旭孝
旭 孝 | |
---|---|
出生名 | 旭 孝 |
生誕 | 1940年5月5日(84歳) |
出身地 | 日本・京都府京都市 |
ジャンル | |
担当楽器 | |
活動期間 | 1970年頃 |
公式サイト | [1] - 公式ブログ |
旭 孝(あさひ たかし、1940年5月5日[1] - )は、日本のフルート奏者。リコーダー奏者。オカリナ奏者。主にスタジオ・ミュージシャンとして活動し、数多のレコーディングに参加している。
来歴
[編集]小学生の頃、ハーモニカの数字譜を読み音楽に興味を覚える。中学校ではブラスバンド部に入部し、アルトホルン、コルネットを担当。3年生の時に初めてフルートを手にし我流で吹き始める[2]。その後京都市立堀川高等学校音楽科を受験し合格すると、在校中よりフルート奏者の吉田雅夫や林りり子らの指導を受ける。高校卒業後は大阪市音楽団に入団し、9か月後に関西交響楽団(現・大阪フィルハーモニー交響楽団)に移籍、後に林りり子の勧めで上京し、1971年に東京交響楽団に入団。十数年に亘り活動した後フリーになり、CMや劇伴の仕事に携わる[2]。
音楽仲間からは ″笛のおっちゃん″ のニックネームで親しまれており[3]、これまでに数多のミュージシャンのレコーディングや、数々の映画、アニメーション作品等のサウンドトラックのレコーディングにも参加している。また、JASRAC文化事業コンサート ″音楽職人が創るステージ″ への参加や[4]、さだまさしのツアーコンサートで全国各地を回るなど、幅広く活躍している。スタジオ・ミュージシャンの会である ″NPO法人RMAJ″ 会員[5]。
近年は、フルート、アルトフルート、バスフルートのほかにもピッコロ、リコーダー、オカリナ、自作のケーナやパンパイプ、篠笛、その他様々な民族楽器を用いてスタジオ・ミュージシャンとして活動している。
レコーディング参加作品
[編集]あ行
[編集]- 『SUNGLOW』(1981年)
- 『JOY AND PAIN』(1987年)
- 『Möbius』(1982年)
- 『Inside/Outside』(1980年)
猪俣猛グループ
- 『JAZZ ROCK IN STRAVINSKY』(1970年)
- 『ESSAY』(1986年)『ラピスの丘で ~Lapis lazuli~』(1993年)
岩崎宏美(益田宏美)
- 『誕生 〜BIRTH〜』(1989年)
- 『EPO Works』(1993年)
- 『NEW MOON』(1990年)
- 『時間地図』(1987年)
- 『ELEVEN GRAFFITI』(1997年)
か行
[編集]- 『AFTER 5 CLASH』(1984年)
- 『魔女の条件』(1999年)
- 『Je M'appelle Monsieur~我が名はムッシュ』(2002年)
- 『サマー・ヒロイン』(1982年)
- 『Be Human』(2003年)
- 『MASABUMI KIKUCHI + GIL EVANS』(1972年)
- 『ESCAPE FROM DIMENSION』(1987年)
- 『夢がたり』(1979年)
- 『even』(1994年)
さ行
[編集]- 『HOME MADE』(1994年)
- 「gravity」(2002年)
- 『Heart&Symphony』(2005年)『PRIMA ROSA』(2006年)
- 『名前をつけてやる』(1991年)
た行
[編集]- 『小夜Ⅱ』(1981年)
KYOHEI TSUTSUMI AND HIS 585BAND
- 『HIT MACHINE・筒美京平の世界』(1976年)
T-SQUARE & ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA
- 『HARMONY』(1993年)
な行
[編集]- 『Blue Days』(1993年)
- 『中島みゆき』(1988年)
- 『Mint』(1983年)
- 「風立ちぬ」(2008年)
- 『Blue Horizon』(1996年)『明日のために』(2002年)『しあわせのかたち』(2004年)
は行
[編集]- 『音楽畑4 -A LA CARTE』(1987年)
- 『MY STORY Classical』(2005年)
ま行
[編集]- 『SQUALL』『North Wind』(1980年)
