こおろぎ'73

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
こおろぎ'73
基本情報
出身地 日本の旗 日本
ジャンル 童謡
アニメソング
活動期間 1972年 - 1990年
メンバー
大倉正丈(セカンド)
上野博樹(バリトン)
津島隆文(バリトン)
旧メンバー
さとまさのり(バリトン)
岸龍也(ベース)
まきのりゆき(セカンド)

こおろぎ'73(こおろぎななじゅうさん)は、かつて活動していた日本コーラスユニット

1972年から1990年にかけて活動。主にテレビアニメ特撮テレビ番組の主題歌・挿入歌(アニメソング)、童謡などを歌唱していた。

ユニット名の由来[編集]

ネーミングに関しては、当初はそこら辺にいるものという意味合いで「便所こおろぎ」のユニット名にする予定であったが、あまりにも下品であるという理由で「便所」を削除したとする話が有名。なお、1973年までの期間限定ユニットのつもりで「'73」を付けた。

略歴[編集]

1972年に、NHKステージ101』に出演していた津島隆文、岸龍也、まきのりゆきと、同番組の音楽監督であった和田昭治から依頼を受けた、さとまさのりの4人で結成された。同年11月25日サントリーCMソング「花咲じいさん」でレコードデビュー。 その後、何度かメンバーの交代や脱退があり、最終的には大倉正丈、上野博樹、津島隆文の3人となった。 主としてアニメーションや特撮番組を中心としたテレビのテーマソングや童謡を数多く歌った。

特に、『秘密戦隊ゴレンジャー』のエンディングテーマ「秘密戦隊ゴレンジャー」(メインボーカルはささきいさお)における「バンバラバンバンバン...」という擬音語コーラスで知られる[1]

通常はコーラスグループとして活動していたが、その合間に個人名義でレコーディングを行ったメンバーもいた(#ディスコグラフィー参照)。

1990年に活動停止(事実上の解散)。1995年から2002年まで「ドラえもん」のエンディングとして放映された「ぼくドラえもん2112」に「こおろぎ'73」がクレジットされているが、これは1979年に録音された「ぼくドラえもん」からコーラストラックが流用されたからである。

グループ脱退後も、さとまさのり岸龍也の2人は、ソロやグループとして何度か単発のライブに参加している。2003年には、津島隆文を加えた3人で1日だけのグループ「×おろぎ'03」を結成し、私的なイベントに参加している。

メンバー[編集]

※括弧内は左から順に活動期間・パート・ニックネームを指す。

解散時メンバー[編集]

大倉正丈(おおくらまさたけ)
(1973-1990・セカンド→トップ・マック)
岡山県出身。「銀巴里」、「ジァンジァン」等で歌っていたシャンソン歌手CMソングを歌うなどのソロ活動をしていた。1973年に、脱退するまきのりゆきの後に加入。1983年にさとまさのりが脱退した後は、グループのリーダーとなった。1990年以降はソロ歌手活動。1994年引退
上野博樹(うえのひろき)
(1977-1990・バリトン→セカンド・ヒロ坊)
東京都出身。1968年スクールメイツ加入後、中野ブラザーズについてタップダンスを修業。1971年には、細野高裕と共に「マシンガン・ブラザース」を結成。1977年、引退した岸龍也に代わって、こおろぎ'73に加入した。1990年引退
津島隆文(つしまたかふみ)
(1972-1990・バリトン→ベース・アー坊)
神奈川県出身。1968年スクールメイツのレッスン・コースに加入。1969年から『ステージ101』に初期メンバーとして出演。グループの本格的デビューを機に、1973年4月に番組から卒業する。1990年引退

中途脱退メンバー[編集]

さとまさのり
(1972-1982・トップ→バリトン・さとくん)
秋田県出身。学生時代には、老舗ライブハウス「ジァンジァン」でフォークソングを歌っていた。1970年に、まきのりゆきと共にフォークグループ「オレと水車」を結成する。その縁により、こおろぎ'73の結成メンバーとなる。1973年にまきが脱退すると、こおろぎ'73のリーダーとなる。1982年グループ脱退後ソロで活動。歌だけでなく、ラジオ番組のパーソナリティや役者もこなす。
岸龍也(きしたつや)
(1972-1977・ベース・たっちゃん)
群馬県出身。高校時代にアメリカ留学経験を持つ。1971年より『ステージ101』に出演。その後、グループの本格的デビューを機に、1973年4月に番組から卒業する。1977年に引退。
まきのりゆき
(1972-1973・セカンド・まきくん/のりまき)
熊本県出身。立正大学在学中に『ステージ101』に出演。グループ結成時にはリーダーだったが、番組に残るために脱退した。放送終了後は、宮内良らと「ボギー」を結成し、『レッツゴーヤング』のコーラスとしてレギュラーで活躍。後に、JES(ジャパン・エコー・シンガーズ)のリーダーとして活躍。現在は個人で音楽事務所、カラオケ教室を立ち上げている。また、牧憲幸として詩吟の指導も担当し、熊本県に宗家がある詩歌吟詠道蘇山流東京支部の代表として活動している。

