直井由文
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直井由文 | |
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生誕 | 1979年10月9日(41歳) |
出身地 |
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ジャンル |
ロック オルタナティヴ・ロック ポップ・ロック インディー・ロック エレクトロニカ |
職業 | ベーシスト |
担当楽器 |
エレキベース コントラバス |
活動期間 | 1996年 - 2020年 |
レーベル | TOY'S FACTORY |
事務所 | LONGFELLOW |
共同作業者 | BUMP OF CHICKEN |
直井 由文(なおい よしふみ、1979年10月9日 - )は、日本のロックバンド・BUMP OF CHICKENのベーシスト(活動休止中)。千葉県佐倉市出身。既婚。愛称はチャマ。未年・天秤座[1]。
来歴[編集]
1979年、千葉県に直井家の長男として生まれる。臼井幼稚園ではのちのBUMP OF CHICKENのメンバー全員と出会った。ただし当時は直井と藤原基央、増川弘明は升秀夫のことを知らなかったという。
升秀夫、増川弘明とともに佐倉市立臼井小学校を卒業すると、別の小学校に通っていた藤原基央と佐倉市立臼井西中学校で再会し、中学時代にはBUMP OF CHICKENの前身となる「ハゲバンド」を結成(後述)[2]。その後バンドは現メンバーとなり、1996年2月11日にはBUMP OF CHICKENとしては初めてのステージに立った(「ティーンズ・ミュージック・フェスティバル'96」)。BUMP OF CHICKENはインディーズの時点で人気を博し、直井はプロ入りを決意。その旨を居酒屋を経営する父に相談したところ「18歳までに大検と調理師免許を取ったら好きにしていい」と言われ、高校へは進学せずに調理専門学校へ通い、調理師免許を取得した。
人物[編集]
音楽を始めたきっかけは中学時代の友人で、のちにドラム担当となる升秀夫。升に借りたXのアルバム「Vanishing Vision」に衝撃を受け、音楽に目覚めたという。中学2年生の誕生日に父親にフェルナンデス社製のベースを買ってもらい、翌年に升がドラムを手に入れたことから、幼少時からの知り合いでギターを弾いていた同級生の藤原基央ともう一人の友人(通称は「あいつ」。増川弘明ではない[3])を加えた4人で「ハゲバンド」を結成し、活動をスタートさせる[2]。その後「あいつ」がバンド活動に対しての意欲をなくしたため、スタッフ的な立場だった増川がギター担当となった。
血液型はA型。愛称は「チャマ」で、自身のSNSのユーザー名も「CHAMA」としている。愛称の由来は、小学生の時に友人に100円のジュースをおごったことで、おぼっちゃまの略である「チャマ」と呼ばれるようになった。趣味はカメラとバイクで、シングル『ロストマン/sailing day』のジャケットをはじめ、『オンリー ロンリー グローリー』のジャケットを撮影(撮影時には単身グアムへと飛んだ)。アルバム『ユグドラシル』の歌詞カードは、直井の撮った写真に藤原が絵を描いた。バイクに乗りはしないが見ることが好きである。
バンドのムードメーカーであり、ライブやラジオ、インタビューでは積極的に進行役を務める。実家は佐倉市臼井台にある飲食店(店名は「おおいわ」)で、「グロリアスレボリューション」のPVにも登場しており、BUMP OF CHICKEN所縁のものを展示しているガレージも隣接している(店主は直井の父の直井守)。バンド活動初期の頃は直井宅にメンバーが集まって練習をしていた。また、バンドのグッズのデザインなどを手がけることが多い。
漫画(弐瓶勉も読むとのこと)やアニメ、ゲームを好み、漫画『ONE PIECE』のファンだと公言するほか、『攻殻機動隊』のムック本に寄稿したこともある。トランスフォーマーの熱烈なファンで、100体以上を保有する上に、世界で5体しか存在しないレアモデルをeBayにて1体20万円で購入したこともある[4]。他に『PONTSUKA!!』の企画ではタカラトミーの開発者にメッセージを寄せてもらったこともあるほか、2019年にはタカラトミーの協力を受け、トランスフォーマーとBUMP OF CHICKENのコラボレーショングッズを製作した[5]。メンバーでは唯一の著書である『COMIC WORLD FUN』を執筆しており、同作には雑誌『H』での連載「COMIC WORLD」を基に、自身による写真やイラスト、料理、コミックが収められている[6]。唯一の愛読書は、雑誌『ファミ通』。
BUMP OF CHICKENのメンバーでは唯一SNSアカウントを所持している。2014年にZIP-FMのラジオ番組内の企画でツイートを行ったことがきっかけでTwitterのアカウントを作成し、さらに39歳の誕生日である2018年10月9日にはInstagramのアカウントを作成した。
