玉木一嗣磨

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基礎情報
四股名 朝玉木 → 玉木
本名 玉木 一嗣磨
生年月日 (1993-05-29) 1993年5月29日(25歳)
出身 三重県伊勢市
身長 180cm
体重 135kg
BMI 41.67
所属部屋 高砂部屋
得意技 押し、叩き
成績
現在の番付 東幕下9枚目
最高位 東幕下9枚目
生涯戦歴 69勝37敗(16場所)
データ
初土俵 2016年1月場所
備考
2018年7月22日現在

玉木 一嗣磨(たまき かづま、1993年5月29日 - )は、三重県伊勢市出身で、高砂部屋所属の現役大相撲力士。本名同じ。身長180cm、体重135kg。得意技は押し、叩き。最高位は東幕下9枚目(2018年7月場所)[1]

来歴[編集]

伊勢市立浜郷小学校1年次から相撲を始め、地元の相撲道場(志友館相撲道場)に通った。志摩市立磯部中学校3年次に全国都道府県中学生相撲選手権大会で優勝の実績を残している[2]。父親が近畿大学相撲部の監督と相撲部時代に同期だった縁で近畿大学付属高校に進学すると1年生から国体に出場し、2・3年次に高校総体で2年連続のベスト8や、3年次に国体ベスト4などの実績を残した[3]近畿大学経済学部経営学科に進学すると1年次に西日本学生相撲新人選手権大会で優勝をして初タイトルを獲得した。その後も西日本の大会で2つのタイトルを獲得し、大学時代は個人3冠だった。全国大会にも出場しているが、主将を務めた4年次に全国学生相撲選手権大会で団体準優勝と個人ベスト16、全日本相撲選手権大会でベスト16などの実績はあるものの、主要タイトルに縁がなく大相撲の付出入門資格は得られなかった。4年次の全日本選手権を最後に大学生としての全ての公式戦が終了すると、近畿大学OBが師匠を務めており、父親と親交がある世話人の總登[4][5]も所属している高砂部屋(元大関・朝潮)へ同級生でチームメイトの朝乃山と共に入門した[6]。ただし初土俵の時期は一緒ではなく、玉木が一足早く2016年1月場所から「朝玉木」の四股名でデビューした。同期には大奄美らがいる[7]

付出資格を持っていないために前相撲から取ることになった朝玉木だが、前相撲は2連勝スタートの後、あと1勝すれば勝ち抜けで出世決定のところで、大学の試験を受けなければならないため途中休場となった[8]。しかし現行制度では勝ち星に関わらず1番でも相撲を取れば必ず出世できることになっているため、14人中9番目で出世が決まった[9]。三段目付出で後に朝乃山となる石橋が入門し、自身は序ノ口に上がった3月場所では、無傷の7戦全勝で序ノ口優勝を果たした[10]。翌5月場所では、石橋に倣って四股名から「朝」の字を外す形で本名と同じ「玉木」に改名して序二段に昇進したが、序ノ口デビュー以来の連勝をそのまま伸ばして7戦全勝で序二段優勝となった[11]。続く7月場所で三段目に昇進すると、9日目の5番相撲で琴鳳に敗れ、序ノ口からの連勝記録は18で止まった[12]。新幕下に昇進した9月場所では、7日目に髙立、9日目に双大竜と関取経験者2人を相次いで倒したこともあり、土つかずの6戦全勝となった。13日目に組まれた勝てば幕下優勝の一番では、幕内経験者の山口と対戦し、叩きで相手の体勢を崩そうとする場面もあったものの、逆に山口のほうから叩かれて体勢を崩されてしまい、押し倒しで敗れた[13]

2017年は幕下上位の、十両昇進の可能性もある西幕下10枚目で迎えたが、その1月場所では、3勝3敗から7番目に敗れ、入門以来初めての負け越しとなった。2018年1月場所は、西幕下10枚目で2勝5敗と負け越したが、千秋楽に八番相撲希善龍との取組が組まれ、勝って「勝ち得」となった。7番目までについた黒星は消えないが、3勝5敗となり、負け越し点数を1点減らす形となった。

場所別成績[編集]

2018年7月場所終了現在

  • 通算成績:69勝37敗(16場所)
  • 各段優勝
    • 序二段優勝:1回(2016年5月場所)
    • 序ノ口優勝:1回(2016年3月場所)
玉木 一嗣磨
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2016年
(平成28年)
(前相撲) 西序ノ口19枚目
優勝
7–0
西序二段10枚目
優勝
7–0
東三段目19枚目
6–1 
東幕下41枚目
6–1 
東幕下17枚目
4–3 
2017年
(平成29年)
西幕下10枚目
3–4 
東幕下15枚目
3–4 
西幕下20枚目
3–4 
西幕下30枚目
4–3 
東幕下23枚目
5–2 
東幕下15枚目
4–3 
2018年
(平成30年)
西幕下10枚目
3–5 
東幕下19枚目
5–2 
東幕下12枚目
4–3 
東幕下9枚目
5–2 
x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)


改名歴[編集]

  • 朝玉木 一嗣磨(あさたまき かづま)2016年1月場所 - 2016年3月場所
  • 玉木 一嗣磨(たまき かづま)2016年5月場所 -

脚注[編集]

  1. ^ “日本相撲協会力士プロフィール 基本情報 玉木 一嗣磨(たまき かづま)”. http://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile?id=3676 2016年11月17日閲覧。 
  2. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2015年12月号(九州場所総決算号) 121頁
  3. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年4月号(春場所総決算号) 69頁
  4. ^ 現役時代は大山部屋に所属した元幕下力士であり、世話人転向後は大山部屋の閉鎖に伴い高砂部屋の所属となっていた。玉木が入門後の2016年3月30日に死去し、現在は故人。
  5. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年6月号(夏場所総決算号) 69頁
  6. ^ ““近大3羽がらす”が入門、16年の大きな楽しみに”. 日刊スポーツ. (2015年12月25日). http://www.nikkansports.com/battle/column/sumo/news/1583495.html 2016年11月19日閲覧。 
  7. ^ “坂元元規、玉木一嗣磨ら13人が新弟子検査合格”. 日刊スポーツ. (2016年1月10日). http://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1590365.html 2016年11月19日閲覧。 
  8. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年2月号(初場所総決算号)
  9. ^ “相撲協会、朝玉木ら新序出世14人を発表/初場所”. SANSPO.COm. (2016年1月17日). http://www.sanspo.com/sports/news/20160117/sum16011716090008-n1.html 2016年11月19日閲覧。 
  10. ^ “近大前主将の朝玉木が序ノ口優勝 卒業式に花”. 日刊スポーツ. (2016年3月25日). http://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1621572.html 2016年11月19日閲覧。 
  11. ^ “和歌山大会出場者 小柳、玉木が連続V 序ノ口は池川 /和歌山”. 毎日新聞. (2016年5月26日). http://mainichi.jp/articles/20160526/ddl/k30/050/523000c 2016年11月19日閲覧。 
  12. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年8月号(名古屋場所総決算号)73頁
  13. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年10月号(秋場所総決算号) 75頁

関連項目[編集]