ツゲ属

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ツゲ属
Starr 070906-8951 Buxus sempervirens.jpg
ツゲ属の一種である セイヨウツゲ(Buxus sempervirens)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: トウダイグサ目 Euphorbiales
: ツゲ科 Buxaceae
: ツゲ属 Buxus(Linnaeus)

ツゲ属(Buxus)は、ツゲ科の属で、科を代表する属である。

名称の由来[編集]

古いラテン語およびギリシャ語に由来し、「箱」を意味するboxも同じ語源である。

分布[編集]

アジア・ヨーロッパ・北アフリカ・西インド諸島と中米地方に分布する。分布域はほぼ北半球の暖帯から温帯地方といってもよい。種の数については、分類の仕方によって開きがあり、30~70種とされている。

性状[編集]

ツゲ変種であるクサツゲのように、樹高30cm足らずのものもあるが、おおむね樹高数メートルの常緑低木または小高木である。枝はよく分枝する。葉は革質で光沢があり、全縁で対生する。葉の小さなものが多い。花は雌雄同株で、一つの雌花を数個の雄花が取り囲むようにつき、花弁はなく、あまり目立たない。

利用[編集]

材は光沢があり、緻密で美しく、様々な細工物に利用されている。また、比較的強健で刈り込みによく耐えることから、庭木としてもよく使われている。

ツゲ属の木で造られたチェスの駒。黒い駒は光沢がつけられているため、象牙のようにも見える。