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関西大学経済学部

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関西大学 > 関西大学経済学部
関西大学第2学舎2号館

関西大学経済学部(かんさいだいがくけいざいがくぶ、英称:Faculty of Economics)は、関西大学に設置されている経済学部である。

概要

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関西大学経済学部は、1904年に関西法律学校本科に設立された経済学科を前身とする。学科としては経済学科1学科のみが置かれている[1]。大学1年・2年では幅広い教養と経済学の基礎を学び、2年次秋学期からはゼミナールに所属し学習を進めることになっている[2][3]。ゼミは約50ほどあり、その内容は多岐にわたる。ゼミに属した学生たちは、企業訪問や現場視察などのフィールドワーク、自治体と連携して政策提言を行うプロジェクト、他大学との合同ゼミ、プレゼンテーション大会などに参加していく。

大学3年からは学生1人1人の関心をさらに高める為に、「4コース制」(経済政策コース、歴史・思想コース、産業・企業経済コース、国際経済コース)がスタートし、学生はどれかコースを選んで、高度な専門知識を磨いていく。

2021年から経済学部のカリキュラムを刷新。専門教育科目を「導入科目」「基本科目」「展開科目」「実践科目」の4つの科目に分類し、学生が段階的に経済を学べるように設計した。展開科目はコースごとに、さらに授業科目が細分化して科目数も増える。実践科目は卒業論文が含まれる。

経済学部では教員免許状を取得するための課程が用意されている。取得できる教員免許は、中学校教諭一種 社会、高等学校教諭一種 地理歴史、高等学校教諭一種 公民、である。

また、経済学部では、図書館司書、学校図書館司書教諭、博物館学芸員、社会教育主事、の資格を取得するための課程が用意されている[4]

沿革

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関西大学旧第二学舎
  • 1904年 関西法律学校本科に経済学科を開設[2]
  • 1905年 私立関西大学経済学科に改組[2]
  • 1907年 学則改正によって大学部(法律科・経済科・商学科)と専門部に分かつ。大学部のなかに大学科と予科ができる[3]
  • 1911年 大学部・専門部の商業学科を高等商業学科と改称。高等商業予科を設置[3]
  • 1917年 専門部を専門部・専門部予科に分つ。専門部予科に法律・経済・高等商業の各予科を設置[3]
  • 1922年 関西大学商学部に改組[2]
  • 1924年 商学部を経済学部と改称[2]
  • 1935年 経済学部を経商学部と改称[5]
  • 1945年 経商学部を経済学部と改称[5]
  • 1948年 新制関西大学経済学部に改組[2]
  • 1951年 旧制学部最後の卒業式を挙行[6]
  • 1953年 学部第2部(夜間)を千里山から天六に全面移転[2]
  • 1959年 経済・政治研究所を設立[2]
  • 1994年 第2部が天六から千里山へ移転[2]
  • 2003年 第1部、第2部制を廃止[2]
  • 2007年 カリキュラム改革。4専修制を導入。
  • 2011年 カリキュラム改革。7専修制を導入。
  • 2021年 カリキュラム改革。4コース制を導入。

組織

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経済学部

  • 経済学科[1]
    • 入学定員726人・収容定員2904人[1]

大学院

  • 経済学研究科

学部長

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  • 佐々木保幸

刊行物

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関西大学経済学部は日頃の研究成果を発表する為に、定期的に以下の冊子を刊行している[7]

  • 経済論集
  • 経済学会報

交通アクセス

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千里山キャンパス 所在地:大阪府吹田市山手町3丁目3番35号

関連組織

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著名な出身者

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政治

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経済

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行政

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研究

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  • 亀井利明 - 経営学、関西大学名誉教授、日本リスクマネジメント学会名誉理事長
  • 北川勝彦 - アフリカ経済、関西大学教授
  • 高木秀玄 - 統計学、関西大学名誉教授
  • 橋本恭之 - 財政学、関西大学教授

文化

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芸能、スポーツ

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アナウンサー

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脚注

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  1. ^ a b c 学生数(入学定員・収容定員) 関西大学
  2. ^ a b c d e f g h i j 関西大学のあゆみ 関西大学
  3. ^ a b c d 学部概要 関西大学経済学部
  4. ^ 資格取得”. 関西大学 経済学部・経済学研究科. 2023年7月16日閲覧。
  5. ^ a b 実化 - 関西大学のあゆみ - 関西大学
  6. ^ 関西大学年史編纂委員会 『関西大学百二十年史』 関西大学、2007年、395頁
  7. ^ 刊行物のご案内”. 関西大学経済学会 (2017年3月21日). 2023年8月10日閲覧。

外部リンク

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