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石毛恭子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

石毛 恭子(いしげ きょうこ、1950年(昭和25年)6月7日 - )は、元フジテレビアナウンサー。本名・坂田 恭子(さかた きょうこ)。旧姓・石毛。夫は作曲家坂田晃一

来歴・人物

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茨城県生まれ。3歳頃に家族で転居後、東京都練馬区で育つ。東京都立大泉高等学校を経て、1971年3月、東京女子大学短期大学部を卒業。

1971年4月、フジテレビ入社[1]。アナウンサーの同期に大川和彦須田哲夫岩崎真純三上彩子。他配属部署の澤雄二豊田皓も同期。

入社直後に「ママとあそぼう!ピンポンパン」2代目お姉さんに抜擢され、可憐なルックスと軽妙な話術で人気者になった。また、彼女がお姉さん役の時期には、同番組の「ピンポンパン体操」がブームとなり、使用曲は1972年の第14回日本レコード大賞童謡賞を受賞した[1](歌:杉並児童合唱団・金森勢)。同番組のお姉さん役は、1971年10月4日から1975年4月5日まで、3年半担当した。1976年フジテレビ退社[1]

その後も、一時期は女優としてTBSの「パパは独身」に先生役で出演するなどした。当時の70年代フォークブームに乗り、ギターを抱えてのコンサート活動も行っていた。私生活では1979年2月10日作曲家坂田晃一と結婚。結婚記念日の2月10日は、夫である坂田晃一の誕生日でもある。[2][3]

過去の出演番組

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1971年10月4日 - 1975年4月5日、2代目おねえさん
1976年10月18日・10月19日、ピンポンパン放送10周年を記念して、渡辺直子と共に出演[4]
1982年3月31日・最終回、歴代のおねえさん(2代目おねえさん)としてゲスト出演。
フリー転向後『ママとあそぼう!ピンポンパン』放送10周年を記念して、3代おねえさん(渡辺直子、石毛恭子酒井ゆきえ)として出演。

発表曲

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レコードA面は、第14回日本レコード大賞童謡賞受賞曲の「ピンポンパン体操」
  • パジャママンのうた(1972年2月10日発売。日本コロムビア SCS-153)
  • ピンクのバニー(1972年2月10日発売。日本コロムビア SCS-153)
  • パンダちゃん(1972年8月10日発売。日本コロムビア SCS-170)
  • ジャストンピン(1972年8月10日発売。日本コロムビア SCS-170)
  • タンタンはやしうた(1972年8月10日発売。日本コロムビア SCS-171)
  • ドロンコマーチ(1972年8月10日発売。日本コロムビア SCS-171)
  • ピンポンパンのうた(※第2ヴァージョン)(1972年12月10日発売。日本コロムビア SCS-179)
  • レイン・ドロップス(1972年12月10日発売。日本コロムビア SCS-181)
明日に向って撃て!の主題歌“Raindrops Keep Fallin' on My Head”のカバー
のちに同曲は、SANYOドラム式洗濯乾燥機のTVCMにて、西田尚美が歌を口ずさむかたちで使用された(2004年6月から)。
  • キャンディマン(1972年12月10日発売。日本コロムビア SCS-181)
夢のチョコレート工場挿入歌で、サミー・デイヴィスJr.によっても歌われた“The Candy Man”のカバー
  • おさるがサ(1973年7月10日発売。日本コロムビア SCS-206)
  • ぼうしをかぶった男の子(1973年7月10日発売。日本コロムビア SCS-206)
  • ピンクの貯金箱(1973年7月10日発売。日本コロムビア SCS-207)
  • かくれんぼネッシー(1973年7月10日発売。日本コロムビア SCS-207)
  • げんこつくん(1973年11月25日発売。日本コロムビア SCS-218)
  • シャンプーマン(1973年11月25日発売。日本コロムビア SCS-219)
  • ピンポンパン体操(アルバム『みんなでうたおうピンポンパン』(1975年4月発売。日本コロムビア CW-7015)収録の石毛恭子が歌に参加したヴァージョン)
  • 愛は遥かに(1978年11月発売。日本コロムビア SCS-438)
テレビアニメ『大雪山の勇者 牙王』(1978年9月23日放映)エンディング曲
  • ちょうちょみたいに(アルバム『赤毛のアン うたとおはなし』(1979年7月発売。日本コロムビア CS-7119)収録)
世界名作劇場『赤毛のアン (アニメ)』(1979年放映)挿入歌
  • 愛のみずうみ(1981年3月発売。日本コロムビア CK-582)
アニメ映画『世界名作童話 白鳥の湖』主題歌
  • かがやく春の日(1981年3月発売。日本コロムビア CK-582)
アニメ映画『世界名作童話 白鳥の湖』挿入歌
  • その他多数

脚注

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  1. ^ a b c ママとあそぼうピンポンパンDVDインフォメーションサイト, ポニーキャニオン
  2. ^ 女性セブン小学館。1979年3月15日号 ☆☆独走ワイド=桜前線北上中☆☆(4)「石毛恭子■作曲家の妻になった(ピンポンパン)のお姉さん 新婚旅行はいまどき京都へ2泊3日」 p.37~p.38
  3. ^ 週刊女性主婦と生活社。1979年2月27日号 2代目ピンポンパンのお姉さんがお嫁さんになっちゃった!「わたし彼にオンブにダッコなのよ...」石毛恭子(元・フジテレビアナウンサー 28歳)が坂田晃一さん(作曲家・37歳)と2月10日結婚! p.174~p.175
  4. ^ [TVトピックス]三代の"おねえさん"10周年の「ピンポンパン」に出演。『読売新聞読売新聞社。1976年10月12日朝刊 28頁。