レギュラー (お笑いコンビ)

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レギュラー
メンバー 西川晃啓
松本康太
結成年 1998年
事務所 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
活動時期 1998年 -
出身 NSC大阪校21期
現在の活動状況 テレビ・ライブなど
芸種 漫才あるあるネタ
ネタ作成者 松本康太
同期 天津カナリア千鳥など
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レギュラーは、吉本興業東京本部所属のお笑いコンビ。「あるある探検隊」の持ちネタでブレイクした。baseよしもとのトップ組として活躍していたが、2006年10月いっぱいでbaseを卒業し、本格的に東京進出を果たした。共に大阪NSC21期生。

コンビ名の由来

メンバー

  • 西川晃啓(にしかわ あきひろ、1979年8月11日 - )ツッコミ担当。立ち位置は向かって右。角刈り頭が特徴。
  • 松本康太(まつもと こうた、1979年5月16日 - )ボケ担当。立ち位置は向かって左。学生時代は、地元KBSラジオの『京都発ヨシモト決死隊』などのラジオ番組に、ヤキニクパンチのラジオネームで投稿を繰り返す有名ハガキ職人だった。

いずれも京都府出身である。

プロフィール

  • 1998年4月、コンビ結成。
  • 1998年、新野新プロデュースによる「オール新人漫才ライブ」優秀賞。
  • 2000年3月、第30回NHK上方漫才コンテスト優秀賞、2005年(第35回)最優秀賞。
  • 2002年1月、第23回ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞。
  • 2004年、『めちゃ²イケてるッ!』(フジテレビ系列)のコーナー「笑わず嫌い王決定戦」に磯野貴理子のリクエストとして出演。東京では全く無名だったが、代表的なネタ「あるある探検隊」が受け大ブレイク。その後、多数のテレビ番組・ラジオ番組に出演し人気者になる。
  • 「あるある探検隊」を持ちネタにしているため、彼らのコンビ名も「あるある探検隊」と間違われることも多い。
  • 2005年、初の単行本・「あるある探検隊」を出版。第35回NHK上方漫才コンテストで優勝。
  • 2005年10月、所属する劇場・baseよしもとの芸人ランク分けの最高位である「トップ組」に昇進。
  • 2006年3月28日、単行本・「あるある探検隊2」を出版(特典として、西川の脇の臭いつきトレーディングカードを封入)。
  • 2006年7月21日真島茂樹とグループを組み「ニューシングル『愛キラキラ』」をリリース。
  • 2006年10月いっぱいでbaseよしもとを卒業。
  • 2007年9月28日発売の写真週刊誌「フライデー」において、松本の未成年淫行疑惑が報道される。しかし、吉本興業はこれを完全否定するとともに、「名誉毀損等のため法的手段を講ずる予定」としていた(実際には行われなかった)。
  • 2009年2月19日西川が木曜2部NON STYLEのよしもとオンラインにて肺炎で入院していたことを明らかにした。2月8日に40度の熱があり検査入院というかたちで入院。2月16日に退院した。
  • 2009年8月9日放送回『マルコポロリ!』で事務所の先輩である東野幸治がレギュラーの近状を明かした。東野によるとレギュラーは芸人としての仕事が激減し、かなりの生活苦に陥っており、西川はクーラー取り付けのアルバイトをして生計を立て、松本は釣りで取った魚を食べて生活している[2]。2006年の人気絶頂時にジャイケルマクソンに出演し、3年後の自分を語った時の発言が元ネタの冗談と思われる。別の番組では「月収が全盛期の100分の1になった事がある。」と話していた。
  • 2010年4月スタートの番組『紳助社長のプロデュース大作戦!』の宮古島を盛り上げるという企画によって、紳助の命令で宮古島に2年間の予定で移住し、民宿『夢来人』を運営していた。

エピソード

かつてTBS系列で放送されていた『ガチンコ!』の1コーナー、「ガチンコ漫才道」という芸人養成企画に出演していたことがある。後に知名度を得た者としては他に(南海キャンディーズ結成前の)山里亮太天津などが出演していた。

漫画『NARUTO -ナルト-』に登場したことがある。『スーパーマリオくん』にも一時的にパロディが多く存在していた。

千原兄弟の主催のトークイベント・「チハラトーク」に出演した際に、『ネプリーグ』の収録で西川きよしと共演したときのエピソードを披露したことがある。その回では、彼らは『芸能事務所別対抗戦』というスペシャルで共演したが、マネージャーを通して、いきなり西川きよしから楽屋へと呼び出され、松本に対して「君の相方は確か西川君って言うたっけな? これもなんかの縁やと思うから、お前たちと一回コラボしたいと思うてたんや! きっと面白うなるで」と言って、自作のネタを渡したという。西川きよしは「コラボするときは、俺がしっかりアイコンタクトを取るから宜しく頼むわ」と言って、楽屋から立ち去った。しかし、それにもかかわらず、数分後に番組の収録が始まり、司会のネプチューン率いる渡辺プロ・チームがスタジオに入って来るなり、彼らのチームの立ち位置の前に乱入して、西川きよしがアイコンタクトを始めだした。さすがに、その状況に困惑したレギュラーの2人もどうすればいいのか分からず呆然としていると、西川きよしが大声で松本を呼び出し、ネプチューンたちの前で早速ネタを始めさせた。いきなりの出来事にレギュラーの2人を含めた出演者全員や多くのスタッフが唖然としていると、「お前ら何をさすねーん! お前らええ加減にせいよ!」と逆ギレして、恥ずかしそうに控室に戻って行った。 当然、そのエピソードで会場が盛り上がり、千原兄弟もその後のバラエティでこの話を披露した。そのうち、実際のシーンが見てみたくなったため、当番組に出演した際に、レギュラーが出演した回の未公開映像を見せるように番組のスタッフに頼んだところ、しばらくスタッフが訝しげな表情を浮かべて、VTRを持って戻ってきて「すみません、こちらが該当する回なんですけど……」と言ったきり、真っ青な顔をして口をつぐんでしまった。不審に思った千原兄弟が、スタッフと共に実際にそのVTRを確認したところ、確かにその回では実際に西川きよしとレギュラーが共演していたが、レギュラーが話したエピソードに該当するシーンは一つもなかった。その後、千原兄弟がレギュラーの2人を問いただしたところ、先輩芸人の主催するイベントにもかかわらず、特に人前で話せるような面白いエピソードがなかったので、思わず勝手に話を作ってしまったことを認めて謝罪した。事件の全般は、『人志松本の○○な話』内の「ゾッとする話」にて、千原ジュニアによって話されている。この話を聞いた松本は「何か、頭を抱えたくなるような話やなぁ~」とコメントした。

