ナショナルキッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ナショナルキッド』(National Kid)は、1960年8月4日から1961年4月27日まで日本教育テレビ(NET)系で放送された、東映製作の特撮番組、および劇中の主人公であるヒーローの名前。
放送時間は木曜日18時15分~18時45分。
目次 |
[編集] 概要
「ナショナル」こと松下電器産業(現社名:パナソニック)が単独スポンサーをつとめ、オープニング映像にはナショナルの電飾広告塔をバックに空を飛ぶナショナルキッドの姿が使われ、劇中でナショナルキッドが使用するエロルヤ光線銃がナショナルの懐中電灯と同じ形であるなど、かなり徹底したマーチャンダイジングが行われた。タイトルのロゴも「ナショ文字」と呼ばれる、当時の松下のロゴと同じ書体だったが、通常松下の単独スポンサー番組のオープニングで使われていた「明るいナショナル」は、同番組では使用していなかった。
もともとは「ハイパーキッド」のタイトルで企画されそのまま製作される予定であったが、松下電器産業が単独スポンサーとなったため、タイトル(およびヒーロー名)を変更した経緯がある。
また一峰大二による漫画が「ぼくら」(講談社)に連載されていた。日本での知名度は決して高くないが、ブラジルでは1960年代から軍事政権によって全てのヒーロー特撮が放送禁止されるまで放送され、現在でも知名度は高く、日本でさえ販売されていないDVDが販売されている(外部リンク参照)。
[編集] ナショナルキッド
アンドロメダから地球防衛の任を受けてやってきたスーパーヒーロー。 地球では旗竜作と姿を変えて活動しているが、マジックラジオの通信を聞くとどこからともなく空を飛びながらやってきて悪を相手に活躍する。 武器はレイガンとエロルヤ光線銃。 格闘能力にも長けており海底でも自由に活動できる無敵の超人である。
[編集] キャスト
宇宙研究所所長を務めている青年。しかしその正体はナショナルキッド。ピンチになるとナショナルキッドに変身する。(変身というよりは見にマスクをつけただけと異色のスタイルである。)
- 永野英樹博士:斎藤紫香(第1部では水野博士)
- 小畑尚子:志村妙子(太地喜和子)
- 浜村飛行士:亀井明
- 高倉警部:河合絃司
- 土居警部補:岩上瑛
- 水野良子:阿久津克子(水野博士の娘)
- 山田博士:山口勇
- 山田つね子:本間千代子(山田博士の娘)
- 管制官:室田日出男
- アウラ(インカ金星人隊長):野川美子
- ヴィマナ(インカ金星人幹部):片山滉
- カビア(インカ金星人幹部):久保一
- インカ金星人:八名信夫他
- ドン・アトリシム(火星人代表):潮健児
- 川村博士(海底魔王ネルコン):久保春ニ
- 真田博士(海底人):片山滉
- サンゴ少年:江澤信行
- ヘルシュタイン総統(地底人):松山浩二
- 黒岩博士(地底人):片山滉
- アンナ(地底人):野川美子
- カラビアン将軍(ザロック遊星人):松山浩二
- コルセン参謀(ザロック遊星人):片山滉
- 大空太郎(宇宙少年):松川清
- 野上正義
- 高田竜二
[編集] 少年探偵グループ
- 小畑幸男(リーダー):福島卓(第1部、第2部)、小森甲二(第3部、第4部前編)、朝見朗(第4部後編)
- 武部友宏:木村英世
- 大谷蔵三:清水徹(第1部、第2部)、山本哲平(第3部、第4部)
- 大谷吾郎:原一夫(第3部、第4部は原一男)
- 山口京子:岡田みどり(第1部~第4部前編)、斉藤麻美子(第4部後編)
[編集] 番組ネット局
地上波では福島県のみ当時民放テレビ局がなかったため未放送だった。
[編集] 番組リスト
全4部39話が放送された。
[編集] 第1部:『インカ族の来襲』(全13話)
- 「謎の円盤来襲」
- 「ダブルZの恐怖」
- 「大都会の戦慄」
- 「恐怖の頭脳改造」
- 「アヴィカの復讐」
- 「危うしナショナルキッド」
- 「ウラトン石の怪火」
- 「スカウの恐るべき来襲」
- 「一日だけの休日」
- 「ベタルニヤSを探せ」
- 「火焔銃α」
- 「円盤総攻撃」
- 「宇宙大戦争」
[編集] 第2部:『海底魔王ネルコン』(全9話)
- 「深海観測艇バチスカーフの遭難」
- 「怪魚シーラカンスの謎」
- 「真田博士の正体」
- 「大臣襲撃計画」
- 「尚子の死刑台」
- 「旗竜作の危機」
- 「太平洋標流記」
- 「呪いの幽霊船」
- 「海底火山大爆発」
[編集] 第3部:『地底魔城』(全8話)
- 「地底魔城 第1回」
- 「地底魔城 第2回」
- 「地底魔城 第3回」
- 「地底魔城 第4回」
- 「地底魔城 第5回」
- 「地底魔城 第6回」
- 「地底魔城 第7回」
- 「地底魔城 第8回」
[編集] 第4部:『謎の宇宙少年』(全9話)
- 「謎の宇宙少年 第1回」
- 「謎の宇宙少年 第2回」
- 「謎の宇宙少年 第3回」
- 「謎の宇宙少年 第4回」
- 「謎の宇宙少年 第5回」
- 「謎の宇宙少年 第6回」
- 「謎の宇宙少年 第7回」
- 「謎の宇宙少年 第8回」
- 「謎の宇宙少年 第9回」
総集編のビデオが東映より発売されたが現在は入手困難。
[編集] スタッフ
- 原作:貴瀬川実(第1部~第3部)、宮川一郎(第4部)、海野十三ほか
- 監督:赤坂長義(第1部)、小池淳(第2部~第4部1~5話)、渡辺成男(第4部6~9話)
- 脚本:谷井敬(第1部、第2部)、赤坂長義(第3部、第4部)
- 特撮監督:小池淳
- 音楽:深沢康雄
- 主題歌:『ナショナルキッドの歌』(作詞:大貫正義/作曲:佐野雅美/歌:ビクター児童合唱団)
[編集] 関連項目
- テレビ朝日番組一覧
- パナソニック
- 20世紀少年 - ナショナルキッドのお面をかぶった少年が登場する。
- ジーコ - ブラジル出身の元サッカー選手。幼少時代に本作を見ていたという。
- en:Whirlybirdsソニー号空飛ぶ冒険 - アメリカのテレビドラマ。日本ではソニーがスポンサーだったので、強引にタイトル名を変更した。
[編集] 再放送
関東地方では下記の日時に再放送された。
- 1963年 8月16日~1963年10月 9日の17時25分~17時55分
- 1963年10月15日~1963年12月 4日の 7時50分~ 8時20分
- 1965年 1月30日~1965年 3月16日の 7時45分~ 8時15分
- 1966年 7月21日~1966年 8月29日の10時00分~10時30分
2007年10月から2008年2月まで、東映チャンネルの「GO!GO!ヒーローズ」にて全4部がニューマスター版で再放送された。なお、本編前には原版劣化についてのお詫びテロップが流れた。
[編集] 外部リンク
[編集] 前後番組の変遷
| NET(現・テレビ朝日)系 木曜日18:15 - 18:45枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
アラーの使者
(火曜18:15枠へ移動) |
ナショナルキッド
|
少年ケニヤ(実写版)
|

