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高砂 (葛飾区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 東京都 > 葛飾区 > 高砂
高砂
町丁
京成高砂駅
地図北緯35度45分03秒 東経139度52分01秒 / 北緯35.750972度 東経139.866928度 / 35.750972; 139.866928
座標位置:京成高砂駅付近[1]
日本の旗 日本
都道府県 東京都の旗 東京
特別区 葛飾区
地域 柴又・高砂地域
人口情報2023年(令和5年)1月1日現在[2]
 人口 20,640 人
 世帯数 11,495 世帯
面積[3]
  1.690539279 km²
人口密度 12209.12 人/km²
郵便番号 125-0054[4]
市外局番 03(東京MA[5]
ナンバープレート 葛飾
ウィキポータル 日本の町・字
東京都の旗 ウィキポータル 東京都
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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高砂(たかさご)は、東京都葛飾区の地名。現行行政町名は高砂一丁目から高砂八丁目。住居表示実施済区域。

地理

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葛飾区の中央部、中川の東岸に位置し、北は新宿(にいじゅく)、南は細田奥戸に、東は柴又、鎌倉などにそれぞれ接している。西は中川の対岸に青戸があり、高砂橋で繋がっている。高砂橋付近で中川と新中川が分流しているため、南西部の一丁目のみ、二丁目から八丁目までとは新中川で東西に隔てられている。二丁目との間に高砂諏訪橋が架かっている。

町域の中央にある京成電鉄京成高砂駅は、京成本線北総鉄道京成金町線が分岐するターミナルとして機能する地上駅(橋上駅・高架駅)である。駅の南東側にはイトーヨーカドーがある。町域内は主に住宅地として利用される。

なお、京成高砂駅近くは平面交差であり、電車の往来の激しい踏切で人や自動車の往来が妨げられることがしばしばある。

新宿方面から西部の水路沿いを南下し、高砂八丁目交差点に至る道は古くは千葉県佐倉市に至る佐倉街道であった。また、高砂一丁目を環七通りが南北に貫いている。その北端に青砥橋があり、青戸と繋がっている。町域内にはこの他、高砂6-1に怪無池(けなしいけ)、高砂7-13に山田検校の墓のある源照寺、高砂1-2に奥戸総合スポーツセンター(野球場、テニスコート、温水プール、エイトホール)、高砂5-55に京成電鉄の車両基地などがある。

広域地名

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京成高砂駅を中心とした生活エリアを高砂、あるいは京成高砂と呼ぶこともある。この場合、細田の一部なども含まれることがある。

地価

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住宅地の地価は、2024年令和6年)1月1日公示地価によれば、高砂1-14-4の地点で30万9000円/m2、高砂8-19-5の地点で35万円/m2となっている[6]

歴史

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1932年昭和7年)の葛飾区誕生にいたるまで、近辺は長く曲金(まがりかね)と呼ばれる農村地域で、明治地租改正の際、曲金村の小字名をつけるのにいくつかの謡曲から借用した。

1889年(明治22年)の市制・町村制で曲金村は南葛飾郡奥戸村の大字となった。葛飾区成立の際、これに併せて前述の謡曲から取った小字名の一つで、京成電気軌道(現京成電鉄)の駅名になっていた高砂を縁起も語感も良くない曲金の代わりに旧曲金村を領域とする新町名に採用した。

1965年(昭和40年)の新住居表示実施に伴い、それまでの諏訪町や高砂町の大部分、新宿町三丁目などより新たに高砂が誕生した。

世帯数と人口

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2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[2]

丁目 世帯数 人口
高砂一丁目 1,487世帯 2,818人
高砂二丁目 1,616世帯 2,847人
高砂三丁目 2,243世帯 3,975人
高砂四丁目 975世帯 1,657人
高砂五丁目 1,475世帯 2,517人
高砂六丁目 921世帯 1,641人
高砂七丁目 1,510世帯 2,979人
高砂八丁目 1,268世帯 2,206人
11,495世帯 20,640人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[7]
20,848
2000年(平成12年)[8]
20,770
2005年(平成17年)[9]
19,564
2010年(平成22年)[10]
19,498
2015年(平成27年)[11]
19,125
2020年(令和2年)[12]
19,884

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[7]
8,387
2000年(平成12年)[8]
8,817
2005年(平成17年)[9]
8,581
2010年(平成22年)[10]
9,235
2015年(平成27年)[11]
9,369
2020年(令和2年)[12]
10,314

学区

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区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年4月時点)[13][14]

丁目 番地 小学校 中学校
高砂一丁目 全域 葛飾区立奥戸小学校 葛飾区立奥戸中学校
高砂二丁目 全域 葛飾区立高砂小学校 葛飾区立高砂中学校
高砂三丁目 全域
高砂四丁目 全域
高砂五丁目 全域 葛飾区立住吉小学校 葛飾区立桜道中学校
高砂六丁目 全域 葛飾区立新宿中学校
高砂七丁目 全域
高砂八丁目 1-25番
30-36番
26-29番 葛飾区立桜道中学校

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]

丁目 事業所数 従業員数
高砂一丁目 68事業所 403人
高砂二丁目 116事業所 574人
高砂三丁目 157事業所 1,138人
高砂四丁目 3事業所 69人
高砂五丁目 191事業所 1,652人
高砂六丁目 41事業所 265人
高砂七丁目 57事業所 288人
高砂八丁目 71事業所 396人
704事業所 4,785人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[16]
744
2021年(令和3年)[15]
704

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[16]
4,730
2021年(令和3年)[15]
4,785

交通

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鉄道

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路線バス

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京成タウンバス

道路・橋梁

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高砂橋

施設

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行政

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  • 高砂区民事務所(高砂三丁目)

教育

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医療

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  • 高砂保健センター(高砂三丁目)
  • 協立病院(高砂三丁目)

公園

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怪無池。高砂六丁目にある。

寺社

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出身者

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その他

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日本郵便

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脚注

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  1. ^ Google Earthより
  2. ^ a b 住民基本台帳による東京都の世帯と人口(町丁別・年齢別)  令和5年1月” (CSV). 東京都 (2023年4月6日). 2023年12月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  3. ^ 『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2023年12月29日閲覧。(CC-BY-4.0)
  4. ^ a b 高砂の郵便番号”. 日本郵便. 2023年11月17日閲覧。
  5. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  6. ^ 国土交通省 不動産情報ライブラリ”. 国土交通省. 2024年9月21日閲覧。
  7. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  8. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  13. ^ 葛飾区小学校通学区域一覧”. 葛飾区 (2021年4月8日). 2023年12月29日閲覧。
  14. ^ 葛飾区中学校通学区域一覧”. 葛飾区 (2015年12月16日). 2023年12月29日閲覧。
  15. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  16. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  17. ^ 郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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