ナッシュ (ストリートファイター)
チャーリー・ナッシュ プロフィール
- 初出作品:ストリートファイターZERO
- 格闘スタイル:
- 出身地: アメリカ合衆国
- 生年月日:不明
- 身長:
- 186cm(『ストZERO』、『ストV』)
- 184cm(『ガンスパイク』)
- 体重:
- 84kg(『ストZERO』)
- 93kg(『ストV』)
- スリーサイズ:B123 W81 H87
- 血液型:AB型→不明(『ストV』)
- 好きなもの:正義、スコッチ→特になし(『ストV』)
- 嫌いなもの:不正→正義、スコッチ、ベガ(『ストV』)
- 特技:ハリアー整備、心理学→暗殺、隠密行動(『ストV』)
- キャッチコピー:
- 「正義貫くクールガイ」(『ストZERO3』)
- 「背理のリベンジャー」(『ストV』)
- 「変わり果てた復讐者」(『モンスターストライク』)
- 関連キャラクター:ガイル - ベガ - 春麗
ナッシュ(Nash)はカプコンの対戦格闘ゲーム『ストリートファイターZERO』シリーズに登場する架空の人物。
フルネームはチャーリー・ナッシュ(Charlie Nash)。元々チャーリー(Charlie)とは日本国外版でのナッシュの名前だったが、後に正式設定として両方の名前が組み込まれた。
キャラクターの設定
アメリカ空軍中尉であり、同じアメリカ空軍に所属するガイルの親友。顔の前に垂らした長い前髪が特徴の、インテリな雰囲気を漂わせた青年。眼鏡をかけているが視力は良く、おしゃれでかけている伊達眼鏡である。そのため、戦いの際には眼鏡をはずす。
プレイヤーキャラクターとして登場したのは『ストリートファイターZERO』(以下『ZERO』と表記)シリーズからだが、『ストリートファイターII』(以下『ストII』と表記)ではベガによって殺害されたという設定で、名前のみ登場していた(ガイルがベガを追う理由がナッシュの仇のため)。彼のもとに駆けつけたガイルに「ベガ」と「サイコパワー」のことを伝え、息を引き取った[2]。『ZERO』シリーズではスタッフによると死んではおらず、行方不明ということになっている。ただし生きていると断言しているわけではなく、そのへんはボカした感じにしているとのこと[3]。また『ストII』ではガイルと同じ部隊所属だが、『ZERO』シリーズ初期の関連書籍には「彼の所属する部隊にはガイルという人物はいない」とする記述もあり[4]、両者が同一人物かどうかはっきりとは語られていなかった。
格闘技術も優れておりマーシャルアーツの全米大会で優勝した経歴を持つ。戦いに関しても頭脳派で、相手の動きを先読みしながら闘う。言動もクールでキザな態度をとることもあるが、軍の腐敗が許せず、上層部と癒着するシャドルーを単身追い詰めるなど、熱くなりやすい一面がある。
ガイルとは技が酷似しているが、彼らの格闘術は所属する部隊が独自にアレンジしたマーシャルアーツであり、すべての隊員がそれを修得している[5]。
代表的な勝ち台詞に「イージーオペレーション」があり、後にガイルも使うようになった。
ストリートファイターZERO/ZERO2
軍内部の腐敗の根源としてベガに目を付け追跡する。両作品とも最終ボスがベガになっており、エンディングではベガを追いつめるも返り討ちにあうという悲劇的な結末となっている。この際に死んだかどうかについては明確な記述はない。
ストリートファイターZERO3
軍内部の腐敗を追及するという設定は変わらないが、上層部に察知され左遷されてしまう。しかしナッシュ自身はこれを好機と位置づけ、インターポールの春麗と共にベガを追うようになる。
本作のエンディングは先述の『ZERO』および『ZERO2』と正反対に、彼がベガを倒すことに成功している。しかし、家庭用で追加されたガイルのシナリオでは、ナッシュを追って基地へ乗り込んだガイルがベガを倒すものの、不死身の力を持つベガにとどめを刺すため、ナッシュは囮となってガイルを逃がした。その後ベガと共に基地の爆発に巻き込まれて生死不明となっている。
ストリートファイターIV
『ストリートファイターIV』(以下『ストIV』と表記)から設定上のフルネームが、欧米版と日本版の名を繋げた「チャーリー・ナッシュ (Charlie Nash)」に設定されており、ガイルのプロローグでガイルが長官から貰ったナッシュのドッグタグに書かれている。このフルネームは元々はコミック版などでの設定だったが、ゲーム本編に逆輸入されたことにより、本作以降「ナッシュ」の名は苗字として扱われている。
