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Neue Musik

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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『Neue Musik YUMI MATSUTOYA COMPLETE BEST VOL.1』
松任谷由実ベスト・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル EXPRESS
プロデュース 松任谷由実
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1998年度年間5位(オリコン)
  • 1999年度年間29位(オリコン)
  • オリコン歴代アルバムランキング15位
ゴールドディスク
  • 3ミリオン(日本レコード協会
  • 第13回日本ゴールドディスク大賞
    ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤー
  • 松任谷由実 アルバム 年表
    ALBUM
    (1977年)
    スユアの波
    (1997年)
    Neue Musik
    (1998年)
    sweet,bitter sweet〜YUMING BALLAD BEST
    (2001年)
    Frozen Roses
    (1999年)
    テンプレートを表示

    Neue Musik YUMI MATSUTOYA COMPLETE BEST VOL.1』(ノイエ・ムジーク ユミ・マツトウヤ・コンプリート・ベスト・ボリューム・ワン)は、松任谷由実(ユーミン)の「松任谷」時代初のベスト・アルバム1998年11月6日東芝EMIより発売された(TOCT-24001/24002)。

    解説

    • 当時屈指のベスト・アルバムブームの中、恒例となっていた毎冬1枚のオリジナル・アルバムの発売を控え、その代わりにリリースされた作品である。「vol.1」とあるが、現在「vol.2」以降は発売されていない(バラード・ベスト、シーズン・ベスト、オールタイム・ベストは発売された)。
    • このアルバムの直前にベスト・アルバム投票キャンペーンを行っており、その上位5曲に入ったものを収録している。
      1位:「DESTINY
      2位:「守ってあげたい
      3位:「春よ、来い
      4位:「恋人がサンタクロース
      5位:「リフレインが叫んでる
    • 同年に発売された、サザンオールスターズの『海のYeah!!』とともに2枚組のベスト盤としては驚異的なセールスを誇った。初動売上は123万枚、累計売上は380万枚[1]で、ユーミンの発表した全作品の中で最大の売上を記録している。
    • ユーミン自身が選曲を行なった。楽曲毎に本人がイメージカラーを付け、その色分けを基に選曲を行なった、という美術大出身のユーミンならではのエピソードがある。またこの年の夏ごろ、新聞紙上にて、選曲に対しての「ファンの声」的な枠のため、ファンからの投票を募った(各曲の紹介にある、キャンペーン投票という記述を参照)。
    • 全曲にデジタル・リマスター音源が施されている。収録曲の中には、発売当時の各楽曲よりも前奏部分がカットされたり、フェイドアウト処理が早くなっているものもある。
    • タイトルはニューミュージックドイツ語訳。
    • DISC2は当初、1曲目を「WANDERERS」(アルバム『LOVE WARS』収録)、2曲目を「リフレインが叫んでる」にする予定だったが、全体のキーの関係上「WANDERERS」の収録は見送られた。
    • 初回プレス盤(TOCT-24001A/24002A)には、170万枚限定で「卒業写真」が収録されている[2]

    収録曲

    Disc 1

    1. 守ってあげたい
      アルバム『昨晩お会いしましょう』より。キャンペーン投票2位。
    2. 恋人がサンタクロース
      アルバム『SURF&SNOW』より。キャンペーン投票4位。
    3. BLIZZARD
      アルバム『NO SIDE』より。
    4. サーフ天国、スキー天国
      アルバム『SURF&SNOW』より。
    5. ダイアモンドダストが消えぬまに
      アルバム『ダイアモンドダストが消えぬまに』より。
    6. きみなき世界
      アルバム『スユアの波』より。
    7. SWEET DREAMS
      アルバム『ダイアモンドダストが消えぬまに』より。
    8. ノーサイド
      アルバム『NO SIDE』より。
    9. 時をかける少女
      アルバム『VOYAGER』より。
    10. ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ
      アルバム『VOYAGER』より。
    11. Valentine's RADIO
      アルバム『LOVE WARS』より。
    12. 青春のリグレット
      アルバム『DA・DI・DA』より。
    13. Hello,my friend
      アルバム『THE DANCING SUN』より。
    14. DESTINY
      アルバム『悲しいほどお天気』より。キャンペーン投票1位。
    15. 埠頭を渡る風
      アルバム『流線形'80』より。

