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ジョブ (ファイナルファンタジー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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ファイナルファンタジーシリーズ > ジョブ (ファイナルファンタジー)

ジョブ (job) とは、スクウェア・エニックステレビゲームファイナルファンタジーシリーズ(以下、FFシリーズ)に登場するキャラクターの能力による役割分担を示す項目である。すなわちキャラクタークラスをいう。

ジョブのあるFFシリーズの多くはジョブチェンジというシステムを採用しているため、一体のキャラクターが自由にキャラクタークラスを変更できることを特徴とする。

ファイナルファンタジーX-2』ではドレス(ドレスフィア)という。この項目では便宜上ドレスもジョブと表記する。

ジョブは職業のようなものと解されることがあり、ジョブチェンジをすること(ジョブを変更すること)は「ジョブに就く」と表現することがある。また、ドレスチェンジをすること(ドレスを変更すること)は名称の通り、服を着替えることをイメージしているので、「ドレスを着替える」と表現されることがある。

ファイナルファンタジーVI』『ファイナルファンタジーVIII』はキャラクター全員が青魔法以外の全ての魔法が使用可能であり、『ファイナルファンタジーX』はキャラクター全員が青魔法と召喚魔法以外の全てのアビリティが使用可能である。『ファイナルファンタジーVII』はキャラクター全員が全ての魔法を使う事ができる。

登場作品

ジョブに関するシステム

クラスチェンジ
『FFI』に登場するシステム。上位のジョブに変更できる。シナリオ終盤に行うことができる。『FFIV』では、主人公のセシルがクラスチェンジするイベントがあるが、これは暗黒騎士からパラディンへの変更であり、厳密には上位のジョブとは言い難い。
ジョブチェンジ
『FFIII』、『FFV』、『FFXI』、『FFTA』シリーズ、『チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮』に登場するシステム。街中やダンジョン、フィールドマップ上などでジョブを自由に変更できる。『FFXI』ではモーグリがいる場所でしかジョブチェンジが出来ない。『FFIII』ではキャパシティというポイントがあり、変更するにはキャパシティが必要になる。これはDS版『FFIII』では変更され、ほかのジョブチェンジシステムと同じようなものになっている。ただし、変更からしばらくは能力が低下する。
アビリティチェンジ
『FFV』、『FFT』、『FFTA』シリーズに登場するシステム。ポイントを得ることで覚えられるジョブのアビリティ(能力)を、他のジョブへ自由にカスタマイズできる。つまり、アビリティチェンジを行ったジョブは、そのジョブが専攻するアビリティ以外も使えるようになる。
サポートジョブ
『FFXI』に登場するシステム。ジョブレベル(以下、レベル)18に達して条件を攻略すると設定が可能になる。ジョブの役割をメインジョブとサポートジョブに分けてあり、キャラクターが就いているメインジョブのほかに別のジョブをサポートジョブに設定できる。サポートジョブとして設定されたジョブのアビリティとジョブ特性を得られるが、サポートジョブのレベルは半分になる。サポートジョブのレベルが半分以下の場合は制限を受けない。また、サポートジョブであると使用することのできないアビリティも存在し、たとえば基本的に1度使用すると2時間後まで使用することができない「スペシャルアビリティ」や、竜騎士の「コールワイバーン」などがそれに該当する。メインジョブのレベルが1の場合であるとサポートジョブのジョブレベルは1になる。
ゾディアックジョブ
『FFXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム』に登場するシステム。これはオリジナル版にはない要素である。メインプレイヤーキャラクターを仲間にする時点からジョブが選択できるようになり、選択すると変更できなくなる。オリジナル版ではすべてのプレイヤーキャラクターの成長は、プレイヤーの意思によって個性が付けられることは可能ではあるものの、同じ成長のさせ方であるために最終的には画一的にならざるを得ないものになっている。ゾディアックジョブシステムは、これとは逆に違った育成をさせることで各キャラクターに個性を付けるさせることが狙いである。それぞれ異なるライセンスボードをジョブごとに設置したのであり、ジョブに就くことは他のキャラクターと違うライセンスボードで育成させるということである。全ての武器が装備できるオリジナル版とは違い、装備できる武器の種類はジョブごとに異なっており、そのジョブ専用の武器もある。
ドレスフィア
『FFX-2』に登場するシステム。リザルトプレートと呼ばれる『FFX』に登場したスフィア盤に似たボードにドレスフィアをはめ込むことで、ジョブ(ドレス)を自由に変更できるシステムである。戦闘中にも変更できるのを特徴とする。
スペシャルドレスフィア
『FFX-2』に登場するシステム。3人のプレーヤーキャラクターがそれぞれ固有に持っているドレスフィアである。単一バトル内でリザルトプレート上の全てのドレスに着替えると呼び出せる。ユウナは「フロラフルル」、リュックは「マキナマズル」、パインは「斬騎王」。それぞれ本体と2つの付属パーツで構成される。HPが比較的高く特殊攻撃を持ち、過去のシリーズの召喚獣に近い存在。ドレスフィアと同様にAPでアビリティが増える。ただし、発動した場合には一人でしか活動できない。
重ね着
『FFX-2 LM』に登場するシステム。ジョブ(ドレス)の役割をベースドレスとサポートドレスに分けてあり、キャラクターが着ているベースドレスの上にサポートドレスを重ねることで能力をあげることができる。5つまで重ねられる。また、使用できるアビリティが増え、どのアビリティが増えるかは、重ねたドレスの組み合わせにより決まる。ドレスにはキャラクターとは別にHPがあるため、防具としても活用できる。
クラウン
『光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝- 』に登場するシステム。クラウンと呼ばれる頭装備にジョブとしての役割を持たせており、モンスターのドロップする宝石を使用することによって、アビリティを習得しセットする事により該当アビリティを使用できるようになる。
ウェポンスキル
『FFXI』に登場するシステム。WSと略される。武器スキルを上げることで覚える大技。TPを消費し使用する技で、武器種ごとに存在する。TPは相手へダメージを与えたり、与えられると蓄積され、1000になるとWSを放つことができる。TPは3000までためることができ、WSを放つと0になる。
武器スキルには、ジョブごとに得意、不得意が設定されており、そのジョブでないと使用できないWSがある。例えば、戦士は両手斧スキルが最も高くすべてのWSが使用できるが、弓術スキルは低く、WS「サイドワインダー」は狩人専用である。両手刀スキルは持たないので、どのWSも使用することができない。
ジョブツリー
『FFオリジン』に登場するシステム。戦闘を重ねジョブレベルが上がる毎に加算されるジョブポイントを消費して、コマンドスキルやパッシブなどを開放する。ジョブは基本種、上位種、最上位種が存在し、各ジョブのツリーの最下段で条件を満たす事で上位のジョブが開放されるが、「輪廻の戦士」、「召喚士」、「青魔導士」はシナリオの進行具合によって開放される。装備できる武器の種類はジョブごとに異なる。
DLC「竜王バハムートの試練」以降は、各ジョブに「幻想」と「終極」の派生ジョブが追加される。これのコマンドスキルやパッシブなどを開放するには「ねずみのしっぽ」が必要になる。
ジャックのみ全てのジョブを選択できるが、ジェド、アッシュ、ネオン、ソフィアは使用できるジョブが限定されているためツリーは存在せず、上位のジョブはシナリオの進行具合によって開放される。

