「マグマ (アルバム)」の版間の差分
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#: 1995年頃にパリでできた曲で、作っているうちに現在の長さになったという{{Sfn|mfm I|2013|p=34}}<ref name="be with vol.79" />。 |
#: 1995年頃にパリでできた曲で、作っているうちに現在の長さになったという{{Sfn|mfm I|2013|p=34}}<ref name="be with vol.79" />。 |
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# '''arizona'''(5:00) |
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#: 稲葉本人が、アリゾナを1人旅をした体験を基にしている |
#: 稲葉本人が、アリゾナを1人旅をした体験を基にしている。 |
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# '''風船'''(3:53) |
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#: シンプルなピアノの伴奏と稲葉の低めのヴォーカル、そして[[チェロ]]や[[ホルン]]が随所で聴かれる。 |
#: シンプルなピアノの伴奏と稲葉の低めのヴォーカル、そして[[チェロ]]や[[ホルン]]が随所で聴かれる。 |
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# '''Chopsticks'''(2:15) |
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#: インスト曲。4分の7拍子という[[拍子#変拍子|変拍子]]で、曲の前半は[[パーカッション]]や人の掛け声のみで構成される。アフリカ音楽のようなポリリズムが取り入れられ、多くの[[打楽器]]が組み合わさっている。曲の後半からはディストーションのかかったエレキギターがリフを刻み始め、ロックドラムも絡んでくる。 |
#: インスト曲。4分の7拍子という[[拍子#変拍子|変拍子]]で、曲の前半は[[パーカッション]]や人の掛け声のみで構成される。アフリカ音楽のようなポリリズムが取り入れられ、多くの[[打楽器]]が組み合わさっている。曲の後半からはディストーションのかかったエレキギターがリフを刻み始め、ロックドラムも絡んでくる。 |
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#: 元々はボーカル曲の予定であった<ref name="be with vol.79" />。パーカッションはエンジニアの[[野村昌之]]が公園で[[ジャンベ]]を演奏していたストリートミュージシャンを誘ったことをきっかけに加えられ<ref name="be with vol.79" />、稲葉、野村、キーボーディストの[[小野塚晃]]も参加している。 |
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# '''JEALOUS DOG'''(4:32) |
# '''JEALOUS DOG'''(4:32) |
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#: 言葉が多く、譜割も細かい曲。 |
#: 言葉が多く、譜割も細かい曲。 |
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#: [[ディストーション (音響機器)|歪み]]を効かせた[[アコースティック・ベース]]は、[[明石昌夫]]による演奏{{Sfn|mfm I|2013|p=37}}。 |
#: [[ディストーション (音響機器)|歪み]]を効かせた[[アコースティック・ベース]]は、[[明石昌夫]]による演奏{{Sfn|mfm I|2013|p=37}}。 |
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#: 曲中に出てくる犬の鳴き声は、稲葉の飼い犬「BUB」のものであ |
#: 曲中に出てくる犬の鳴き声は、稲葉の飼い犬「BUB」のものであり、ブースに30分閉じ込め、最も良いものを採用した。 |
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# '''愛なき道'''(4:32) |
# '''愛なき道'''(4:32) |
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#: 稲葉の出身地、岡山の方言が一節に使われている。 |
#: 稲葉の出身地、岡山の方言が一節に使われている。 |
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#: 稲葉は歌詞について「ボーカルレコーディングをしている間にどんどん歌詞が変わって、歌いながら歌詞がついていった曲です」と語っている<ref name="be with vol.79" />。 |
