 July 2016. 2016年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月9日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 東萩駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- 山陰本線の駅 東萩