演歌百撰

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演歌百撰
ジャンル 音楽番組
放送時間 本文参照(30分)
放送期間 1993年10月 - 本文参照
放送国 日本の旗 日本
制作局 関西放送制作(広告会社)
出演者 滝トール 津吹みゆ
音声 ステレオ放送
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演歌百撰(えんかひゃくせん)は、大阪の日本橋に拠点を置く関西放送制作が制作している演歌専門のテレビ音楽番組である。演歌百ではない。

概要[編集]

総合演歌番組の役割[編集]

兵庫県にある地上独立テレビ放送局サンテレビ(SUN)を幹事局として、1993年10月に放送開始。初回のメインゲストは橋幸夫。『演歌一夜』(テレビ大阪、司会は中村美律子、1988年 - 1993年4月)と同じ会社が制作し、同じネットワークを使用。「演歌受難の時代」が長く続いたことや、老舗番組だった『演歌の花道』(テレビ東京)が終了したということもあって、今や数少ない全国をカバーする総合演歌番組となっている。

番組テーマソングも作られており、オープニングはCGで当時の地上波ネット局を日本国を用いて表し、サークル状の物体の中ではキューブで今回の出演者が歌う場面を、右下にはスクロールで出演者のクレジットを表示、最後はタイトルが発光しながら現れ、サークル状の物体はどこかに消えていく。エンディングで流れる夜景は、大阪市内の繁華街・梅田周辺を上空から撮影したものである。なおいずれの映像も、ハイビジョンに移行した今でも変わっていない[注 1]。スタジオのセットには大阪市都島区の花屋専門店『スタジオ夢挿花』が携わっている。

基本的に、毎月大物演歌歌手1人をメインゲストとして招き、メインゲストとのトークコーナーのほか、メインゲストを含む6名程度の歌手[注 2]が各1曲ずつ歌う。アシスタントを務める女性演歌歌手も歌う場合がある。ただし、暦と編成の都合から、メインゲストがいない週もたまに出る。

内容により、不定期に大阪市の大阪国際交流センターで開催される公開収録や、季節ごとに開催される『演歌百撰スペシャル ○○の演歌祭り!』の模様も放送される事がある。このうち、公開収録の場合はアシスタントがスタジオで1曲程度の紹介を行い、進行を担当する。最後の楽曲披露が終わった後に滝と6曲目を歌った歌手とのトークが展開されるが、30分番組であるので最後の場面は番組のテーマを流してスタッフロールが流れる様になっている。また、特別イベントである『○○の演歌祭り』の模様はBS11では前編・後編に分け、特番枠(主に土曜日の20:00-22:00など)で放送されるほか、本放送でも一部分を放送することがある。

サンテレビでは、不定期に兄弟番組として「演歌百景」も放送していた。また、かつては公式サイトも存在したが、制作体制の変更などが続いたこともあり現在はない。そのため、下記リンクのBS11での紹介ページがその役割を担っている。

地上波からの撤退[編集]

従来、地上波テレビでは数少ない総合演歌番組であったが、地上波テレビはデジタル化などの影響により、2010年12月最終週放送分(12月26日-2011年1月2日放送)をもってサンテレビと奈良テレビを除く地上波テレビ局でのネット放送を終了し[注 3]、BS11(BSデジタル放送)と第一興商スターカラオケ(スカパー![注 4]での放送に集約した[注 5]。その一方、幹事局だったサンテレビはレギュラー放送の撤退後、月に1回(主に日曜日の日中)であるが放送を継続している。 また、J:COM HDでは木曜 9:30 - 10:00と金曜 16:00 - 16:30、日曜 20:30 - 21:00の3回放送している。

余談だが、特定の人物を冠した“専門型”演歌番組では、既に同様の事例がある[注 6]

MC&アシスタント[編集]

期間 メイン アシスタント
1993.10 (不明) 滝トール 北条美樹
(不明) (不明) 真珠
2000.4 2001.6 柳澤純子
(不明) (不明) 林あさ美
2003.7 (不明) 春奈佑果
2005.1 (不明) 網野ひとみ
(不明) (不明) 山本みゆき
2004. 2008.5.21 橘麻衣子
2008.5.28 2008.7 中島ゆきこ
2008.8 2008.10.1 川井聖子
2008.10.8 2009.2.25 鹿島ひろ美
2009.3.4 2010.6.23 森川つくし
2010.6.30 2014.8.3 丘みどり[注 7][注 8][注 9]
2014.8.10 佳姫(代役)
2014.8.17 2014.11.2 橘麻衣子(代役)
2014.11.9 2015.12.27 丘みどり
2016.1.3 水田竜子(代役)
2016.1.10 2016.3.6 伊藤みく(フリーアナウンサー)
2016.3.13 2016.4.10 竹村美緒(フリーアナウンサー)
2016.4.17 橘麻衣子(代役)
2016.7.24 津吹みゆ
2017.5.14 2017.6.4 山口瑠美(代役)
  • 日付基準は2011年3月まではサンテレビ、2011年4月からはBS11に準拠。
  • 公開収録に於いては野田彩加(タレント)やフリーアナウンサーがアシスタントを務めるケースが多くなっている。
  • 丘みどりが降板して以降、暫くフリーアナウンサーが数か月単位で交代して出演する形となっていた。その後津吹が主軸として参加するようになったが、それでも津吹のスケジュールの都合や事務所・レーベル等の関係で代役が入ることがある。

