増毛町

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ましけちょう
増毛町
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 留萌振興局
増毛郡
団体コード 01481-8
面積 369.70 km²
総人口 4,938
住民基本台帳人口、2014年6月30日)
人口密度 13.4人/km²
隣接自治体 留萌市石狩市
雨竜郡北竜町雨竜町
樺戸郡新十津川町
町の木 ナナカマド
町の花 サクラ
(オオヤマザクラ)
町の鳥 ウミネコ
増毛町役場
町長 石崎大輔
所在地 077-0292
北海道増毛郡増毛町弁天町3丁目61番地
北緯43度51分21.7秒東経141度31分30.3秒
外部リンク 増毛町

日本地域区画地図補助 01450.svg

増毛町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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増毛町(ましけちょう)は北海道北西部、留萌管内南部にある町。日本海の海岸美がみられる雄冬海岸暑寒別天売焼尻国定公園の一部である暑寒別岳が美しい。歴史は古く、町内には北海道遺産に選定されたレトロな建物が立ち並ぶ。また、ボタンエビの漁獲高が日本一であり有名であるが、アマエビタコなどの水揚げも多い。良質の水を利用して酒造も行われており、明治時代からある國稀酒造(元:丸一本間合名会社)は、日本最北にある造り酒屋として有名である。

町名の由来はアイヌ語の「マシュキニ」「マシュケ」(カモメの多いところ)から。

地理[編集]

増毛町中心部周辺の空中写真。1977年撮影の5枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

留萌管内南部、日本海側沿岸に位置。西部の日本海、東部の山地にはさまれた険しい地形。ほとんどの集落は沿岸部に集中する。

ただし別苅以西の海岸は急峻な断崖が続き、国道231号開通まで船以外の交通手段がほぼ存在しない「陸の孤島」であった。

  • 山: 暑寒別岳(1491m)、群別岳(1376m)、浜益岳(1258m)
  • 河川: 信砂川、箸別川
  • 湖沼:

隣接している自治体[編集]

歴史[編集]

かつては増毛支庁が置かれ、この地域の中心であった。現在は支庁が留萌市に移転している(現・留萌振興局)。

雄冬地区[編集]

浜益郡浜益村(現石狩市)に隣接する最南端の集落である雄冬(おふゆ)地区は、古くからニシン漁で栄えていた漁村であったが、高さ100mの断崖が連なっているため、陸上交通は獣道といってもいいほどの細い山道を数十キロも進んでいくしかなかった。そのため、当集落への連絡は、増毛中心部からの定期船のみであり、陸の孤島と呼ばれていた。それが唯一の交通機関であったが、海が時化るとすぐに運航はストップしたりしたため、海上交通も容易ではなかった。
1903年明治36年)に海路を含めて国県道の「西海岸線」に指定され、1920年大正9年には準地方費道に指定されたが、昭和初期には廃道化が進んでいき、滅多に往来することはなかった。
1953年昭和28年)には二級国道231号として、上述の海岸線を併走する山道を認定した。
1953年(昭和33年、ついに陸上交通にも力を入れ、大別苅(おおべつかり)地区から車道開削のための工事が開始した。それは12.1kmの山越え道路の建設に15年の歳月と事業費16億円を投入して、1973年(昭和48年)に、歩古丹(あゆみこたん)トンネルの手前まで開通し、海上輸送によって開始していた反対側の工事も進められ、同年に歩古丹トンネルは竣工した。
歩古丹トンネルより雄冬側(南側)には、岬の断崖を貫く約1200mの長大トンネルである天狗トンネルが計画され、1971年(昭和46年)に着工した。こちらは8年の歳月をかけて、1979年(昭和54年)に竣工し、そしてついに最奥部の雄冬に車道が到達したのである。陸の孤島であった雄冬地区に道路が開通するのは、住民の悲願であった。
この時、浜益・石狩方面への車道は無かったために車道が建設され、1981年(昭和56年)に道路(国道231号)が全通した。これにより、陸の孤島は解消された。
なお、開通したトンネルは急勾配や屈曲、トンネル自体に変状をきたしている箇所があり、また「暫定的開通」という部分があるため、現在でも各所で改良・路線付け替え工事が行われ、現在は2890mの長大トンネル(日方泊トンネル)があるほどになっている。

