岡本昭彦
おかもと あきひこ 岡本 昭彦 | |
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生誕 |
1966年12月23日(54歳)![]() |
出身校 | 天理大学外国語学部 |
職業 |
吉本興業ホールディングス株式会社 代表取締役社長(現任) |
岡本 昭彦(おかもと あきひこ、1966年12月23日 - )は、日本の実業家。吉本興業ホールディングス株式会社代表取締役社長。
経歴[編集]
吉本興業の理念についての言及[編集]
2020年12月、岡本は日経ビジネスのインタビュー[1]で、吉本興業の理念について、下記の様に述べている。
劇場への思い[編集]
岡本は日経ビジネスのインタビューで、吉本興業のビジネスについて「劇場が根幹」としている。コロナ禍による影響でテレビの収録が一時的に出来なくなったことなどから、108年の会社の歴史で「唯一不変なのが、劇場とタレントマネージメント」と述べた。
岡本はYouTubeなどのネットメディアの勃興を認めつつも「タレントを生むのは劇場」としている。 ネットメディアとの違いについて、ネットメディアは「1人でできる」が、劇場は「1人ではできない」として「お笑いというエンターテイメントを目指す人たちに、吉本興業の存在意義はある」として、劇場を基盤としたエンターテイメントが吉本の役割という考えを明らかにした。
また、コロナ禍による影響を受けた2020年3月からの劇場閉鎖に関して「戦争中でも開けていた」と、一時閉鎖することへの悔しさを述べている[1]。
反社会組織への対応[編集]
2019年、所属タレントが反社会勢力から直接仕事を受けていた騒動に対して、「反社との関わりを断つことを徹底してすすめてきた」が、直営業は「会社として把握できなかった」と反省の弁を述べた。騒動をうけて、直営業には報告の義務を作るなど対応を進めてきたとして、違反した場合は、弁護士を含めた「コンプライアンス委員会などで判断してもらう」としている[1]。
マネジメントの明確化[編集]
2020年日経ビジネスのインタビューにて、岡本は直営業騒動は吉本興業のタレントマネジメントがずさんであったことを認め、騒動後の仕事の明確化について下記のように述べている[1]。
事前申請制度 直接仕事の話がきた際は、必ず会社に申請報告をする。5万円以上のやり取りは会社を通して本人へ支払い。また、タレントを守るためにチラシの掲載など、ケースによっては会社を通す判断をする。
タレントと会社の書面契約 ①所属覚書②専属マネジメント③専属エージェントの3種類に分け書面化。①の所属覚書は、吉本所属タレントとしてコンプライアンスを順守して活動する契約であり、全体の9割を占める。
ギャラの支払いについて テレビのギャラの支払いについて岡本は以前より折半であると述べ、一定額以上の場合はタレントが6で会社が4ということもあったと話す。岡本は「今までテレビから頂く金額をタレントに特段明示していなかったことで搾取されていると誤解されてしまった」と話している。
エピソード[編集]
学生時代[編集]
学生時代は、アメリカンフットボール部で、クォーターバックをしていた[要出典]。
ダウンタウンマネージャー時代[編集]
1991年に後吉本興業入社。1993年に、ダウンタウンのマネージャーとなる。ダウンタウンのマネージャー時代には「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」などのバラエティ番組にブリーフ一丁で猫を抱いた奇妙な格好で出演し、逆バンジー企画に挑むなどの芸人顔負けなキャラクターを発揮する事もあった。その後、今田耕司、東野幸治、130R(蔵野孝洋・板尾創路)、木村祐一らも担当。芸人の仕事を整理するデスク業務の経験のほか、マネージャーや番組制作の仕事が長い[要出典]。
チーフプロデューサー時代[編集]
吉本興業の東京制作部でチーフプロデューサー及び吉本興業所属の若手お笑い芸人のDVDを独占的に製作・発売する株式会社アール・アンド・シー(R and C Ltd.)の取締役就任[要出典]。