構成、MC&アシスタントの挨拶[編集]

(最初の挨拶)

  • 滝:○○(最初に歌った歌手)さんの新曲『◇◇』(歌のタイトル)でした。ごきげんいかがでしょうか、滝トールです。
  • アシスタント:○○(アシスタント)です。
  • 滝:今日も心にしみる演歌の数々をお届けします。メインゲストには○○(メインゲスト)さんをお迎えしました。後ほどたっぷりと、お話をお伺いいたします。ではその前に、一曲お送りしましょう。

(最初のCM明け後の挨拶)

  • 滝:ではメインゲストをご紹介しましょう。○○(メインゲスト)さんです。

(最後の挨拶)

  • 滝:いかがでしたか?演歌百撰、そろそろ時間の様です。
  • アシスタント:今日最後は○○(最後に歌った歌手)さんの新曲『◇◇』をお聞きいただきながらお別れです。
  • 滝:皆さん…
  • 滝とアシスタント揃って:さようなら。

標準的な番組構成としては、2017年5月時点では以下の通り。

  • オープニング
  • ホワイトフェードの後1曲目。メインゲストが変わる場合はここで当該メインゲストの曲を披露
  • 提供ナレーションの後前段の最初の挨拶から、2曲目へ
  • 最初のCM
  • メインゲストとのトーク
  • ホワイトフェードの後3曲目、合間に滝トールが前後の曲紹介をして4曲目
  • 2度目のCM
  • 5曲目披露の後最後の挨拶があり、6曲目
  • 番組終わりのスタッフ紹介。メインゲストが初週又は最終週の場合は直後に短いコメントが入る
  • 最後のCMの後エンディング

スタッフ[編集]

2012年10月以降[編集]

  • 制作:内田哲也、足羽重紀
  • 構成:高柳保男
  • 演出:加藤寛治
  • カメラ:大島昌美
  • 映像:西村幸朗
  • 音声:真鍋鶴司
  • 照明:斉藤洋介(ハートス)
  • 美術:アドス工芸
  • 特機:グリップアソシエイト
  • TK:日裏唯
  • 編集:株式会社マウス
  • 制作協力:Express
  • 制作著作:関西放送制作[注 10]

これまでの制作体制[編集]

  • 開始当初はExpress制作、関西放送制作は制作協力だった(幹事局のサンテレビは表記されなかった)。
  • その後、サンテレビも制作に加わるが、エンディングに表記していたのはサンテレビのみで、その他のネット局では表記されなかった。
  • 2006年10月以降、サンテレビは制作から撤退[注 11]し、入れ替わる形で現在の制作体制に至る。なお、2007年3月の間はエルフ・エージェンシーが共同で制作していた[注 12]

放送時間[編集]

BSデジタル局[編集]

  • BS11
    • 日曜日 23:30 - 24:00
    • 2008年4月2日ネット開始(ハイビジョン放送)。当初は水曜24:00開始であった(サンテレビとの同日時差)。2010年より日曜23:00開始に変更、全ての局の中で一番早く放送されていた。2011年より競馬ダイジェスト番組『うまナビ!イレブン』開始に伴い、30分繰り下げて現在の放送時間に変更。
    • 通販番組を除けば、BS11のウォーターマーク表示が行われていない数少ない番組の一つである。
    • 当番組をもって一日の放送が終了する場合は、クロージングを内包するためEPGでの番組終了時刻が24:02に変更される。

地上波放送[編集]