ジョブの一覧

ジョブの分類は傾向を示すもので、分類にそぐわない例外もある。

基本的に低能力もしくは基礎的なジョブ

初めのジョブであるため基本的に他よりも劣るジョブ、または抜きんでた能力を持たないジョブ。どのジョブよりも最も弱い能力からはじめ、成長の後に強力になるものがある。

たまねぎ剣士
登場作品:『FFIII』『FFT 獅子戦争』
FC版『FFIII』では初めのジョブである。能力は他のジョブと比べて著しく低いが、専用の強力な武器が装備できることや、レベルが高くなると著しく能力が向上するといった特徴によりこのジョブの潜在的な能力は相当に高く、FC版『FFIII』でのすべてのジョブの中でも最高レベルにあるといってよい。たまねぎ剣士は「すっぴん」が初めのジョブになっているDS版にも登場するが、この作品でもさらにすべての白魔法、黒魔法を扱うという破格の強さを持つ。
『FFT 獅子戦争』では追加ジョブの一つで、汎用ユニットでもジョブチェンジができる。FC版『FFIII』のたまねぎ剣士から専用の強力な武器や高レベルでの高い成長率が引用されているが、アビリティを持たずアビリティチェンジができないことや、相手ユニットに直接行動を行えるのが「たたかう」のみであること、それゆえに「たたかう」を無効化する「見切る」などのリアクションアビリティに対して無力であること、などから他を圧倒する能力を得ているとはいえない。
すっぴん
登場作品:DS版『FFIII』『FFV』『FFX-2 LM』『光の4戦士』『FFレジェンズ』『時忘れの迷宮』
『FFV』では初めのジョブである。たまねぎ剣士と同じく能力は他ジョブと比べて著しく低いが、すべての武器が装備できる。またそれ自体は何のアビリティも持たないが、自由に選択できるアビリティの枠が他のジョブは1つなのに対し2つ持っているし、それぞれのジョブをマスターにする(最大レベルまで育成する)と、マスターになったジョブの特性などを引き継ぐことができるので、このジョブも『FFIII』のたまねぎ剣士と同じく相当に高い潜在能力を持ったジョブであり、最高レベルのジョブであるといえる。
『FFX-2 LM』のでは他のジョブに就いていないことを意味し、攻略において不利な状態であることを示している。
DS版『FFIII』ではFC版のたまねぎ剣士のような役割のジョブであるが、著しい能力の向上は見られず、低能力のままである。なお、このタイトルのすっぴんはクラス1の黒魔法と白魔法が使える。
『時忘れの迷宮』では全能力が他のジョブと比較し平均的なパラメーターを持つ戦士系のジョブである。『FFV』のように極端な成長はみられないが、専用のアビリティを持っているし平均的なパラメーターは強みでもあるので、ほかのジョブと同様に活躍させることができる。
『光の4戦士』ではクラウンを装備していない状態を示すジョブである。ステータスは低くアビリティを覚えることがない。このタイトルでは全滅すると、クラウンのレベルアップや武具の強化などに使用する「宝石」が半分に減るシステムになっているが、すっぴんであると全滅しても宝石が減らない。
見習い戦士
登場作品:『FFT』、『FFT 獅子戦争』では、若干の違いを持つモブハンターが追加された。
『FFT』での汎用ユニットと、主人公のラムザや一時期の仲間であるディリータ、アルガスが初めに就いているジョブである。「基本技」という弱いコマンドアビリティを持つ。主人公だけが「基本技」に幾つかの利便性の高いコマンドを持ち、「ガッツ」というカテゴリーでそれらを使うことができる。また、装備できるアイテムも汎用ユニットよりも豊富である。なお、ディリータはHPを消費して他者のHPを回復させる「おまじない」を、アルガスはナイトの「戦技」から、頭装備を破壊する「ヘッドブレイク」と、体装備を破壊する「アーマーブレイク」を使うことができる。専用ジョブを持つキャラクターは見習い戦士にはなれない。
『FFT 獅子戦争』での追加キャラクターであるルッソの専用ジョブであるモブハンターは、ラムザの見習い戦士とほぼ同一の能力を持つが、ジョブ特性に「密漁」が備わっている点が異なる。「密漁」はシーフのサポートアビリティで、この能力を持つユニットがモンスターに対し止めを刺すと、「毛皮骨肉店」にモンスターの種類に応じたアイテムが並ぶようになる。なお、モブハンターのコマンドアビリティは「エンゲージ」である。
旅人
登場作品:『光の4戦士』
『光の4戦士』において最初に入手できるクラウン(ジョブ)。サバイバビリティに特化したアビリティを習得。後述の「語り部」を除けば同作品における、戦闘からの逃走が可能な唯一のクラウンである。

主に物理攻撃が得意なジョブ

武器攻撃を主体に扱うジョブ。モンクなどは「素手」による格闘術を得意としているものがある。魔法を扱うジョブもあるが専門的には扱わない。武器が強力である上で、豊富なアビリティを駆使して立ち回るジョブもある。

