佐藤奨真

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佐藤 奨真
千葉ロッテマリーンズ #64
Sato Shoma Chiba Lotte Marines 20220514.jpg
2022年5月14日 京セラドーム大阪
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都墨田区
生年月日 (1998-06-02) 1998年6月2日(24歳)
身長
体重
177 cm
78 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2020年 育成選手ドラフト4位
初出場 2022年3月31日
年俸 900万円(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

佐藤 奨真(さとう しょうま、1998年6月2日 - )は、東京都墨田区出身[2]プロ野球選手投手)。左投左打。千葉ロッテマリーンズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学校1年生の時に、墨田スターズで野球を始める[3]

関東第一高校では、2年秋の都大会よりベンチ入り。3年春の第88回選抜高等学校野球大会ではリリーフ投手として登板する。3年夏は第98回全国高等学校野球選手権大会にエースとして出場。初戦で広島新庄堀瑞輝と投げ合い、9回1/3を1失点と力投したものの、延長12回に勝ち越されて敗退した[4]。1学年上にはオコエ瑠偉、2学年下には石橋康太がいる。

専修大学経済学部に進学後、硬式野球部に入部。1年生の春から、東都2部リーグの公式戦で登板するも、目立った成績を残すことができなかった[5]。そのため、2年冬にピッチングスタイルを変更すると、3年春には6勝を挙げMVPに輝き、チームも2部リーグ優勝を果たした[5]。東都2部リーグでの通算成績は、14勝7敗、防御率2.15だった。球速の遅さ(後述)もあってか、最終的に調査書が届いたのは千葉ロッテマリーンズからのみだった[5]

2020年10月26日に行われたドラフト会議では、ロッテから育成4位指名を受け、11月16日に支度金300万円、年俸300万円で契約に合意した(金額は推定)[2]。背番号は129[6]

ロッテ時代[編集]

2021年は、イースタン・リーグで17試合に登板し、87回1/3を投げて7勝5敗、防御率3.50の成績を残した[7]。シーズン前半は打ち込まれるケースも多く、6月までの成績は7試合の登板で2勝3敗、防御率6.14であったが、「その日の一番いい変化球を見つけて、その球を軸にしていく」という考えにしてからは成績が向上[7]。7月11日の横浜DeNAベイスターズ戦でプロ初完封勝利を挙げ、8月27日の埼玉西武ライオンズ戦では2度目の完封勝利を挙げるなど、7月以降は 10試合の登板で5勝2敗、防御率2.17と安定感が増した[7]。シーズンオフには、現状維持となる年俸300万円(金額は推定)で契約更改した[8]

2022年は、春季キャンプを二軍で迎えたものの、遠征では一軍に帯同[9]。2月の対外試合では4試合に登板し、6回を3安打無失点と好成績を残すと[9]オープン戦でも3試合の登板で防御率0.00と結果を残し、3月22日に小沼健太と共に支配下登録された[10]。背番号は64。開幕一軍は逃したが、新型コロナウイルスに感染した小川龍成や、その濃厚接触者の疑いがあった小沼、山口航輝に代わり、「特例2022」の代替選手として3月31日に一軍初昇格[11]。同日の福岡ソフトバンクホークス戦(ZOZOマリンスタジアム)でプロ初登板を果たし、三森大貴からプロ初奪三振を記録するなど、三者凡退に抑えた[12]。しかし、小沼の復帰に伴い、4月3日に登録抹消となった[13]。その後は二軍で先発として登板を重ね[14]、5月14日のオリックス・バファローズ戦(京セラドーム大阪)でプロ初先発登板[15]。同学年の山本由伸と投げ合い、6回2安打1失点(自責点0)と好投するも、敗戦投手となった[15]。その後6月1日の読売ジャイアンツ戦でも、7回2失点と好投するも敗戦。同月12日の横浜DeNAベイスターズ戦でも6回2失点と好投。試合は5-4で勝利し、念願のプロ初勝利を挙げた[16]

選手としての特徴[編集]

持ち球はストレートカーブチェンジアップカットボール[17]。ストレートの球速は130km/h台が主と決して速く無いが、チェンジアップや100km/h台、時には90km/h台のカーブ[18]を用いて、緩急を使ったピッチングを展開する[17]。また、テンポを変えて投げるなど、打者との"間"も大切にしている[17]。持ち玉の中でもチェンジアップの精度を大切にしており、ルーキイヤーには当時の二軍投手コーチである小野晋吾大隣憲司らからアドバイスを受け改良を重ねている[7][17]。目標は、福岡ソフトバンクホークス和田毅のような、ストレートを速く見せ、ストレートで空振りが取れるような投球[5][17]

大学時代は、低学年の時にストレートの球速を上げようと筋トレなどに励み、最速143km/hまでに達したが、肩や肘に負担がかかり、投球フォームが崩れてしまったため、自身の持ち味は"間"であると考え直し、球速を追い求めることはやめ[5][19]、「半分諦めている」と語っている[20]

人物[編集]

小学生の頃から千葉ロッテマリーンズのファン。野球教室では、当時ロッテに所属していた渡辺俊介今江敏晃から実際に教わったことがある[2]

好きなアーティストはTWICENiziU[21]、試合前には楽曲を聴くことをルーティーンにしている[22]

