尾頭橋駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
尾頭橋駅
高架構造の尾頭橋駅(2008年4月)
高架構造の尾頭橋駅(2008年4月)
おとうばし
Otōbashi
CA66 金山 (0.9km)
(2.4km) 名古屋 CA68
所在地 名古屋市中川区尾頭橋四丁目14-1
駅番号 CA  67 
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CA 東海道本線名古屋地区
キロ程 363.6km(東京起点)
電報略号 オト
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
3,504人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1995年平成7年)3月16日[1]
備考 業務委託駅
JR全線きっぷうりば
名 名古屋市内
テンプレートを表示

尾頭橋駅(おとうばしえき)は、愛知県名古屋市中川区尾頭橋四丁目にある東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線である。駅番号CA67

運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。

概要[編集]

中央本線と並走区間にあるが、東海道本線のみに設置された駅である。通常は普通列車のみ停車するが、JRA(日本中央競馬会)主催の中央競馬GI競走(日本ダービー有馬記念等)開催日には、場外馬券売場ウインズ名古屋)への便を図り、30分に1本の間隔で快速新快速が臨時停車する。

1996年平成8年)3月から2009年(平成21年)3月まで定期運行していた下り「ムーンライトながら」は豊橋駅大垣駅間のほとんどの駅に停車していたが、当駅と三河塩津駅は通過していた(ドアカット#車両にドアカット機能がないことから停車できずに通過していた例)。当駅開設から約1年間は前身の「大垣夜行」であったが、これも通過していた。また1999年(平成11年)までは、名古屋発大府行の最終普通列車は当駅を通過していた。

当駅を含む金山駅 - 名古屋駅は東海道本線と中央本線の二重戸籍区間であるため、この区間を含む定期乗車券であれば中央本線経由であっても当駅で乗降することは可能。

歴史[編集]

ナゴヤ球場正門前駅(1994年9月撮影)

当駅の事実上の前身は、ナゴヤ球場におけるプロ野球中日ドラゴンズの公式戦開催に伴う観客輸送を担うべく、日本貨物鉄道(JR貨物)が保有する東海道本線の貨物支線(通称「名古屋港線」)に臨時駅として開設したナゴヤ球場正門前駅である[2]。ドラゴンズ主催試合の開催にあわせてJR東海が名古屋駅から同駅まで臨時列車を運行したが、常設駅昇格を望む住民からの声と、ナゴヤドームへの中日本拠地移転後の競馬ファンを中心とした集客を見込んで、同駅付近の東海道本線(金山駅 - 名古屋駅間)に常設駅の設置を決定。これを受け、当駅開業前年の最後の主催試合(中日ドラゴンズ対読売ジャイアンツの「10.8決戦」)をもって、同駅は廃止となった。

尾頭橋駅は東海道本線の駅として、ナゴヤ球場正門前駅廃止の翌年に開業した。なおウインズ名古屋の最寄り駅となることから建設に当たっては競馬振興事業の助成対象事業となった[3]

駅構造[編集]

島式ホーム1面2線を有する高架駅であり、改札口・駅舎は高架下にある。有効長は8両編成分。1番線が上り岡崎方面、2番線が下り名古屋方面で駅本屋は西側(南側、2番線側)にある。ホームは曲線上にあるため、列車はカント(線路の高低差)の関係で傾いて停車する。高架駅ではあるものの、東側に中央本線・名鉄名古屋本線の線路があるため、西側のみに出入口があり、駅から直接東側に出ることはできない。

東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、名古屋駅が当駅を管理している。そのため、窓口が閉じられることがある[5]。駅舎内部にはJR全線きっぷうりば自動改札機(一部TOICA専用)、自動券売機TOICA対応)、自動精算機(TOICA対応)などが置かれている。改札口とホームを繋ぐエレベーター2009年(平成21年)に新設された。エレベーター設置と同時に、多機能トイレも整備されている。混雑時に備えて臨時きっぷ売場も設置されている。