地名の由来[編集]

  • アイヌ語で「ウフイット」(燃える岬)より。

経済[編集]

商業、農業(主に果樹栽培)、漁業、工業(食品工業)があるが、特にどの産業に依存するということもなく縮小均衡している。

産業[編集]

漁業が盛ん。昭和30年ごろまでは千石場所が置かれニシン漁で栄えたが、資源枯渇により漁獲量が激減。戦後は近海漁業、水産加工が中心となった。

農協・漁協[編集]

  • 南るもい農業協同組合(JA南るもい)増毛支所
  • 増毛漁業協同組合

郵便局[編集]

  • 増毛郵便局(集配局)
  • 舎熊郵便局(集配局)
  • 別苅郵便局
  • 雄冬郵便局

公共機関[編集]

警察[編集]

地域[編集]

人口[編集]

Demography01481.svg
増毛町と全国の年齢別人口分布(2005年) 増毛町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 増毛町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
増毛町(に該当する地域)の人口の推移
1970年 10,962人
1975年 9,312人
1980年 8,319人
1985年 8,011人
1990年 7,166人
1995年 6,652人
2000年 6,167人
2005年 5,708人
2010年 5,080人
総務省統計局 国勢調査より

教育[編集]

  • 中学校
    • 増毛
  • 小学校
    • 増毛、別苅(べつかり)、舎熊(しゃぐま)、阿分(あふん)

閉校した学校[編集]

  • 道立高等学校
  • 中学校
    • 増毛第二(2008年3月閉校)
  • 小学校
    • 新信砂、歩古丹、信砂
  • 小中学校
    • 信砂御料、岩老、雄冬

交通[編集]

空港[編集]

鉄道[編集]

バス[編集]

  • 沿岸バス
    • 町内のバスの主体となっている。札幌への長距離路線として「特急はぼろ号」、普通便として「留萌別苅線」・「別苅雄冬線」を運行している。

道路[編集]

文化財[編集]

重要文化財(建造物)[編集]

  • 旧本間家住宅5棟...旧商家丸一本間家
旧本間家住宅
増毛厳島神社

町指定史跡[編集]

  • 開拓使増毛船改所跡
  • 御料局札幌支庁増毛出張所跡
  • 増毛運上屋跡
  • 津軽藩増毛勤番越年陣屋跡
  • 秋田藩増毛元陣屋跡
  • 増毛治安裁判所跡
  • 秋田藩元陣屋第一台場跡
  • 開拓使増毛外五郡役所跡
  • 官立札幌病院増毛出張所跡
  • 山口藩増毛出張所跡
  • 雄冬冷清水
  • 雄冬遺跡
  • 松浦武四郎信砂越えの地
  • 増毛土木派出所跡
  • 入船町浜茶屋跡
  • 旧増毛山道入口
  • 増毛郡役所出張所跡
  • 旧高橋農場跡
  • 別苅発祥の地
  • 普伝寺跡
  • 秋田藩元陣屋第二台場跡
  • 仁奈良山道仁奈良駅逓跡
  • 水戸藩主一行宿営の地
  • 舎熊遺跡
  • 阿分発祥の地
  • 増毛新廓跡
  • 信砂水田発祥の地
  • リンゴ栽培の父藤原筆吉翁の碑
  • 増毛税務署跡
  • 天塩国水産会さけます孵化場跡

その他[編集]

  • 増毛厳島神社本殿 - 町指定有形文化財
  • 雄冬神楽 - 町指定無形文化財

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

観光[編集]

その他[編集]

出身の有名人[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]