山中渓駅
山中渓駅 | |
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駅舎 | |
やまなかだに Yamanakadani | |
◄和泉鳥取 (1.9 km) (8.1 km) 紀伊► | |
所在地 | 大阪府阪南市山中渓134 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | R 阪和線 |
キロ程 | 45.2 km(天王寺起点) |
電報略号 | ヤナ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
190人/日(降車客含まず) -2012年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)6月16日 |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
山中渓駅(やまなかだにえき)は、大阪府阪南市山中渓にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅である。阪和線の駅では大阪府の最南端に位置している。
南隣の紀伊駅とは駅間距離が8.1kmも離れており、阪和線では最も長い。
歴史
- 1930年(昭和5年)6月16日 - 阪和電気鉄道の和泉砂川駅 - 阪和東和歌山駅(現在の東和歌山駅)間延伸により開業。
- 1940年(昭和15年)12月1日 - 阪和電気鉄道が南海鉄道に吸収合併され、南海山手線の駅となる[1]。
- 1944年(昭和19年)5月1日 - 山手線が国有化され、鉄道省(のちの国鉄)阪和線の駅となる[1]。
- 1961年(昭和36年)10月1日 - 貨物扱い廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 無人駅化(簡易委託化)[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1]。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカード「ICOCA」供用開始[3]。
- 2007年(平成19年)4月1日 - 簡易委託解除により、完全に無人駅となる。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、分岐器や絶対信号機がない停留所に分類される。
和泉砂川駅が管理している無人駅である。簡易型自動改札機が設置されており、ICカード乗車券「ICOCA」が利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)が、精算機は設置されていない。
なお、大阪府内におけるJRの無人駅は当駅のみである。ホーム間は、屋根なし跨線橋で結ばれる。
無人駅ではあるが、2008年にJR西日本が駅スタンプを更新した際、この駅の和歌山支社新印も作成されており、和泉砂川駅が管理している。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | R 阪和線 | 上り | 日根野・天王寺・大阪方面 |
2 | 下り | 紀伊・和歌山方面 |
利用状況
和歌山県との県境に近い山間部にあるため、大阪府内のJRの駅で最も乗客数が少ない。
大阪府統計年鑑[4]によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 275 |
1998年 | 268 |
1999年 | 260 |
2000年 | 251 |
2001年 | 251 |
2002年 | 233 |
2003年 | 229 |
2004年 | 199 |
2005年 | 197 |
2006年 | 188 |
2007年 | 184 |
2008年 | 174 |
2009年 | 176 |
2010年 | 190 |
2011年 | 198 |
2012年 | 190 |
駅周辺
当駅は関西地区における鉄道写真の撮影地としても知られており、桜が満開になる季節にはにぎわう。
- 中山王子跡
- 山中神社 - 境内に馬目王子の由来と石碑がある。
- 地福寺 - しだれ桜で知られ、地蔵堂王子が移されたとされる。浄土宗の寺院。
- 雄ノ山峠
- 境橋(日本最後の仇討場跡) - 和歌山市との県境。石碑が建っている。
- 旧山中宿本陣跡 - 阪南市立朝日小学校山中分校近く。現在は民家になっている。
- 旧山中関所跡 - 南北朝時代に橋本正高が初めて関所を設けたとされる。江戸時代に廃止。
- 旧田中家住宅(庄屋屋敷) - 山中神社近く。現在も田中家の子孫の住居となっている。
- わんぱく王国(下車徒歩3分)
- 山中渓の約1000本の桜(下車徒歩1分)
- 山中渓温泉 - 既に宿泊・入浴施設は全て廃業しているが、ほととぎす旅館が廃墟として残っており廃墟マニアのあいだで話題になっている。
- 紀泉アルプス登山口
バス路線
- 阪南市コミュニティバス(さつき号)
- 山中渓・桜ヶ丘コース
- かつては南海バス(当時)の路線バス(循環バス)も乗り入れていた。
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
- 山中渓駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道