マキ (ファイナルファイト)

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源柳斉マキ プロフィール

源柳斉マキ(げんりゅうさい マキ、本名源柳斉 真紀、源柳の表記もあり[1])はカプコンベルトスクロールアクションゲームファイナルファイト2』に登場する架空の人物。のちに同社の対戦型格闘ゲームのいくつかに登場した。

担当声優は長沢美樹(『CAPCOM VS. SNK 2』)。

概要[編集]

ファイナルファイト2』(以下『FF2』と表記)で初登場する、同作のプレイヤーキャラクターの一人で、前作『ファイナルファイト』でいうガイに相当するスピードタイプのキャラクターである。

1996年に『ストリートファイターZERO2』のコミカライズ作品『さくらがんばる!』にゲスト出演し、2001年には『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』で格闘ゲームのプレイヤーキャラクターとして登場する。また、その際に新規加入したキャラクターのうち『ストリートファイター』シリーズのキャラクターであるイーグルユンと共にゲームボーイアドバンス用ソフト『ストリートファイターZERO3↑』(アッパー)に登場。さらにPlayStation Portable用の『ストリートファイターZERO3↑↑』(ダブルアッパー)では個別エンディングが追加されている。

キャラクターの設定[編集]

ハガーコーディー・ガイの三人によって壊滅させられた犯罪組織「マッドギア」の残党により誘拐された、父と姉の麗奈レナ)を救うべくマッドギアに立ち向かう。年齢は20歳(『FF2』当時)。

『FF2』の設定では、父・源柳斉はガイの忍術の師匠であり、姉のレナはガイの婚約者である。後の『ストリートファイターZERO』(以下『ZERO』と表記)の設定ではガイの師匠は是空ゼクウ)であり、『CAPCOM FIGHTING Jam』のオフィシャルコンプリートガイドでは源柳斉は武神流宗家とされ、ガイと同じくマキもゼクウに師事していたと語られる。

かなり気が強く、女扱いされることを嫌う。学生時代は暴走族のヘッドを張っていた。同門のガイとは、幼馴染で想いを寄せていたが、性格が災いして素直に気持ちを伝えたことは無いようだ。

『CAPCOM VS. SNK 2』では、ガイを探すために大会に参加する。試合を面倒くさい物と捉えているようで、無気力無関心な台詞が多く、春麗には警察の権力で優勝させようと無茶を言う。また、キャラクター同士の掛け合いが、藤堂竜白山崎竜二との間に存在する。

『ストリートファイターZERO3↑』『ZERO3↑↑』では、武神流の後継者の地位を得るためにガイの行方を捜している。

ゲーム上の特徴[編集]

『FF2』においては前作のガイに相当する身軽なキャラクターで、素早さと手数で攻める戦法が得意。

『CAPCOM VS. SNK 2』などの対戦格闘ゲームにおいては、「疾駆け」や「八艘脚」から派生する技やスピードで敵を翻弄するキャラクター。『ZERO』シリーズのガイと同じく「武神獄鎖拳」や「武神獄鎖投げ」などを使う。

『FF2』では素手だったが、対戦格闘ゲームではトンファーを持つ(トンファーは『FF2』でも拾って使える武器として登場している)。

体力ゲージを減らして使う「烈風脚」という対戦格闘ゲームでは他に類がない技を使う。これは『ファイナルファイト』シリーズのシステムである「メガクラッシュ」を再現したもので、体力を消費する代わりに確実に周囲の敵を吹き飛ばすことができる。ガイの「武神獄鎖拳」、コーディーの「ファイナルデストラクション」(「パンチはめ」の再現)と同様に、出身ゲームのシステムをキャラクターの個性に取り入れた特徴である。

技の解説[編集]

ガイの同門であるため、技のいくつかはガイと共通している。

ファイナルファイト2[編集]

前作『ファイナルファイト』でのガイとほとんど同じ感覚で使える。

特殊技[編集]

フライングエルボー
肘を出しつつ飛び込む技。ガイの「肘落とし」と実質的同技。その後、地上技へつなぐことができる。
三角跳び(さんかくとび)
画面端に壁がある場合に限り使用できる。ガイの使う同技と同じであるが、違いは三角跳び後の蹴りは自動で出る(ガイは、その後で攻撃ボタンを押さないと出ない)。