- 『流線形'80』(1978年)
ミステリー金田一バンド
- 『横溝正史の世界・金田一耕助の冒険』(1977年)
- 『GLOBAL』(1988年)
- 『NEW STANDARD』(1992年)
- 『FREESTYLE』(1992年)
や行
[編集]- 『Flying』(1977年)
- 『A Face in a Vision』(1979年)
- 『茜』(1981年)
- 『DESTINY -夢を追いかけて-』(1994年)
遺言歌
- 『誰にも知られずに消えるしかないさ』(1971年)
ら行
[編集]- 『RIP SLYME ORCHESTRA + PLUS』(2003年)
ロック・アカデミー弦楽四重奏団
- 『BACK TO BACHARACH』(1970年)
わ行
[編集]- 『遠く離れて』(1979年)
サウンドトラック
[編集]- 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(1978年)
- 『交響組曲 宇宙からのメッセージ』(1978年)
- 『キャプテンフューチャー 音楽集』(1979年)
- 『ベルサイユのばら 薔薇は美しく散る』(1979年)
- 『ヤマトよ永遠に 音楽集』Part1・Part2(1980年)
- 『ムーの白鯨 テーマ音楽集』(1980年)
- 『交響詩 さよなら銀河鉄道999』(1981年)
- 『交響組曲 宇宙戦艦ヤマトIII』(1981年)
- 『波光きらめく果て Burning Love』(1984年)
- 『必殺! THE HISSATSU SOUND』(1986年)
- 『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(1987年)
- 『ドラゴンクエストII 悪霊の神々 サウンドトラック』(1987年)
- 『誰かが彼女を愛してる サウンドトラック』(1992年)
- 『サイレントメビウス2』(1992年)
- 『家なき子 サウンドトラック』(1994年)
- 『ぼくの地球を守って イメージ・サウンドトラック Vol.2』(1994年)
- 『真昼の月 サウンドトラック』(1996年)
- 『もののけ姫 サウンドトラック』(1997年)
- 『ショムニ サウンドトラック』(1998年)
- 『HANA-BI』- 音楽:久石譲(1998年)
- 『時雨の記 サウンドトラック』- 音楽:久石譲(1998年)
- 『カードキャプターさくら オリジナル・サウンドトラック2』(1998年)
- 『ファイナルファンタジーVIII』オリジナル・サウンドトラック(1998年)
- 『魔女の条件』オリジナル・サウンドトラック(1999年)
- 『プセの冒険 真紅の魔法靴 (Le Petit Poucet) 』サウンドトラック - 音楽:久石譲(2001年)
- 『犬夜叉 時代を越える想い 音楽篇』(2001年)
- 『ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト』オリジナル・サウンドトラック(2002年)
- 『ワンダと巨像 大地の咆哮』オリジナル・サウンドトラック - 音楽:大谷幸(2005年)
- 『アキレスと亀』オリジナル・サウンドトラック - 音楽:梶浦由記(2008年)
- 『翠星のガルガンティア』オリジナル・サウンドトラック - 音楽:岩代太郎(2013年)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “Takashi Asahi Discography”. Discogs. 2024年2月23日閲覧。
- ^ a b “「レジェンドに訊く」旭 孝さん (Fl.)”. NPO法人RMAJ|Recording Musicians Association of Japan. 2024年2月23日閲覧。
- ^ “”笛のおっちゃん”が愛称の「旭 孝」さん”. 『美しの里』癒しの音楽と絵と写真. 2024年2月23日閲覧。
- ^ “JASRACコンサート in 山口”. 笛のおっちゃんのブログ. 2024年2月23日閲覧。
- ^ “会員リスト”. スタジオ・ミュージシャンの会『NPO法人RMAJ』|Recording Musicians Association of Japan. 2024年2月23日閲覧。