戦士・ソルジャー・ウォリアー・闘士・剣闘士・フェンサー・ラプター・バスタード・将軍・エアレス・勇者
多彩な武器を使いこなす、攻撃力の高いジョブ。重装ができるので、防御力も高い。
『FFI』では、相手への動作が「こうげき」のみのジョブである。ナイトへのクラスチェンジをするのが前提のジョブであるため、上級の装備品が装備できない。『FFIII』の戦士の能力も、『FFI』と同じで、シナリオで新たなジョブを得ると、上級の装備品が装備できないので、使い続けるのが難しくなる。
その後のタイトルでは「こうげき」のみの戦士は登場しなくなるも、『FFXI』で再登場、新たなコンセプトを得てナイトと並立し、以後は主に『FFXI』の戦士をベースとして、いくつかのタイトルに登場している。
『FFXI』では最も得意な両手斧をはじめ、多種の武器種を扱える。敵対心を大きく高め相手の攻撃を自身へと引き付ける「挑発」が戦士の白眉で、盾役(敵対心をパーティで最も高めることで、攻撃を自身に集中させる役割)を務めるジョブのサポートジョブとして活用しやすい。戦士のアビリティには、防御力を下げ攻撃力を上げる「バーサク」や、攻撃力を下げ防御力を上げる「ディフェンダー」、回避率を下げ命中率を上げる「アグレッサー」、移動速度を下げ、相手への反撃性能を得る「リタリエーション」があり、これらは押しなべて自身のパラメーターを下げつつ、ほかのパラメーターを上げるアビリティである。他者を強化するアビリティはあまりないが、パーティメンバーの攻撃力を高める「ウォークライ」や、高レベルでは、パーティメンバーのクリティカル率の上がる「ブラッドレイジ」がある。
DS版『FFIII』では終盤でも活用できるように能力が調整され、新たに『FFXI』のバーサクと同じ性能の「ふみこむ」が加わっている。
『FFXIV』では、防御を強化するアビリティや、敵の攻撃を引き付けるアビリティを多く習得し、ナイトと同様に敵の攻撃から味方を守る役割を担う。
『FFTA』に登場するフェンサーは細身の剣を得意とする。将軍は、『FFVI』に登場するレオの固有ジョブであり、ショックで敵全体に攻撃する事が出来る。エアレスは『FFTA2』のアデル専用ジョブ。
バイキング
登場作品:『FFIII』『FFTA2』
『FFTA2』ではヴァイキングと表記する。
荒くれ者の海の民で、斧やハンマーによる攻撃な得意である。特に体力(防御力)が高い。『FFIII』の斧やハンマーは雷の属性を持ち、水棲のモンスターに対して大きなダメージを与えることができるが、素早さが低いので「攻撃回数」(『FFIII』の「こうげき」は、一度のコマンドで複数回の攻撃をしている)が少ない。ゆえにバイキングは、水棲のモンスターが多く登場する期間が過ぎると活躍しづらくなる。DS版『FFIII』で能力が調整された際には、『FFXI』の戦士が持つアビリティ「挑発」が加えられている。これにより『FFXI』のナイトのような高い防御力を活かした盾役としての活躍が期待できるようになった。
『FFTA2』では、『FFIII』に引き続き、雷属性を扱うジョブで、アクションアビリティの「あらくれ」の中には雷属性の魔法「サンダー」「サンダラ」「サンダガ」が含まれている。また、ほかの「あらくれ」には、ヴァイキングのイメージ通り、ダメージを与えつつ装備品を奪いとるアビリティ「ひっぺがす」などがある。
技師
登場作品:『FFIV』
飛空艇の設計や建造、補修を行うシド・ポレンディーナの固定ジョブ。仕事道具であるハンマーを武器にして戦う。技師という職業柄、飛空艇に関する高い知識や能力を有するが、戦闘では目立つほどには活かされていない。機械や生物の構造に詳しいので、『FFIII』の学者と同じくモンスターのステータスを見極める「しらべる」が使える。『FFIII』のバイキングが装備するハンマーが特定のモンスターに強いように、『FFIV』のハンマーは機械タイプのモンスターの弱点をつくので、目立たない形で機械への知識は生かされている。
ナイト・パラディン・ルーンナイト・剣聖・ディバインナイト・ナイトブレード・アークナイト・神殿騎士・守護騎士
高い攻撃力をもつ剣を扱い、優秀な防御力で身を守るジョブ。
『FFI』では、戦士からクラスチェンジするジョブで、モンクに次ぐ物理攻撃の性能を持ち、レベル4までの白魔法を扱うことができる。『FFIII』では、相手からの物理攻撃がひん死の味方に向かうと、そのダメージを肩代わりする「かばう」が自動で発動するジョブで、白魔法は使えない。『FFIV』では、セシルのジョブ「パラディン」として登場、『FFI』のように低レベルの白魔法を扱いつつ、「かばう」も行える。『FFV』ではアビリティチェンジの都合上、白魔法を扱わないが、『FFIV』に続き「かばう」を行え、また、武器の攻撃力を2倍にする「両手持ち」(盾は装備できなくなる)などを覚えることができる。
『FFXI』では初めて戦士と並存、攻撃力は戦士などと比較すると控えめになっているが、「かばう」(自動ではなく、自らかばう対象へ近づかなければならない)やそれをサポートする高い防御力を生かし、パーティの盾役を務めることが期待できる。白魔法の心得も復活し、HPを回復する魔法「ケアル」や、相手の命中率を下げる「フラッシュ」など、敵対心の高い魔法を扱うことで、盾役をスムーズに行うことができる。また、ナイト専用の白魔法が登場している。
『FFT』では上記のナイトとは趣を異にする。上記と同じく武器での攻撃が得意で防御力が高いのであるが、「かばう」はなく「戦技」を持ち、これをもって相手のパラメーターを下げることができる。たとえば「アーマーブレイク」は鎧を破壊して防御力を下げるアビリティであり、「スピードブレイク」はスピードのパラメータを下げるアビリティである。
ほかに『FFT』では、装備品を破壊するアビリティにダメージを加えた「剛剣」(戦技と異なり射程を持つ、剣の装備が必要)を扱う「ディバインナイト」や、武器の破壊によらずパラメーターを下げる「破壊魔剣」(射程や詠唱時間、MPを持つ)を扱う「アークナイト」がある。なお、アークナイトは敵であるザルバックの専用ジョブで、プレイヤーは使用できない。同じく敵であるイズルードの専用ジョブ「ナイトブレード」は、ほとんどナイトと同一であるが、弓使いのサポートアビリティ「精神統一」(命中率が高くなる)を備え、移動距離がより長く、槍や忍者刀が装備できる点が異なる。
ホーリーナイト・ホワイトナイト
登場作品『FFT』
アグリアスの専用ジョブ。聖なる力を行使する聖なる騎士。アクションアビリティの「聖剣技」は射程を持つ聖属性の攻撃で、発動には剣の装備を必要とする。ホワイトナイトは敵であるウィーグラフの専用ジョブで、ホーリーナイトとほぼ同一である。
モーグリナイト
登場作品:『FFTA』『FFTA2』
『FFTA』のモーグリ族がなれる前衛系ジョブ。
チョコボ士
登場作品:『FFTA2』
装備によるアビリティを一切習得できないかわりに、戦闘マップでチョコボを捕獲し騎乗することでアビリティを使用できる。使用できるアビリティは捕獲したチョコボにより異なる。銃以外の全ての武器を装備可能。
弓使い・狩人・ガンナー・スナイパー・砲撃士・機工士・銃使い・エージェント
遠隔攻撃のスペシャリスト。初登場は『FFIII』の狩人。作品によって弓しか装備できなかったり、銃だけしか装備できなかったり、全ての遠隔攻撃武器を装備できたりする。最も際立った特徴としては後列から攻撃しても敵に与えるダメージが減らなかったり、『FFXII』や『FFT』などでは敵から離れた場所からでも攻撃する事が出来る。『FFV アドバンス』の砲撃士は大砲で遠隔攻撃するジョブである。エージェントは『FFTA2』に登場するアルシドの専用ジョブで、本人のキャラにふさわしくマップ上の女性ユニットに関わるアビリティを多く取得する。
登場作品:『FFV』『FFVI』『FFX-2』FFXI』『FFXIV』『FFT』
『FFVI』『FFX-2』ではサムライと表記する。『FFXIIインターナショナル』ではもののふ、『FFTA2』では用心棒として登場する。
ほかのジョブが基本的に扱うことのできない「刀」を主に扱う戦士。『FFVI』の「ひっさつけん」や『FFX-2』『FFTA2』の「奥義」のように、剣戟系のアクションをもつ作品が多い。『FFXI』では、TPの獲得に高いアドバンテージのあるジョブで、3分に1度「黙想」によりTPを獲得することができ、ウェポンスキルの発動の際にTPの消費が1000の固定になる「石火之機」を習得できる。これらにより侍は、もっとも頻繁にウェポンスキルを発動することができる。また、「石火之機」を駆使すれば、侍は、ひとりで技連携を行うことが容易である。