本作においてアベルがガイルの「ソニックブーム」を見たことがあると発言。本技をガイル以外で使うのはナッシュとセスであるが、ガイルにその技を使う男の居場所を問い詰められた際に、男の情報をアベルが守ろうとした点や、その当時まだアベルはセスを知らなかったことから、ナッシュの可能性が高いとされていた。
ガイルのプロローグでは背景は描かれていないが『ZERO2』エンディング同様、崖に転落している描写が描かれている。
公式HPのブログにおける全登場人物関連図にて、本作の5年前にアベルを救出し知人の傭兵隊長に彼を託して行方を眩ませた人物がナッシュ本人であると判明した。
ストリートファイターV
『ストリートファイターV』(以下『ストV』と表記)ではプレイアブルキャラクターとして復活。この作品では日本国外でもキャラクター名がナッシュ(Nash)となっている[6]。また、『ストIV』から「チャーリー・ナッシュ」のフルネーム設定を引き継いでおり、クリムゾン・ヴァイパーがその名称で呼んでいる。また日本国外版のストーリーモードではガイルに「チャーリー」と呼ばれている。
本作では共に行動していたガイルの諌めを無視し単身敵地に乗り込み、『ZERO2』同様の経緯となる。ベガの息のかかった米軍機に撃たれて滝つぼに落ち「行方不明」扱いとなり、世間から死者として忘却される展開となる。実際には死亡したが謎の機関によって肉体を修復され、石の棺の様なものに封印されていたところをロシア人の女性ヘレンに助けられる(ハイエンドCGトレイラーではナッシュが覚醒し、自ら棺から出る演出がある)。その後、療養も兼ね巡った先のインドにてシャドルーと縁のある少年エドと接触し、己の身体がすでに屍で長くは持たないことを悟る。かくして冷徹な復讐鬼へと変貌しベガの命を付け狙う。右半身が継ぎ接ぎで肌の色が違う部分があり、額には緑色の発光体が埋め込まれている。技も従来とは異なり瞬間移動技などが追加されている[7]。
『ZERO』シリーズでは戦いの際には眼鏡を外すが、今作ではかけたままで戦う。
その他の作品
近未来・西暦20XX年を舞台としたアクションシューティングゲーム『ガンスパイク』にもナッシュがプレイヤーキャラクターとしてゲスト出演している。ここでのナッシュは『ストリートファイター』シリーズ本編とは異なり、対ロボット特殊部隊「ARSF(Anti-Robot Special Forces)」に所属するメンバーの一人となっている。本作でのナッシュは28歳という設定で登場しており、同作品において21歳のキャミィよりも7歳年上となっている[8]。本作でも、ナッシュを使用してクリアするとエンディングで基地の爆発に巻き込まれて生死不明となる。ただし、使用キャラクターの組み合わせによっては生還する場合もある。
改造人間シャドウ
ナッシュはベガを追う者として『X-MEN VS. STREET FIGHTER』(以下、『X-MEN VS. SF』と表記)にも登場するが、アポカリプスを倒した後でシャドルーに拉致されてしまう。続編『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』(以下、『MSH VS. SF』と表記)では、この設定を引き継いでベガに改造された改造人間シャドウとして登場するが、シャドルーから逃れて正義の味方として戦う。シャドウの姿はナッシュをそのままベースにしているが、全身が黒ずんだ影のような姿になっている。エンディングでは、再びシャドルーに捕まって頭脳と身体を大幅に改造されてしまう(ただし、この時の姿は後続作品には受け継がれていない)。
『MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES』(以下、『MARVEL VS. CAPCOM』と表記)では、『MSH VS. SF』の姿で隠しスペシャルパートナーとして登場。また、春麗のエンディングにシャドウが登場し、シャドルーに改造されそうになった春麗を救出してベガを追う。さらに、隠しキャラクターとして登場するシャドウレディ(改造された春麗)は、シャドウの仲間で同じく正義の改造人間という設定になっており、エンディングではベガに襲われて瀕死のジン・サオトメを助けるため、2人はジンを新たな改造人間にする。
