大雪山の勇者 牙王

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アニメ:大雪山の勇者 牙王
原作 戸川幸夫『牙王物語』
脚本 中西隆三
製作 日本アニメーション
放送局 フジテレビ系列
放送期間 1978年9月23日 (土曜日) -
話数 75分・1話
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大雪山の勇者 牙王』(だいせつざんのゆうしゃ きばおう)は、1978年9月23日に放送された単発テレビアニメ[1]

企画経緯[編集]

スポンサーの日本生命から製作者側に対し「子供たちのための健全な娯楽を提供して欲しい」、そして「何か新しい特徴が欲しい」という要望があった。そこで、日本生命が「日本で一番の生命保険会社」ということから「一番長いアニメ(TVアニメとして過去最長)」にすることになった。ところが、8月下旬に24時間テレビ内の『バンダーブック』(2時間枠、実質94分)が放送されてしまい、一番乗りにはならなかった。とはいえ、視聴者の反応は良かったため、翌年から「日生ファミリースペシャル」としてフジテレビでの長時間アニメ枠を始めることになった。(なお、本作は日生ファミリースペシャルには含まれない)

放送日時[編集]

  • 本放送 - 1978年9月23日 14:35 - 15:50(JST)に『土曜スペシャル』枠で放送。
  • 再放送 - 1980年1月3日 7:00 - 9:00(JST)に『お正月こども劇場』第3回に放送[要出典]当時フジテレビ正月朝のアニメは原則として「アニメーション映画」を放送していたため、スペシャルテレビアニメを再放送するのは異例だった。[要出典]

ストーリー[編集]

舞台となるのは北海道大雪山。サーカスから逃げたヨーロッパの狼・デビルは樺太犬のテツと出会い5匹の子をもうけるが、人喰い熊・ゴンに襲われ息を引き取る。

子犬の1匹は、牧場の娘・早苗に拾われてタキと名付けられ育てられることになった。狼の血を引いているタキは次第に周囲となじめなくなり、カネトとヨシトとい猟師親子に預けられるが、人間と馴染めないタキは自然の中へと帰って行くことになる。その後、多くの試練を経て成長したタキは、野犬の仲間たちと共に、ゴンに挑むのだった。

キャスト[編集]

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スタッフ[編集]

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主題歌[編集]

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  • エンディングテーマ - 「愛は遥かに」

関連作品[編集]

出典[編集]

  1. ^ 日本アニメーション、K.K. アネックス『25周年記念日本アニメーション全作品集』プラネット出版、2001年、23頁。ISBN 978-4939110115 
  2. ^ a b c 大雪山の勇者 牙王”. 日本アニメーション. 2018年7月12日閲覧。

外部リンク[編集]