ハスカップ

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ハスカップ
Lonicera caerulea L2.jpg
ハスカップ(北海道苫小牧市・2006年7月)
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : キキョウ類 Campanulids
: マツムシソウ目 Dipsacales
: スイカズラ科 Caprifoliaceae
: スイカズラ属 Lonicera
: ケヨノミ L. caerulea
変種 : ハスカップ var. emphyllocalyx
学名
Lonicera caerulea L.
var. emphyllocalyx Nakai
和名
クロミノウグイスカグラ(黒実鶯神楽)
英名
ハニーベリー(Honeyberry)

ハスカップスイカズラ科スイカズラ属の漿果樹[1]で、樹高1m - 2mの落葉低木。

ケヨノミ(学名:Lonicera caerulea var. edulis[2][3]と、その変種クロミノウグイスカグラ(黒実鶯神楽、学名:Lonicera caerulea var. emphyllocalyx)の総称とされているが、ハスカップケヨノミクロミノウグイスカグラとに分けるべきなのか、見解が分かれている。

ケヨノミは、葉や若枝にが密生する。クロミノウグイスカグラより高山性で、大雪山などの高山帯に自生する。また、クロミノウグイスカグラより小型である。

クロミノウグイスカグラは、葉や若枝はほぼ無毛で、釧路湿原などの低湿地に自生する[4]

ケヨノミとクロミノウグイスカグラは混生している場合も多い。また両者の中間タイプもある。

果実は、青みがかった黒色の液果で、食用になる。和名のクロミノウグイスカグラは、「黒い実をつけるウグイスカグラ」という意味で、北海道南部から九州の山野で見られるウグイスカグラ[5]に近い仲間である。なお、クロミノウグイスカズラという転訛もあるが、ツル性の植物ではないため適切な名称ではない。

名称[編集]

苫小牧市ではゆのみという愛称で親しまれている[6]。「ゆのみ」とは、アイヌ語の「エノミタンネ」(「細長い実」の意)に由来している。他にやちぐみやちのみフレップネズミフレップ[7]など。

日本国外でも、ハスカップ、またはハスカップベリー(Haskap Berry)、ハニーベリー(Honeyberry)[8][9]ブルーハニーサックル(Blue Honeysuckle)[10]などと呼んでいる。ハニーサックルとはスイカズラ属のことであり、ブルーハニーサックルとは「青いスイカズラ」といった意味になる。また「スイカズラ」(吸い葛)の名は、花の基部に甘い蜜があり、昔、子供たちが花をちぎって、蜜を吸ったことに由来する。「Honeysuckle」も「honey(蜜)」を「suck(吸う)」という意味である。属 (分類学)名の「Lonicera」(ロニセラ)は、ドイツ本草学者、アダム・ロニチェル(1528~1586)の名に因んでいる。

解説[編集]

名称は、ハスカップの実をさすアイヌ語のハスカプ(ラテン文字表記:haskap)に由来する[11]

ハスカップの果実は「アイヌの不老長寿の果実」といわれて宣伝されてきたが、これは商品を販売するための創作であり[12]、アイヌにとっては身近な植物であり、特別なものではなかった。

産地では主にジャムやジュースなどの加工用途で、生食用として市場に出回ることはない。理由は常温では傷みやすく、冷凍すると溶けてしまい、流通が難しいといったことが挙げられる。

分布[編集]

北方系の植物で、シベリア中国東北部朝鮮半島サハリン樺太)、千島列島カムチャツカ半島などの寒冷地に分布する。

日本では、北海道勇払原野ゆうふつげんやが、最大群生地であるが、1960年代の苫小牧港[13]や、苫小牧東部地域[14] の開発の波を受けて、群生地は急速に縮小した。現在では、ウトナイ湖周辺と、弁天沼 (北海道)周辺などに、わずかに残る程度である[15]

その他、檜山振興局留萌振興局を除いた12の振興局で自生が確認されていて、ほぼ全道的に自生しているが、連続的な分布ではなく、散在している。釧路湿原[16]別寒辺牛湿原べかんべうししつげん[17]霧多布湿原きりたっぷしつげん大樹町たいきちょう周辺、別海町べつかいちょう周辺、標津湿原しべつしつげんなど、北海道東南部の海岸沿いの低湿地や、大雪山たいせつざん美幌峠びほろとうげ、道北のピヤシリ山知床しれとこ、道南では、横津岳よこつだけなど、高山から亜高山にかけて分布する[18][19][20]

