三河大塚駅
三河大塚駅 | |
---|---|
![]() 駅舎(2022年5月) | |
みかわおおつか Mikawa-Ōtsuka | |
◄CA44 愛知御津 (3.1 km) (3.1 km) 三河三谷 CA46► | |
![]() | |
所在地 | 愛知県蒲郡市大塚町端成22-1 |
駅番号 | CA 45 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■東海道本線(名古屋地区) |
キロ程 | 305.2 km(東京起点) |
電報略号 | ツカ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
[統計 1]985人/日(降車客含まず) -2021- |
開業年月日 | 1953年(昭和28年)7月8日[* 1] |
備考 |
|
|
三河大塚駅(みかわおおつかえき)は、愛知県蒲郡市大塚町端成(はじょう)にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である[1]。駅番号はCA45。
運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。
概要
[編集]当駅は蒲郡市の東の玄関であり、観光リゾートラグーナテンボスの最寄り駅である。ラグーナテンボス利用客輸送のため、土曜・休日の上り新快速のうち午前中3本のみが停車する。
当駅は海水浴客のための夏季営業の仮停車場として開業したが、地元からの請願により通年停車の常設駅に格上げされた。東海道本線としては東田子の浦駅開業以来10年ぶりの常設駅となる。また、東海道本線の常設駅をひとつの市で3つ持つのは、当時は名古屋市[注釈 1]と蒲郡市の2市のみだった[3]。
1988年に旧駅舎が老朽化のため改築が行われた。2004年(平成16年)にはホームと列車の段差を解消する嵩上げ工事が行われた。2005年(平成17年)7月20日、駅舎新築および地下通路の大幅な改装が完了。2005年(平成17年)8月29日、駅前のバス停およびロータリーの改装が終了し、駅前広場にケヤキの木が植樹された。ロータリー中央には開駅30周年記念碑が設置されている。
かつては海水浴客のための臨時改札口が存在したが、廃止された。上りホームには、蒲郡東高校の生徒専用の簡易な改札口(出口専用)があったが、現在は廃止された。駅舎建て替え・駅前ロータリー整備に伴い、これまで改札内にあったトイレは改札外に新築され、蒲郡市の管理下に置かれている。桜の木がホームおよび駅周辺にあったが、ホーム嵩上げ・駅舎新築・駅前ロータリー改良により伐採され、一部を残すのみになった。
ラグーナテンボス内各種イベントの利用客増加に伴い、2019年(令和元年)8月に臨時改札を新設。混雑時は通常の自動改札2通路に加え臨時改札1通路が開設される。
歴史
[編集]- 1952年(昭和22年)4月:東海道本線愛知御津 - 三河三谷間への駅設置請願書を大塚村長が国鉄総裁へ提出。
- 1953年(昭和28年)
- 1954年(昭和29年)6月21日:初代駅舎の完成。
- 1960年(昭和35年)3月1日:常設駅に昇格[4]。旅客営業のみ。
- 1965年(昭和40年)8月6日:2代目駅舎、地下道、ホーム延長完成。
- 1972年(昭和47年)7月1日:業務委託駅となり、駅業務を日本交通観光社へ委託。三河三谷駅が管理駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
- 1988年(昭和63年)4月1日:駅業務の委託先を東海交通事業に変更。
- 2002年(平成14年)4月:駅前広場暫定整備完了。
- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年)2月:プラットホームの嵩上げ完了。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)11月25日:TOICA導入。
- 2008年(平成20年)3月末:ホーム上屋を1両分から3両分へ延長。
- 2017年(平成29年)
- 9月30日:JR全線きっぷうりばの営業を終了[6]。
- 10月1日:集中旅客サービスシステム(現・お客様サポートサービス)の使用開始に伴い終日無人化[6][2]。
- 2019年(令和元年)
- 8月19日:臨時改札新設工事開始。
- 9月7日:TREASURE05Xラグーナビーチ公演に伴い、供用開始。
-
2代目駅舎(2003年8月)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を持つ地上駅[1]。駅舎は地上にあるが、北側(山側)に向かって標高が高くなっているため線路は高い位置を通っている。南側(海側)に駅本屋があり、上り線と下り線のホームは地下通路でつながっている。当駅の名古屋方で東海道新幹線をオーバークロスしている。
ラグーナテンボス大規模イベント時のみ駅員が派遣される。
土休日限定で上り豊橋・浜松方面の3本のみであるが、新快速が停車する[7]。
駅舎内には自動券売機(TOICA対応)が1台、簡易型自動改札機(TOICA対応)が2台設置されている。改札外に多機能トイレがある。また、ラグーナテンボス内大規模イベント時の混雑緩和のため臨時改札口が設けられている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | CA 東海道本線 | 下り | 岡崎・名古屋方面[注釈 2] |
2 | 上り | 豊橋・浜松方面[注釈 2] |
-
改札口(2022年10月)
-
ホーム(2022年10月)
-
駅名標(2024年4月)
利用状況
[編集]「蒲郡の統計」によれば、近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2004年(平成16年) | [統計 2]1,383 |
2005年(平成17年) | [統計 2]1,374 |
2006年(平成18年) | [統計 2]1,309 |
2007年(平成19年) | [統計 2]1,294 |
2008年(平成20年) | [統計 2]1,283 |
2009年(平成21年) | [統計 2]1,270 |