なお、『MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』ではシャドウではなく本来のナッシュとしての登場であり、親友のガイル、春麗の2人とチームを組むことができる。アメリカンコミック版『ストリートファイター』ではナッシュ、シャドウともにゲームに近い設定で登場している。
キャラクターテーマ
ほとんどの作品でメロディ、曲調が同じ。『ストV』ではイントロが、復活を表すような神秘的なピアノのメロディで始まるが一転、ダークな曲調へと変わる。その後は『ZERO』シリーズ同様のメロディが演奏されるが、終盤は新たなメロディが追加されている。
技の解説
所属が同じということもあり、大半はガイルと同じような技となっているが、若干性能が異なるところがある。
Vスキル
- バレットクリア
- 相手の飛び道具をかき消すことができる特殊な打撃技。飛び道具を消すとそのパワーを吸収し自らのVゲージへ変換する。
Vトリガー
- ソニックムーヴ
- 瞬間移動技で以下の3種。
- ソニックムーヴ・ハイド
- 相手の背後に回り込む
- ソニックムーヴ・ブリッツ・エア
- 相手の前方上空に出現
- ソニックムーヴ・スティール・エア
- 相手の後方上空に出現
Vリバーサル
- ソニックムーヴ・アヴォイド
- 瞬時に相手の背後に回り込む。
投げ技
- ドラゴンスープレックス
- 相手の背後へ回り込むようにつかみ、後頭部から地面に叩きつける。ガイルの使う同技と同じ。
- ニーガトリング
- 相手を掴み上げて腹部に膝蹴りを何度も叩き込む。
- ターゲット・ダウン
- 『ストV』で使用する投げ技。膝蹴りで相手が怯んだ隙に背後に回り込み、チョークスリーパーで首を折り投げ捨てる。
- フライングバスタードロップ
- 空中投げ。バックブリーカーのような技。
- ガイルの使う同技と同じであるが、ガイルの方はつかんだ後に垂直に落下するのに対して、ナッシュの方はつかんだ後に斜めに落下する点に若干の違いがある。
- エアジャック
- 『ZERO3』で追加された空中投げ。つかんで蹴りとばす。
特殊技
- ステップキック
- 遠距離立ち強Kと同じモーションだが、前へ踏み込みながら蹴りを放つ技。タメコマンドを維持しつつ前へ移動できるほか、かなりリーチが長い。
- スピニングバックナックル
- ガイルの使う同技と同じ。通常の遠距離立ち強Pでも出せる。
- ジャンピングソバット
- 『ZERO2 ALPHA』までは下段ガードを崩せる、いわゆる中段属性技。
- 『ZERO3』では中段属性技でなくなった代わりに、レバーを入れている方向へ移動できるようになった。
- ニーバズーカ
- ガイルの使う同技と同じで、タメコマンドを維持しつつ前へ移動できる飛び膝蹴り。
- 『ZERO3』のX-ISMのみで、他のISMでは後述する「クイックステップ」からの必殺技。
- サイドニーアタック
- 相手の側腹部に膝蹴りを叩き込む
- チョッピングアサルト
- 前方に跳び、拳を振り下ろす
ターゲットコンボ
- ラピッドパンチ
- 弱パンチ→中パンチの連携技。
- ラピッドキック
- 弱キック→中キックの連携技。
- ウィンドシアー
- 中パンチ→弱キック(膝蹴り)で相手をひるませ、強パンチで飛び上がりながら相手の顔面に拳を叩きこむ。
- ダウンバースト
- しゃがみ中パンチ→チョッピングアサルトの連撃。『ストIV』のガイルのターゲットコンボと類似している。
- ラプターコンビネーション
- 中キック→強キックで相手を浮かせ、ジャンピングソバットで追撃する。
必殺技
- ソニックブーム
- ガイルと同じく衝撃波を放つ技だが、ナッシュは片手で撃つ。
- 『ストV』ではタメコマンドではなくなっており、発生が遅くなっている。
- ソニックブレイク
- 『ストV』で使用する「ソニックブーム」のEX版。両腕で2連続でソニックブームを放つ。パンチボタンを追加入力しないと1回のみの「ソニックブーム」で終わる。
- サマーソルトシェル
- ガイルの「サマーソルトキック」に似ているが、後ろ向きになり踵を振り上げる形になっている。『マーヴルVS.シリーズ』では斜め上に衝撃波が飛んでいき、後に同シリーズに登場したガイルも同様の演出となった。『ガンスパイク』では「サマーソルトキック」の名称でヘビーアタックとして使用する。
- ソニックサイズ
- 『ストV』で「サマーソルトシェル」から差し替えられた新技。
- 弱は下段外回し蹴りで、中は中段外回し蹴りで、強は上段外回し蹴り風に円弧を描き、各々鎌状の衝撃波を発生させる。
