バロー (チェーンストア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
株式会社バロー
Valor logo.svg
Head office of Valor Co.JPG
多治見市の本部
種類 株式会社
略称 バロー
本社所在地 日本の旗 日本
507-0062
岐阜県多治見市大針町661-1
北緯35度22分16秒
東経137度4分46秒
座標: 北緯35度22分16秒 東経137度4分46秒
設立 2015年4月1日
業種 小売業
法人番号 8200001031520 ウィキデータを編集
事業内容 スーパーマーケット事業
代表者 田代正美(代表取締役社長)
資本金 1億円
売上高 2813億8900万円(2020年03月31日時点)[1]
営業利益 19億4200万円(2020年03月31日時点)[1]
経常利益 27億6300万円(2020年03月31日時点)[1]
純利益 13億7900万円(2020年03月31日時点)[1]
総資産 482億8800万円(2020年03月31日時点)[1]
決算期 3月31日
主要株主 バローホールディングス 100%
関係する人物 伊藤喜美
外部リンク https://valor.jp/
テンプレートを表示
バローも入居していた岐阜県多治見市のエバショッピングセンター
旧バロー恵那店(現在は改築されている)

株式会社バローは、東海地方を拠点にスーパーマーケットを店舗展開する株式会社。本項では、持株会社化以前の株式会社バロー(現商号:株式会社バローホールディングス)と、持株会社化に際し新設された事業会社である株式会社バローの双方について記す。

伊藤喜美岐阜県恵那市主婦の店として創業。現在の社名の由来は「勇気ある者」を意味する英語古語から(wikt:en:valor参照)。

概要[編集]

日本のスーパーマーケットの中でも販売管理費比率が低く、低コストで運営するチェーンストアとして知られ、『週刊東洋経済2003年8月23日号では「日本のウォルマート」と評された。なお、ウォルマートは2005年西友を子会社化している。

POSシステムは東芝TEC製を使用。一部の大型店舗ではセルフレジも導入している。2018年頃からセルフレジの老朽化に伴い順次新型にリニューアルされている。クレジットカードVISAMasterJCBが利用できる。AMEXもJCBとの提携関係で利用可能。

店舗[編集]

東海地方を中心に12府県に店舗を展開している。現在の店舗は、公式サイトの店舗・チラシ情報を参照。

岐阜県(69店)・愛知県(62店)・静岡県(23店)・三重県(8店)・滋賀県(14店)・福井県(25店)・石川県(14店)・富山県(15店)・山梨県(2店)・長野県(9店)・京都府(2店)・大阪府(3店)(2020年10月時点)

2000年代に入り、近隣店舗に対抗するような参入展開で急速に店舗数を伸ばしている。

静岡県の菊川店・掛川店・袋井店・磐田店は、かつてのバロー・オカノで、2011年まで株式会社オカノから店舗を賃借して運営していた。

2013年、当時株式会社バローの完全子会社となっていた株式会社ユースの吸収合併と同時に、同社の30店舗(旧称:ユース、セリオガーデン。滋賀県2店・福井県25店・石川県3店)をバローへ転換した。

かつては新潟県において3店舗(すべて上越市内)を展開していたが、いずれも2020年4月をもって撤退した。

沿革[編集]

株式会社バロー(初代 現・バローホールディングス)[編集]

  • 1958年7月 - 伊藤喜美が株式会社主婦の店を資本金450万円で岐阜県恵那市大井町251-1に設立。
  • 1958年9月 - スーパーマーケット恵那店営業開始。
  • 1969年3月 - 中部興産株式会社(現、連結子会社)を設立し、不動産事業を開始。
  • 1970年3月 - 社名「株式会社主婦の店」を「株式会社主婦の店バロー」に変更。
  • 1974年11月 - 岐阜県恵那市大井町270-1に本店を移転するとともに、社名を株式会社バローに変更。
  • 1977年10月 - 岐阜県多治見市東町1-9-3に本部を移転。
  • 1984年2月 - 中部薬品株式会社(ドラッグストア)設立。
  • 1985年5月 - 中部フーズ株式会社(現、連結子会社)を設立し、蒟蒻及び麺類の製造及び販売を開始。
  • 1989年1月 - 物流センターを開設。
  • 1989年9月 - 中部流通株式会社(現、連結子会社)において包装資材の販売等を開始。
  • 1993年10月 - 名古屋証券取引所2部上場。
  • 1994年6月 - 伊藤喜美の娘婿である田代正美が2代目代表取締役社長に就任。
  • 1995年10月 - 株式会社富士屋と合併。
  • 1996年6月 - 岐阜県多治見市大針町661-1に本部および物流センターを移転。
  • 1998年4月 - 株式会社アクトス(現、連結子会社)が、株式会社バローより営業譲渡を受け、スポーツクラブ事業を開始。
  • 1998年7月 - 株式会社主婦の店商事中部本社(現、連結子会社)を子会社化。岐阜県多治見市に第2物流センターを開設。
  • 1999年3月 - メンテックス株式会社(現、連結子会社)を設立。
  • 1999年6月 - 岐阜県多治見市に第3物流センターを開設。
  • 2001年6月 - 富山県南砺市に北陸物流センターを開設。
  • 2001年12年 - 株式会社岐東ファミリーデパート(現、連結子会社)を子会社化。
  • 2003年12月 - 東京証券取引所2部上場。
  • 2005年3月 - 東京証券取引所、名古屋証券取引所各1部上場。
  • 2005年4月 - 株式会社ユースを子会社化。
  • 2006年 - 株式会社オカノを子会社化。
  • 2007年
    • 5月 - 株式会社サンフレンドを子会社化。
    • 10月 - 山成商事株式会社を関連会社化。
  • 2010年3月 - 株式会社ビックポンドストアーを子会社化。
  • 2011年
    • 3月 - 中部開発株式会社を子会社化。
    • 4月 - 株式会社オカノを吸収合併。
    • 7月 - 株式会社ファミリースーパーマルキを子会社化。
    • 9月 - VARO CO.,LTD.を子会社化。
  • 2013年10月 - 株式会社ユースを吸収合併。
  • 2015年

