ジュウロクササゲ

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ジュウロクササゲ
Long beans.jpg
ジュウロクササゲの莢の束(中央)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
: ササゲ属 Vigna
: ササゲ V. unguiculata
亜種 : ジュウロクササゲ V. u. var. sesquipedalis
学名
Vigna unguiculata Var. sesquipedalis (L.) Verdc.
和名
ジュウロクササゲ(十六大角豆)
英名
yardlong bean
種子

ジュウロクササゲ(十六大角豆、学名:Vigna unguiculata sesquipedalis)はマメ科ササゲの一亜種(品種とする説もある)。ササゲはつる性の種類とつるなしの種類とがあるが、十六ささげは、つる性の種類である。地域によっては「長ささげ」「三尺ささげ」「ふろう豆」とも呼ばれる。主に若い莢を食用にする。

特徴[編集]

品種群の多様性の中心は東南アジアである。かつては日本でも広く栽培されていたが、現在では愛知県岐阜県を中心とした地域で生産されている。食されるのもこの地方が中心である[1]あいちの伝統野菜飛騨・美濃伝統野菜である。

栽培を始めた時期は不明であるが、大正時代以前といわれている[1]。本格的に栽培され始めたのは1945年(昭和20年)以降である。

  • さやの中に豆が16個あることから「十六ささげ」と名づけられたという[1]。豆は熟すと赤褐色。
  • 草の丈は2~4m。高温や乾燥に強く、真夏に結実する。その一方、低温に弱い。
  • さやの長さは30 - 40cm[1]。形はインゲンマメに似ているが、柔らかいのが特徴。
  • 食べ方としては、さやがまだ柔らかい状態で、さやごと食べるのが一般的である。茹でたり、油炒め、煮物が多い[1]。茹でた場合、しょうが醤油との相性が良いという[1]タイ王国ラオスでは、刻んで生のままソムタムに加える。
  • 5月に播種。7月後半~8月に収穫する。
  • 主な栽培地域は、愛知県尾張西部(愛西市稲沢市など)、岐阜県美濃南西部(羽島市本巣市)など[1]
  • 血中コレステロールを下げる効果があるという。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g 白井康彦「伝統誇る夏のビタミン源 十六ササゲ(愛知県稲沢市)」中日新聞2014年8月9日付朝刊、くらし面22ページ

参考文献[編集]

農業生物資源データバンク