SLみなかみ

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SLみなかみ
EL&SL奥利根号(現在のSLみなかみ:2008年12月)
EL&SL奥利根号(現在のSLみなかみ:2008年12月)
運行鉄道事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
列車種別 快速列車
運転区間 高崎駅 - 水上駅
経由線区 高崎線上越線
使用車両
(所属区所)
12系客車高崎車両センター
D51 498(高崎車両センター)
など
運転開始日 1988年
備考 2009年10月現在のデータ

SLみなかみ(エスエルみなかみ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が上越線高崎駅 - 水上駅間にて運行している蒸気機関車牽引による臨時快速列車である。本項では、上越線の同一区間を走行する機関車牽引の臨時列車についても記述する。

目次

[編集] 概要

主に夏休み期間や紅葉シーズンの土休日、ゴールデンウィークなどの連休、年末年始などに運行されることが多く、季節列車的な存在になっている。

かつては、上野駅 - 水上駅間を高崎線・上越線経由で運転する「EL&SL奥利根号」として、高崎駅以南を電気機関車牽引、高崎駅以北を蒸気機関車牽引で運行されていた。また、当時も、高崎駅以北の蒸気機関車牽引区間のみで「SL奥利根号」として運行されることがあった。

なお、使用車両を変更する際には列車名も変更されることがある(#特別運用#別愛称による運行節にて詳述)。

[編集] 停車駅

高崎駅 - 新前橋駅 - 渋川駅 - 沼田駅 - 後閑駅 - 水上駅

※かつては上牧駅にも停車していた。

[編集] 基本運用

[編集] 機関車

運転開始後間もないころのSL奥利根号。機関車次位は3軸ボギー台車を持つスエ78形で、2007年に車籍を失った(1989年4月)

[編集] 客車

  • 運転開始当初は高崎支社所属の旧形客車6両編成が使用されていたが、1996年ごろから主に12系客車6両編成が使用されるようになった。
  • 1998 - 1999年ごろの一時期、高崎発着の列車「SL奥利根号」に限り12系6両を4両に減車のうえ五能線の「ノスタルジックビュートレイン」から転用された眺望車(開放式の展望デッキ付き)オハフ50 2501, 2502を編成の前後に連結したことがあるが、同車の廃車により元の編成に戻っている。
  • 1996年ごろまでは、蒸気機関車や電気機関車の重連運転の際に旧形客車や12系客車も増結されて8両編成となることがあった。

