LOOSE

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LOOSE
B'zスタジオ・アルバム
リリース
録音 1995年
アメリカ合衆国の旗 ハワイ
ジャンル ロック
J-POP
時間
レーベル Rooms RECORDS
プロデュース 松本孝弘
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1996年度年間3位(オリコン)
  • オリコン歴代アルバムランキング21位
ゴールドディスク
B'z 年表
The 7th Blues
1994年
LOOSE
(1995年)
B'z TV STYLE II Songless Version
(1995年)
EANコード
EAN 4938068100805
『LOOSE』収録のシングル
  1. ねがい
    リリース: 1995年5月31日
  2. love me, I love you
    リリース: 1995年7月7日
  3. LOVE PHANTOM
    リリース: 1995年10月11日
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LOOSE』(ルース)は、日本の音楽ユニットB'z1995年11月22日Rooms RECORDSからリリースした8作目のオリジナルアルバムである。

内容[編集]

「B'zは2人」という原点に立ち返って製作され、大きなターニングポイントとなった作品。本作製作前において制作スタッフ集団だった「B+U+M」を解散し、メンバー(松本孝弘稲葉浩志)の2人が製作の中心となりサウンドを構築した。今作から稲葉もアレンジャー(編曲)としてサウンド作りから参加、池田大介もアレンジャーとして初参加している。また、ハワイでのプリプロも行われ、そこでは4曲が製作された。アルバムタイトル「LOOSE」は、テーマや発売日など制約が決まっておらず、自由にやったことから付けられた(メンバーは「ダラダラとルースにやったから」とコメントしている)。

今作からアルバムに入るシングル曲の収録数が変わり、「ねがい」、「love me, I love you」、「LOVE PHANTOM」の3曲が収録されている[1]。ただし、前年に発売された「MOTEL」は未収録となった。通常盤のみの発売で、ブックレット(写真集)、ブックレットとCDケースを入れる紙製の箱が付属している。

演奏時間が3分台の楽曲が多数収録されるようになったのも今作からである。また、5分を超える曲が存在しない初めての作品でもある[2]

B'zでは初の累計売上300万枚を達成し、B'zのオリジナルアルバムでは最高売り上げを記録。また初動売上は自身3度目の歴代最高初動更新となった。

収録曲[編集]

