Peace Of Mind (アルバム)
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『Peace Of Mind』 | ||||
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稲葉浩志 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | VERMILLION RECORDS | |||
プロデュース | 稲葉浩志 | |||
チャート最高順位 | ||||
稲葉浩志 アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
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『Peace Of Mind』収録のシングル | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「正面衝突」 - YouTube 「ハズムセカイ」 - YouTube |
『Peace Of Mind』(ピース・オブ・マインド)は、日本の音楽ユニット・B'zのボーカリスト・稲葉浩志の3作目のオリジナル・アルバム。2004年9月22日にVERMILLION RECORDSから発売された。
概要
[編集]初のソロツアーが開催された2004年に制作されたオリジナル・アルバム。
初めてシングル作品が収録され、本作以降はアルバムに先行してシングル作品が製作されるようになる。本作では3rdシングル『Wonderland』から2曲が収録されているが、前年に発売された2ndシングル『KI』は全曲未収録となった。
初回限定盤には「正面衝突」のライブ映像が収録されたDVDが付属されている。
ギターには以前より親交があったスティーヴィー・サラスが参加、またソロツアーに参加した、doaの徳永暁人と大田紳一郎が参加している。レコーディングは東京、大阪、ロサンゼルス、ニューヨークとスタジオを移して行われた[3]。
アルバムはアコースティック・ギター主体の楽曲が最初と中盤、最後に配置されている構成で、この3曲は他の収録曲に比べて演奏時間が短い。
当初は9月15日にリリースされる予定[4][5]だったが、初のソロツアー『Koshi Inaba LIVE 2004 〜en〜』終了後の9月22日に変更された。ちなみに9月22日はB'zのデビュー日の翌日、そして自身の40歳の誕生日の前日でもある。
収録曲
[編集]- CD
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- おかえり(2:46)
- イントロなしでサビから始まる、アコースティック・ギターがフィーチャーされた楽曲で、徳永暁人と大田紳一郎によるコーラスも導入されている。本作収録曲で最も短い曲。
- 2004年のソロツアー『Koshi Inaba LIVE 2004 〜en〜』で一足先に演奏された。
- Wonderland(4:05)
- 3rdシングル。
- THE RACE(4:48)
- 正面衝突(4:29)
- イントロのブルースハープは、稲葉自身が演奏している。スティーヴィー・サラスらとのセッションにより制作された(作曲も共同クレジットになっている)。稲葉曰く「結構、いやらしい曲」で「オケはほとんど一発録りで“正面衝突”の部分だけが最初にあって足していった」という。[要出典]
- 2004年のTHE ROCK ODYSSEYに参加した際に未発表曲として1曲目に演奏され、本作の初回盤付属DVDにはその模様が収録されている。
- サラスの3rdアルバム『BE WHAT IT IS』の3曲目収録「Head On Collision」に稲葉がボーカルで参加しているが、これはこの曲の英語バージョンであり、サラスと稲葉が新たに英詞を書き下ろして新録した[6]。その際、サラスに合わす為、自身のキーを下げて歌っている。
- 水平線(4:43)
- すべての幸せをオアズケに(4:40)
- Tamayura(5:42)
- タイトルは「玉響(たまゆら)」を指し、「ほんの少しの間」という意味である。本作最長の楽曲で、稲葉によると「まとめるのに苦労した曲」とのこと。[要出典]
- 2010年に行われた『Koshi Inaba LIVE 2010 〜enII〜』では1曲目に演奏された。これは、制作した当時から絶対1曲目に演奏しようと思っていたという。[要出典]
- ハズムセカイ(4:17)
- 「正面衝突」同様、サラスとのセッションによって制作された。[要出典]
- 『Koshi Inaba LIVE 2010 〜enII〜』のアンコールで初披露された。
- 幸福への長い坂道(2:48)
- 「おかえり」と同じくアコギ中心で、徳永と大田がコーラスで参加している2分台の楽曲。エレクトリックピアノが使用されている。
- 横恋慕(4:11)
- SAIHATE HOTEL(3:54)
- イントロの叫び声はドラムを担当したケニーである。[要出典]
- 『Koshi Inaba LIVE 2016 〜enIII〜』にて初披露された。