2020年9月18日、『文春オンライン』が直井の過去の不倫関係について報じた[7]。直井はSNSを通じ、事実を概ね認めた上で謝罪した[8][9]。25日、直井は当面の間音楽活動を休止し、バンドは残るメンバー3人で活動することとなった旨発表した[10][11]。
音楽家として[編集]
特徴[編集]
自身は「楽譜(五線譜)が読めない」と公言している。
ベースのプレイとしては、インディーズ時代やメジャーデビューして間もない頃はよく動く目立つベースラインが特徴的だった(本人は当時の自分を「俺様」と、藤原は「ギターよりもギターみたいな音だった」と評している)。『orbital period』あたりからは落ち着いたベースラインの楽曲が多くなったが、『COSMONAUT』からは以前のようなよく動くベースラインの楽曲も増えてきており、近年の楽曲でも比較的激しいベースラインを聞くことができる。
初期はミュージックマン・スティングレイを、現在はSonic SRB(スティングレイタイプ)を使用している。
楽曲「車輪の唄」・「Merry Christmas」のミュージックビデオや愛知万博内のプラネタリウムにて開催されたアコースティックライブ(2005年)、さらには2012年・2014年のツアーなどではウッドベースを弾いている[12]。
初期の楽曲である「ベストピクチャー」「彼女と星の椅子」の作曲を手掛けており、特に「彼女と星の椅子」は、直井の38歳の誕生日にあたる2017年10月9日に開催されたライブ(エコパアリーナ)で、直井自らの弾き語りにより披露したこともある。
作品[編集]
参加楽曲[編集]
- CHARA「ラブラドール」(『honey』) - ベース
使用機材[編集]
- ベース*
- フェンダー ジャズベース オーダー (メイン)
- ソニック ジャズベース・タイプ (CB)
- ソニック ジャズベース・タイプ (CY)
- ソニック プレシジョンベース・タイプ(CP)
- ソニック TJB
- フェンダー・ジャズベース'61
- フェンダー・ジャズベース'65
- フェンダー・プレシジョンベース'59
- ソニック SRB
- ソニック HSB(五弦)
- サドウスキー 五弦ベース
- リッケンバッカー 3000 '76
- カール・ヘフナー 500-1
- フェンダー Bass VI(六弦)
- ミュージックマン・スティングレイ
- アンプ
- アンペグ SVT
- アンペグ SVT-AV
- ホンダサウンドワークス ホンダマン
参考文献[編集]
バンプ・オブ・チキン/コスモノート(バンドスコア)
脚注[編集]
- ^ “PROFILE ”. 2020年11月29日閲覧。
- ^ a b 『BUMP OF CHICKEN HISTORY BOOK』トイズファクトリー、2004年。
- ^ 増川は当時スタッフのような役割でいわゆる裏方だった。
- ^ (やまだひさしのラジアンリミテッドF 2010年4月17日放送回)
- ^ “BUMP OF CHICKENと『トランスフォーマー』のコラボが決定!タカラトミーからTシャツ&フィギュアが登場”. Qetic (2019年11月1日). 2019年11月8日閲覧。
- ^ “COMIC WORLD FUN”. rockin'on group. 2019年11月8日閲覧。
- ^ “「彼女はいないと言ってたけど…」BUMP OF CHICKENベーシストが結婚隠してコスプレ三昧不倫”. 文春オンライン (文藝春秋). (2020年9月18日) 2020年9月19日閲覧。
- ^ “バンプのベース直井由文 不倫報道で謝罪 女性に不誠実、ファンに嫌な思い 事務所「本人も心から反省」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2020年9月19日) 2020年9月19日閲覧。
- ^ CHAMA [@boc_chama] (18 September 2020). "この度報道されました私の記事に関しまして、皆様にご心配、ご迷惑をお掛けしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。" (ツイート). Twitterより2020年9月19日閲覧。
- ^ “バンプ直井由文、不倫報道を受け活動休止を発表 当面はメンバー3人で活動”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2020年9月25日) 2020年9月25日閲覧。
- ^ “Vo./Gt. 藤原基央、Gt. 増川弘明、Dr. 升秀夫より皆様へ”. BUMP OF CHICKEN official website (2020年9月25日). 2020年9月25日閲覧。
- ^ “バンプ、愛知万博でのライヴ音源を聴いて!”. BARKS (2005年9月1日). 2019年10月9日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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