小米科技

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北京小米科技有限责任公司
Beijing Xiaomi Technology Co., Ltd
Xiaomi logo new.png
Xiaomi Store.jpg
種類 有限責任会社
略称 小米科技
本社所在地 中華人民共和国の旗 中国
北京市
設立 中華人民共和国の旗 中国北京市2010年4月6日 (2010-04-06)
売上高 増加743億人民元(2014年)
従業員数 約8,000名(2014年)
関係する人物 雷軍林斌黎万強周光平黃江吉洪鋒王川劉德王翔週受資雨果·巴拉陳彤祁燕尚進張金玲
外部リンク www.mi.com
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小米科技(Xiaomi、シャオミ[1][2][3])は、中華人民共和国北京市に本社を置く総合家電メーカーで、2010年4月6日雷軍によって設立された。

スマートフォンメーカーとして創業し、2011年8月16日北京にて、初代小米手機を発表した。キャッチコピーは「Just For Fans」(中国語:爲發燒而生)

歴史[編集]

創業当初[編集]

キングソフト(金山軟件)会長CEOであった雷軍(Lei Jun)が2010年に創業。共同創業者は8人おり、当時の平均年齢は45歳(中国のベンチャー企業創業者の平均年齢は25〜6歳とされる)であった[4]。社名は中国語雑穀)に由来するため、当局の登記担当者に農業関連企業と決めつけられたというエピソードがある[4]

2011年にAndroidベースのスマートフォンMI-One(小米手機)を発売。翌年の2012年にはMI-2(小米手機2)を発売。年間で1機種のみ発売し、大量生産することでハイエンドながら価格を抑えている。その評判が微博などネットの口コミで広がり、若者を中心に支持を得て、創業から4年の2014年には中国シェア1位、中国市場のみでの販売ながら世界的に見ても世界シェア3位の大手スマホメーカーとなった。

通信キャリア主体ではなく自社サイト主体の販売方式、デザイン性の高いハイスペック端末を単一機種のみでの販売、オンラインコミュニティを重視するなど、そのマーケティング手法から「中国のアップル」と称され、創業者の雷軍も「中国のジョブズ」と称される[4][5]。「ユーザーが中心」を信条としており、「米粉」(ミィファン、「シャオミのファン」と「ビーフン」をかけている)と呼ばれるファンクラブを組織し、ネットのコミュニティの他、リアルでも定期的にユーザーイベントなどを行っている。雷軍は米粉の間で「米神」と呼ばれてカリスマ的な人気を持つ。

2014年当時、メディアではしばしばアップルと比較された[2][4]が、当時のシャオミの主力製品であったハイエンドスマホの小米シリーズはiPhoneと同等のスペックをアピールしながら、端末の価格はアップルよりもかなり安かった[5]。マーケティングをオンラインのみに絞ることで流通や販促費に金をかけず、端末を原価に近い価格で販売し、アクセサリやサービスで利益を得るという、Amazonと同じ手法で利益を得ていた[6]

当時、雷軍CEOは、自社を「携帯電話メーカーではなく、ネットワーク会社だ」と位置づけていた。また、共同創業者兼社長の林斌 (Lin Bin)は、シャオミをどんな企業に例えるかとの質問に対して、「Amazonが近い。だがわれわれはまったく新しい会社を目指している」と答えていた[4]

2013年8月、GoogleAndroid製品管理ディレクターであったヒューゴ・バラが副社長に就任した[7]。国際進出を目指す小米科技にとっては、バラの就任は同社の信頼性を高める価値があるとされる[8]

2015年の時点でも中国シェア2位のアップルを抑えて中国シェア1位のスマホメーカーであったが、中国国内では歩歩高(VIVO)、華為技術(HUAWEI)、魅族科技(MEIZU)といった競合他社がシャオミ同様におしゃれな低価格ハイエンド機を展開し、若者の心をつかんでシャオミのシェアを食い始めた。さらに、中国でもスマホ需要が一巡し、スマホの性能が向上してローエンド機でも長く使えるようになったため、スマホが以前のようには売れなくなった。一方、中国国外ではシャオミをアップルと並ぶハイエンドスマホメーカーだと思う人はいないため、ローエンド市場での展開が中心となる。そのため、ネット専売をやめて家電量販店に出店したり、ハイエンド機の小米シリーズではなくローエンドの紅米シリーズを展開するなど若干戦略が変化している[9]

2016年には中国スマホシェアがHUAWEI・OPPO・VIVOに続く4位にまで下がった。

総合家電メーカーへ[編集]

スマホ以外の製品では、創業当初は充電器やマスコットキャラクターの米兎(ミィトゥ)グッズなどのスマホ関連アクセサリを販売していた。

2014年にはタブレットの小米平板(Mi Pad)やノートPCの小米筆記本(Mi Notebook)などを発売し、さらにスマートテレビなどを発売してスマート家電に参入。さらに、スマホと連携する空気清浄機を発売するなど、スマート白物家電に進出。

2016年にはモノのインターネット時代に合わせ、スマート家電の生産にあたる子会社とともに米家(MIJIA)グループを形成。電動バイクや、社名通りの炊飯器を発売するなど、スマホメーカーというより総合家電メーカーとしての色が濃くなっている。

スマホの売上・シェア[編集]

最初製品を発売した2011年の売上は6億であったが、販売台数が1870万台に達した2013年は316億元(約6000億円)となり、Xiaomiは中国でトップ3のスマートフォンメーカーである[4]

中国内でのシェアを見ると、2013年第4四半期にアップルを上回る11%のシェアをとった。これにより、サムスン電子(18%)、レノボ(12%)に続く3位(11%)となり、それまで3位だったアップル(10%)を抜いている[2]。2014年第2四半期には、小米がサムソン(12%)を抜いて中国市場トップ(14%)となった[10]

なお、中国・香港に加えて、2014年2月までに台湾やシンガポールで事業を展開しており、さらにインド・ブラジル・ロシア・トルコ・マレーシア・インドネシアなどへの進出を計画している[2]。ただし、Mobile Asia Expo 2014の時点では日本での事業展開は考えていないとしている[4]

ラインナップ[編集]

スマートフォン[編集]

コンピュータ[編集]

スマートテレビ[編集]

ソフトウェア[編集]

脚注[編集]

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外部リンク[編集]

関連項目[編集]