本州以南では高山植物に相当し、栃木県の日光戦場ヶ原[21][22]や、静岡県の荒川岳など、標高の高い地域に、わずかに自生している。

原産地はロシアのバイカル湖周辺で、渡り鳥によって運ばれ、渡り鳥が排泄したに混入していたハスカップの種子発芽して、根付いたものと思われる。

特徴[編集]

ハスカップの実

枝は褐色で、薄く折り重なるような特徴のある樹皮を持つ。[23]は、長さ3-8cm、幅1.5-3.0cmの楕円形で、対生する。葉縁に鋸歯はなく全縁である。5月中頃、クリーム色でラッパ状の花を2個ずつ下向きにつける[24][25]。果実ははじめは黄緑色だが、熟すと果皮の表面にブルーム (果実)[26]が出来て粉白色を帯びるため、青みがかった黒色になる。果実の大きさは、1-1.5cm位である。果実の形は、ブルーベリーが球体なのに対して、ハスカップは丸みを帯びた円錐形で、長円、卵形、銚子形、円筒形などの変異がある。野生のものは酸味が強く甘みはほとんどなく、やせた土壌ではより酸味が強くなる。味や、利用法はブルーベリーによく似ている。しかし、ブルーベリーはツツジ科であってスイカズラ科のハスカップとは科 (分類学)が異なっている。

栄養成分・効能[編集]

  • 果実には、抗酸化物質であるビタミンCが、100g当たり9mgのビタミンCを含むブルーベリーの5倍近くにあたる、100g当たり44mg含まれている。このビタミンCの抗酸化作用[27]によって、がんや、動脈硬化症の予防、老化の防止が期待できる。また、ビタミンCは、シミ、そばかすの原因になるメラニンを抑制するため、美容面での効果も期待できる[28][29][30]
  • ビタミンC同様、活性酸素の発生を抑制し、細胞の酸化を防ぐ働きをするビタミンEも豊富であり、これが「不老長寿の果実」と言われる一因である[31][32]
  • ポリフェノールの一種、アントシアニン[33]が多く含まれ、その中でも抗酸化力が高いといわれるシアニジンが多く含まれている。アントシアニンも、ビタミンCや、ビタミンE同様に優れた抗酸化作用があり、細胞の酸化を防ぐ働きがある。また、目の網膜にあるロドプシンの再合成を促進する働きがあるため、視機能の改善が期待できる。
  • 分の100g当たりの含有量は、0.6mgで、ブルーベリーや、プルーンの含有量0.2mgの約3倍であり[34]、貧血の改善が期待できる。
  • カルシウムは、ブルーベリーの約5倍である、100g当たり38mg含まれ、骨粗鬆症の予防などの効果が期待できる。
  • 食物繊維の100g当たりの含有量は、2.1gであり、腸内環境を整え、便秘を予防する効果が期待できる。
  • ハスカップの苦味の成分、ロガニンは、ミツガシワサンシュユの果実、マチンシ(馬銭子)の果実などにも含まれ、健胃、血圧降下、抗菌性などの効果があるため、生薬として利用されている。北海道大学でハスカップの研究[35][36]をしている星野洋一郎ほしのよういちろう教授[37]は、ハスカップが、生薬に利用されるロガニンの供給原料になりうると考えており、今後、ロガニンの含有量の多い系統のハスカップを選抜していく計画がある[38]。また、ロガニンは、果実より葉[39]に著しく多く含まれており、ハスカップの葉を煎じたり、粉末にして摂取することで、今まで利用されていなかったハスカップの葉が、生薬として利用できうると考えている。
  • キナ酸クランベリーに多く含まれ、膀胱炎など尿路感染症の予防、治癒の効果があり、古くから民間薬として使用されているが、ハスカップの果実にもキナ酸が多く含まれていることが分かった。ハスカップの新たな機能性成分として注目される[40]

利用の歴史[編集]