『FFV』の刀は、クリティカルヒット(通常攻撃時に稀に現れる高いダメージ)の出現する確率の高い武器である。『FFVI』の刀は、サムライのコマンド「ひっさつけん」の発動の際に装備していなければならない。『FFT』では、所持している刀の力を、アクションアビリティの「引き出す」により行使することができる。なお、力を引き出した刀は、まれに壊れてなくなってしまう。「引き出す」は効果の計算式に魔法攻撃力が関わることから、魔道士系ジョブとの相性がよい。『FFXI』の両手刀は、侍と忍者がウェポンスキルを持つが、忍者は片手刀がより専門であることから、侍が最も両手刀に長けたジョブである。
『FFV』『FFX-2』で習得する「ぜになげ」は、ゲーム内通貨を消費し、その硬貨を相手に投げつけてダメージを与えるアビリティである。
『FFV』『FFT』で習得する「しらはどり」は、相手の物理攻撃を高確率で回避するアビリティである。『FFXI』では、似たアビリティに、物理攻撃を完全に回避する「心眼」がある。
魔剣士・暗黒騎士・ダークナイト・ラニスタ
闇や負の力を攻撃に変える事が出来るジョブ。『光の4戦士』では暗黒剣士として登場する。全般的な特性としてHPを消費して敵全体にダメージを与えたり、敵1一体に大ダメージを与える事が出来る「暗黒」を使える点がある。
『FFIII』に登場する魔剣士は、暗黒剣と呼ばれる日本刀のような武器を装備でき、白魔法を使うジョブである。DS版では、白魔法が使えなくなった一方、アビリティ「あんこく」が追加され、外見的にも実質的にも『FFIV』の暗黒騎士に類似した存在となった。
『FFT』のダークナイトは「暗黒」こそ使えないものの、闇の力を攻撃に変えている点で同系のジョブだと推測される。『FFXI』では一部の黒魔法も使う事が可能である。初登場は『FFIV』の暗黒騎士(名称としてはFFIIのレオンハルトがダークナイトと呼ばれていた)。
竜騎士・ウーラン
槍を持った卓越した跳躍力を誇る騎士。跳躍力を具現化したジャンプコマンドは多くの場合でジャンプ中は無敵となり、ダメージが通常の二倍になる。初登場は『FFII』だが当時はジャンプコマンドという概念がなく、得意とする武器も槍ではなく剣であった。また竜騎士は飛竜を従えるとされており、その概念は『FFXI』で具現化された。『FFXI』の竜騎士は、ジョブアビリティとして子竜を召喚し、一緒に戦闘に参加させることができる。子竜は通常物理攻撃はもちろん、攻撃系のブレスやヒーリング系のブレスを吐き、竜騎士を助ける。ウーランは槍を用いるがジャンプは出来ない。
ドラグナー
登場作品:『FFT』
『FFT』に登場するレーゼの固定ジョブ。レーゼは竜の血族であり、竜に関するアビリティ「ドラゴン」が使える。女性専用の「バッグ」以外は装備できないが、素手での攻撃力は高い。
忍者
登場作品:『FFI』『FFIII』『FFIV』『FFV』『FFXI』『FFXIV』『光の4戦士』『FFレジェンズ』『FFEX』『時忘れの迷宮』
『FFVI』ではアサシンとして登場する。『FFT』『FFTA』シリーズでは忍者とアサシンの両方が登場する。
専用の小型の刀や短剣を二刀流して闘うジョブ。二刀流(『FFI』を除く)による攻撃力は高いがHPや防御力が低く、打たれ弱い場合が多い。忍術や黒魔法を使える場合もある。例外的に『FFIII』の忍者は、一部の専用装備を除いたすべての武器防具を装備できる戦士系最強ジョブである。初登場は『FFI』。
モンク
登場作品:『FFI』『FFII』『FFIII』『FFVI』『FFXI』『FFXIIインターナショナル』『FFXIV』『FFT』『FFレジェンズ』『FFEX』
『FFIV』ではモンク僧、『FFTA』『FFTA2』ではホワイトモンク、『光の4戦士』では武道家として登場する。
徒手空拳を用いて戦うジョブ。モンクは嵩山少林寺のように精神修養などを目的に徒手空拳を身に付けた僧侶がイメージされている。なかには『FFIX』のサラマンダーのように、聖職とは無縁のようであるモンクもあり、彼は徒手空拳を用いるモンクではあるが聖職者としての側面は覗かせず、職が賞金稼ぎであるとだけ知られる。モンクはシリーズを通して見ると攻撃力は最高峰でHPが豊富でありながらも、防具は鎧などの重装備ができないために総合的な防御力の数値が低くなる傾向にある。
徒手空拳の使い手であるので武器は基本的に拳で戦う。素手だけで戦うタイトルや、グローブなどに刃を取り付けた「爪」などの拳で殴打するのに適した武器で武装するタイトル、ヌンチャクなど棒状の武器を扱うタイトルもあり、なかでも『FFI』では杖や錫杖など、『FFXI』では片手棍や両手棍を装備することができる。これらは聖職者が刃物での武装を戒律で禁止されているという確立されたイメージのもとに、モンクがそれとして強調されるときにあらわれる世界観が反映されたもので、ゲームを有利に進めるうえではモンクのアドバンテージが大きく削がれるので普通は装備されない。
多くのタイトルのモンクや『FFXI』での格闘武器のダメージは特別な計算によって算出されるようになっており、他のジョブがモンクのようにして攻撃するよりもダメージに違いがあらわれる。『FFV』と『FFT』ならば「格闘」のアビリティによって他のジョブもモンクと同一の計算により算出されたダメージを得ることができる。
『FFI』の素手での攻撃力と防具を装備していない状態での防御力の数値がモンクのみレベルに依存して算出され、何かを装備すると他と同じ算出をする。あるレベルに達すると素手での攻撃が武器を上回り防御力は防具を上回るので、何も装備しない方が数値が高くなる。さらに上がっていくと素手での攻撃力がインフレーションしていき、最終的に他の追随を許さないほどにダメージが強力になる。ただし魔法防御力が低いうえに特殊攻撃に弱い。特殊攻撃から守るのに優秀であるが防御力は1である「リボン」を装備するなどして対抗しようとすると、特別ではない計算式により防御力が激減する。タイトルによってはを利用したアビリティを使用できる。
スーパーモンク・空手家・マスターモンク
登場作品:『FFI』『FFIII』『FFTA2』
スーパーモンクは『FFI』、空手家は『FFIII』、マスターモンクは『FFTA2』に登場する。
モンクが登場するタイトルの中で、別に存在する徒手空拳の使い手。主にモンクの上位に位置する。空手家は「ためる」によりダメージの上昇を図ることができる。また、DS版『FFIII』の空手家はモンクの上位にならないように変更が加えられた。なお、「ためる」は『FFIII』以降、主にモンクのアビリティとして登場しているため、結果的に空手家がオミットされてモンクへと吸収されるような形となっている。
マシーナリー
登場作品:『FFVI』
『FFVI』に登場するエドガーの固有ジョブ。MPを消費せずに使用可能な特殊コマンドの「きかい」は、それ専用のアイテムを入手すると以後はストックされている限り各種類の技を使用できるようになる。またアビリティを使用しても専用のアイテムが消費されることがない。敵全体攻撃である「オートボウガン」など、攻撃的なものが多く、攻撃と同時に状態異常が発生する「きかい」もある。装備可能な武器は騎士剣も含めた剣や槍で、防具は鎧などの重装備で固められる。
ブレイカー
登場作品:『FFXIIインターナショナル』
ハンマーとアックスを用いるジョブ。「防御破壊」など敵の能力を下げることが出来る。
シカリ
登場作品:『FFXIIインターナショナル』
ダガーと忍刀を用いるジョブ。
バーサーカー・野生児・雪男
行動を指示する事が不可能、もしくは一度指示を与えると以降の行動指示を受け付けなくなるジョブ。状況に応じた操作が出来ないため非常に扱いにくいが、攻撃力などにおいて秀でる。初登場は『FFV』。
魔導戦士
登場作品:『FFVI』
『FFVI』に登場するティナの固定ジョブ。魔法を覚えるためのアイテム「魔石」を使用せずに、一部の魔法を覚えることが出来るジョブである。シナリオを進めると、能力を大幅に上げる「トランス」という特殊コマンドが使用可能になる。
バトルクイーン
登場作品:『FFTA』
『FFTA』に登場する大鎌を武器にする戦士系ジョブ。アビリティーを持たない、攻撃だけを行うジョブである。武器は装備していないので、大鎌は身体の一部であるとも受け取れる。
鉄巨人
登場作品:『FFT』
『FFT』に登場する労働八号の固有ジョブ。自分のHPを消費することで強力な攻撃を行う「作業」を使用可能。
きぐるみ士
登場作品:『FFX-2』
『FFX-2』に登場する着ぐるみを着て戦うジョブ。キャラクターごとに個別の着ぐるみが存在し、ユウナにはモーグリ型、リュックにはケット・シー 型、パインにはトンベリ型があり、使用できる技もそれぞれ違う(「モグ○○」、「ケット○○」、「トンベリ○○」)。入手するには厳しい条件があり、それに見合った強さを持つ。