その他[編集]
2019年7月20日、週刊誌『フライデー』が報じた闇営業騒動を受け、岡本は、同年同月22日に都内で会見を開いた[2][3]。会見は5時間30分にも及んだ[4]。自身の進退については、辞任する意向は述べず、「50%の減俸を1年間続けることとします」と明かし、また会長の大崎洋も本人からの申し出で同じく50%の減俸を1年間続けると発表した[5]。
主な作品[編集]
過去の担当番組[編集]
- 明石家さんちゃんねる(TBS)‐ プロデューサー
- 赤ちゃん金ちゃんしゃべる部屋(フジテレビ)‐ プロデューサー
- 明日があるさ(日本テレビ)‐ プロデュース
- ASAYAN(テレビ東京)‐ プロデューサー
- 今田耕司のシブヤ系うらりんご(フジテレビ)‐ アシスタントプロデューサー
- うっひゃ~!!はなさかロンドンブーツ(フジテレビ)‐ プロデューサー
- Oh!黄金サービス(フジテレビ)‐ アシスタントプロデューサー
- かざあなダウンタウン(テレビ朝日)‐ アシスタントプロデューサー
- キングオブコント(TBS) - プロデューサー
- 芸能人格付けチェック(朝日放送)‐ プロデューサー
- コント1000本ノック(フジテレビ)‐ プロデューサー
- 史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ(TBS)‐ プロデューサー
- スキヤキ!!ロンドンブーツ大作戦(テレビ東京)‐ プロデューサー
- ダウンタウンがキャスターやりますスペシャル(テレビ朝日)‐ プロデューサー
- ダウンタウンのごっつええ感じ(フジテレビ)‐ アシスタントプロデューサー→2001年の復活版ではプロデューサー
- ダウンタウン・セブン(毎日放送)‐ プロデューサー
- ダウンタウンDX(読売テレビ)- プロデューサー
- 弾丸!ヒーローズ(朝日放送)‐ プロデューサー
- 人気者でいこう!(朝日放送)- プロデューサー
- 働くおっさん人形(フジテレビ)‐ プロデューサー
- HAMASHO(読売テレビ)- プロデューサー
- 人志松本のすべらない話(フジテレビ)- チーフプロデューサー
- 一人ごっつ(フジテレビ)‐ プロデューサー
- フジリコ(読売テレビ)‐ プロデューサー
- 冒冒グラフ(フジテレビ)‐ アシスタントプロデューサー
- マシューTV(テレビ朝日)‐ チーフプロデューサー
- 松紳(日本テレビ)- プロデューサー
- モーニングビッグ対談(フジテレビ)‐ プロデューサー
- やりにげコージー(テレビ東京)- プロデューサー
- 乱歩R(読売テレビ)‐ 企画
- リンカーン(TBS)‐ プロデューサー
- わらいのじかん(テレビ朝日)- プロデューサー
- わらいのじかん2(テレビ朝日)‐ プロデューサー
他多数
映像作品[編集]
CM[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c d e 日経ビジネス-吉本興業ホールディングス社長岡本昭彦. 株式会社日経BPマーケティング. (20200-12-21)
- ^ “吉本興業・岡本社長、宮迫&亮に謝罪 処分撤回を発表「2人に深くお詫び」”. マイナビニュース (2019年7月22日). 2019年7月24日閲覧。
- ^ “吉本興業会見、岡本社長が宮迫と亮の処分撤回「非常につらい思いをさせた」”. お笑いナタリー (2019年7月22日). 2019年7月24日閲覧。
- ^ “岡本昭彦社長に聞く、5時間30分会見の質疑応答”. 日刊スポーツ. (2019年7月22日)
- ^ “吉本興業・大崎洋会長と岡本昭彦社長 給与1年間「50%の減俸処分」”. オリコン (2019年7月22日). 2019年7月24日閲覧。
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