投げ技[編集]

人投げ(ひとなげ)
いわゆる背負い投げ。投げ飛ばした敵で、他の敵を巻き込むことができる。
膝蹴り(ひざけり)
最大で3発まで出せる掴み技。

メガクラッシュ[編集]

烈風脚(れっぷうきゃく)
地面に手を置き、その場で回転しながら蹴りを繰り出す。バイタリティを少し消耗するが、技中は完全無敵であるため不利な状況から瞬時に体勢を立て直せる。

CAPCOM VS. SNK 2 /ストリートファイターZERO3[編集]

特殊技[編集]

武神獄鎖拳(ぶしんごくさけん)
決まった組み合わせの通常技がつながる。『FF2』の通常攻撃を再現したもので、ガイの同名の技と同じ。
武神獄鎖投げ(ぶしんごくさなげ)
「武神獄鎖拳」の締めが投げになった技。
肘落とし(ひじおとし)
空中から出す肘打ちで、ガイの同名の技と同じ。

必殺技[編集]

拳コ(げんこ)
ふりかぶって大振りのパンチを打ち下ろす技。
疾駆け(はやがけ)
ガイの同名の技と同じ。前方に向かってダッシュを開始し、発動中に追加入力することで以下の技に派生する。
  • 急停止 - その場で停止する。
  • 影すくい - 相手の足下を狙うスライディングキックの後に相手を投げる。ロック系打撃扱い。
  • 首刈り - 飛び後ろ回し蹴りの後に相手を投げる。ロック系打撃扱い。
逆疾駆け(さかはやがけ)
後方に向かってダッシュする技で、「疾駆け」とは異なり攻撃には派生しない。追加入力することで以下の技に派生する。
  • 急停止 - その場で停止する。
  • 前方ジャンプ - 前に大きくジャンプする。
  • 後方ジャンプ - 後ろに大きくジャンプする。
八艘脚(はっそうきゃく)
画面端に向かってジャンプし、跳ね返ってさらに高くジャンプする、いわゆる三角飛び。追加入力するボタンの種類に応じ、軌道や攻撃方法が多彩に変化させられる。
  • 弱パンチ: 前方にジャンプする。
  • 中パンチ: 近距離の相手を捕まえて投げる。
  • 強パンチ: 遠距離の相手を捕まえて投げる。
  • 弱キック: 跳ね返らず、その場で垂直落下する。
  • 中キック: 近距離に飛び蹴りを放つ。
  • 強キック: 遠距離に飛び蹴りを放つ。
烈風脚(れっぷうきゃく)
『FF2』の「メガクラッシュ」の再現。トンファーを地面に突いて回転蹴りを行う。少し体力を消費する(PSP版『ZERO3↑↑』では体力を消費しない)が、完全無敵状態で近くの相手を転ばせられる。
ZEROカウンターの動作も、この技になっている(PSP版『ZERO3↑↑』のV-ISM版ZEROカウンターは立ち強Pの動作になっている)。
天狗倒し (てんぐたおし)
空中コマンド投げ。地上の相手には決めることができない。ガイの「武神イズナ落とし」に似た技で、相手を画面端にぶつけてから地面に叩き落とす。

スーパーコンボ[編集]

武神剛雷破(ぶしんごうらいは)
トンファーを使って連続的に打撃を繰り出し、垂直飛び蹴りで締める技。最後の垂直飛び蹴りは『FF2』での連続攻撃の再現。X-ISM対応のスーパーコンボでもある。
鉄心崩(てっしんほう)
コマンド入力すると「疾駆け」を出し、さらにキックボタンを押すことで強力な横蹴りを繰り出す。LV3 (MAX) 版では最後に「拳コ」も加える。当たれば空中の敵にも連続ヒットさせられる。
戯天狗(あじゃらてんぐ)
コマンド投げ。「天狗倒し」のパワーアップ版で、こちらは地上でもきめることが可能。
空中戯天狗(くうちゅうあじゃらてんぐ)
コマンド投げ。「戯天狗」の空中版。

登場作品[編集]

[編集]

  1. ^ ファイナルファイト2』操作説明書では「斉」の表記、のちの資料では「斎」の表記が多く見られる。

関連項目[編集]