専門的に魔法を扱うジョブ

魔法を扱うジョブ。武器攻撃が不得意であり、防御力が低い。

黒魔道士(黒魔道師、黒魔導士)・黒魔法使い
登場作品:『FFVI』以外のジョブのあるタイトル。黒魔法使いは『光の4戦士』に登場する。
『FFI』では黒魔術士から黒魔道士へクラスチェンジする。『FFIII』では黒魔道士の上位に魔人が存在する。
「黒魔法」を使うジョブ。「黒魔法」には、ダメージを与える魔法や状態異常を与える魔法が多い。全般的に攻撃力や防御力やHPは低い傾向にある。
白魔道士(白魔道師、白魔導士)・白魔法使い
登場作品:『FFVI』以外のジョブのあるタイトル。白魔法使いは『光の4戦士』に登場する。
『FFI』では白魔術士から白魔道士へクラスチェンジする。『FFIII』では白魔道士の上位に導師が存在する。
『FFT』では、よく似たジョブにハイプリーストがある。
「白魔法」を使うジョブ。「白魔法」には、HPや状態異常を治療する魔法や能力を上げる魔法が多い。他の魔道士系と比較すると攻撃力は若干高めであるが、期待できるほどの攻撃力は有していない。
時魔道士
登場作品:『FFV』『FFT』『FFTA』『FFTA2』『FFEX』
白魔法と黒魔法から分離した「時魔法(時空魔法)」を使用するジョブ。『FFV』では時空魔法であり、『FFT』、『FFTA』では時魔法として登場する。他のFF作品では黒魔法、白魔法であるものが多く、その中から時間や時空に関するものであると定義された魔法が、これに再構成されたものである。『FFV』の設定では、このように白魔法から細分化された魔法であるとする。
召喚士
登場作品:『FFIII』『FFIV』『FFV』『FFXI』『FFXIV』『FFT』『FFTA』『FFTA2』『FFレジェンズ』
『FFIII』では幻術師魔界幻士として登場する。
召喚獣を召喚して得意な技を行使させる「召喚魔法」が使えるジョブ。相手もしくは味方全体に効果のある召喚魔法が多い。体力が低いことが多く、その作品中で最も少ない場合が多い。
『FFIII』に登場する幻術師の使用する召喚魔法には「黒」と「白」の概念があり、どちらか一方の技がランダムに発動するようになっている。また、同じく『FFIII』に登場する魔界幻士は「黒」と「白」が合体したより強力な召喚魔法を使用することが可能である。召喚士は魔界幻士の名称を改めたもので、「黒」と「白」の概念を廃した『FFIV』から登場し、以降『FFV』、『FFXI』、『FFT』、『FFTA』に登場している。
『FFXI』では4つあるペット(HPなどのパラメーターを持つPC外部のユニット)を使役するジョブのひとつで、MPを消費して呼び出すジョブは召喚士が唯一である。呼び出すと徐々に術者のMPが減っていき、0になると消滅する。術者の命によりオートアタックやアビリティを行使するのは、ほかのペット系のジョブと同じである。
ジョブとは呼ばれないが、『FFIX』のダガー(ガーネット)とエーコ、『FFX』のユウナは召喚士と呼ばれている。
陰陽士
登場作品:『FFT』
敵を状態異常にする「陰陽術」を使用する。他のFF作品では黒魔法であるものが多く、その黒魔法から状態異常に関する魔法を「陰陽術」として再構成したものである。名前は全て新規に名づけられたもので、全て漢字により構成されている。「陰陽術」の元となる他のFF作品での黒魔法の名前は、同じく『FFT』に登場するテンプルナイトの「魔法剣」として登場し、それは「陰陽術」とほとんど重複する効果を持つ。たとえば、「陰陽術」の「闇縛符」は、「魔法剣」の「ブライン」と対応しており、他のFF作品では黒魔法に分類されている。「陰陽術」が初出である魔法もある。
算術士
登場作品:『FFT』
魔法をMP消費と詠唱時間無しで、条件を課す事により使用する「算術」を使う。覚えた魔法を全て使うことができる。ただし、「算術」の場合は、レベルなどの数値が3の倍数や素数などの、選択した条件と使いたい魔法を組み合わせるものであり、敵と味方の区別なく、全てのキャラクターに発動する。装備品などを駆使すると、敵のみを条件にはめることができるが、味方にも被害が及ぶとなると文字どおり、計算の失敗である。行動回数が非常に少なく、算術士が1度行動する間に、素早さの高い忍者なら3回は行動する。
天道士・天冥士
登場作品:『FFT』
信仰に依らず、属性攻撃を一度に数回繰り出す魔道士。天道士がラファ、天冥士がマラークの専用ジョブである。相手の魔法回避率を参照しないので回避はできないが、効果範囲の全域ではなく、1箇所ずつランダムに繰り出すので、当たりの判定は発生する。攻撃の回数もランダムである。
天道士の「真言」は、ダメージの計算式にFaith(信仰心を示すパラメーター、高いと魔法の威力が高く、魔法への防御が低い)を参照せず、天冥士の「裏真言」は、Faithが低いほどダメージが高くなる。
ネクロマンサー
登場作品:『FFV アドバンス』
禁断の暗黒魔法を使う事が出来る。このジョブになると、回復魔法でダメージ、即死魔法で回復、蘇生魔法で即死、といったアンデッド属性になる。
幻術士
登場作品:『FFXIV』『FFTA』『FFTA2』
『FFTA』『FFTA2』では、人間族とン・モゥ族のジョブ。敵ユニットすべてに属性攻撃を与える「幻術」を行使する。消費MPが多く、基本のダメージが低めである。なお、『FFIII』の幻術師は召喚士系のジョブであり、これとは大きく異なる。
『FFXIV』では白魔道士の下位のジョブで、白魔道士と同様にケアルやプロテスなどが使えるほか、土属性と風属性の攻撃魔法も使える。
錬金術士
登場作品:『FFTA』『FFTA2』『光の4戦士』『FFEX』
『FFTA』では、よく似たジョブに精錬術士がある。
錬金術」を使うジョブ。精錬術士はその上位バージョンである。「アイテム」のコマンドアビリティを装着せずともアイテムを使用することができ、「薬の知識」でアイテムの効果を倍増させることもできる。
精霊使い
登場作品:『FFTA』『FFTA2』『光の4戦士』
「精霊魔法」を使う魔道士。相手にダメージを与えつつ、状態異常効果も与えることができる。突剣を扱い、魔道士の中では物理攻撃は高めである。『光の4戦士』では属性に特化したアビリティを習得する。
ビショップ
登場作品:『FFTA』『FFTA2』
バンガ族で唯一の魔道士系ジョブ。「祈祷」により「ケアル」などの「白魔法」と共通する魔法を操るほか、「賢術」と共通する「エアロ」などが扱える。
緑魔道士
登場作品:『FFTA2』
「緑魔法」を使用する魔道士。スピードの値が非常に高い。緑魔法はサポート効果専門の魔法体系で、相手に直接ダメージを与える魔法が存在しないが、緑魔道士の武器はメイスやハンマーなど比較的攻撃力が高いものが使用できるため、攻撃役としてもそれなりに振舞うことができる。
裏魔道士
登場作品:『FFTA2』
「裏魔法」を使用する魔道士。ドレイン、アスピル、デスなど、効果は高いが使用状況を選ぶ魔法が多い。
導士
登場作品:『FFTA2』
ヒュム族の魔道士。「大魔法」により白魔法と黒魔法のいくつかを扱え、そのひとつである「マジックバースト」により物理攻撃と魔法攻撃を同時に仕掛ける。「導師」と同じく猫の耳を象ったフードをかぶっているなど、同じ意匠を持つジョブである。
占星術士
登場作品:『FFIVX』『FFT』
オーランの専用ジョブ。占星術士のアビリティである「星天」は、敵全体の動きを止める「星天停止」だけがある。
クレリック
登場作品:『FFT』
『FFT』にはよく似たジョブに、プリンセスがある。
クレリックがアルマ、プリンセスがオヴェリアの専用ジョブである。強力な補助魔法のある「聖魔法」を扱う。
ルーンシーカー
登場作品:『FFTA』
バブズの専用ジョブ。設定上はあらゆる魔法を使いこなすことができるとされているが、表面上、アビリティの「ルーン」はそのようにはなっていない。「ルーン」には、それ専用の魔法が2つと、「時魔法」の「グラビデ」と「グラビガ」がある。
賢者
登場作品:『FFIII』『FFIV』『FFT』『FFEX』
『FFTA』シリーズではセージとして登場する。
『FFIV』ではよく似たジョブに、月の民がある。『FFT』ではソーサラーとして登場する。
ほとんど、もしくは全ての魔法が使えるジョブ。『FFIII』においては、賢者は黒魔法と白魔法、魔界幻士の使う召喚魔法が全て使える。DS版『FFIII』では召喚魔法は幻術師のものに変わる。『FFIV』では、賢者はテラの固有ジョブであり、多くの黒魔法と白魔法が使える。月の民はフースーヤの固有ジョブであり、これも多くの黒魔法と白魔法が使える。『FFT』のソーサラーは、敵ユニットであるクレティアンの固有ジョブであり、幅広い分野の魔法を「全魔法」として使う。「全魔法」という名前であるが、全ての魔法を扱うわけではない。
『FFTA』シリーズのセージは、「ギガフレア」などの強力な「賢術」を操る魔導士である。盾を装備することができ、魔導士系の中では、物理攻撃が高い。
呪術師・呪術士
登場作品:『FFXIV』『光の4戦士』
攻撃特化型の魔法系ジョブで初出は『光の4戦士』。『光の4戦士』では「闇魔法」という魔法系アビリティを習得するクラウン。
『FFXIV』では黒魔道士の下位ジョブ的な位置づけで、黒魔道士とほぼ同様に火、氷、雷の攻撃魔法を習得する。

