豊前善光寺駅
表示
(四日市駅 (大分県)から転送)
豊前善光寺駅* | |
---|---|
駅舎(2009年2月) | |
ぶぜんぜんこうじ Buzen-Zenkōji | |
◄天津 (3.0 km) (3.6 km) 柳ケ浦► | |
所在地 | 大分県宇佐市大字東高家[1]1217-4 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 65.5 km(小倉起点) |
電報略号 | セセ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
256人/日(降車客含まず) -2015年- |
乗降人員 -統計年度- |
511人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)9月25日[注釈 1] |
備考 | 無人駅 |
豊前善光寺駅(ぶぜんぜんこうじえき)は、大分県宇佐市大字東高家にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である[1]。
歴史
[編集]- 1897年(明治30年)9月25日:初代豊州鉄道の行橋駅 - 柳ケ浦駅間が開通し[2]、四日市駅として開業[3][注釈 2]。
- 1901年(明治34年)9月3日:豊州鉄道を初代九州鉄道が買収[5]。
- 1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道が国有化、帝国鉄道庁が所管[6]。
- 1914年(大正3年)5月23日:日出生鉄道当駅 - 新豊川駅間開通[7]。
- 1919年(大正8年)
- 1924年(大正13年)2月1日:日出生鉄道四日市駅を豊前善光寺駅に改称[10]。
- 1929年(昭和4年)4月24日:日出生鉄道が豊州鉄道(2代)に社名変更[11]。
- 1935年(昭和10年):2代目駅舎竣功[12]。
- 1945年(昭和20年)4月20日:豊州鉄道(2代)が大同合同により[7]大分交通豊州線所属。
- 1953年(昭和28年)10月1日:大分交通豊州線全線廃止[13]。
- 1978年(昭和53年)4月1日:貨物の取り扱いを廃止[14]。
- 1982年(昭和57年)
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[14]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承[16]。
- 2006年(平成18年) 3月19日:3代目駅本屋完工[12]。
- 2012年(平成24年)12月1日:ICカードSUGOCAの利用を開始[17]。
- 2016年(平成28年)3月26日:無人駅化[18][19]。
駅構造
[編集]地上駅であり、[要出典]単式ホーム2面2線となっている[1]。
駅舎は鉄骨造り平屋建(約57 m2)の3代目で2006年(平成18年)の建築である[12]。2代目駅舎は1935年(昭和10年)築で木造平屋建だったが改築に伴い解体された[12]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■日豊本線 | 上り | 中津・小倉方面 |
2 | 下り | 別府・大分方面 |
利用状況
[編集]1965年(昭和40年)度には乗車人員が398,862人(定期外:97,092人、定期:301,770人)、降車人員が404,585人で、手荷物(発送:1,911個、到着:573個)や小荷物(発送:4,322個、到着:3,683個)も取り扱っていた[21]。
2015年(平成27年)度の乗車人員は93,756人(定期外:20,801人、定期:72,955人)、降車人員は93,369人である[22]。
※1日平均乗車人員の数値は各年度版「大分県統計年鑑」による年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。
年度 | 年間 乗車人員 |
定期外 乗車人員 |
定期 乗車人員 |
一日平均 乗車人員* |
年間 降車人員 |
出典 |
---|---|---|---|---|---|---|
1965年(昭和40年) | 398,862 | 97,092 | 301,770 | - | 404,585 | [21] |
- | - | - | - | - | - | - |
1990年(平成2年) | 136,051 | 54,663 | 81,388 | - | 132,351 | [23] |
1991年(平成3年) | 140,851 | 56,257 | 84,594 | - | 138,902 | [24] |
1992年(平成4年) | 141,186 | 54,173 | 87,013 | - | 140,676 | [25] |
1993年(平成5年) | 129,924 | 51,114 | 78,810 | - | 128,989 | [26] |
1994年(平成6年) | 127,284 | 50,472 | 76,812 | - | 126,185 | [27] |
1995年(平成7年) | 116,042 | 45,022 | 71,020 | - | 115,551 | [28] |
1996年(平成8年) | 105,591 | 40,397 | 65,194 | - | 107,940 | [29] |
1997年(平成9年) | 98,666 | 37,999 | 60,667 | - | 100,077 | [30] |
1998年(平成10年) | 99,003 | 35,728 | 63,275 | - | 99,818 | [31] |
1999年(平成11年) | 89,891 | 32,755 | 57,136 | - | 91,013 | [32] |
2000年(平成12年) | 87,006 | 31,068 | 55,938 | 238 | 88,282 | [33] |
2001年(平成13年) | 75,465 | 29,406 | 46,059 | 207 | 75,096 | [34] |
2002年(平成14年) | 73,956 | 27,910 | 46,046 | 203 | 74,170 | [35] |
2003年(平成15年) | 68,907 | 26,045 | 42,862 | 189 | 70,507 | [36] |
2004年(平成16年) | 68,895 | 25,792 | 43,103 | 189 | 70,184 | [37] |
2005年(平成17年) | 71,525 | 24,002 | 47,523 | 196 | 73,388 | [38] |
2006年(平成18年) | 77,642 | 23,342 | 54,300 | 213 | 78,428 | [39] |
2007年(平成19年) | 79,720 | 22,808 | 56,912 | 218 | 79,861 | [40] |
2008年(平成20年) | 79,214 | 22,914 | 56,300 | 217 | 79,928 | [41] |
2009年(平成21年) | 87,045 | 22,274 | 64,771 | 238 | 85,920 | [42][注釈 3] |
2010年(平成22年) | 92,023 | 23,287 | 68,736 | 252 | 91,795 | [44][注釈 3] |
2011年(平成23年) | 91,914 | 22,799 | 69,115 | 251 | 90,979 | [45][注釈 3] |
2012年(平成24年) | 89,220 | 23,805 | 65,415 | 244 | 87,893 | [46][注釈 3] |
2013年(平成25年) | 97,250 | 22,378 | 74,872 | 266 | 96,996 | [47][注釈 3] |
2014年(平成26年) | 91,054 | 21,487 | 69,567 | 249 | 90,081 | [48][注釈 3] |
2015年(平成27年) | 93,756 | 20,801 | 72,955 | 256 | 93,369 | [22][注釈 3] |
- 一日平均乗車人員は年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。
駅周辺
[編集]- 乙女郵便局
- 豊前善光寺 - 駅名もこの寺に由来する。芝原善光寺ともいい、日本三大善光寺のひとつと称している。
- 大分県道529号豊前善光寺停車場線 - 大分県道23号中津高田線は駅北側、大分県道629号和気佐野線は駅南側を通るがともに駅からはやや離れている。
バス路線
[編集]- 大交北部バス「善光寺駅前」停留所
- 国宝善光寺 - 糸口 - 四日市
- 乙女 - 四日市
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、25頁。
- ^ a b 吉富町史刊行会 『吉富町史』 吉富町、1983年3月。
- ^ a b c 『大分県史 近代編 2』 大分県、1986年。
- ^ a b 「鉄道院告示第57号」『官報』1919年8月9日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 諸河久 松本典久 『JRローカル線』 保育社、1994年。ISBN 978-4586508587
