LOVE FLIES
「LOVE FLIES」 | ||||||||||||||||
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L'Arc〜en〜Ciel の シングル | ||||||||||||||||
初出アルバム『REAL』 | ||||||||||||||||
B面 | 真実と幻想と 〜out of the reality mix〜 | |||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||
規格 |
マキシシングル デジタル・ダウンロード | |||||||||||||||
ジャンル | ロック | |||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||
レーベル | Ki/oon Records | |||||||||||||||
作詞・作曲 |
hyde (作詞) ken (作曲) | |||||||||||||||
プロデュース |
L'Arc〜en〜Ciel 岡野ハジメ | |||||||||||||||
ゴールドディスク | ||||||||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||||||||
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L'Arc〜en〜Ciel シングル 年表 | ||||||||||||||||
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「LOVE FLIES」(ラヴ フライズ)は、日本のロックバンド、L'Arc〜en〜Cielの18作目のシングル。1999年10月27日発売。発売元はKi/oon Records。
解説
前作「Driver's High」から約2ヶ月ぶりとなる1999年第4弾シングル。
L'Arc〜en〜Cielの楽曲がテレビドラマの主題歌を担当するのは「snow drop」以来およそ1年ぶりとなる。また、オリコン週間シングルチャートでは、「Pieces」以来2作ぶり通算8作目となる首位獲得となった。
本作リリースにあたって開設された特設サイトでは、「LOVE FLIES GAME」というミニゲームが公開された[2]。これは、プレイヤーが屋上にいる女の子を左右ボタンで動かし、窓から現れたメンバーが投げるハートをキャッチし得点を獲得していくものであった。また、本作のCDをパソコンのCD-ROMドライブにセットすると、当時はまだ未発売音源で、日本を除くアジア地域限定でトヨタ自動車のCMソングとして起用されていた楽曲「get out from the shell」をインターネット経由で視聴することができた。
初回限定版は2面紙ジャケット仕様。
収録曲
- LOVE FLIES
- 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- メンバー出演のキヤノン「Wonder BJ」CMソング、及びテレビ朝日系ドラマ『青い鳥症候群』主題歌。
- 1999年12月31日から翌年1月1日にかけ行われたカウントダウンライブ「RESET>>LIVE *000」において、ライブ初披露された。
- タイトルは「(あなたのもとへ)愛が羽ばたいていく[2]」という意味で、元々はkenが曲のイメージをhydeに伝える際に用いた言葉であった。ken曰く「曲が自分の中から一気に出てくるときはいいんだけど、徐々に出来上がっていく時は途中で曲の持つイメージが掴みにくくなることがあるんで、一言二言、イメージワードみたいなものを作っておくんですよ。"LOVE FLIES"はそういう中の一つでした[3]」「ギターを弾いてる時の気分っていうのかな。気張って弾くという方に走らないためにというか、情緒を感じるというか。最初の発想を匂いとして残せるような言葉にした[3]」という。
- 楽曲は、1999年7月から8月にかけて行われたライブツアー「1999 GRAND CROSS TOUR」で訪れた会場の景色をイメージして制作され[4]、作曲したkenはリリース当時、「制作から世に出るまでが一番短い曲[5]」と述べていた。
- シンセサイザーのような電子楽器はほとんど使われておらず、基本的にはギター、ベース、ドラムという4人の音だけで表現されており、ギターとドラムは制作段階の初めからPro Toolsに音を入れて制作が行われている[3]。また、yukihiroは「ルーズな感じが合うんじゃないかな[6]」と曲を聴いて思ったといい、自身のドラムプレイに関し「この曲、聴感上はゆったり感じるかもしれないけど、テンポは遅くはないんですよ、BPM上は122ある。それより遅く聴こえるってことは、自分の意図していたことが成功したなと思います[3]」と述べている。
- 歌詞は、hyde曰く「砂漠を一生懸命歩いている感じ」というイメージに加え、kenの曲のイメージを合わせ手掛けられている。歌詞についてhydeは「今年っていうのが自分の中でなんかすごく感慨深い年だったんで、それを言葉の中に残したかったんです。今年から来年に向ける前向きなニュアンスを入れたいなと[3]」と述べている。また、この曲のコード進行がhydeが昔作った曲に似ていたことから、「その曲の詞を1行だけ使った[3]」と述べている。
- ちなみに、歌詞のほとんどの部分が英詞で手掛けられている楽曲であり、kenは「最後のサビの英詞になってからがかなり好きなんですよ。この英詞の部分が曲と交わってる[7]」「コーラスワークもあるんだろうけど、何ていうのかな、脳みそからいろいろ溢れかえってる感じ[7]」と述べている。最後の大サビのコーラスは、音源ではhydeとtetsuyaの2人が担当しているが、ライブで披露する際はkenとtetsuyaが担当する。
- 真実と幻想と 〜out of the reality mix〜
- 6thアルバム『ark』の収録曲「真実と幻想と」のyukihiroによるリミックス曲。
- コード感を全てバラし、オリジナルと全く異なる音源となっている。この曲のベースラインについて、yukihiroは「レゲエというか、ダブっぽいっていうのはあるかもしれない[8]」と述べている。また、曲の後半において、ゲートで音をカットしている箇所があるが、「曲が一旦静かな感じになって、次また盛り上げるときに、隙間があったほうがカッコいいかなと思った[8]」とyukihiroは述べている。
- このリミックスとは別バージョンの「out of the reality mix #2」が、リミックスアルバム『ectomorphed works』に収録されている。
参加ミュージシャン
収録アルバム
- オリジナルアルバム
- 『REAL』 (#1)
- ベストアルバム
- リミックスアルバム
- 『ectomorphed works』 (#2,別リミックスバージョン)
脚注
- ^ ゴールドディスク認定 1999年12月 - 日本レコード協会
- ^ a b LOVE FLIES Special Contents.1
- ^ a b c d e f 『WHAT's IN?』、p.37、ソニー・マガジンズ、1999年11月号
- ^ 『ROCKIN'ON JAPAN』2004年3月号、ロッキング・オン
- ^ ラジオ番組『FLYING〜L'Arc〜ATTACK』1999年10月5日放送分
- ^ 『WHAT's IN?』、p.36、ソニー・マガジンズ、1999年11月号
- ^ a b 『R&R NewsMaker』、p.27、2000年10月号
- ^ a b 『WHAT's IN?』、p.38、ソニー・マガジンズ、1999年11月号