魔法と物理攻撃が得意なジョブ

魔法を専門に扱いつつ、武器攻撃も得意なジョブ。魔法が使えるが、専門に扱わないジョブは物理攻撃が得意なジョブに含める。

赤魔道士・赤魔道師・赤魔術士
登場作品:『FFI』『FFIII』『FFV』『FFXI』『FFXIV』『FFTA』『FFTA2』『時忘れの迷宮DS+』
『FFXII インターナショナル』では赤魔戦士として登場する。
初歩的な白魔法、黒魔法を使用し、武器攻撃力も比較的高い。ただし、より強力な魔法は扱えないため、専門的なジョブには敵わない。『FFXI』では、エン系やリフレシュ、ファランクスなどの専用魔法を使うことが出来る。赤魔戦士は鎧やメイスなどの重装備が可能。
青魔道士
登場作品:『FFV』『FFVI』『FFXI』『FFXIV』『FFTA』『FFTA2』『FFX-2』『FFEX』
『FFX-2』では魔銃士として登場する。
敵の技を覚えて「青魔法」として使用するジョブ。初登場は『FFV』。青魔法には他の魔法に比べて変わったものが多く、例としてモルボルの「臭い息」やサボテンダーの「はりせんぼん」などがある。青魔法は敵の技を受けることにより「ラーニング」できる作品が多い。『FFVI』のストラゴスのみ、武器攻撃はあまり得意ではない。『FFX-2』のジョブ魔銃士も同じく敵の技を使う事が出来る。
魔法剣士・魔導剣士
登場作品:『FFV』『FFXI』『FFT』『FFTA2』『光の4戦士』
『FFT』ではテンプルナイトとして、『FFXI』では魔導剣士という名前で登場する。
剣に魔法効果を付加する「魔法剣」を扱うジョブ。『FFV』では攻撃魔法や補助の魔法を加えて攻撃を行うが、『FFT』では主に補助の魔法を与えるアビリティ、『FFTA2』では補助魔法を与えるつつ、攻撃を加えるアビリティである。
『FFXI』では「魔法剣」はエン系魔法の効果となっている為、魔導剣士が使うのは「ルーン」となっている。
グラディエーター
登場作品:『FFTA』『FFTA2』
専用のアビリティや、闘士の「闘技」の一部を「魔法剣技」もしくは「闘剣技」として扱う。『FFTA』登場するグラディエーターは「魔法剣技」を使用するが、名称に反して物理攻撃として扱われる。『FFTA2』では「闘剣技」として「魔法剣技」と同じアビリティを扱うが、専用のアビリティの属性が魔法攻撃に変更されている。
魔砲士
登場作品:『FFTA2』
魔法効果を砲撃の射程で撃ち出す「魔砲撃」と言うアビリティを使う。「魔砲チャージ」と呼ばれる事前のアクションにより魔砲撃を行使する。
ビスクマータ
登場作品:『FFTA』
『FFTA』に登場するレドナの専用ジョブ。攻撃系の魔法であるオメガ、アビスからなる「闇魔法」と、剣による「奥義」という、2つのコマンドを持つ。