  • 千葉テレビ放送
    • レギュラー放送は他の地上波同様、2010年で終了した。これまで単発枠で放送していた時間は以下のとおり。
      • 2011年5月29日 10:30 - 11:00
      • 2014年9月19日 10:30 - 11:00
      • 2016年1月18日 10:30 - 11:00
  • サンテレビ
    • 日曜日 12:30 - 13:00(月に1回のペース)[注 13]
    • レギュラー放送は前述の通り、2011年3月で終了。大半は日曜日だが、以下の時間に放送される場合もある。
      • 2011年6月26日 17:00 - 17:30
      • 2011年7月31日 12:30 - 13:00
      • 2011年9月4日 16:00 - 16:30
      • 2015年2月15日 12:30 - 13:00
      • 2016年8月7日 11:00 - 11:30
  • KBS京都
    • レギュラー放送は前述の通り終了。
      • 2017年3月28日 9:00 - 9:30
  • 三重テレビ
      • 2017年11月6日 12:00 - 12:30

過去のネット局[編集]

  • 奈良テレビ放送(奈良テレビ・TVN)
    • 月曜日 0:00 - 0:30 日曜日深夜24:00 - 24:30で、BS11と同日放送
    • 地上波局が相次いで撤退する中で唯一、レギュラー放送を続けていた(2012年9月最終分まで)。ただし、BS11とはスポンサー、出演者が一部異なっている[注 14]
  • 岐阜放送(ぎふチャン・GBS)
    • 火曜 8:30 - 9:00 2012年4月より放送再開したが同年7月31日をもって終了した。

2010年12月で終了した地上波局[編集]

放送対象地域 放送局 系列 放送時間 幹事局(サンテレビ)
との時差
北海道 テレビ北海道
(TVh)
テレビ東京系 月曜 1:35 - 2:05[注 15] 2日先行
青森県 青森朝日放送
(ABA)
テレビ朝日系 月曜 1:10 - 1:40
岩手県 IBC岩手放送
(IBC)
TBS系 月曜 1:00 - 1:30
宮城県 東北放送
(TBC)
月曜 0:55 - 1:25
千葉県 千葉テレビ放送
(CTC)
JAITS 水曜 22:30 - 23:00 同時放送(テープネット
新潟県 新潟放送
(BSN)
TBS系 月曜 0:50 - 1:20 2日先行
石川県 北陸朝日放送
(HAB)
テレビ朝日系 月曜 1:10 - 1:40 3日先行
岐阜県 岐阜放送
(GBS)
JAITS 土曜 0:15 - 0:45 3日遅れ
三重県 三重テレビ放送
(MTV)
水曜 13:30 - 14:00 同日放送
滋賀県 びわ湖放送
(BBC)
木曜 8:30 - 9:00 1日遅れ
兵庫県 サンテレビジョン
(SUN)
水曜 22:30 - 23:00 元・幹事局[注 16]
和歌山県 テレビ和歌山
(WTV)
木曜 0:10 - 0:40 数時間遅れ
鳥取県
島根県
山陰放送
(BSS)
TBS系 水曜 10:00 - 10:30 同日放送
広島県 テレビ新広島
(TSS)
フジテレビ系 火曜 0:35 - 1:05 1日先行
岡山県
香川県
山陽放送
(RSK)
TBS系 月曜 1:05 - 1:35 2日先行
愛媛県 あいテレビ
(ITV)
火曜 1:25 - 1:55 1日先行
高知県 高知さんさんテレビ
(KSS)
フジテレビ系 火曜 0:40 - 1:10
福岡県 TVQ九州放送
(TVQ)
テレビ東京系 水曜 2:53 - 3:23 同日放送
長崎県 長崎放送
(NBC)
TBS系 月曜 1:20 - 1:50 2日先行
熊本県 熊本放送
(RKK)
土曜 6:00 - 6:30 3日遅れ
大分県 大分放送
(OBS)
月曜 0:50 - 1:20 2日先行
宮崎県 宮崎放送
(MRT)
鹿児島県 南日本放送
(MBC)
沖縄県 琉球朝日放送
(QAB)
テレビ朝日系 月曜 0:45 - 1:15 2日先行
  • 最初の曲の途中にネット局一覧テロップが挿入される[注 17]上記の放送局名はテロップに基づく。
  • 特別番組等で放送時間が変更される場合がある。

地上波一斉終了前に放送終了したネット局[編集]

放送対象地域 放送局 系列 放送時期 理由
青森県 青森テレビ
(ATV)
TBS系列 - 1998年 編成上の都合[注 18]
山形県 テレビユー山形
(TUY)
- 2008年3月 不明。
東京都 東京
メトロポリタン
テレビジョン

(TOKYO MX)
JAITS - 2008年3月 不明
埼玉県 テレビ埼玉
(TVS)
不明 編成上の都合。 
神奈川県 テレビ神奈川
(tvk)
不明 編成上の都合。  
新潟県 テレビ新潟
放送網