JRの特定都区市内制度における「名古屋市内」の駅である。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 CA 東海道本線 上り 豊橋武豊方面[6]
2 下り 名古屋大垣方面[6]

利用状況[編集]

「名古屋市統計年鑑」によると、当駅の一日平均乗車人員は以下の通り推移している。

年度 一日平均
乗車人員
1994年 1,875[7]
1995年 3,030[8]
1996年 3,593[8]
1997年 3,077[8]
1998年 3,105[8]
1999年 3,040[8]
2000年 3,052[9]
2001年 3,041[9]
2002年 3,022[9]
2003年 3,053[9]
2004年 3,093[9]
2005年 3,159[10]
2006年 3,318[10]
2007年 3,415[10]
2008年 3,479[10]
2009年 3,354[10]
2010年 3,343[11]
2011年 3,289[12]
2012年 3,245[13]
2013年 3,103[14]
2014年 3,107[15]
2015年 3,276[16]
2016年 3,398[17]
2017年 3,504[18]

駅周辺[編集]

駅前は閑静な住宅地である。駅の東側を江川線(名古屋市道江川線)が通っている。この江川線の上を名古屋市電下江川線1971年昭和46年)まで敷設されていた。駅名にある「尾頭橋」は駅の南東、堀川を渡る佐屋街道愛知県道115号津島七宝名古屋線)の橋である。駅前を発着するバスはない。

略地図
1
尾頭橋駅
2
ウインズ名古屋(JRA:日本中央競馬会)
3
ナゴヤ球場
4
松重閘門
5
名古屋市露橋スポーツセンター
6
中川税務署
7
名古屋市金山市税事務所
8
藤田医科大学ばんたね病院
9
名古屋市立露橋小学校
10
名古屋市立山王中学校
11
尾頭橋商店街
12
ツルハドラッグ尾頭橋店
13
山王温泉 喜多の湯
14
名古屋山王郵便局
15
名古屋五女子郵便局
16
名鉄名古屋本線 山王駅
17
ドン・キホーテPAW中川山王店


隣の駅[編集]

東海旅客鉄道(JR東海)
CA 東海道本線
特別快速・新快速・快速・区間快速
通過(中央競馬GI競走開催日のみ一部臨時停車)
普通
金山駅 (CA66) - 尾頭橋駅 (CA67) - 名古屋駅 (CA68)

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b “JR7社14年のあゆみ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 9. (2001年4月2日) 
  2. ^ 昭和30年代にも同様の観客輸送を行ったことがある。※詳しくは、名古屋港線を参照。
  3. ^ 『日本中央競馬会50年史』 日本中央競馬会、2005年、313,491頁。 
  4. ^ 2009年3月10日付JR東海ニュースリリース Archived 2009年3月17日, at the Wayback Machine. による。
  5. ^ 尾頭橋駅|JR東海”. railway.jr-central.co.jp. 2019年4月30日閲覧。
  6. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記に準拠。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。
  7. ^ 平成8年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-5.JR東海各駅の乗車人員 総数を16日で除した人数。
  8. ^ a b c d e 平成12年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-5.JR東海各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  9. ^ a b c d e 平成17年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  10. ^ a b c d e 平成22年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365および366で除した人数。
  11. ^ 平成23年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365で除した人数。
  12. ^ 平成24年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を366で除した人数。
  13. ^ 平成25年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365で除した人数。
  14. ^ 平成26年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365で除した人数。
  15. ^ 平成27年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365で除した人数。
  16. ^ 平成28年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を366で除した人数。
  17. ^ 平成29年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365で除した人数。
  18. ^ 平成30年版名古屋市統計年鑑 11.運輸・通信 11-7.JR東海各駅の乗車人員 総数を365で除した人数。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 尾頭橋駅(主な駅のご案内) - 東海旅客鉄道