ツゲ

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ツゲ
Buxus microphylla HabitusLeaves BotGardBln0906.JPG
ツゲ(Buxus microphylla var. japonica
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: トウダイグサ目 Euphorbiales
: ツゲ科 Buxaceae
: ツゲ属 Buxus
: ツゲ(母種) B. microphylla
Siebold & Zucc.
変種 : ツゲ B. m. var. japonica
学名
Buxus microphylla var. japonica
和名
ツゲ(黄楊、柘植、樿)
英名
Japanese Box

ツゲ(黄楊、柘植、樿、学名 : Buxus microphylla var. japonica)は、ツゲ科ツゲ属の常緑小喬木。庭木や街路樹としてよく用いられ、将棋の駒の材料としても使用される。

特徴[編集]

関東~九州に分布する。葉は対生で、丸くて硬い。花期は3-4月。淡い黄色の細かい花を咲かせる。

材は黄褐色で極めて緻密。そのため、印材版木チェスの駒将棋の駒数珠などに利用される。生産地としては、東京都御蔵島鹿児島県指宿地方が有名。

将棋の駒以外は代用品が現れて以来、限られた高級品としての用途に限られ、今ではプロ棋戦などに利用される程度となった。勿論、ツゲ材の製品は代用品よりも高価で、駒になれば工芸品の価値もでてくる。

チェスの駒も公式の競技会ではプラスチック製が大半で、ツゲ製は工芸品としての側面が大きい。

材は黄褐色であるが、たまに斑入りのものもあり、虎斑などと呼ばれて珍重されている。

ボックスの語源[編集]

英語で「箱」を意味する名詞 box は、俗ラテン語の buxis、さらには古代ギリシア語πυξίς (pyxis; ピュクシス)に由来する。さらにこの語は同属のセイヨウツゲBuxus sempervirens) を指す πύξος (pyxos; ピュクソス)から派生したものである。セイヨウツゲは古くから細工物に使われ、この木で作られた小箱を「ピュクシス」と呼んだものが、のちに小箱一般をも指すようになったのである。

品種[編集]

関連項目[編集]