- I AM YOUR BABY(4:33)
- 透明人間(4:49)
- 詞先で2003年に書いた楽曲。[要出典]
- 『Koshi Inaba LIVE 2010 〜enII〜』ソロツアーで初披露された。
- あの命この命(3:36)
- おかえり(2:46)
- DVD (初回限定盤のみ)
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- 「正面衝突」 THE ROCK ODYSSEY at 横浜国際総合競技場 (2004年7月24日)
タイアップ
[編集]参加ミュージシャン
[編集]- 稲葉浩志:ボーカル、全曲作詞・作曲・編曲、ギター(#1.5.10.14)、アコースティックギター(#7.12)、ブルースハープ(#4.12)
- 大賀好修:スライドギター(#2)、アコースティックギター(#2.6)、エレクトリックギター(#6)、編曲(#2.3.6)
- スティーヴィー・サラス:エレクトリックギター(#2.6.12.13)、ギター(#3.4.8.11)、作曲・編曲(#4.8)
- 寺島良一:ギター・編曲(#9)
- 徳永暁人:ベース(#1.2.7.11.13)、アコースティックギター(#13)、コーラス(#1.9)、編曲(#11.13)
- 寺地秀行:編曲(#1.5.7.10.12.14)
- グレッグ・アップチャーチ:ドラム(#2.7.13)
- ケニー・アロノフ:ドラム(#3.5.6.11.12)
- ジョー・トラバース:ドラム(#4.8)
- T-Bone Wolk:ベース(#3.6.7.12)
- ジャラ・ハリス:ベース(#4.8)、キーボード(#8)
- 青木智仁:ベース(#5)
- 麻井寛史:ベース(#10)
- 大田紳一郎:コーラス(#1.9)
- 小島良喜:ピアノ(#5.7)、オルガン(#6)、エレクトリックピアノ(#9)
- 岸本一遥:フィドル(#12)
- 野崎智子:ミックス(#1.2.9)
- 小林廣行:ミックス(#3.7.11.12)
- 福田聡:ミックス(#4.6.8.10.13.14)
- 中島顕夫:ミックス(#5)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “稲葉浩志が“両部門完全制覇記録”を更新!”. ORICON STYLE. オリコン株式会社. 2004年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月18日閲覧。
- ^ “オリコン年間 アルバムランキング 2004年度 41~50位”. インプレス (2004年). 2019年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月12日閲覧。
- ^ “全作詞・作曲・ボーカル・稲葉浩志!”. HMV&BOOKS onlineニュース (株式会社ローソンエンタテインメント). (2004年8月3日) 2022年9月22日閲覧。
- ^ “■稲葉浩志 NEW ALBUMリリース決定!!”. B'z Official Website. VERMILLION RECORDS. 2004年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月7日閲覧。
- ^ “稲葉浩志、9月にアルバム発売!(Musicnet)”. Yahoo!JAPAN Music. ヤフー株式会社. 2004年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月3日閲覧。
- ^ “S.サラスの新作にB'z稲葉が参加!”. HMV&BOOKS onlineニュース (株式会社ローソンエンタテインメント). (2006年10月19日) 2022年9月22日閲覧。
- ^ “B’z 稲葉浩志、8年ぶりのインタビューで明かす歌詞への想い「作詞は得意ではなく、苦しかった」”. ENTAME next. 徳間書店 (2023年4月28日). 2023年4月29日閲覧。
- ^ (インタビュー)「B'z稲葉浩志さんが信じる“言葉のチカラ”」『ニュースウオッチ9』、NHK、2023年5月1日 。2023年12月7日閲覧。
- ^ “稲葉浩志、“愛”に始まり“愛”に終わった横アリ公演で「声の力はすごいと実感してます、まじで」”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2023年2月2日) 2023年2月5日閲覧。
- ^ “【ライブレポート】稲葉浩志、センターステージが織りなす様々なケミストリー”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2023年2月2日) 2023年2月5日閲覧。
- ^ “<ライブレポート>稲葉浩志、約7年ぶりとなるソロライブで再認識したファンとの“縁”「生まれ変わったような気分です」”. Billboard JAPAN (株式会社阪神コンテンツリンク). (2023年2月2日) 2023年2月5日閲覧。