- またEXは強を放った後に跳躍して強を再度放つ。
- トラジディ・アサルト
- 『ストV』で追加。
- 低く山形の軌道で飛び上がり相手の顔面を捕捉し、その顔面に電撃を与え投げ捨てる。EX版は飛び上がり時にも攻撃判定があるため近距離で発動しても隙なくヒットさせられる。
- ムーンサルトスラッシュ
- 『マーヴルVS.シリーズ』、『ストリートファイターZERO ファイターズ ジェネレーション』内の『ハイパーストリートファイターZERO』の赤S-ISM、『ストV』の技。「サマーソルトシェル」の要領で脚を振り下ろして攻撃。『マーヴルVS.シリーズ』と『ハイパーZERO』では空中から、『ストV』では地上から繰り出す技になっている。
- クイックステップ → ニーバズーカ
- ダッシュしてから追加入力で跳び膝蹴りを決める。『ZERO3』のZ-ISM、V-ISMのみの技。
スーパーコンボ
- ソニックブレイク
- 2発から4発の「ソニックブーム」を手足から連発するスーパーコンボ。2発目以降の「ソニックブーム」はコマンド入力後に続けてパンチボタンを押すことで、ある程度は任意のタイミングで発射できる。『マーヴルVS.シリーズ』では「ソニックブーム」の数が大量になっている。『ガンスパイク』ではスペシャルアタックとして使用する。
- サマーソルトジャスティス
- 「サマーソルトシェル」を複数回出すスーパーコンボ。これも、『マーヴルVS.シリーズ』では1回ごとに衝撃波を飛ばしていく。
- クロスファイアブリッツ
- 前進しながらパンチやキックを連発するスーパーコンボ。『マーヴルVS.シリーズ』では突進して相手をロックした後に連続攻撃を繰り出す技になっている。
クリティカルアーツ
- ジャッジメント・セイバー
- 『ストV』にて実装。「ソニックムーブ・ハイド」で相手を捕捉し、縦に構えた「ソニックブーム」を相手の頭部に向け、チェーンソーの如く切り裂く[9]。
その他の技
- ピアシングキャノン
- 『ガンスパイク』でのヘビーショット。前方に楔形の大型弾を発射する。
- ソニックタイフーン
- 開発中止となった『カプコンファイティングオールスターズ』(以下『CFAS』と表記)[10]のLv3スーパーアーツだが、詳細不明。なおストリートファイターEXシリーズのガイルのメテオコンボ(Lv3スーパーコンボに相当)に「ソニックブームタイフーン」という技が存在する。
- ソニックビートエクスキュージョン
- これも開発中止となった『CFAS』のドラマチックフィニッシュ技。名称のみで詳細は不明。
シャドウの技
『MSH VS. SF』でシャドウが使う技は、「シャドウブーム」「シャドウブレイク」「シャドウジャスティス」「クロスシャドウブリッツ」のように、技の内容は基本的にナッシュと同じだが、元の技名の一部を「シャドウ」に置き換えている。さらに、必殺技を当てると青い炎が燃え上がり、ハイパーコンボ発動時には目が光る演出が追加された。
また、シャドウオリジナルのハイパーコンボとして、以下の新技が追加されている。
- ファイナルミッション
- シャドウが使うLv.3専用ハイパーコンボ。敵に突進してアッパーで打ち上げ、豪鬼の「瞬獄殺」のような連続攻撃を当てた後に爆発させる。初段のアッパーがガードされると発動しない。後にシャドウレディも使用。
なお、『MARVEL VS. CAPCOM』でシャドウがスペシャルパートナーとして登場する際は「シャドウジャスティス」で攻撃を行う。
他のメディアのナッシュ
日本国外ではチャーリー (Charlie) と呼ばれていることから、一部のコミックや映画などでは2つの名を接続して「チャーリー・ナッシュ」 (Charlie Nash) がフルネームとされることがあり、後にゲーム本編でも『ストIV』以降このフルネームの設定が使用されている(上記を参照)。この設定の場合、「ナッシュ」は名字とされている。
映画
1994年のハリウッド実写映画『ストリートファイター』では、ガイルの同僚としてカルロス・ブランカ中尉(愛称は「チャーリー」)が登場し、バイソン軍のダルシム博士による肉体改造を受けてブランカとなるが、このカルロス・ブランカがゲームでいうナッシュであるかについては明言されていない。当時、まだナッシュ(チャーリー)は、ガイルの設定において名前が登場するのみであった。
