蛇紋岩

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蛇紋岩

蛇紋岩(じゃもんがん、serpentinite)は、主に蛇紋石(serpentine)からなる岩石である。変成岩ないし火成岩中の超塩基性岩のどちらかに分類される。岩石の表面にのような紋様が見られることから、蛇紋岩と命名。

目次

[編集] 概要

かんらん岩などの超塩基性岩類が水と反応し、蛇紋岩化作用(もしくは蛇紋石化作用)を受けることで生成すると考えられている。蛇紋石化作用は主に超塩基性岩類中のカンラン石で起こり、カンラン石と水から蛇紋石と磁鉄鉱が生成される反応で表される。蛇紋岩化作用の程度は岩体により様々で、作用の弱いものは原岩を構成する鉱物が多く残り、作用の強いものはそのほとんどが蛇紋石化している。

[編集] 特性

至仏山頂に露出する蛇紋岩

蛇紋岩は風化作用を受けやすく、もろくて崩れやすい性質がある。そのため、蛇紋岩で形成された山岳(例えば越後山脈谷川岳至仏山)などでは、滑落事故が起こりやすい。岩石の表面は、スメクタイトなどの粘土鉱物を含み平滑状となっていることが多く、断層などの滑り面には強いのような光沢鏡面反射)が形成されることもある。

クロム石綿ニッケルなど鉱物資源を内包していることが多く、産出地においては鉱業開発が進められる場合もある。

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

[編集] 外部リンク

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