(TeNY)
日本テレビ系 不明 新潟放送(BSN)に変更。
長野県 長野放送
(NBS)
フジテレビ系 2006年10月 -
2008年3月
不明 
山梨県 山梨放送
(YBS)
日本テレビ系 2007年4月 - 12月 短期で終了
福井県 福井テレビ
(FTB)
フジテレビ系 不明 不明
京都府 京都放送
(KBS京都)
JAITS 1997年10月 -
2008年9月
編成上の都合
広島県[注 19] 中国放送
(RCC)
TBS系 不明 広島テレビ放送(HTV)に変更。
広島
テレビ放送
(HTV)
日本テレビ系 不明 広島ホームテレビ(HOME)に変更。
広島
ホームテレビ
(HOME)
テレビ朝日系 - 2007年12月 テレビ新広島(TSS)に変更。
山口県 山口放送
(KRY)
日本テレビ系 不明 不明 
徳島県 四国放送
(JRT)
不明 編成上の都合。
高知県 テレビ高知
(KUTV)
TBS系 - 1997年 高知さんさんテレビ(KSS)に変更。
福岡県 テレビ西日本
(TNC)
フジテレビ系 不明 TVQ九州放送(TVQ)に変更。
沖縄県 琉球放送
(RBC)
TBS系 不明 琉球朝日放送(QAB)に変更。

衛星放送系[編集]

ラジオ版[編集]

  • ラジオ関西
    • 火曜深夜0時半-1時(末期は0時45分)
    • 2013年10月 - 2014年3月に放送。司会は団あしのと丘みどり[注 20]

脚注・出典[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ハイビジョン制作当初は16:9に対応するため、オープニングやエンディングともサイドパネルが用いられたが、2011年放送分よりオープニングCGのリニューアルとエンディングのスタッフロール表示変更に伴い16:9に統一された。
  2. ^ メインゲスト以外には著名な歌手が出ることはあまりなく、50歳前後の歌手のプロモーション出演が多い。地方で活動している歌手や、副業として歌手活動をしている者も時折出演する。番組スタッフがそうした人たちを発掘するケースもある。
  3. ^ サンテレビでは2011年3月最終週まで、奈良テレビでは2012年9月最終週まで放送していた。
  4. ^ 2012年3月31日限りで廃局。
  5. ^ 丘みどりのブログ[1]にて、読者からの質問への回答として衛星波集約を明言している。
  6. ^ 事実上市川昭介の冠番組だった『平成歌謡塾』(地上波で放送、市川は2006年死去)は2010年9月に終了、『新・平成歌謡塾』と名称を変えてBS朝日へ移行した。スカパー!ではどちらも「第一興商スターカラオケ」で放送していたが、2012年3月の閉局とともに放送を終了したため、今後はBS朝日のみでの放送となる。
  7. ^ ただし、丘自身が歌い手として出演した『演歌百撰スペシャル 夏の演歌祭り!』(2011年8月7日放送分)は秋山莉奈が、『演歌百撰~春の演歌祭り~』(2012年3月28日放送分)は野田彩加がそれぞれアシスタント担当。
  8. ^ 2013年10月よりラジオ版を兼務。
  9. ^ スポンサーの都合で2014年8月10日から11月2日まで降板[2]
  10. ^ 地上波で放送されていた頃、地方で収録した場合は当該地域のネット局が制作し、表記も制作した放送局名に変更された。
  11. ^ ただし、一部サンテレビのみのスポンサーがあるなど、撤退までは幹事局としての役割は保持していた。
  12. ^ エンディングでのクレジット表記は「制作著作:関西放送制作・ELF agency 」。
  13. ^ なお、同日23:30より放送されたBS11の番組内容とは一部異なっており、奈良テレビ放送の内容との相違も不明。
  14. ^ たとえば、2011年4月3日放送分において、BS11では高杉じゅん子、中ひろみなどの出演部分が奈良テレビでは富士原旭、碧井れみなどに差し替えになっている。
  15. ^ ネット開始当初は0:05 - 0:35の放送だった。
  16. ^ 2011年3月まで放送
  17. ^ 第一興商スターカラオケは含まれない。また、第一興商スターカラオケではネット局一覧が表示されない。
  18. ^ 青森朝日放送(ABA)でネット放送を再開するまでは空白期間となった。
  19. ^ 民放テレビ局が開局した順番どおりに放送されてきた。
  20. ^ RNBラジオGBSラジオでは以前より「歌謡トピックス」というラジオ番組を放送しており、「演歌百撰」の内容告知もしている。

出典[編集]

  1. ^ ☆質問お答えーーーーー☆ - 丘みどりオフィシャルブログ「みどりはみどり」2010年12月27日付記事、2014年11月13日閲覧
  2. ^ 「お休みします。」 - 丘みどりオフィシャルブログ「みどりはみどり」2014年7月1日付記事、2014年11月13日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]