  • ハスカップはかつて、勇払原野、及び白老町から苫小牧市厚真町早来町千歳市の一帯周辺に沢山自生していて、古くからこの地域の人々には大変なじみの深い果実であった。小学生が学校帰りにハスカップを摘みながら帰ったり、放課後にハスカップを摘みに行ったりしていた。また、初夏になるとハスカップを摘む風景が見られた。採ったハスカップの実は、そのまま生食としたほか、塩漬け[42]砂糖漬け焼酎漬けなどの保存食にしていた。また、この地域では、おにぎりの具にハスカップの塩漬けを梅干し代わりに使うという食文化がある[43][44]
  • 終戦直前の、物不足が一段と酷くなった昭和20年(1945年)には、陸軍が、ハスカップ摘みに女学生を動員したこともあった。兵隊の食べる梅干しの代わりにするため、百人近くの生徒がトラックに分乗し、沼ノ端ぬまのはたの現在は港になっている辺りに出かけてハスカップの摘み採りを行っている。
  • 昭和22~23年頃の沼ノ端小学校では、「ハスカップ休暇」というものがあって、ハスカップの最盛期の7月に3日間休校し、その間、児童たちは、ハスカップ群生地で摘み採りをした。
  • 昭和30年(1955年)頃には、三星 (菓子製造)よいとまけ羊羹の製造を始めた。そして、それらの菓子の原料となるハスカップを買い入れることになったため、ハスカップが自生する原野には、ハスカップ狩りに来る人の数が急増した。摘み採ったハスカップの買い付けは、沼ノ端駅前の星野商店が行った。それは、自生地の開発が進む昭和40年代まで続いた。ハスカップ摘みの人は、主に小遣い稼ぎの主婦やお年寄りだったが、小さなミルク缶を持った小学生も多かった。ハスカップをミルク缶一杯に摘むと、当時で数百円にもなったため、小学生が苫小牧のお祭りで使うには、ちょうど良い小遣いとなった。当時の市営バス上厚真線は、群生地の沼ノ端、柏原、静川を通るため、ハスカップ摘みの季節になると、ハスカップ摘みの人達で百名近くの行列が出来た。ハスカップ摘みの人達は、独特なスタイルをしていて、当時「ガンガン部隊」[45]と呼ばれた。長袖のヤッケを着て、モンペ、ゴム長靴を履き、背中にはリュックサックの中に一斗缶を入れたものを背負い、手に小さなを提げていた。親指、人差し指、中指の先の部分をカットして、細かい作業がしやすいようにした軍手をして、摘み採りをした。手に提げた缶が、摘んだハスカップの実で一杯になると、一斗缶に実を移した。こうして摘み採られたハスカップは、市場にも出荷された[46]

栽培する時代へ[編集]

  • 昭和45年(1970年)に、苫小牧東部地域の開発計画が閣議決定された。このため苫小牧郷土文化研究会は、昭和46年5月、苫小牧市長や市議会議長に「十万市民の願い」と題してハスカップの保護を要望した。
  • 苫小牧市もハスカップの保護に本格的に取り組んだ。昭和48年4月にハスカップ移植協議会を開き、ハスカップの移植計画について話し合った。その後、ハスカップを市内に数千本単位で移植した。
  • (株)苫東[47]は、昭和48年から55年にかけてハスカップの移植 (生物)を実施した。工事に先立って希望者に移植の案内をしたところ、申込が全道から殺到した。1市3町の住民より1127件、各種団体から42件、地域外から192件に及び、合計37,000本のハスカップを移植した。
  • 北海道立林業試験場は、昭和48年頃から、ハスカップの増殖・栽培の本格的な試験を開始した。
  • 新千歳空港の工事によってハスカップの群生地が壊されることとなった千歳市では、1978年(昭和53年)頃から、千歳市農協と農家が千歳空港周辺や、自衛隊演習地に自生するハスカップ株を採集し、農家の畑に移植して、栽培が始まった。
  • 苫小牧市厚真町では、1980年(昭和55年)から1982年(昭和57年)の3年で、苫小牧西港の臨海工業基地や苫小牧東部地域の企業立地予定地から約23,000株のハスカップが農家の畑に移植され、栽培がスタートした。

品種改良[編集]

ハスカップの野生種には、酸味がきつい系統、果実が小さい系統、苦み果(果実に苦みがある系統)、着色不良果(着色の薄い系統、果頂部の着色が遅れる系統)など、株によって味などにばらつきがある問題があったが、近年の品種改良により、糖度が高く、大粒で、高収量の品種が作られている。日本では現在、4つの品種が登録されている。