- ^ 廣岡治哉 『近代日本交通史 明治維新から第二次大戦まで』 法政大学出版局、1987年4月15日。ISBN 978-4588600173
- ^ a b 大木孝 『土木社会史年表』 日刊工業新聞社、1988年11月。ISBN 978-4526024443
- ^ 官報掲載の告示文では「高郷郷」(たけへのがう)となっている。「鉄道院告示第18号」『官報』1919年4月24日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 「鉄道院告示第25号」『官報』1919年5月21日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 「地方鉄道駅名改称」『官報』1924年2月7日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 『鉄道統計資料. 昭和4年』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c d “71年ぶり新駅舎/JR豊前善光寺”. 大分合同新聞 (大分合同新聞社): p. 14(朝刊)<県北・国東>. (2006年4月5日)
- ^ 『大分交通 40年のあゆみ 前身会社より通算89周年』 大分交通、1985年4月。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、751頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 運輸政策研究機構 『日本国有鉄道民営化に至る15年』 成山堂書店、2000年7月28日。ISBN 978-4-425-30181-2
- ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日)
- ^ 『駅営業体制の見直しについて』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道株式会社、2016年2月25日。オリジナルの2016年3月25日時点におけるアーカイブ 。2016年3月25日閲覧。
- ^ “JR九州 9駅の営業体制見直し”. 交通新聞 (交通新聞社). (2016年3月2日)
- ^ SUGOCA 利用可能エリア 九州旅客鉄道、平成28年3月26日時点(2016年10月5日閲覧)。
- ^ a b 大分県総務部統計課 『昭和41年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1966年3月。
- ^ a b “平成28年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物)”. 大分県総務部統計課 (2017年3月30日). 2017年8月3日閲覧。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成3年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1991年12月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成4年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1992年12月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成5年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1994年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成6年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1995年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成7年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1996年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成8年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1997年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成9年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1998年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成10年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1999年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成11年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2000年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成12年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2001年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成13年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2002年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成14年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2003年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成15年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2004年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成16年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2005年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成17年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2006年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成18年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成19年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 130 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成20年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2009年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成21年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2010年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ “平成22年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 129.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年2月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ 池端真理 『全国都道府県統計協会刊行の統計資料調査について』 地域総合研究 第38巻 第2号 (鹿児島国際大学地域総合研究所) (2011年)
- ^ “平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成24年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2013年8月5日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成26年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2015年3月10日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成27年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2016年3月29日”. 大分県総務部統計課. 2017年8月3日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 豊前善光寺駅(駅情報) - 九州旅客鉄道