曲の解説やタイアップ等はB'zで解説しているため一部簡潔に解説する。

  1. spirit loose (1:04)
    松本によるエレキギターの伴奏と、稲葉のシャウトだけで構成されている。曲の終了と同時に「ザ・ルーズ」へと続く。
    曲名だけで実際にはブックレットに歌詞が記載されていないが、歌詞(全英詞)は存在し、ブックレットにも「作詞:稲葉浩志」と表記されている。
    アルバムタイトル決定後、オープニング用に制作された。当初はラジカセで録音したが、音が悪く断念したという話がある。
    「LOOSE」発売時に出演した『ミュージックステーション』で、「LOVE PHANTOM」のイントロとしての組み合わせで披露されたことがある。また曲間ではタイアップであった「Xファイル」の映像も一部使用した。
  2. ザ・ルーズ (3:33)
    ハワイで製作された楽曲。アルバムタイトルの正式な読みは「ルース」だが、こちらには濁点が付いている。当時は大幅にテンポの遅いシンプルな曲だったが、「東京だとあのテンポでは合わない」という理由で現在のアレンジとなった。
    歌詞の世界は、家庭教師アルバイトをしていた、大学生時代の稲葉の実話を元にしており、「授業はサボりたい」「家賃なんて払いたくない」など少々愚痴っぽくなっている。また、「ファミコン」という単語、ブックレットには記載されていない台詞やラップがあるのも特徴。
    B'z SHOWCASE 2007 "B'z In Your Town"」で久々に演奏された[3]
  3. ねがい ("BUZZ!!" STYLE) (5:01)
    16thシングルのアルバムバージョン。シングルバージョンより曲が長く、フェードアウトではなくなり、ギターリフを主体としている。同年のライブツアー「B'z LIVE-GYM Pleasure'95 BUZZ!!」で披露されたのをベースにしており、その後のライブでもこのバージョンが披露されることが多い。『ミュージックステーション』で2回目の披露の際はこのバージョンを演奏した。
    なお、「"BUZZ!!" STYLE」とあるが、実際はライブ前からこのバージョンは完成しており、ライブのリハーサルでこのバージョンを披露することが決まった。
  4. 夢見が丘 (4:41)
    16thシングル製作の際、候補として最後まで争っていた曲[4]。製作には苦労したらしく、同年2月に曲は出来上がったが、歌入れが終わったのは8月であった。
    ファンの人気が高く、後にベストアルバム『B'z The Best "ULTRA Treasure"』にも収録された。
    香港での人気投票では第1位となり、「B'z LIVE-GYM in Taipei 2001」、「B'z LIVE-GYM in Hong Kong 2001」でも披露された。また、現地で発売された『B'z The Best "Treasure"』には、ボーナストラックとして収録されている。日本では「B'z LIVE-GYM 2008 ACTION」で約12年ぶりに演奏され、「B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-」でも演奏された。
  5. BAD COMMUNICATION (000-18) (4:58)
    1stミニアルバム『BAD COMMUNICATION』収録曲のリメイクバージョン。前年の「B'z LIVE-GYM '94 "The 9th Blues"」ツアーでのアコースティック・バージョンが元になっている。「000-18」とは、今曲で使用しているマーティンの「000-18」(トリプル・オー・エイティーンと読む)というアコースティックギターに由来する。キーは原曲より半音高いホ短調に設定されており、原曲にあった3番はカットされ、演奏時間も短くなっている。一部歌詞カードと歌唱が異なる部分があり、歌詞カードに注意書きされている。
    本来は16thシングル「ねがい」の2nd beatにする予定だったが、「アルバムに入れても面白いのでは?」という理由で、本作に収録された。また、『"BUZZ!!" THE MOVIE』のエンドロール部分で、この曲が使われている。
  6. 消えない虹 (3:37)
    ピアノを中心に構成されたバラードで、B'zの楽曲では最もギターが使用されていない曲の一つ。
    ハワイでのプリプロ終盤に製作され、その模様はファンクラブイベント「VIDEO-GYM#02」でも公開された[5]。メンバー曰く「スタジオの人たちへのお別れソングみたいな気分だった」。
    ベストアルバム『B'z The Best "Treasure"』の収録曲を決めるファン投票では25位。『B'z The Best "ULTRA Treasure"』では28位となり収録され、ベストアルバム『The Ballads 〜Love & B'z〜』にも収録された。ファンの人気が高い曲であるが、ライブでは翌年のアルバムツアーで本編ラストとなったのみで、以降は演奏されたことがない。
    DVD『"BUZZ!!" THE MOVIE』では、英語バージョンが聴ける。
  7. love me, I love you (with G Bass) (3:21)
    17thシングルのアルバムバージョン。シングルバージョンとの違いは、ベース打ち込みから生音に差し替えられ、やや重みがある。また、コーラスが一部追加され、ギター演奏も別テイク。「with G Bass」の「G」は「Great(グレート)」と、金髪Golden hair)だったサポートメンバー明石昌夫を意味する。ライブでは主にこのバージョンで演奏される。
  8. LOVE PHANTOM (4:39)
    18thシングル、および先行シングル。本作では最後に制作された。後にベストアルバム『B'z The Best "Pleasure"』『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』にも収録された。
  9. 敵がいなけりゃ (3:15)
    軍隊行進曲をイメージする社会風刺の曲。この曲は「MOTEL」の頃に「B+U+M」で作られた曲で、その当時の仮タイトルは「ADDICTED」だった。98年に、ビーイングと契約終了した明石昌夫が在籍時にアレンジに加わった最後の曲[6]。歌詞は主にジャーナリズムに対して、批判精神の形骸化、自己目的化、物神化を皮肉っている。
  10. 砂の花びら (3:41)
    松本曰く「乾き系の曲」と評しており、「Queen of Madrid」と同タイプの曲。
  11. キレイな愛じゃなくても(3:54)
    メンバー曰く、「ハワイの公園で作った」曲。「B'z SHOWACSE 2009 "B'z In Your Town"」で久々に演奏された。
  12. BIG (2:54)
    アコースティックギターと打ち込みだけで作られた曲だが、アレンジは数パターン存在していた。歌詞は曲名の通り、自分の周りに起きた様々な出来事をきっかけに「明日を大きく生きる」と決意する男を歌っている。稲葉によると歌詞の舞台は東京の麻布十番。当時松本は「この曲は歌詞に尽きる」とコメントした。「B'z LIVE-GYM'96 spirit LOOSE」では稲葉と観客のシャウト合戦のパートを追加した新バージョンで披露された。
    PVも制作されており、赤いオープンカーを運転しながら歌う稲葉と、そのオープンカーに乗りながらギターを弾く松本の映像で構成されている。
  13. drive to MY WORLD (4:10)
    ギターとオルガンが楽曲全体の色を特徴付けており、バンド色の強い楽曲・編曲。稲葉が本作で一番好きな曲として挙げている。ライブでは松本だけでなく稲葉もエレキギターを演奏した。歌詞に「セブンイレブン」が登場するため、当時NHKでは放送禁止曲となってしまった[7]
  14. spirit loose II(0:59)
    シークレットトラック。エレキギターとフットステップだけで作られたインストゥルメンタル。今曲は、パッケージなどに記載されていないため、シークレットトラック扱いされている[8] が、日本レコード協会へ正式な曲名を申請しなくてはいけないため、曲名が付けられた。香港で、海賊盤ではなく正式にリリースされた『LOOSE』にも、この曲名が付けられている。なお、BGV.JP内で配信された『LOOSE』でも、14曲目は「spirit loose II」とされている。
  15. ねがい (LIVE ver.)
    台湾盤、香港盤にのみ収録されているボーナストラック。音源は過去の映像作品のもの。
  16. LOVE PHANTOM (LIVE ver.)
    台湾盤、香港盤にのみ収録されているボーナストラック。音源は過去の映像作品のもの。

参加ミュージシャン[編集]

ライブ映像作品[編集]

シングル曲については各作品の項目を参照

夢見が丘

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 以前はアルバムの全体像を重視し、年に2枚程度出されるシングルのうちアルバムの発売前に出る先行シングルしかアルバムに入っていなかったが、今回は制作期間が同じだったことから収録となった。
  2. ^ ただし、『ねがい("BUZZ STYLE"")』は空白を含め5分超となる。今作以後、『GREEN』『THE CIRCLE』『MAGIC』『EPIC DAY』は5分を超える曲が存在しない
  3. ^ その際は「spirit loose」がつかず、単独で演奏された。
  4. ^ be with! vol.28より
  5. ^ 後にDVD「B'z LIVE-GYM Hidden Treasure 〜Typhoon No.20〜」にも収録された
  6. ^ 契約終了後、2000年に「UBU」(29th Single「juice」2nd Beat)の編曲に参加したのが2012年現在最後となっている。
  7. ^ be with! vol.28
  8. ^ 記載されている曲名は「spirit loose」から「drive to MY WORLD」までの13曲

外部リンク[編集]