主に技能が中心となるジョブ

武器での攻撃が苦手であり魔法の能力を持たないジョブ。特殊な技で攻撃やサポートを行う。

シーフ・冒険家・空賊
素早さが高く、相手のアイテムを盗める(『FFI』を除く)ジョブ。武器は主に短剣を使用する。多くは攻撃力が低い。
シーフの代表的なアビリティである「盗む」は『FFIII』から登場しており、以降の作品ではかならず登場している。このアビリティは、敵キャラクターのアイテムを「盗む」ことにより獲得するものであり、「盗む」のみでしか入手できないアイテムなども存在する。『FFT』、『FFTA』では盗むアイテムに応じたアビリティを取り揃えており、たとえば「鎧を盗む」なら鎧のみを盗む。そして、これらを「盗む」というカテゴリで使うことになる。また、同種のアビリティである「ぶんどる」は「盗む」と同時に武器による攻撃を与えるものである。これは『FFV』、『FFVI』に登場し、後者では特定のアイテムを装備することにより「盗む」が「ぶんどる」に変化する。なお、『FFI』のシーフは「盗む」のアビリティを持っておらず、戦闘からの逃走判定に関わる「こううん」の高いジョブ、という位置づけであった。
『FFIII』のシーフは鍵の掛かった扉を開ける能力を持ち、『FFV』では隠し通路を発見する「かくしつうろ」や移動速度が2倍になる「ダッシュ」のアビリティを覚える。
『FFXI』では「不意打ち」や「だまし討ち」というアビリティが存在し、いずれも特定の条件のもと、与えるダメージを増加させるものになっている。『FFVI』では、シーフ的な役割のジョブは冒険家という名で登場する。冒険家は「盗む」を使用できるほか、剣や鎧などの重装備も可能である。この点から、攻略本『ファイナルファンタジーVI 基礎知識編』では、服などの防御力が低いものしか装備できない「軽装戦士」的なシーフとは違い、冒険家は重装備ができる「戦士」であると解説している。空賊は『FFT獅子戦争』のバルフレア、『FFTA2』のヴァンの専用ジョブで、アイテム入手やダメージ回避に関わるアビリティを多数所持する。特にバルフレアは乱れ打ちを覚えるなどかなり優遇されている。『光の4戦士』では盗賊として登場する。
話術士
登場作品:『FFT』
武器や魔法に頼らずに「話術」を駆使して戦うジョブ。相手の能力を上昇したり、下降させたりすることができる。「話術」の「勧誘」により、相手のユニットを味方に引き込むことができる。
予言士
登場作品:『FFV アドバンス』
「宣告」で様々な効果を敵に与えたり、「予言」で天変地異を起こしたり出来る。
風水士・風水師
登場作品:『FFIII』『FFV』『FFXI』『FFT』『FFTA2』『FFEX』
地形を利用したダメージを敵に与える事が出来るジョブ。MPを使わずに魔法と同じ様な効果を発揮する事が出来る。『FFIII』では「失敗」があり、術者にダメージが及ぶことがある。
『FFXI』では地形ではなく、風水鈴(ベル)と羅盤を使い、自身や羅盤の周囲に特殊な効果を持つフィールドを発生させたり、向きにより性能の変化するラ系の黒魔法を使ったりする。なお、鈴(ベル)で殴る事はできない。
モーグリ
登場作品:『FFVI』
『FFVI』に登場するモグや、他のモーグリたちの固有ジョブ。『FFVI』ではモグだけが、「おどり」を踊ることで、さまざまな能力を行使する。他のモーグリたちは、固有のコマンドを持たない。「おどり」は、外観としては踊り子の「踊る」に似ているが、踊ることで自然を操れる点が、風水士に似ている。風水士が自らが立つ地形を利用するのに対し、自らが立つ地形を変えて、変えた地形に基づいた能力を行使するのがモーグリである。
薬師・アイテム士・アイテムシューター
アイテムの利用に精通したジョブ。作品によりアイテムの効果が2倍になったり、特殊なアイテム系のコマンドが使用できたり、アイテムが投げられたりするなどの特性を持つ。初登場は『FFV』の薬師である。
ものまね士
登場作品:『FFV』『FFVI』『FFT』
 前に行動したキャラクターの「ものまね」が出来る。『FFV』では他ジョブのコマンドを3つまで付けられる。『FFVI』ではゴゴの固定ジョブである。
吟遊詩人
登場作品:『FFIII』『FFIV』『FFV』『FFXI』『FFT』『FFTA2』『光の4戦士』『FFレジェンズ』『FFEX』
『FFIV』では王族として、『光の4戦士』では詩人として登場するほか、似たジョブに音楽家がある。
『FFIV』ではギルバートの固有ジョブとして登場。『FFIII』の「うたう」はモンスターにダメージを与えるものであり効果はそれだけであったが、『FFIV』の「うたう」は、装備武器によって効果が変わるようになる。DS版『FFIII』でも『FFIV』と同じようになる。『FFV』『FFXI』『FFT』の「うたう」は、魔法などと同じように、どの歌を歌うかを選択出来るようになっている。DS版『FFIV』の「うたう」もこの方式が使われている。『FFT』の「詩う(うたう)」は、味方のステータスを上昇させる効果の詩を歌うもので、吟遊詩人のターンが回ってくるごとに効果が上乗せされていく。『FFT』では男性だけがなれるジョブである。『FFTA2』ではハーディの専用ジョブである。
踊り子
登場作品:『FFV』『FFXI』『FFXIV』『FFT』『FFTA2』『FFレジェンズ』『時忘れの迷宮』
様々な効果が得られる「踊る」を使用するジョブ。『FFV』の「踊る」は効果の出現がランダムで、攻撃や補助に関するの4つの「踊り」がある。『FFT』の「踊る」は、吟遊詩人とは逆に相手側のステータスを下降させる効果の踊りを踊るもので、吟遊詩人と同じように、踊り子のターンが回ってくるごとに効果が上乗せされていく。

『FFXI』ではサンバ、ワルツ、ジグ等を使い分け魔法のような効果をもたらす。『FFT』では、女性だけがなれるジョブである。『FFTA2』ではパンネロの専用ジョブである。

歌姫
登場作品:『FFX-2』
「ダンス」と「うた」を扱うジョブで、他のFF作品に登場する吟遊詩人と踊り子の役割を合わせたようなジョブ。
魔獣使い・獣使い・調教士・動物使い
モンスターを操ったり、捕らえたり、飼っているモンスターや動物を敵と戦わせたりする事が出来るジョブで作品によってかなり個性が違う。初登場は『FFV』の魔獣使い。
学者
登場作品:『FFIII』『FFXI』『FFXIV』『時忘れの迷宮』
『FFIII』では「みやぶる」で、敵の弱点を調べる事ができ、この能力がボスの一人であるハイン戦で重要な役割を果たす事となる。DS版『FFIII』では一部の白・黒魔法が使えるようになり、魔法アイテムの効果が2倍になる能力も得た。武器は本や辞典であり、これらを使ってモンスターを殴打する。
『FFXI』では白魔法が得意になる白のグリモアと黒魔法が得意になる黒のグリモアを使い分け、魔法を効果的に使うジョブである。また、『FFXI』の学者は本で殴ることはできない。
『FFXIV』では味方の回復の長けたフェアリーを召喚し戦うジョブである。なお、『FFXIV』の学者は本で殴る事ができる。
からくり士・カラクリ士
登場作品:『FFXI』『FFTA』
『FFTA』ではカタカナで表記され、『FFXI』ではひらがなで表記される。
『FFTA』では味方全員か敵全員どちらかを対象に状態変化を引き起こす「パンドラ」(『FFTA2』では「からくり」と言う名称に)を使用する。
『FFXI』では、オートマトンと呼ばれるからくり人形を敵と戦わせることが出来る。
めたもる士
登場作品:『FFTA』
捕まえたモンスターに変身することが出来る。
曲芸士
登場作品:『FFTA』『FFTA2』
「曲芸」と言う変わった手法で攻撃をし、様々な状態異常を付加する事が出来る。
トリックスター
登場作品:『FFTA2』
カードを武器とし、敵に様々な状態異常を付加する「幻惑」というアビリティを使う。
レンジャー
登場作品:『FFTA2』『FFレジェンズ』
『FFTA2』では、マップ上にトラップを仕掛けたり、身を隠して敵から狙われなくなる「サバイバル」というアビリティを使う。
ピクトマンサー
登場作品:『FFVI』
リルムのジョブ。敵の絵を描いて敵の特殊攻撃を使う事が出来る。
神官
登場作品: 『FFVI』
バナンのジョブ。MPを消費せずに味方全体を回復させる、「いのる」が使える。
幽霊
登場作品:『FFVI』
 幽霊達(????)のジョブ。「とりつく」で相手を即死させると、パーティから離脱する。魔列車のイベント中しか仲間に出来ない。
コルセア・ギャンブラー
『FFX-2』で登場したギャンブラーは、ダイスを振ることで特殊な効果を得たり攻撃を行ったりすることができる。『FFXI』に登場するコルセアはムスリムの海賊の通称であり、ギャンブルと銃の扱いを得意とするジョブである。欧米における「ギャンブラー」という言葉の持つニュアンスが、さまざまな意味で障害となるため『FFXI』ではコルセアと名付けられたとの経緯がある。
サイキッカー
登場作品:『FFX-2 インターナショナル』
超能力SF兵器を駆使して戦う。
お祭り士
登場作品:『FFX-2 インターナショナル』
日本」の祭り縁日の参加者を思わせる衣装を着ている。お祭り士は、「お祭り+士」の造語であるが、祭司のような「祭りを執り行う者」「宗教的に権威のある者」を意味するのではなく、「祭りを楽しむ者」の意味に近い。使用する技も、祭りの出し物に由来するものばかりであり、花火を使って攻撃する技のほかに、キャラクターごとに個別の技が存在する。ユウナは下駄、リュックは金魚すくい、パインはお面を使った技がある。デザインは一般公募により選ばれ、採用者のコンセプトを出来る限り再現している。
メモリスト
登場作品:『FFレジェンズ』
それまで覚えたコマンドアビリティをランダムに選出する「メモランダム」というアビリティを使うジョブ。能力値は全体的に低いが「メモリー」というアイテムにより強化が可能。
商人
登場作品:『光の4戦士』
『光の4戦士』に登場するクラウンの一つ。戦闘後の宝石(ギルに換金可能)のドロップ率増加やギルによる被ダメージ減少・与ダメージ増加など所持ギルに影響するアビリティを習得。
遊び人
登場作品:『光の4戦士』
『光の4戦士』に登場するクラウンの一つ。仲間の気合を上げるなどサポート系アビリティを多く習得。
道士
登場作品:『光の4戦士』
『光の4戦士』に登場するクラウンの一つ。戦闘不能の仲間を操るなど「死」に関係したアビリティを習得。瀕死から回復すると能力が上がるという特性も持つ。
針子
登場作品:『光の4戦士』
『光の4戦士』に登場するクラウンの一つ。装備品を強化できるアビリティを多く習得。
語り部
登場作品:『光の4戦士』
『光の4戦士』に登場する隠しクラウンの一つで、アビリティを一切覚えない代わりにそれまで覚えたアビリティを自由に装備することが可能。『FFV』のすっぴんに近い。
記録士
登場作品:『光の4戦士』
『光の4戦士』に登場する隠しクラウンの一つ。戦闘回数やクラウン成長度などゲーム内のプレイデータが反映されるアビリティを習得。
ジャッジ・ジャッジマスター
ユニットとしての登場は海外版『FFTA』のみ
『FFTA』においてロウに従い、エンゲージの審判を行うジョブ。戦闘の場に派遣される裁判官のような役職である。ジャッジマスターはジャッジを統括する役職であり、シド・ランデルがその任に就く。ジョブとは呼ばれないが、『FFXII』にも登場する。『FFXII』のジャッジも、アルケイディア帝国の裁判官のような役職であるが、従軍したり積極的に戦闘を行ったりと、軍人のような役割も担う。ジャッジマスターは『FFTA』とは違い複数存在し、自ら軍隊を率いることもある。