  • ゆうふつは、日本で最初に登録された品種である。
    • 1967年(昭和42年)に北海道立中央農業試験場苫小牧市沼ノ端のハスカップ自生地から株を採取し保存した。
    • 1986年(昭和61年)には、1967年(昭和42年)に採取した株の中から「ゆうふつ」を選抜した。
    • 1990年(平成2年)3月、北海道の優良品種に採用された。
    • 1992年(平成4年)1月16日に品種登録された[53]

ハスカップの自家結実率は一般に数%以下であるが「ゆうふつ」は28%と自家結実率が比較的高いため収量性が高い。自然受粉による結実も良好である。酸度はハスカップとしては低く、糖度は11度弱で中位である。

  • 厚真町のハスカップ栽培農家、山口善紀よしのり[54][55][56]は、母親の美紀子が昭和53年(1978年)から3年間かけて山採りし、畑に移植した自生種のハスカップ、約1,000本の中から、酸味の強いもの、苦い実や、渋い実をつけるものを抜いて焼却するという独自の方法で、約30年かけて「選抜育種」を行った。そして糖度が高く、果実の大粒な株を残していった。最終的にあつまみらいゆうしげの2つに絞り込み、2009年(平成21年)12月21日、2つを品種登録した。糖度はどちらも12度以上(リンゴやナシと同等のレベル)である。また、どちらも厚真町内のみで栽培される地域限定品種で、厚真町の90軒近くの農家で栽培している。
    • ゆうしげの特徴は、大粒で、酸味が少なく、糖度が12以上あって甘い
    • あつまみらいは、大粒で、実が固く、甘い。また、ハスカップらしい爽やかな酸味が特徴である。
  • みえは、2012年(平成24年)に苫小牧市の農家により品種登録された[57]

ほとんどの場合、食品として加工された状態のものが流通している。これは、果実の日持ち性が悪く、生のままの保存が極めて難しい(生のままだと、徐々に果肉や皮が柔らかくなり、溶け出して液状化してしまう)ためである。近年では冷凍技術の発達により、実を冷凍した状態で流通している場合もあるが、流通量は極少である。

加工食品の歴史[編集]

  • ハスカップを初めて製菓の原料にしたのは、1923年(大正12年)に苫小牧市沼ノ端駅に近藤待合所(個人の待合所)を開いた近藤武雄である。近藤は、当時沼ノ端駅の周辺一面に自生していたハスカップを何とか活用出来ないかという思いがあった。そして、1933年(昭和8年)にハスカップ羊羹とハスカップ最中を考案し販売した。更にハスカップを販売し、これらを駅の立ち売りで販売したのが最初である。これらの商品は、沼ノ端の名産として評判が良かった。「ハスカップ羊羹」はハスカップジャムと白あんザラメを原料とし、四角いものと丸いものがあった。白あんにハスカップ果汁を練り込み、色は綺麗な深い紫色であった。「ハスカップ羊羹」は1936年(昭和11年)9月、陸軍特別大演習[58]で来道した天皇陛下に献上しており、宮内省から表彰されている。また、1943年(昭和18年)には、ハスカップジャムジュースも販売している。
  • 1953年(昭和28年)には、苫小牧市の菓子メーカー三星 (菓子製造)、初代社長の小林正俊まさとし[59][60]の考案した銘菓[61]よいとまけ[62][63]が製造販売された。商品名は、製紙工場の木場で丸太を上げ下ろしする際の掛け声「よいっと巻け」に由来している。この丸太をイメージしたロールカステラの内側と外側にハスカップジャムがたっぷりと塗ってあるが、食べる際にジャムが手につき、べたべたになるため、「日本一食べにくいお菓子」[64][65]として知られている。従来の商品は、カットされていなかったが、切る際にべたべたして切りにくいという意見が多いことから、2009年には、あらかじめ7等分にカットされているタイプが発売された。しかし、従来のカットされていないタイプを懐かしむ声があり、2012年1月、カットされていないタイプが復刻版として、再び発売された[66]。なお「三星みつぼし」の前身のパン店「小林三星堂さんせいどう」を小樽市で開いた小林慶義けいぎ[67]は、正俊の祖父にあたり、プロレタリア文学の作家、小林多喜二[68][69]の伯父にあたる。多喜二は「小林三星堂」で、5年間住み込みで働いている。

