縁日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
新井薬師の縁日(東京都中野区

縁日(えんにち)とは、との有縁(うえん)の日のことで、神仏の降誕・示現・誓願などの(ゆかり)のある日を選んで、祭祀や供養が行われる日である[1]。この日に参詣すると、普段以上の御利益があると信じられた。特に、年の最初(または月の最初)の縁日を初(はつ)○○初天神、初観音、初不動など。干支を縁日とする場合は初午、初巳など)と称し、年の最後の縁日を納め(おさめ)の○○または終い(しまい)○○と称される。

近代以降では、神社仏閣などで行われる祭り(露店などが多く出る)の日、の意味で理解するものも多いが、本来的には上記のご縁がある日のことである。明治期には(芸能の種類が少ない中で)縁日欄が新聞に載り、寄席欄と共に多くの読者に楽しみにされる情報であった[2]

主な縁日[編集]

縁日の屋台[編集]

屋台。縁日の風物詩の出店として伝統的にみられるもの。盆踊りの出店とほぼ同じ。たこ焼き焼きそば磯辺焼きなど日常見かける屋台も並ぶ。これらは子供はもとより、童心に帰った大人・青年らの関心も集める。なお、これらの一部は、冬季の縁日には出店しない(夏を中心に、4月~10月頃のみ出店する)。 こうした屋台で見られる商品は、原価の数十~数百倍で販売されていることが多い。

神社に出店する屋台(画面右)

飲食物[編集]

焼き物・煮物・揚げ物[編集]

菓子類[編集]

冷菓[編集]

飲料[編集]

遊戯[編集]

  • 縁日すくい
  • ヨーヨー釣り - カラフルな模様の水風船をかぎ針で吊り上げる遊び。
  • コルク射的 - 遊戯銃でコルク弾を打ち出し、倒した景品をもらえる遊び。
  • スマートボール - 横になったパチンコ台でボールを穴に入れる遊び。
  • 型ぬき菓子 - 型ヌキ、ヌキなどの通称で呼ばれる。小麦粉、澱粉、砂糖などで作って色づけされた板の絵柄を爪楊枝などで削る遊び。名前に菓子とあり問題なく食べられるが、食べる目的で作られたものではないため、食べられないと勘違いしている人も多い。
  • 水中コイン落とし

その他[編集]

  • お面 - プラスチック製のアニメゲーム特撮等の人気キャラクターのものを販売する。
  • ひよこ - 養鶏場で商品価値の低いのひよこの処分手段として売られているケースが殆ど。スプレーで着色したものを「カラーひよこ」と称して売ったり、稀にウズラの子(シマドリとも)などを売るものもあった。近年は余り見かけなくなった。
  • くじ引き - 箱くじ(スピードクジ)景品と同じ番号を引くと景品がもらえる・千本引(景品を括った紐の束から紐を一本引くもの)
  • ハッカパイプ

脚注[編集]

  1. ^ 「年中行事事典」p105 1958年(昭和33年)5月23日初版発行 西角井正慶編 東京堂出版
  2. ^ 東京朝日新聞都新聞など確認済
  3. ^ 身延山久遠寺のホームページ
  4. ^ 七面山奥之院のホームページ