株式会社バロー(2代)[編集]

  • 2015年
    • 4月 - 株式会社バロー(初代)100%出資により、株式会社スーパーマーケットバロー分割準備会社設立[3]
    • 10月 - 株式会社バロー(初代)よりスーパーマーケット事業を継承し、株式会社バロー(2代)に商号変更。

大型店舗[編集]

通常は、スーパーマーケットバローのみ(北欧倶楽部含む)の店舗が多いが、一部店舗では、フードコートを設けている店舗も存在する。

また、Vタウンやルビットタウンといったショッピングセンターも存在する。これらは、中にホームセンターバローや、あかのれんなど様々なテナントを導入し、フードコートも設けている。Vタウン・ルビットタウン・ルビットパークの店舗は以下に表す。

Vタウンの店舗[編集]

  • 芥見店(岐阜県岐阜市)
  • 長良店(同上)
  • 大口店(愛知県丹羽郡大口町)

ルビットタウン・ルビットパークの店舗[編集]

  • ルビットタウン店(岐阜県中津川市) - 2017年11月10日開店
  • 高山店(同県高山市) - 2018年11月2日開店(バロー高山ショッピングセンターからリニューアル)
  • 岡崎店(愛知県岡崎市) - 2020年10月30日開店(ルビットパーク岡崎内)

プライベートブランド[編集]

バローではプライベートブランド(PB)の開発・販売が活発で、2008年4月より新規PBの導入・切り替えを進めており、現在ではPB商品は1000品目を超えている。PB商品の一部はバローグループ内だけでなく、他社にも外販されている。ピーコックストアでもイオングループによる買収までは販売されていた[4]。これら商品は特性ごとに以下の3つのブランドに分けられている。

  • 「V select」(V セレクト) - 「味のクオリティ」のコンセプトを継承するもので、毎日の暮らしに欠かすことのできない商品が提供されている。バローは安心・安全に求めやすい価格で提供している、としている。
  • 「V Quality」(V クオリティ) - 「バロープレミアム」のコンセプトを継承するもので、おいしさ、製法、素材がこだわられた商品が提供されている。こちらも同様に求めやすい価格で提供している、としている。
  • 「V organic」(V オーガニック) - 変更に当たって新たに設定された、有機認定商品専用ブランドで、有機農法によって収穫された材料が使用されており、有機JAS認定を取得した商品が提供されている。バローは食生活において欠かすことのできない「健康・安心・安全」をテーマにしているとしており、バローおすすめのアイテムを品揃えしている。

なお、バローのプライベートブランドとよく似た名称のプライベートブランド「Vマーク(バリュープラス)」を展開する八社会は、当然ながら同社と関係は全くない。

2008年に変更される以前のPBは、以下の4種類であった。

  • 味のクオリティ バロー・プレミアム - 原材料や産地、生産者を厳選し、昔ながらにじっくりと手間と時間をかけて、本来の味をそこなわないように製造されている。おいしさはそのままに塩分、脂肪分を出来る限り減らして出来る限り添加物は使用せず、自然の味に仕上げられている。
  • 味のクオリティ - 牛乳や食パン、豆腐、食用油など生活必需品をおいしさや安全性にこだわっている。バローは求めやすい価格で毎日提供している、としている。
  • バロー・ベーシック - シンプルな使いやすさ、基本を大切にした日用品のブランドで、バローによるとリーズナブル価格になっているようだ。
  • バロー・オリジナル - バローが使う人のことを考えてクオリティにこだわった商品。

不祥事[編集]

2011年7月、福島第2原子力発電所から飛散した放射性物質セシウムにより汚染された疑いのある牛肉が販売されていたことが発覚した。バローでは、魚津店で該当個体の牛肉約20kgの取扱があったことが2011年7月18日に判明。同年7月22日にニュースリリースで、愛知県、岐阜県、滋賀県内の計9店舗でも該当個体の牛肉が販売されていたことが発表された[5]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]