同姓のチームメイトである佐藤都志也のユニフォームの背ネームが「SATOH」であるのに対して、佐藤奨真の背ネームは「SATO」である。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2022 ロッテ 11 9 0 0 0 2 6 0 0 .250 214 52.1 48 4 16 0 1 28 1 0 28 27 4.64 1.22
通算:1年 11 9 0 0 0 2 6 0 0 .250 214 52.1 48 4 16 0 1 28 1 0 28 27 4.64 1.22
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手












2022 ロッテ 11 5 9 0 0 1.000
通算 11 5 9 0 0 1.000
  • 2022年度シーズン終了時

記録[編集]

初記録
投手記録
打撃記録

背番号[編集]

  • 129(2021年 - 2022年3月21日)
  • 64(2022年3月22日 - )

登場曲[編集]

  • 「FANCY」TWICE(2022年 - )

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ ロッテ - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2022年11月16日閲覧。
  2. ^ a b c ロッテ育成4位の専大・佐藤奨 OB渡辺俊&今江の“教え子”だったことを告白”. スポニチ Sponichi Annex (2020年11月16日). 2021年5月28日閲覧。
  3. ^ 【ロッテ】育成4位 専大・佐藤奨真が仮契約 ロッテファンで好きなロッテのお菓子はコアラのマーチ 「一番下からはい上がる」と支配下へ向け闘志”. スポーツ報知 (2020年11月16日). 2021年5月28日閲覧。
  4. ^ 関東第一初戦敗退「オコエさんたちにはかなわない」”. 日刊スポーツ (2016年8月10日). 2021年5月28日閲覧。
  5. ^ a b c d e 平均球速135キロでもドラフト指名! ロッテ育成4位佐藤奨真の打てそうで打てない幻惑投法”. Number Web (2020年11月10日). 2021年5月28日閲覧。
  6. ^ ロッテドラ1・鈴木昭汰は「35」2位中森は「56」、新人9選手の背番号を発表”. Full-Count (2020年12月9日). 2021年5月29日閲覧。
  7. ^ a b c d 7月以降は防御率2.17と安定!ロッテ育成・佐藤奨真が挙げた来季への課題は?”. BASEBALL KING (2021年12月9日). 2022年3月22日閲覧。
  8. ^ “ロッテ佐藤奨真、現状維持300万円でサイン「自分の中では頑張れた方」”. 日刊スポーツ. (2021年12月9日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112090000247.html 2022年3月22日閲覧。 
  9. ^ a b アピール続けるロッテの育成組 開幕前に支配下登録なるか?”. BASEBALL KING (2022年3月14日). 2022年3月22日閲覧。
  10. ^ ロッテの育成・小沼と佐藤奨が支配下選手登録!”. BASEBALL KING (2022年3月22日). 2022年3月22日閲覧。
  11. ^ “【ロッテ】新型コロナ陽性2選手、濃厚接触疑い2選手を発表 山口航輝ら3選手が特例で抹消”. スポーツ報知. (2022年3月31日). https://hochi.news/articles/20220331-OHT1T51076.html?page=1 2022年5月14日閲覧。 
  12. ^ a b c “【ロッテ】広畑敦也「自分の投球できた」佐藤奨真「実感湧きました」ともにプロ初登板で1回0封”. 日刊スポーツ. (2022年3月31日). https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202203310000794_m.html 2022年5月14日閲覧。 
  13. ^ “西武森友哉ら抹消、ロッテ中村奨吾は特例2022対象で抹消 巨人平内龍太ら登録/3日公示”. 日刊スポーツ. (2022年4月3日). https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202204030000303_m.html 2022年5月14日閲覧。 
  14. ^ ロッテ・佐藤奨真、一冬を越え掴んだ自信「ストレートの質もよくなった」”. ベースボールキング (2022年4月25日). 2022年5月14日閲覧。
  15. ^ a b c “育成出身のロッテ佐藤奨真が朗希との「差」生かす100キロカーブで6回1失点「アピールしたい」”. スポーツニッポン. (2022年5月14日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/05/14/kiji/20220514s00001173500000c.html 2022年5月14日閲覧。 
  16. ^ 【ロッテ】佐藤奨真がプロ初勝利 佐々木朗希の翌日に最速141キロ左腕が緩急で6回2失点”. 日刊スポーツ (2022年6月12日). 2022年6月17日閲覧。
  17. ^ a b c d e 佐藤奨真はスピードガンじゃ測れない。最速130キロ台で打者を抑え込む“芳醇な”ピッチングをみよ【千葉ロッテマリーンズ・若手選手インタビュー連載#19】”. ベースボールチャンネル (2022年2月27日). 2022年3月22日閲覧。
  18. ^ ロッテ・井口監督 敗戦も佐藤奨は評価「本当によく抑えてくれました」”. デイリースポーツ online (2022年6月4日). 2022年6月4日閲覧。
  19. ^ ロッテ育成ドラ4・佐藤奨真、ブルペンのテーマは「力まずに…」”. BASEBALL KING (2021年2月4日). 2021年5月28日閲覧。
  20. ^ “佐々木朗希163キロの翌日に134キロ技巧派左腕の佐藤奨真が先発好投 井口監督も高評価”. 日刊スポーツ. (2022年2月22日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202202200001084.html 2022年3月22日閲覧。 
  21. ^ 64 佐藤 奨真 選手名鑑2022”. 千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト. 2021年5月28日閲覧。
  22. ^ 129 佐藤 奨真 選手名鑑2021”. 千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト. 2021年5月28日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]