2010年(平成22年) | [統計 3]1,255 |
2011年(平成23年) | [統計 4]1,264 |
2012年(平成24年) | [統計 5]1,255 |
2013年(平成25年) | [統計 6]1,273 |
2014年(平成26年) | [統計 7]1,203 |
2015年(平成27年) | [統計 8]1,214 |
2016年(平成28年) | [統計 9]1,242 |
2017年(平成29年) | [統計 10]1,266 |
2018年(平成30年) | [統計 11]1,346 |
2019年(令和元年) | [統計 12]1,357 |
2020年(令和 | 2年)[統計 13]984 |
2021年(令和 | 3年)[統計 1]985 |
駅周辺
[編集]道路
[編集]金融機関
[編集]教育機関
[編集]公共施設
[編集]- 蒲郡市大塚公民館
- おおつか児童館・東大塚いこい会館
- 蒲郡大塚郵便局
- 海陽多目的広場
その他施設
[編集]- ラグーナテンボス
- 変なホテル ラグーナテンボス
- ホテルAZ愛知蒲郡
- ラグーナベイコート倶楽部
- SHARESラグーナ蒲郡
バス路線
[編集]- 名鉄バス:「三河大塚駅」停留所
- ラグーナテンボス無料シャトルバス
- 大規模イベント時(森、道、市場など)や蒲郡駅周辺で交通規制がある場合(蒲郡まつりなど)はラグーナテンボス無料シャトルバスの発着地が蒲郡駅から当駅へ変更となり、駅ロータリーより無料シャトルバスに乗車できる。
- 蒲郡市コミュニティバス「ひめはるくるりんバス」[8]
- 右回り(火・木・土曜日)
- 左回り(火・木・土曜日)
隣の駅
[編集]- 東海旅客鉄道(JR東海)
- CA 東海道本線
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 04号 名古屋駅・古虎渓駅・美濃赤坂駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月2日、21頁。
- ^ a b “JR東海 進化する在来線旅客サービス”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 20. (2017年11月27日)
- ^ 「広報がまごおり」昭和35年2月15日第52号
- ^ 「三河大塚駅昇格」『交通新聞』交通協力会、1960年1月26日、1面。
- ^ 「三河大塚に新駅舎 「蒲郡東部の活性化原動力」 期待背に完成式」『中日新聞』中日新聞社、2005年8月30日、東河総合版/朝刊、23面。
- ^ a b 『東海道本線 集中旅客サービスシステムの使用開始について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2017年9月5日。オリジナルの2020年11月8日時点におけるアーカイブ 。2020年11月8日閲覧。
- ^ 臨時停車扱いであるが、事実上の特別停車である。
- ^ “ひめはるくるりんバス運行情報 - 愛知県蒲郡市公式ホームページ”. 蒲郡市 (2021年4月3日). 2023年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月9日閲覧。
- がまごおりの統計
- ^ a b “がまごおりの統計 令和4年度 11.運輸” (pdf). 蒲郡市. 2023年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ a b c d e f “がまごおりの統計 平成223年度 11.運輸” (pdf). 蒲郡市. 2011年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ “がまごおりの統計 平成23年度 11.運輸” (pdf). 蒲郡市. 2012年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ “がまごおりの統計 平成24年度 11.運輸” (pdf). 蒲郡市. 2013年2月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ “がまごおりの統計 平成25年度 11.運輸” (pdf). 蒲郡市. 2014年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ “がまごおりの統計 平成26年度 11.運輸” (pdf). 蒲郡市. 2015年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ “がまごおりの統計 平成27年度 11.運輸” (pdf). 蒲郡市. 2016年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ “がまごおりの統計 平成28年度 11.運輸” (pdf). 蒲郡市. 2017年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ “がまごおりの統計 平成29年度 11.運輸” (pdf). 蒲郡市. 2018年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ “がまごおりの統計 平成30年度 11.運輸” (pdf). 蒲郡市. 2019年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ “がまごおりの統計 令和元年度(平成31年度) 11.運輸” (pdf). 蒲郡市. 2020年8月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ “がまごおりの統計 令和2年度 11.運輸” (pdf). 蒲郡市. 2021年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ “がまごおりの統計 令和3年度 11.運輸” (pdf). 蒲郡市. 2022年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。