主に戦闘をすること以外に存在するジョブ

基本的に戦闘を行う為ではないものや、戦闘はするがそのジョブの能力以外のものが付加されており、なおかつそのジョブ本来の姿では戦闘出来ないもの、または特殊な状況下にあるときだけのジョブ。設定上に存在するジョブ。この節では、戦闘のチュートリアル的なものは戦闘とは看做さず特殊な状況とする。

帝国兵
登場作品:『FFVI』
『FFVI』に登場するビックスとウェッジのジョブ。魔導アーマーに搭乗しており降りることは出来ない。したがって、魔導アーマーに搭乗していない帝国兵としては戦闘させることは出来ない。魔導アーマーに搭乗している者として「魔導」を使えるが、他のキャラクターも魔導アーマーに搭乗すると使えるため固有のコマンドではない。「こうげき」コマンドは他のキャラクターが魔導アーマーに搭乗している際と同じく用意されていない。固有コマンドは持たずミスリルソードなどを装備している。
ゲームマスター(GM)
登場作品:『FFXI』
『FFXI』でスクウェア・エニックスが雇うアルバイトや担当の社員だけが使用する事のできるジョブ。GMと略称する。プレイヤーのサポートや何らかの理由で進行不可能になったプレイヤーの救済や不正行為の取り締まりなどの様々なトラブルを解決するために存在する。サービス開始直後の一時期を除き基本的にモルディオン監獄でしか姿を見せることはなかったが、GMポリシーの改正後は現地に直接赴くようになった。一部のGMは「ウェディングサービス」のなかでプレイヤーキャラクター同士の結婚式を執り行う「ウェディングマスター」も兼任していたが、2009年11月18日以降は「ウェディングマスター」が使用するキャラクターが全てNPCに変更された。
「ジャッジ」と呼ばれる赤い光を放つ「ジャッジソード」など、『FFXI』で最高の攻撃力と防御力を持つ武具を装備をしているとされる。GMはシステム上では戦闘用のモーションが存在しているものの、その実戦を目視した報告はない。如何なる攻撃にも耐えられる「無敵」のステータスを持つが、それがなくモンスターの範囲攻撃が非戦闘中のプレイヤーなどにも及んでいた時期に、範囲攻撃に巻き込まれて戦闘不能に陥ることがあった。
ディリータの妹
登場作品:『FFT』
『FFT』に登場するディリータの妹、ティータの固有ジョブ。名前の通り、ディリータの妹であることを示す。戦闘開始から既に「戦闘不能」の状態であり、戦闘不能から復活させることが出来ず、戦闘には参加しない。
転校生・図書委員・クラス委員・体育委員・放送委員・保健委員・美化委員
登場作品:『FFTA』
『FFTA』の戦闘のチュートリアル的なものである、課外授業「雪合戦で勝とう!」のためだけに登場するジョブ。転校生は主人公のマーシュのジョブで、あだ名でもある。図書委員はミュート、クラス委員はリッツ、デフォルト名のないキャラクターは美化委員のジョブに就いており、味方としてプレイヤーが操作できる。また、体育委員はコリンとライル、放送委員はギネス、デフォルト名のないキャラクターは保健委員のジョブに就いており、相手側として雪合戦を行う。共通して「こうげき」コマンドの代わりに、「雪玉を投げる」を使用する。
玉・遺跡の守護・石像・木箱
登場作品:『FFTA』
無機物のためのジョブ。それぞれ、魔装置、遺跡の守護、奇妙な石像、ナゾの木箱のジョブである。アクションを行うことはなく、破壊されることを目的にHPが設定されてある。
冒険者見習い
登場作品:『小さな王様と約束の国 FFCC』
冒険者に任命していないキャラクターのジョブ。クラヴァット族は任命するとはじめは戦士として雇用される。
お父さん・お母さん・少年・少女・おじさん・おばさん・メイド・執事
登場作品:『小さな王様と約束の国 FFCC』
冒険者の家族や使用人のジョブ。少年、少女はそれぞれ冒険者の兄弟や姉妹のことであり、おじさん、おばさんは伯父と叔母のことである。戦闘に関係するジョブは冒険者のものだけであり、これらのジョブは戦闘には関係がない。それぞれのキャラクターの続柄や関係を示す項目を、冒険者のものと同じようにジョブと呼称しているにすぎない。
行商人、旅の賢者
登場作品:『小さな王様と約束の国 FFCC』
自国に立ち寄る旅人たちのジョブ。その中でも戦闘要員ではないキャラクターがこのジョブに就いている。行商人はリルティ族とセルキー族のジョブで、旅の賢者はユーク族のジョブである。宿屋を建設すると現れ、魔法を販売する施設「魔法学院」へ新しい魔法を卸す。

上記に分類不可能

斬騎王
フロラフルル
マキナマズル

関連項目