    Disc 2

    1. リフレインが叫んでる
      アルバム『Delight Slight Light KISS』より。キャンペーン投票5位
    2. 最後の嘘
      アルバム『Cowgirl Dreamin'』より。
    3. 真珠のピアス
      アルバム『PEARL PIERCE』より。
    4. DANG DANG
      アルバム『PEARL PIERCE』より。
    5. 青いエアメイル
      アルバム『OLIVE』より。
    6. VOYAGER〜日付のない墓標
      アルバム初収録。シングル『VOYAGER〜日付のない墓標』より。
    7. 春よ、来い
      アルバム『THE DANCING SUN』より。キャンペーン投票3位
    8. ANNIVERSARY
      アルバム『LOVE WARS』より。
    9. 輪舞曲(ロンド)
      アルバム『KATHMANDU』より。
    10. DOWNTOWN BOY
      アルバム『NO SIDE』より。
    11. シンデレラ・エクスプレス
      アルバム『DA・DI・DA』より。
    12. カンナ8号線
      アルバム『昨晩お会いしましょう』より。イントロを数秒カットした状態で収録されている。
    13. 真夏の夜の夢
      アルバム『U-miz』より。
    14. groove in retro
      再結成したティン・パン・アレーとのコラボレーションによる新曲。1999年冬苗場プリンスホテルCMソング。
    15. 愛は...I can't wait for you, anymore
      この曲も前記のティン・パン・アレーとのコラボレーションによる新曲。
    16. 卒業写真 (Special Track) ※初回プレス限定盤ボーナストラック
      荒井由実時代のオリジナルよりテンポが若干速い。松任谷正隆がピアノ参加。
    • 全作詞・作曲:松任谷由実 / 編曲:松任谷正隆(Disc 2 #16 作詞・作曲:荒井由実)

    参加ミュージシャン

    ここでは新曲2曲のミュージシャンを表記する。その他の曲についてはそれぞれのオリジナル・アルバムの記事を参考。

    『groove in retro』
    『愛は...I can't wait for you, anymore』
    • ドラム : 林立夫
    • ベース : 細野晴臣
    • エレキギター : 鈴木茂
    • キーボード : 松任谷正隆
    • パーカッション : 斉藤ノブ
    • アコースティックギター : 吉川忠英
    • トランペット&フリューゲルホーン : Jelly Hey, Gary Grant
    • トロンボーン : Bill Reichenbach
    • サックス : Dan Higgins
    • ヴァイオリン : Bruce Dukov, Eve Butler, Joel Derouin, Armon Garabedian, Berj Garabedian, Endre Granat, Peter Kent, Brian Leonard, John Wittenberg, Kenneth Yerke
    • ヴィオラ : Denyse Nadeau Buffum, Matthew Funes, Victoria Miskolezy, Janet Corbett
    • チェロ : Suzie Katayama, Larry Corbett
    • コーラス : 松任谷由実、山本潤子木戸泰弘、比山貴咏史、高尾直樹
    • ホーンアレンジメント : Jerry Hey
    • 指揮 : David Campbell
    • オーケストレーション : 松任谷正隆、David Campbell

    脚注

    1. ^ 松任谷由実“ベスト盤”に音楽界注目!100万枚突破なるか、ZAKZAK、2012年9月19日。
    2. ^ 「ベスト盤が大人気 不況だから売れるんです」『日本経済新聞』1998年12月15日付夕刊、5頁。

    外部リンク

    • 松任谷由実オフィシャルサイトによる紹介ページ