HAKUTO

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HAKUTO(ハクト)[1] または正式名称ホワイトレーベルスペース(White Label Space)は、2008年にGoogle Lunar X PRIZEへの挑戦に触発された本業で宇宙開発に携わった経験者達によって設立された。HAKUTOの名称は日本の伝承の白兎に因む。チームはGoogle Lunar X PRIZEのための予算を世界各国の企業からの広告収入で賄う[2][3][要文献特定詳細情報]

歴史[編集]

2008年、オランダでホワイトレーベルスペースが設立された。2009年にチームはGoogle Lunar X PRIZEに登録した[4]。 2010年9月10日、ホワイトレーベルスペース・ジャパンLLCが設立され有限会社として日本で登記された[5][要文献特定詳細情報]。 2012年6月11日に2作目の試作月面車(PM-2)の名称が "はくと" (「White Rabbit」)に決まった[4]。2013年1月30日、活動拠点をオランダから日本に移転する事が発表された。この変更にはSteve Allenから日本で運営を主導していた袴田武史に主導権が移る事も含まれた[6][7] 。2013年7月15日、チームは公式にチーム名をHAKUTO(ハクト)に変更した[1]。 2013年12月4日、チームはクラウド・ファウンディングにより3作目の月面車の試作車(PM-3)の開発資金を調達する事に成功した[4]。2014年2月19日、HAKUTOはマイルストーン賞の移動サブシステム部門の5チームの中の1チームに選ばれた[8]

ハクトは2015年1月に発表された同レースのマイルストーン賞(中間賞)で月面移動サブシステム中間賞を受賞した[9]

2016年後半にアストロボティック・テクノロジー英語版のロケットに相乗りで打ち上げられる予定[9]であったが、その後2016年12月22日チーム・インダスと、チームインダスが開発する月着陸船でHAKUTOの月面探査ロボット (ローバー) を月面まで輸送する“相乗り”契約を締結したと発表した。インダスで相乗りを行う場合の打ち上げ予定日は2017年12月28日、打ち上げ場所はインド・シュリーハリコータサティシュ・ダワン宇宙センターの予定である[10]

活動拠点[編集]

袴田武史によって主導されるチームは日本を拠点とする。主導する技術者の吉田和哉は小惑星探査機『はやぶさ』の開発にも参加した東北大学の航空宇宙技術の教授である[11]。HAKUTOはispace社によって運営され東北大学の宇宙ロボット研究所によって支援される[12][13]

協力者達[編集]

2008年1月時点においてチームは9人の正式な協力者を擁した[14]

  • 先進運営と技術サービス(Advanced Operations and Engineering Services) (AOES グループ BV) - 国際的な技術サービスと月面着陸機と月面車に関連する構造体、熱、推進装置の設計と分析の専門家による支援を担当
  • スイス推進研究所 - 低予算でホワイトレーベルスペースミッションで使用される着陸用エンジンの開発は自社製のロケットエンジン試験装置を使用する。
  • 東北大学 宇宙ロボット研究所 - 月面車の設計を担当
  • エアボーン・コンポジッツ BV - 先進的な複合材の生産と宇宙と他の産業用の技術の開発と軽量高性能複合材製構造体の製造を担当
  • Emxys - 計測器と科学と産業市場向けの制御用組み込み電子機器の設計と製造[15][16]
  • ミュンヘン工科大学の宇宙技術グループ
  • LunarNumbat - オーストラリアとニュージーランドのオープン・ソース技術をホワイトレーベルの宇宙ミッションを支援する新しいソフトウェアと電子機器の開発のために使用するチーム
  • ヴロツワフ工科大学 - 航空宇宙通信機器の開発
  • JAQAR スペース・エンジニアリング - 軌道設計とミッション分析の協力者

月面車[編集]

『ムーンレイカー』と子ローバーの『テトリス』で構成される[17][18]。だったが、現在では子ローバーの計画は無くなり、親ローバーの名称も変更となっている[19]

関連項目[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]