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#: 2004年のソロツアーでは新潟公演以降のアンコールラストナンバー、「Koshi Inaba LIVE 2016 〜enIII〜」では日替わりアンコールラストナンバーだった。 |
#: 2004年のソロツアーでは新潟公演以降のアンコールラストナンバー、「Koshi Inaba LIVE 2016 〜enIII〜」では日替わりアンコールラストナンバーだった。 |
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# '''Little Flower'''(6:12) |
# '''Little Flower'''(6:12) |
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#: ア |
#: アルバムのエンディング曲として制作された<ref name="be with vol.79" />。 |
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#: アウトロのスライド・ギターは、[[ジェフ・ベック]]の楽曲からの影響だという<ref name="WHAT's IN? 1996" /><ref name="be with vol.79" />。 |
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== 参加ミュージシャン == |
== 参加ミュージシャン == |
2021年1月20日 (水) 11:26時点における版
『マグマ』 | ||||
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稲葉浩志 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | Rooms RECORDS | |||
プロデュース | 稲葉浩志 | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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稲葉浩志 アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「波」 - YouTube |
『マグマ』は、日本の音楽ユニット・B'zのボーカリスト・稲葉浩志のソロ・デビュー・アルバム。1997年1月29日にRooms RECORDSから発売された。
概要
稲葉によると、B'zの16thシングル『ねがい』から自身もアレンジに関わるようになり、それと平行して自身も楽曲作りを始める。それらの楽曲のストックがアルバムを1枚作れるほどに貯まり、発表したものが今作である[3]。
その後も続くソロ活動に至った背景は、「B'zとして制作等いろいろな経験をしていく中で、B'z以外で自分を表現した時にどうなるかに関心を持ったところから」と述べている。
このアルバムの中で、稲葉は作詞のみならず、作曲やハーモニカの演奏なども行っている。
このアルバムの発売を記念して、プロモーション用にアナログ盤(レコード)が、限定500枚製作された。レコードジャケットもCDのものとは違う写真が使用されている。なお、このアナログ盤は、世話になったスタッフ等に贈答されたため、現在は非常に入手困難なレア・アイテムとなっている[注 1]。
親交のあった俳優の勝新太郎が、生涯聴き続けたアルバムでもある[4]。
シングル曲もタイアップ曲も収録されていないが、オリコン初動売上は62万枚を突破。日本レコード協会よりミリオンセラー認定を受けた[1]。
また、「冷血」「そのswitchを押せ」「Soul Station」「Chopsticks」「愛なき道」「Little Flower」以外は、全て稲葉本人が歌うミュージック・ビデオが制作されており[注 2]、『NO.』『CD NEWS』などの音楽番組や、1997年のアルバム発売当時の『COUNT DOWN TV』のアルバム全曲紹介では、全収録曲のミュージック・ビデオが放送されている。
収録曲
- 冷血(2:15)
- アルバムの楽曲が出揃った後に、「アルバムの1曲目はこんな曲でいきたい。」という思いから作られた楽曲で[5]、演奏時間は2分15秒と短い。
- 自身初のソロライブツアー『Inaba Koshi LIVE 2004 〜en〜』でオープニングを飾った。
- ミュージック・ビデオでは、直接は歌っていないが、黄色の「CAUTION」と印刷された立入禁止のテープが幾重にも張られた中で、黒いシャツを着た稲葉本人が佇む様子を収録している。
- くちびる(4:15)
- そのswitchを押せ(3:33)
- 稲葉曰く「ループと山木さんのドラムとの絡みがすばらしい」[7]。
- ライブでは『Koshi Inaba LIVE 2014 〜en-ball〜』で初演奏された。
- 波(4:46)
- デモの段階ではギターのみの演奏だったが、最終的にはエスニック調のリズムパターンに変更されている[7]。