ディスコグラフィー[編集]

メインボーカル[編集]

  • 「花咲じいさん」(1972年11月25日発売。サントリーCMソング)
  • 「それゆけバンバン」(1973年6月25日発売。『あそびましょパンポロリン』より)
  • 「おばけばけばけ」(1974年4月25日発売。『とべとべパンポロリン』より)
  • 「のんびり自転車」「きっと明日も」(1974年8月1日発売。『おらあガン太だ』より)
  • 「帝王バンバのテーマ」「カイゼルデスパーの歌」(1974年発売/LP。前者は『イナズマン』、後者は『イナズマンF』より)
  • 「悪魔の黒十字軍」「おいどん大喰いキレンジャー」(1975年8月1日発売/LP。『秘密戦隊ゴレンジャー』より)
  • 「バラオが笑う」「コープランダー隊歌」「進め天下のレッド団」「ぼくらの仲間ライディーン」(1975年8月発売/LP。『勇者ライディーン』より)
  • 「元祖天才バカボンの春」(1975年10月10日発売。『元祖天才バカボン』より)
  • 「花の係長」(1976年10月10日発売。『花の係長』より)
  • 「がんばれドカベン」「ああ青春よいつまでも」(1976年10月発売。『ドカベン』より)
  • 「すてきなキャンディ」(1977年3月1日発売/LP。『キャンディ♥キャンディ』より)
  • 「ああ甲子園」「光る青春 今ここに」「ホームランソング」「野球小唄」他(1977年3月発売/LP。『ドカベン』より)
  • 「さいしょのパンダはくろかった」(1977年3月発売。ヤクルトCMソング。童謡としても歌われる)
  • 「進めシグコンマシン」「わが名はブレイン」(1977年8月1日発売/LP。『大鉄人17』より)
  • 「とびだせ!マシーン飛竜」「やるぞわれらのゼニゼニチーム」(1977年10月1日発売。『とびだせ!マシーン飛竜』より)
  • 「これでいいのか」「誰かが前を」(1978年5月発売。『まんが偉人物語』より)
  • 「トッポでタンゴ」(1978年7月発売。『無敵鋼人ダイターン3』より)
  • 「こおろぎ'73のおべんとうばこのうた」(1978年8月25日発売。『おはよう!こどもショー』より。童謡。単に『おべんとうばこのうた』と表記される場合もある)
  • 「太陽みたいな女の子」(1978年10月発売/LP。『ペリーヌ物語』より)
  • 「きみこそみんなのアイドルだ!」(1978年12月発売。『ドカベン』より)
  • 「いつの日か」(1979年3月発売。1979年版『サイボーグ009』より)
  • 「ジェットストリーム・ララバイ」「われら戦士 - 戦いのテーマ」(1980年3月発売/LP。1979年版『サイボーグ009』より)
  • 「おじゃまんが山田くん」(1980年10月1日発売。『おじゃまんが山田くん』より)
  • 「僕は3丁目の電柱です」(1981年2月25日発売。『東京電力』CMソング。みなみらんぼう山谷初男との競作)
  • 「おじゃまむしの歌」「おじゃまいぬの歌」「お寺のおしょうさん」「なんでも山田!」他(1981年9月発売/LP。『おじゃまんが山田くん』より)
  • 「SPARKLING MOMENT」(1983年9月発売/LP。『光速電神アルベガス』より)
  • 「不思議ソング」(1984年発売/LP。『宇宙刑事シャイダー』より)
  • 「だぁしてひっこめてこんにちは!」(1984年11月1日発売。「こおろぎ'73とようねんたい」名義。B面は「ひげじいさんのうた」)
  • 「正義の使者だぜドテラマン」(1986年10月21日発売。『ドテラマン』)
  • 「悪魔くん」(1989年4月21日発売。『悪魔くん』)

など。

バックコーラス[編集]

など。

個人名義[編集]

など。

その他[編集]

など。

アルバム[編集]

  • こおろぎ'73 スーパーベスト(2006年6月28日発売)

脚注[編集]

  1. ^ 擬音語コーラスの部分は作・編曲担当の渡辺宙明が"作詞"したものである。

外部リンク[編集]