ツカミ

登場時に西川が自己紹介した後、松本が「哺乳類の気持ちならある程度わかる、レギュラーです」「基本的に歯が黄色いレギュラーです」 「大好物は着色料、レギュラーです」「ハリウッド女優はたいがい孤独、レギュラーです」「好きな飲み物は、お湯。レギュラーです。」など多少意味不明の自己紹介を行う。また、「僕たちKinKi Kidsと同じ年なんです」と言い、客席を騒然とさせる自己紹介も行う。

あるある探検隊

  1. まず最初に西川が、「緊張してきた」などと口走りつつ、目を半開きにした顔をして左手を斜め前方にあげ、「フグゥー」とうなって「気絶」を表すポーズをとる。
  2. すると相方の松本は、この気絶状態から西川を解放するために「あるある探検隊」をはじめる。ちなみに、松本が言う「あるあるさんとこの、探検隊を呼ばなあかん」が恒例となっている。
  3. 松本は腰と両腕を前後に大きく振りながら「デュデュビデュバデュビ」と掛け声をかけ、続いて「ハィ! ハィ! ハイ、ハイ、ハイ!」 というかけ声に合わせて横にいる西川に手を順次に置き(手の置き方は『左手→右手』)、松本が「ワオ!」と叫び、足を踏み出して(足の踏み出し順は『左足→右足』)松本の顔芸(顔の向き順は『左側(お客と反対側)→右側(お客側)』)をはさみ、行進をするように大きく腕を振って「あるある探検隊! あるある探検隊!」と言ってからネタにつながる。
    これはかなりインパクトのあるネタの間のクッションといえる(代表例としてオリエンタルラジオの「武勇伝 武勇伝 武勇デンデンデデンデン」などがあげられる。ちなみにアレックス・ラミレスもクッションの部分をヒーローインタビュー時にお立ち台でしていた)。
  4. ネタの内容は語呂のよい一定のリズムに乗せて短い「あるあるネタ」(代表的なものは、高齢者をネタにしたあるあるネタなど)を言う事により観客の共感を得て、笑いを取る。かと思いきや、全くあるあるネタになっていないことで笑いを取る事もある(西川はこれを「ないないネタ」と呼んでいる)。両者を判別するには西川のセリフが「これあるな」か「ないって!」かで見分けられる。エンタの神様ではないないネタは一切出てこない。
  • 新人の頃、テレビ番組『オールザッツ漫才』でなかなかウケがとれず、表情・ニュアンス・歌・テンポなど、しゃべくり漫才では反則と言われている事柄を全部取り入れてネタを作ってしまおうという事がキッカケで生まれた。
  • 昔、オール巨人に「それは芸ではない」と怒られたため、baseよしもとでは、長い間「あるある探検隊」を封印していた。従って、「笑わず嫌い王決定戦」に出演した時も「大阪では封印の幻のネタ」と紹介された。同様に『痛快!エブリデイ 金曜日』に出演した際に「あるある探検隊」を披露したが喜味こいしからも怒られた。
  • 2005年、NHK上方漫才コンテストでは、このネタを一切封印して漫才一本で挑み、見事グランプリを獲得した。
  • 東京では拍手のテンポがもともと早く、しかもどんどん早くなるため、二人ともついていくのに必死になってしまう。
  • 日本テレビエンタの神様」では、同じようにリズミカルなネタを披露するオリエンタルラジオに対して、同様のことでリズムが崩れるのを防ぐため、あらかじめ観客に拍手でリズムを合わせることを禁じていた。
  • 発掘!あるある大事典」(関西テレビ)がやらせ・捏造問題を起こして打ち切られた2007年上期当時はフレーズが当番組を連想させる事からテレビでこのネタは「封印」されていた。

出演

テレビ

現在
単発
過去

映画

  • タッチ(再放送:日本テレビ、2005年夏のみ)本編スタート前の映画PRコーナー「タッチ探検隊」のみ

テレビドラマ

特番

アニメ

ラジオ

過去

CM

インターネット

  • よしもと芸人レギュラーのただいまレギュラー1本目!!(2012年12月-、北参道放送局)

リリース作品

CD

2006年7月ジェネオンエンタテインメント

著書(参考文献)

参考DVD

  • レギュラーのあるある探険隊(2005年4月発売、 R and C

単独ライブ

  • 2004年9月11日 - 人と人(baseよしもと/大阪)

脚注・出典

外部リンク