2009年に公開された春麗が主役の実写映画『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』では、クリス・クラインが演じている[11]。日本語吹替版の担当声優は腹筋善之介。フルネームは「チャーリー・ナッシュ」とされている。この映画でのナッシュは軍人ではなく、インターポールの捜査官(刑事)。謎に包まれた犯罪組織シャドルーと、その頂点に立つ男・ベガを追い続けているという設定は踏襲されている。捜査中に同じくベガを追う春麗と出会い、後に彼女やその師匠であるゲン(元)と共同戦線を張ってベガと対峙する。格闘家という描写はなく、アクションシーンでは銃器を使う。
テレビアニメ
1995年のテレビアニメ『ストリートファイターII V』に登場したナッシュは、役柄は『ストII』での設定通りだが、外見は『ZERO』登場時のものとは違っている。
漫画
ウドン (UDON) によるアメリカンコミック『Street Fighter』では、チャーリー・ナッシュとして登場。冒頭でシャドルーに捕まり、前述の通りに肉体改造と洗脳を施され、エージェント・シャドウとしても登場する。
ドラマCD
第二章『復讐の戦士』に、シャドルーに捕えられた捕虜として登場。ガイルいわく「軍にいるのが不思議な位優しい」「ナッシュがいたから殺人機械にならずに済んだ」といった、優しい一面が語られる。ベガが開発した新型麻薬「サイロックDタイプ」の試作品を投与されて身も心も悪魔と化したナッシュは、救出に駆けつけたガイルと凄惨な死闘を繰り広げる。最後には正気に戻るが、ガイルの手で絶命する。なお、マイク・バイソンは死闘の際にナッシュが正気になるよう、必死で祈っていた。
登場作品
- ストリートファイターZEROシリーズ
- ストリートファイターV
- VS.シリーズ
- X-MEN VS. STREET FIGHTER
- マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター(シャドウとして登場)
- MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES(シャドウがスペシャルパートナーとして登場)
- MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES
- ガンスパイク
- SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ全シリーズ(トレーディングカードゲーム版も含む)
担当声優
- 森川智之(『ストリートファイターZERO』シリーズ)
- 鳥海浩輔(『ストリートファイターV』)
- マイク・マクファーランド(『ストリートファイターV』英語ボイス)
- 辰巳邦彦(『ガンスパイク』)[要出典]
- 田中亮一(アニメ『ストリートファイターII V』)
- 中村大樹(ドラマCD『ストリートファイターII 復讐の戦士』)
脚注
- ^ 『ぴあMOOK ストリートファイターぴあ』ぴあ、2016年3月20日、51頁。
- ^ 月刊ゲーメスト増刊『ストリートファイターIIダッシュ』p19より。
- ^ ゲーメストムックVol.16『ストリートファイターZERO』p188、191より。
- ^ ALL ABOUTシリーズVol.11『ストリートファイターZERO』p10より。
- ^ ALL ABOUTシリーズVol.11『ストリートファイターZERO』p275より。
- ^ Nash - Street Fighter V - CAPCOM U.S.A.
- ^ 今度は“瞬間移動”も? 「ストリートファイターV」,新キャラ・ナッシュにフォーカスした最新プレイ映像が公開 - 4Gamer.net2015年2月25日閲覧
- ^ ただし『ガンスパイク』の舞台は20XX年であり、『ストII』シリーズのキャミィが21歳になるのは計算上1995年となるため、『ガンスパイク』と『ストリートファイター』シリーズ両作品での設定上の年齢は一致していない。
- ^ 『ストリートファイターV』に参戦するリュウ、春麗、ナッシュ、ベガの技の詳細が判明! 対戦格闘の金字塔は新たなステージへ!!【特集第1回/電撃PS】 | PlayStation®.Blog2015年8月6日閲覧
- ^ 以下の外部リンク先を参照。GAME Watch『JAMMAショーに先がけて公開!「CAPCOM新作対戦格闘(仮称)」』
- ^ 以下の外部リンク先を参照。カプコンプレリリース『ストリートファイター(仮題)』