Neue Musik
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『Neue Musik YUMI MATSUTOYA COMPLETE BEST VOL.1』 | ||||
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松任谷由実 の ベスト・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | EXPRESS | |||
プロデュース | 松任谷由実 | |||
チャート最高順位 | ||||
ゴールドディスク | ||||
ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤー | ||||
松任谷由実 アルバム 年表 | ||||
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『Neue Musik YUMI MATSUTOYA COMPLETE BEST VOL.1』(ノイエ・ムジーク ユミ・マツトウヤ・コンプリート・ベスト・ボリューム・ワン)は、松任谷由実(ユーミン)の「松任谷」時代初のベスト・アルバム。1998年11月6日東芝EMIより発売された(TOCT-24001/24002)。
解説
- 当時屈指のベスト・アルバムブームの中、恒例となっていた毎冬1枚のオリジナル・アルバムの発売を控え、その代わりにリリースされた作品である。「vol.1」とあるが、現在「vol.2」以降は発売されていない(バラード・ベスト、シーズン・ベスト、オールタイム・ベストは発売された)。
- このアルバムの直前にベスト・アルバム投票キャンペーンを行っており、その上位5曲に入ったものを収録している。
- 1位:「DESTINY」
- 2位:「守ってあげたい」
- 3位:「春よ、来い」
- 4位:「恋人がサンタクロース」
- 5位:「リフレインが叫んでる」
- 同年に発売された、サザンオールスターズの『海のYeah!!』とともに2枚組のベスト盤としては驚異的なセールスを誇った。初動売上は123万枚、累計売上は380万枚[1]で、ユーミンの発表した全作品の中で最大の売上を記録している。
- ユーミン自身が選曲を行なった。楽曲毎に本人がイメージカラーを付け、その色分けを基に選曲を行なった、という美術大出身のユーミンならではのエピソードがある。またこの年の夏ごろ、新聞紙上にて、選曲に対しての「ファンの声」的な枠のため、ファンからの投票を募った(各曲の紹介にある、キャンペーン投票という記述を参照)。
- 全曲にデジタル・リマスター音源が施されている。収録曲の中には、発売当時の各楽曲よりも前奏部分がカットされたり、フェイドアウト処理が早くなっているものもある。
- タイトルはニューミュージックのドイツ語訳。
- DISC2は当初、1曲目を「WANDERERS」(アルバム『LOVE WARS』収録)、2曲目を「リフレインが叫んでる」にする予定だったが、全体のキーの関係上「WANDERERS」の収録は見送られた。
- 初回プレス盤(TOCT-24001A/24002A)には、170万枚限定で「卒業写真」が収録されている[2]。
収録曲
Disc 1
- 守ってあげたい
- アルバム『昨晩お会いしましょう』より。キャンペーン投票2位。
- 恋人がサンタクロース
- アルバム『SURF&SNOW』より。キャンペーン投票4位。
- BLIZZARD
- アルバム『NO SIDE』より。
- サーフ天国、スキー天国
- アルバム『SURF&SNOW』より。
- ダイアモンドダストが消えぬまに
- アルバム『ダイアモンドダストが消えぬまに』より。
- きみなき世界
- アルバム『スユアの波』より。
- SWEET DREAMS
- アルバム『ダイアモンドダストが消えぬまに』より。
- ノーサイド
- アルバム『NO SIDE』より。
- 時をかける少女
- アルバム『VOYAGER』より。
- ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ
- アルバム『VOYAGER』より。
- Valentine's RADIO
- アルバム『LOVE WARS』より。
- 青春のリグレット
- アルバム『DA・DI・DA』より。
- Hello,my friend
- アルバム『THE DANCING SUN』より。
- DESTINY
- アルバム『悲しいほどお天気』より。キャンペーン投票1位。
- 埠頭を渡る風
- アルバム『流線形'80』より。
Disc 2
- リフレインが叫んでる
- アルバム『Delight Slight Light KISS』より。キャンペーン投票5位
- 最後の嘘
- アルバム『Cowgirl Dreamin'』より。
- 真珠のピアス
- アルバム『PEARL PIERCE』より。
- DANG DANG
- アルバム『PEARL PIERCE』より。
- 青いエアメイル
- アルバム『OLIVE』より。
- VOYAGER〜日付のない墓標
- アルバム初収録。シングル『VOYAGER〜日付のない墓標』より。
- 春よ、来い
- アルバム『THE DANCING SUN』より。キャンペーン投票3位
- ANNIVERSARY
- アルバム『LOVE WARS』より。
- 輪舞曲(ロンド)
- アルバム『KATHMANDU』より。
- DOWNTOWN BOY
- アルバム『NO SIDE』より。
- シンデレラ・エクスプレス
- アルバム『DA・DI・DA』より。
- カンナ8号線
- アルバム『昨晩お会いしましょう』より。イントロを数秒カットした状態で収録されている。
- 真夏の夜の夢
- アルバム『U-miz』より。
- groove in retro
- 再結成したティン・パン・アレーとのコラボレーションによる新曲。1999年冬苗場プリンスホテルCMソング。
- 愛は...I can't wait for you, anymore
- この曲も前記のティン・パン・アレーとのコラボレーションによる新曲。
- 卒業写真 (Special Track) ※初回プレス限定盤ボーナストラック
- 荒井由実時代のオリジナルよりテンポが若干速い。松任谷正隆がピアノ参加。
- 全作詞・作曲:松任谷由実 / 編曲:松任谷正隆(Disc 2 #16 作詞・作曲:荒井由実)
参加ミュージシャン
ここでは新曲2曲のミュージシャンを表記する。その他の曲についてはそれぞれのオリジナル・アルバムの記事を参考。
- 『groove in retro』
- 『愛は...I can't wait for you, anymore』
- ドラム : 林立夫
- ベース : 細野晴臣
- エレキギター : 鈴木茂
- キーボード : 松任谷正隆
- パーカッション : 斉藤ノブ
- アコースティックギター : 吉川忠英
- トランペット&フリューゲルホーン : Jelly Hey, Gary Grant
- トロンボーン : Bill Reichenbach
- サックス : Dan Higgins
- ヴァイオリン : Bruce Dukov, Eve Butler, Joel Derouin, Armon Garabedian, Berj Garabedian, Endre Granat, Peter Kent, Brian Leonard, John Wittenberg, Kenneth Yerke
- ヴィオラ : Denyse Nadeau Buffum, Matthew Funes, Victoria Miskolezy, Janet Corbett
- チェロ : Suzie Katayama, Larry Corbett
- コーラス : 松任谷由実、山本潤子、木戸泰弘、比山貴咏史、高尾直樹
- ホーンアレンジメント : Jerry Hey
- 指揮 : David Campbell
- オーケストレーション : 松任谷正隆、David Campbell
脚注
- ^ 松任谷由実“ベスト盤”に音楽界注目!100万枚突破なるか、ZAKZAK、2012年9月19日。
- ^ 「ベスト盤が大人気 不況だから売れるんです」『日本経済新聞』1998年12月15日付夕刊、5頁。
外部リンク
- 松任谷由実オフィシャルサイトによる紹介ページ