- フルサイズのミュージック・ビデオも製作され、黒いスーツと赤いシャツを着て、サングラスをかけた稲葉本人が、外国人女性が運転するオープンカーに乗りながら歌う様子や、黒い毛皮のコートを着て、オープンカーにもたれながら歌う様子などで構成されている。このミュージック・ビデオは、4thアルバム『Hadou』の初回限定盤に付属のDVDに収録されている[8]。
- ソロライブでも度々演奏され、『B'z LIVE-GYM '98 "SURVIVE"』でも披露された。
- 眠れないのは誰のせい(4:02)
- Soul Station(6:36)
- arizona(5:00)
- 稲葉本人が、アリゾナを1人旅をした体験を基にしている。
- 風船(3:53)
- シンプルなピアノの伴奏と稲葉の低めのヴォーカル、そしてチェロやホルンが随所で聴かれる。
- 『B'z LIVE-GYM Pleasure'97 "FIREBALL"』で披露された際は稲葉自身が、ピアノの代わりにフェンダーローズを用い、前奏、間奏などでブルースハープも演奏した。ソロツアーでは長らく演奏されていなかったが、『Koshi Inaba LIVE 2016 〜enIII〜』のアンコールで初披露された。
- 台風でもくりゃいい(3:09)
- 歌詞中に出てくるイオリとは、以前飼っていた稲葉のペットの猫のこと。
- メロディは犬の散歩時に思いうかんだもので、帰宅後に一気に作られた[9]。
- ミュージック・ビデオは、真夜中に部屋の冷蔵庫を覗いたりしながら歌う様子で構成されている。
- 灼熱の人(3:57)
- なにもないまち(2:49)
- Chopsticks(2:15)
- JEALOUS DOG(4:32)
- 言葉が多く、譜割も細かい曲。
- 歪みを効かせたアコースティック・ベースは、明石昌夫による演奏[5]。
- 曲中に出てくる犬の鳴き声は、稲葉の飼い犬「BUB」のものであり、ブースに30分閉じ込め、最も良いものを採用した。
- 愛なき道(4:32)
- 稲葉の出身地、岡山の方言が一節に使われている。
- 稲葉は歌詞について「ボーカルレコーディングをしている間にどんどん歌詞が変わって、歌いながら歌詞がついていった曲です」と語っている[7]。
- 2004年のソロツアーでは新潟公演以降のアンコールラストナンバー、「Koshi Inaba LIVE 2016 〜enIII〜」では日替わりアンコールラストナンバーだった。
- Little Flower(6:12)
参加ミュージシャン
- 稲葉浩志:ボーカル・作詞(#1-11.13-15)、全曲作曲・編曲、ブルースハープ(#7.9.13)、パーカッション(#2.3.5.12)、ヴォコーダー(#11)、コーラス
- 寺島良一:全曲編曲、ギター(#1-7.9.11-15)、ベース(#12)、E.Mandolin(#13)、ループドラムプログラミング(#2.3)、リズムシンセプログラミング(#4.11)、パーカッション(#12)
- 山木秀夫:ドラム(#1.3.5-7.15)、ループドラム(#7)
- 野村昌之:ループドラム(#13)
- 青山純:ドラム(#2.9.10.12-14)
- 中村“キタロー”幸司:ベース(#1.5.6.15)
- 明石昌夫:ベース(#2.3.7.9.10.13.14)
- 坂井紅介:ウッドベース(#11)
- 青木智仁:フレットレスベース(#4)
- 松浦善博:スライドギターソロ(#15)
- 関将:ギター(#10)
- 小野塚晃(from DIMENSION):Hammond B-3(#3.5-7.10.14)、ウーリッツァー(#1.15)、ピアノ(#8.14.15)、パーカッション(#12.14)、Moog(#6)
- 数原晋:トランペット(#5)
- 藤田乙比古:ホルン(#8)
- 小貫詠子:チェロ(#8.15)
- 池田大介:ストリングス&ホルンアレンジ(#8.15)
- 横山崇:ジャンベ(#12)
- 安田稔:ジャンベ(#12)
- SHINSUKE ODA (ADING):ボイス(#9)
脚注
注釈
出典
- ^ a b 「GOLD ALBUM他 認定作品 1997年2月度(97年1月21日〜97年2月20日)」『THE RECORD』No.449、日本レコード協会、1997年4月、9頁。
- ^ “第12回日本ゴールドディスク大賞 / Gold Disc Hall of Fame 12th”. 日本レコード協会 (1998年). 2020年1月21日閲覧。
- ^ 「be with!」、B'z Party。
- ^ “勝新太郎に「裕次郎以来、最高の男」と絶賛されたB'zの稲葉浩志”. エキサイト. (2016年4月23日). p. 2 2020年5月1日閲覧。
- ^ a b c mfm I 2013, p. 37.
- ^ a b 「WHAT's IN?」、エムオン・エンタテインメント、1996年12月号。[要ページ番号]
- ^ a b c d e f g h i 『be with!』第79巻、B'z Party、2008年10月。
- ^ “稲葉浩志、ソロアルバム初回盤は過去のPV満載DVD付き”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2010年7月1日) 2020年5月1日閲覧。
- ^ a b c mfm I 2013, p. 34.
参考文献
- 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年。