[編集] 特別運用

[編集] 機関車

D51 498が故障・検査などで運転できない場合や特別なイベントの際には、以下のような電気機関車ディーゼル機関車が牽引することがある。

過去には以下の機関車も使用されていた

その他、過去には秩父鉄道のC58 363(「パレオエクスプレス」牽引用)を秩父鉄道で蒸気機関車が運転されない日に借り入れて運転したことがある。

[編集] 客車

過去にはJR東日本のお座敷客車(ジョイフルトレイン)を使用したこともあった

[編集] 別愛称による運行

14系「ゆとり」を使用した「EL&SLお座敷ゆとり号」(2006年3月26日)
EF55とEF64の重連運転となった「EL奥利根号」(2008年12月6日)
SL重連奥利根
1990 - 1996年正月(D51 498+C58 363+12系8両)や、2005年正月(D51 498+C57 180+12系6両)に運転。
パレオエクスプレス運休期間に運転された列車。1996年7月には旧形客車8両を使った列車も運転された。2000年に試運転でジョイフルトレイン「やすらぎ」を牽引した。2005年正月には、新潟支社のC57 180を借り入れて重連運転が行われた。2011年7月にもC57 180が借り入れられた運行が行われた(下記参照)。
ELSL浪漫
2001 - 2003年の冬に運転(D51 498+14系「浪漫」)。
長野総合車両センターの14系「浪漫」を使ったお座敷列車。電気機関車区間はEF58 61が牽引していた。
ELSLみなかみ物語
2001 - 2004年1月に運転。2001年のみC58 363+EF58 61の重連運転で、2002年からはD51 498牽引。客車は「ばんえつ物語」用6・7両。
新潟車両センターの12系「ばんえつ物語」を借り入れての運行。2006年1月も運転予定だったが豪雪により運休となった。
2007年12月には「SLみなかみ物語」として運転された。
ELSLお座敷ゆとり
2002年より毎年春運転(D51 498+14系「ゆとり」)。
尾久車両センターの14系「ゆとり」を使ったお座敷列車。2002 - 2006年の春に運転が行われたほか、2007年は9月に、高崎駅 - 水上駅間はD51 498ではなく国鉄EF60形電気機関車19号機の牽引で「お座敷ゆとり水上」として運転された。
SL D51復活15周年記念号
2003年8月2日運転(D51 498+12系6両)。
列車名通り、D51 498の復活15周年を記念して企画された特別列車。扱いは「EL&SL奥利根」と全く同じで、電気機関車区間はEF55 1が牽引した。
SLレトロ奥利根
2004年8月28・29日に運転(D51 498+旧形客車5両)。本列車運転開始当初は旧形客車であったため、高崎駅開業120周年に合わせてリバイバルした列車である。
SL&EL駒子号、ループ線鑑賞号
前者は下り列車、後者は上り列車。2005年1月29・30日運転(D51 498+国鉄EF64形電気機関車1001号機(以下EF64 1001と表記)+12系6両)。
高崎駅 - 越後湯沢駅間で運転された臨時列車。高崎駅 - 水上駅間はD51形とEF64形の重連運転、水上駅 - 越後湯沢駅間はEF64形の単独牽引となった。上り列車は上越線越後中里駅 - 土樽駅間と土合駅 - 湯檜曽駅間のループ線を走るため、愛称が下り列車と異なった。
SL&ELホワイトクリスマス
2005年12月24・25日運転(D51 498+EF64 1001+12系6両)。
高崎駅 - 越後湯沢駅間で運転された臨時列車。運行形態は前述の駒子、ループ線鑑賞号と同じ。ただし、豪雪により24日は運休となった。
EF58浪漫奥利根
2006年9月16・17日運転(EF58 61+14系ジョイフルトレイン「浪漫」6両)。
SLみなかみ物語
2007年12月8・9日運転(D51 498+12系「ばんえつ物語」)。
リニューアル後の12系「ばんえつ物語」を使用。高崎駅 - 水上駅間の運行。
EL奥利根号
2008年12月6日運転。上野駅 - 水上駅間で運転された臨時列車で、下り列車の全区間と上り列車の高崎以北はEF55 1とEF64 1001の重連牽引、上り列車の高崎以南はEF64形のみによる牽引。
SL D51復活20周年記念号
2008年12月7日運転(D51 498+12系6両)。
列車名通り、D51 498の復活20周年を記念して企画された特別列車。扱いは「EL&SL奥利根」と全く同じで、電気機関車区間はEF64 1001が牽引した。
さよならEF55みなかみ号
2008年12月13・14日運転。高崎駅 - 水上駅間で運転された臨時列車。EF55 1が12系6両編成(ばんえつ物語用編成。展望車減車)を牽引。
SLググっとぐんま号
2010年7月3日に運転(D51 498+旧形客車6両)。SLレトロ奥利根以来6年ぶりの旧形客車を使用しての運行。D51 498は同年からの新装備である集煙装置後藤工場式大型切り取りデフを装着した重装備スタイルで登場。団体臨時列車で2011年開催の群馬DCのプレイベントのオープニング列車。
D51誕生70周年記念号
2010年11月23日に運転(D51 498+12系6両)。 D51 498の古希を祝い、ナンバープレートが紫地となった。
C61復活号
2011年6月の土・日曜日に運転(C61 20+旧型客車6両)。C61 20にとって復活後、初の営業列車となる。
SLググっとぐんまみなかみ号
2011年7月2日に運転(C61 20+C57 180+12系「ばんえつ物語」)。
上記の群馬デスティネーションキャンペーンのオープニング列車。「ばんえつ物語」の客車は展望車を連結しない6両で営業。高崎駅 - 水上駅間の運行。
SL重連みなかみ物語
2011年7月3日に運転(D51 498+C57 180+12系「ばんえつ物語」)。
上記の「SLググっとぐんまみなかみ号」の牽引機交代。D51 498はキャンペーンに合わせて標準仕様に復元。「ばんえつ物語」の客車は展望車を連結しない6両で営業。高崎駅 - 水上駅間の運行。
SL重連レトロみなかみ号
2011年9月23日 - 25日に運転(23日:D51 498+C61 20、24日:D51 498+C58 363、25日:C61 20+C58 363、客車はいずれも旧型客車6両)。
群馬デスティネーションキャンペーンのフィナーレ列車で、C58 363が10年ぶりに上越線で営業運行。SL重連による旧型客車運転は上記の1996年7月以来の実現となった。高崎駅 - 水上駅の運行。

[編集] その他

  • 1988年12月のオリエント急行'88来日時に動態保存機として復活したD51 498は、その後1989年3月11日のダイヤ改正を記念して上野駅 - 水上駅間に運転された「びゅう3・11 SL記念号」で初めて時刻表掲載の臨時列車に充当された。この列車は、高崎運転所の旧形客車6両編成を上野駅 - 高崎駅間はEF55形+EF58形の重連、高崎駅 - 水上駅間はD51 498単独牽引で運転されたもので[2]、後のEL&SL奥利根号の端緒となる列車であった。
  • 「SL奥利根」では、2004年12月から2007年6月にかけて新人機関士のハンドル訓練が実施された。特に2005年の夏は営業運転も含め毎日運転がなされていた。
  • 2008年1月8・9日には旧形客車を使用して試運転が行われた。これは日本テレビが企画したテレビドラマの撮影のための演出列車として運転され、特に9日はヘリコプターからの空撮も行われていた。
  • また同じく、2009年12月15日にもフジテレビ企画のテレビドラマ撮影のため旧形客車を使用して試運転が行われた。なお、編成には水上方にオハニ36 11が組まれており、D51 498も黒色ナンバープレートであったため、2008年の撮影よりも昔らしさが表現されている。(2008年のドラマ収録時は、オハニ36 11以外の6両使用でD51 498は赤色ナンバープレート装着)
  • SL奥利根号・SLみなかみが停車する蒸気機関車運転区間の各駅(渋川駅3番線ホームの両端・水上駅2番線ホーム高崎寄りの先端・および他停車駅上下本線ホーム)には煙突から煙を出すD51形のシルエットと「SL 6」が記された専用の車掌用停止位置目標が設置されている。
  • この列車は上下列車ともに、普通列車に渋川駅にて追い抜かれる。

[編集] 脚注

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  1. ^ 「SL奥利根号 C58 + D51 + 旧客で運転」、『鉄道ピクトリアル』、電気車研究会、1996年9月。
  2. ^ 『鉄道ピクトリアル』、電気車研究会、1989年6月。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク


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