コンテンツにスキップ

富田駅 (大阪府)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Covaryo (会話 | 投稿記録) による 2012年4月3日 (火) 16:36個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎隣の駅)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

富田駅*
駅舎(南口)
とんだ
Tonda
総持寺 (1.1 km)
(3.3 km) 高槻市
所在地 大阪府高槻市富田町一丁目
北緯34度50分7.09秒 東経135度35分35.19秒 / 北緯34.8353028度 東経135.5931083度 / 34.8353028; 135.5931083
所属事業者 阪急電鉄
所属路線 京都本線
キロ程 17.3km(十三起点)
梅田から19.7 km
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
20,727人/日
-2010年-
開業年月日 1928年昭和3年)1月16日
乗換 摂津富田駅JR京都線)**
* 1957年に富田町駅から改称
** 公式には案内されないが徒歩圏内
テンプレートを表示
北口
ホーム
旧駅舎(1980年)

富田駅(とんだえき)は、大阪府高槻市富田町一丁目にある、阪急電鉄京都本線

駅構造

相対式ホーム2面2線の間に上り用通過線1本を備えた地上駅。駅舎(改札口)は地下にある。駅員配置は終日となっている。

バリアフリー対応として2008年平成20年)3月に地下改札内と大阪方面行きホーム、地下改札外と地上(南口)をそれぞれ連絡するエレベーターが、さらに2009年(平成21年)2月には地下改札内と京都方面行ホームを連絡するエレベーターが設置された。ただし北口からは階段しかないため、エレベーターを利用するには踏切を経由して南口に回ることになる。なお、エスカレーターは設置されていない。

トイレは大阪方面行きホームにのみ設置されている。老朽化に伴い2007年(平成19年)3月に改修され多機能トイレも併設された。

京都方面行きホームについて

京都方面行きホームは1982年昭和57年)から長らく仮設ホームである。同年に踏切による渋滞の解消のために高槻市が主導して着工した阪急高槻市駅高架化事業に伴い、工事用地を確保するため高槻市駅の京都方面行きホームの待避線が撤去されたため、当駅の京都方面行きホームに市道を借り受けて待避線と仮ホームが設けられた。そのため階段から京都側のホーム幅員はかなり狭い。高槻市駅の高架化が完成するまでの暫定処置のはずだったが、1993年(平成5年)に高架化工事が完成したあとも市道として返還されるめどは立っていない。2007年(平成19年)3月のダイヤ改正では当駅での優等列車の待避は設定されなかったが、2010年(平成22年)3月の改正では平日朝、夕ラッシュ時を中心に優等列車の待避が復活した。1981年(昭和56年)に当駅の地下駅舎化工事が完成したのは、当駅に待避線を設置しないと高槻市駅の高架化工事に着手できないためでもあった。

かつては、京都方面行きホームの京都寄りに定期券専用無人出口が設置されていた。これはかつて、阪急の多くの駅で見られた、駅付近に所在する学校の学生・生徒や大きな企業の事業所に勤務する社員専用の自動改札機もない完全無人の出口であった。当駅の無人出口は、1981年(昭和56年)に地下改札口が完成するまでは一旦構内踏切を経由して大阪行きホーム側に渡り、再び踏切を北側に渡る必要があった、阪急の線路より北にある学校と企業であり、大阪府立高槻養護学校(現・大阪府立高槻支援学校)の制服を着用した生徒と、松下電器産業・松下電子工業(現・パナソニック)の社章を着用した社員だけが出場時のみ利用できることになっていたが、完全に係員が無人のため実際には入場での利用や一般の乗客の使用も目立った。乗客との信頼関係に基づき設置された出口であったが、その後乗車マナーの低下による不正乗車の増加やフェアライドシステムの導入準備、なによりも地下改札口完成により踏切の使用が不要になったため、自動改札機が設置されることもなく廃止された。なお、この出口専用改札は2001年頃まで係員を配置した上で朝ラッシュ時間帯のみ利用されていた。出口跡は完全に壁で閉じられ出ることができなくなっているが、出口の短柱の痕跡から、出口跡の確認は可能である。

なお、かつては階段の使用が困難な利用客のために、駅員を呼び出すタイプのホームへの入り口(スロープ)があったが、エレベーターの設置に伴い使用停止となった。

高槻市主導による高架化の構想もあるが、計画は具体化していない。

のりば

(北側) 京都本線(上り) 京都(河原町)高槻市嵐山方面
(南側) 京都本線(下り) 大阪(梅田)天下茶屋北千里神戸宝塚方面

※のりば番号は設定されていない。

利用状況

2010年(平成22年)の1日平均乗降人員(平日)は20,727人である[1]。阪急電鉄全体では、第43位。

駅周辺

  • 北側
    • 摂津富田駅 - 西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線JR京都線
      • 当駅から北に約300mと比較的近いため徒歩での乗り換えも可能だが、JR・阪急の両社ともに乗り換えならびに連絡の案内には両駅は記載されていない。ただし、出口の行き先案内にはJR摂津富田駅は北出口方面に表記されている。また、乗り換えの検索ソフトでは両駅が表示されるものも存在する。
    • 大阪府立高槻支援学校

バスターミナル

小寺池図書館のとなりに高槻市営バス回転場がある。また北側のJR富田駅バス停も利用することができる。

  • 行き先:
    • 津之江経由JR高槻南口
    • 芝生住宅・三中前循環
    • 栄町
    • 車庫前

歴史

  • 1928年昭和3年)1月16日 - 新京阪鉄道淡路駅 - 高槻町(現・高槻市)駅間延伸と同時に富田町駅として開業。開業当時も待避線があったが1933年までに撤去された。
  • 1930年(昭和5年)9月15日 - 会社合併により京阪電気鉄道新京阪線の駅となる。
  • 1943年(昭和18年)10月1日 - 会社合併により京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)の駅となる。
  • 1949年(昭和24年)12月1日 - 新京阪線が京都本線に改称され、当駅もその所属となる。
  • 1957年(昭和32年)7月1日 - 富田町が高槻市に編入されたために富田駅に改称。
  • 1981年(昭和56年)12月20日 - 地下駅舎が完成、使用開始となる。
  • 1982年(昭和57年)11月27日 - 高槻市駅高架化工事に伴い、当駅京都方面行きホームに仮待避線を設置。11月ダイヤ改正より実際に待避を開始。

隣の駅

阪急電鉄
京都本線
快速特急・特急・通勤特急・快速急行・快速・準急
通過
普通
総持寺駅 - 富田駅 - 高槻市駅

脚注

  1. ^ 駅別乗降人員(上位50位) - 阪急電鉄公式サイト

関連項目

外部リンク