その他、羊羹[80][81]キャラメル[82]ゼリー[83]グミ[84]ジュース[85]アイスキャンディー[86]綿菓子[87]大福[88]かりんとう[89]レトルトカレー[90]フレーバーティー[91]など、多様な商品が出ている。

  • 食品以外の用途としては、ハスカップの実の色素染色に使われている[92][93]。また、ハスカップが配合された石鹸なども作られている[94][95]

育て方[編集]

ハスカップは、耐寒性に優れるが、耐暑性があまりないため、暖地での栽培には向かない。本州においては、東北地方の北部ぐらいまでが平地での栽培の限界と思われる。東北以南では、避暑地などの真夏でも30度を超えない高地であれば、栽培可能と思われる[96][97]

  • ハスカップは自家不和合性 (植物) が高い植物で、自家結実性じかけつじつせい(自分の花粉受粉して実がなる性質)[98][99][100][101]が低いため、1本だけ植えても、あまり収穫量が望めない。果実の付きを良くするためには、受粉樹として開花時期が近い他品種のハスカップを2本以上混植させると良い[102][103]
  • 日当たりが良く、水はけが良い環境を好む。
  • 土壌の pH はブルーベリー同様、酸性を好むので、ピートモスなどの土壌改良材を土に混ぜ込んで、良く耕すと良い。
  • ハスカップは苗木を購入して栽培すると、成功率が高い。植え付ける苗木は、挿し木後2年以上育苗したものが望ましい。苗木を植え付ける1か月ほど前に、有機質肥料を与え、苗木を植えた翌年の2月の中旬頃に即効性を持つ化成肥料を与えると、果実の付きが良くなる。
  • 地植えの場合、直径50cm深さ50cm以上の穴を掘り、ピートモス、鹿沼土腐葉土を混ぜたものを入れてから、苗木を深めに植え付け、植えた後は株元をわらなどで覆うと良い。
  • 肥料は、2月と11月頃を目安に与えると良い。ただ、窒素の比率が高過ぎる肥料の場合、栄養が葉に行くため、果実の実りが悪くなるので注意が必要である。
  • あまり枝が込み合うと、栄養が分散して実が成り難い。ハスカップは4月になると発芽して大きく成長するので、発芽する前の12月から2月にかけて剪定を行い不要な枝を取り除いておくと良いが、強い剪定を行う必要はない。込み合った部分の枝を間引いて、樹木内部に太陽の光が当たるようにし、果実に栄養が行き渡るようにすると良い。なお、剪定して切り落とした枝は、挿し木にすることが出来る。
  • ハスカップは繁殖の容易な果樹で「株分け」と挿し木で増やすことが出来る。挿し木には、2月中旬から3月中旬頃に行う休眠枝挿しきゅうみんしさしと、6月から7月の緑が多くなった時期に行う緑枝挿しりょくしさしとがある。

主な病害虫[編集]

ハスカップには、灰色かび病うどんこ病、枝枯れ症、菌核病など5種の病害と、ニンジンアブラムシ[104]、ハマキムシ類、ナミハダニ、カタカイガラムシの一種、毛虫類、ナガチャコガネ[105]など45種の害虫の発生が確認されている[106][107]

