高塚駅
高塚駅 | |
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南口(2022年10月) | |
たかつか Takatsuka | |
(5.1 km) 舞阪 CA36► | |
所在地 | 浜松市中央区高塚町994-1 |
駅番号 | CA 35 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■東海道本線(静岡地区) |
キロ程 | 262.4 km(東京起点) |
電報略号 | タツ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅[1][2][3]) |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,331人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)7月1日 |
備考 | |
高塚駅(たかつかえき)は、静岡県浜松市中央区高塚町にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。駅番号はCA35。
運行形態の詳細は「東海道線 (静岡地区)」を参照。
歴史
[編集]- 1911年(明治44年)3月31日:国有鉄道東海道本線の浜松 - 舞坂(現・舞阪)間に高塚信号所開設。
- 1922年(大正11年)4月1日:高塚信号場に改称。
- 1928年(昭和3年)8月 : 竣工したが党利闘争があり開設出来ず。
- 1929年(昭和4年)7月1日:信号場から駅に昇格、高塚駅開業。一般運輸営業開始。
- 1934年(昭和9年)5月30日:遠州織機(現・エンシュウ)専用線新設。
- 1957年(昭和32年)9月25日:スタンダードヴァキュームオイルカンパニー(後のエットスタンダード石油㈱)、出光興産㈱の専用側線が新設。
- 1971年(昭和46年)4月26日:専用線発着を除く貨物取扱廃止。
- 1983年(昭和58年)10月1日:貨物取扱全廃。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
- 1988年(昭和63年):オリエント・エクスプレス '88がEF58-122牽引で中線に停車。
- 2008年(平成20年)3月1日:TOICAのサービス開始。
- 2015年(平成27年)3月1日:橋上駅舎、南北自由通路の供用を開始[1][2][3]。
- 2017年(平成29年)3月:南口駅前広場供用開始。
- 2018年(平成30年)4月1日:北口送迎レーン供用開始。
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旧駅舎(2015年2月)
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旧駅舎改札(2015年2月)
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅。上り方面が島式である。 上り本線と下り本線の間にホームの無い中線があり、貨物列車の待避や浜松 - 高塚間の回送列車の折返し線として使用されている。3番ホーム(上り1番線)発着列車は、現在設定されていない。互いのホームは跨線橋で連絡している。以前は下りホームの駅舎より西側に0番ホームがあり国鉄ク5000形貨車が留置されていた。
2011(平成23年)度 - 2015年(平成27年)度に合計約25.5億円[3]、周辺を含めると合計約54.6億円を投じて橋上駅化や自由通路新設等の再整備が行われ[3]、2015年(平成27年)3月1日に橋上駅舎と南北自由通路が供用開始されることになった[1][2][3]。 駅長は配置されない駅員配置駅(直営駅)であり、浜松駅が当駅を管理する。自動券売機やJR全線きっぷうりば、自動改札機(簡易型)が設置されている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 東海道本線 | 下り | 豊橋・名古屋方面 |
2 | 上り | 浜松・静岡方面 | |
3 | (予備ホーム) |
(出典:JR東海:駅構内図)
なお、西浜松駅 - 高塚駅間は西浜松駅の構内が高塚駅直前まで延びている関係で、東海道本線の複線と西浜松駅構内の単線の3線構造となっている。
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改札口(2022年10月)
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1番線ホーム(2022年10月)
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2・3番線ホーム(2022年10月)
利用状況
[編集]「静岡県統計年鑑」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員は2,331人である[4]。
1993年度(平成5年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
1993年(平成 | 5年)2,428 | [4] |
1994年(平成 | 6年)2,204 | |
1995年(平成 | 7年)2,235 | |
1996年(平成 | 8年)2,264 | |
1997年(平成 | 9年)2,232 | |
1998年(平成10年) | 2,184 | |
1999年(平成11年) | 2,183 | |
2000年(平成12年) | 2,177 | |
2001年(平成13年) | 2,191 | |
2002年(平成14年) | 2,246 | |
2003年(平成15年) | 2,330 | |
2004年(平成16年) | 2,389 | |
2005年(平成17年) | 2,332 | |
2006年(平成18年) | 2,382 | |
2007年(平成19年) | 2,496 | |
2008年(平成20年) | 2,499 | |
2009年(平成21年) | 2,358 | |
2010年(平成22年) | 2,368 | |
2011年(平成23年) | 2,430 | |
2012年(平成24年) | 2,470 | |
2013年(平成25年) | 2,563 | |
2014年(平成26年) | 2,533 | |
2015年(平成27年) | 2,705 | |
2016年(平成28年) | 2,804 | |
2017年(平成29年) | 2,820 | |
2018年(平成30年) | 2,883 | |
2019年(令和元年) | 2,996 | |
2020年(令和 | 2年)2,232 | |
2021年(令和 | 3年)2,331 |
駅周辺
[編集]駅周辺は浜松市中央区の南西部である。スズキ本社の最寄り駅であり[2]、北東に同社の本社が広がる。1929年に駅として開業した当時の所在地は浜名郡可美村で、1991年(平成3年)5月1日に可美村が浜松市に編入となるまでは、東海道本線では最後の「村にある駅」だった[5]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c “新生JR高塚駅お披露目、3月1日供用開始 浜松・南区”. 静岡新聞 (静岡新聞社) (2015年2月21日)
- ^ a b c d 沢田均(2015年2月24日). “JR高塚駅:橋上化工事完成し式典 南北自由通路も”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ a b c d e 古田哲也(2015年1月27日). “JR高塚駅に南北通路 3月1日利用開始”. 中日新聞 (中日新聞社)
- ^ a b “6.鉄道運輸状況(JR)” (xls). 長期時系列【統計年鑑編】(県・市町村の変遷~商業). 静岡県. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月19日閲覧。
- ^ そのため、JR東海式の駅名標になってから駅名標の所在地が3回変わっている(静岡県浜名郡可美村→静岡県浜松市→浜松市南区→浜松市中央区)。