  • 春から初夏にかけては、アブラムシ[108]が発生しやすくなる。アブラムシが発生した場合は、殺虫剤を散布して除去する。
  • 夏には毛虫が葉に付くことがあり、毛虫を放置すると葉を全て食べつくすこともある。毛虫についても殺虫剤を散布する。
  • 北海道本州四国九州対馬屋久島などに生息するナガチャコガネ(長茶黄金、学名:Heptophylla picea Motschulsky[109][110]は、体長11~14mmで、全体に光沢のある茶褐色であるが、ハスカップ畑においてしばしば多発する。成虫は6月上旬から7月上旬(最盛期は6月下旬)にかけて発生する。夜行性で日没後の1~2時間、地上20~30cmの高さを "ゆっくり" 飛び回り、若い葉を食害する。飛ぶのは主にで、ほとんどのは飛ぶための筋肉 "飛翔筋" が無いために、飛ばず地表の草などにとまっている。交尾した雌は地中で産卵し、孵化した幼虫はカブトムシの幼虫を小型にした形態で、土壌の中の腐植質などを食べて成長するが、8月中旬頃から各種植物の食害し始め、食害はになるまで続く。また食害量秋に多い。特に庭木生垣などのイチイを好む。根を食害されたイチイは、樹勢が衰弱し、ひどい場合は枯損こそんする。また幼虫は本州の茶園においては重要害虫で、チャノキの根を食害する[111]。根が食害されると「一番茶」の芽が生育不良となる。多発生すると一番茶の収量が激減し、時には60%以上の減収となることもあるため、静岡県牧之原まきのはら地域などでは深刻な問題となっている[112]。ハスカップ畑においても、しばしば根が食害される[113]。食害されたハスカップは衰弱し、果実の収穫量が下がり、時に枯損することもある。防除法としては、日没後に畑を見回り、成虫を見つけ次第捕殺する。あるいはスミチオンなどを散布する。また、フェロモントラップを使って誘殺するという方法がある[114][115]

近縁種[編集]

  • ハスカップに近い仲間で、同じスイカズラ属ウグイスカグラ(鶯神楽、学名:Lonicera gracilipes var. glabra[116]は、俗にウグイスノキ(鶯の木)[117]ゴリョウゲ[118]グミサガリンコ[119]とも言う。北海道(南部)、本州四国九州の山野の日当たりの良い場所に自生する日本固有種である。ピンク色でラッパ状の花を2個ずつ下向きにつける。6月に赤熟する液果は、甘みがあり食べられ、ジャム果実酒にすることも出来る[120]。ウグイスカグラの名は、ウグイスの鳴く頃に花が咲くことに由来している。なお、黄色い液果をつけるものは、キミノウグイスカグラ(黄実の鶯神楽)と言い、この果実も甘みがあり、食べられる[121][122]
  • ウグイスカグラは無毛だが、ヤマウグイスカグラ(山鶯神楽、学名:Lonicera gracilipes var. gracilipes[123]の枝、葉、花には、が生える。
  • ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽、学名:Lonicera gracilipes var. glandulosa[124]は、本州四国九州の、主に日本海側に自生する。枝、葉、花、実に、やや粘りけのある腺毛[125]が生える。
  • コウグイスカグラ(小鶯神楽、学名:Lonicera ramosissima var. ramosissima)は、ヒメヒョウタンボク(姫瓢箪木)ともいう。宮城県・新潟県以西、四国に自生する。クリーム色でラッパ状の花を2個ずつ下向きにつける。球形の赤い液果をつけ、2個が合着しヒョウタンのような形になる。この実は食べられるが、有毒植物オオヒョウタンボクの実に似ているので注意[126]
  • ツクバウグイスカグラ(筑波鶯神楽、学名:Lonicera tenuipes var. tukubana)は、茨城県の筑波山にだけ生えていた日本固有種で、清楚な白い色の花をつける。液果は、キミノウグイスカグラに近いオレンジ色である[127][128]。1938年に筑波山で採集された個体が最後で、その後の発見はなく、茨城県レッドデータブックでは絶滅種とされている[129]

市町村の花に指定している自治体[編集]

関連する文化[編集]

マスコットキャラクター[編集]

ハスカップレディ[編集]

苫小牧市の観光親善大使「ハスカップレディ」は、毎年8月上旬に開催する「とまこまい港まつり」[137]で選ばれ、1年間市内外の各種イベントや観光キャンペーンなどでPR活動を行う[138][139]

楽曲[編集]

  • 1980年、若原一郎が、シングル『すばらしい東京』のB面として『ウトナイ湖』をリリースした[140]
  • 1982年、井沢八郎が、シングル『勇払原野』をリリースした[141]
  • 2010年、北海道出身の演歌歌手、美咲じゅん子が、ハスカップを歌った『ゆのみの花』をリリースした[142][143]
  • 2016年、苫小牧市の三上俊一さん作詞の『ハスカップ音頭』がリリースされた[144][145][146]
  • 2019年、千歳市ローカルアイドル、小娘 (シャオニャン)が、ハスカップのPRソングとして『ハスカップ小町』をリリースした[147][148]
  • 竹中直人作詞の曲『ベロの付いた赤い財布』[149]に"ハスカップ"という歌詞が見られる。

ハスカップの日[編集]

ハスカップの魅力をより多くの人に知ってもらい、味わってもらうことを目的に「美唄市農業協同組合」[150]「とまこまい広域農業協同組合 厚真町ハスカップ部会」[151]「ハスカップ協会」[152]が、連名で記念日の登録申請をし、2021年4月30日に、一般社団法人日本記念日協会[153]により7月7日が「ハスカップの日」として登録された。ハスカップは、二つの花から一つの実をつけることから、花言葉は「愛の契り」であり、七夕の織姫と彦星のように離れた二人が出会える日にと、7月7日とした[154]。また、ハスカップの収穫時期が6月下旬から7月中旬であることも、7月7日とした理由である[155]

交通[編集]

道南バスの「高速ハスカップ号」は、札幌市苫小牧市を結ぶ高速バスで、1985年から運行している。

関連書籍[編集]

  • 『ハスカップ物語』奥津義広 / 苫小牧郷土文化研究会まめほん編集部
  • ハスカップ学習漫画『東胆振でみつけた!お宝!!ハスカップ』東胆振地域ブランド創造協議会[156][157]
  • 『ハスカップとわたし』NPO法人苫東環境コモンズ / 中西出版[158][159]

脚注[編集]

  1. ^ 漿果(しょうか)
  2. ^ ケヨノミ
  3. ^ ケヨノミ
  4. ^ 北海道勇払原野におけるケヨノミとクロミノウグイスカグラの探索・収集
  5. ^ ウグイスカグラ/うぐいすかぐら/鶯神楽
  6. ^ ハスカップについて。(三星公式ホームページより)
  7. ^ 果物歳時記
  8. ^ Growing Honeyberry bushes, about Honeyberry Berries Unlimited USA
  9. ^ [1]
  10. ^ Blue Honeysuckle: A Berry of Longevity That Only Grows in Harsh Climates THE ROOTS OF SHUN (July / BACK NUMBER 2018)
  11. ^ アイヌ語辞典
  12. ^ 月刊シロロ4月号”. www.ainu-museum.or.jp. 2020年1月22日閲覧。
  13. ^ [2]
  14. ^ 苫東
  15. ^ ハスカップの歴史
  16. ^ 釧路湿原の花
  17. ^ 別寒辺牛湿原に自生するハスカップの生態特性と遺伝的多様性の解明
  18. ^ ハスカップの自生地
  19. ^ クロミノウグイスカグラの地理的分布と倍数性調査。
  20. ^ 星野洋一郎「HUSCAPと私の研究」『5周年記念HUSCAP講演会』議事録北方生物圏フィールド科学センター、2010年10月。
  21. ^ 戦場ヶ原
  22. ^ クロミノウグイスカグラ
  23. ^ ハスカップ(葉)
  24. ^ 「ハスカップ」ブルーベリーに似た北海道の果物の花!春の花の種類は豊富!
  25. ^ 厚真の農業を学ぼう!ハスカップの花編
  26. ^ ブドウに付く白い粉は何?
  27. ^ 抗酸化力って何?エイジングケアに重要な抗酸化作用のための習慣や栄養素について、医師が解説します。
  28. ^ ハスカップ/生の栄養成分
  29. ^ GAROP
  30. ^ ビタミンCの効果・効能
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  72. ^ いろはすハスカップ味!Japanese Famous Water!
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  76. ^ ハスカップ果汁液 「ドラキュラの葡萄」
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  82. ^ 北海道ハスカップキャラメル
  83. ^ 太陽いっぱいのハスカップゼリー
  84. ^ はすかっぷグミ
  85. ^ 瞳にやさしく、気分スッキリ!北海道産ジュース
  86. ^ なんと1本800円!究極のハスカップアイスキャンディーを食べてみた
  87. ^ 厚真産ハスカップ綿あめ販売スタート!
  88. ^ セイコーマートが北海道産ハスカップ果汁の「大福」
  89. ^ 小樽 中野製菓 《ハスカップかりんとう》
  90. ^ えっ、紫色のカレー!?「ハスカップカレー」をベル食品が発売し話題
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  92. ^ ハスカップで染めた、北海道の貴重な蓮香布織りとは?
  93. ^ 「ハスカップ染織」見聞録
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  96. ^ ハスカップの育て方・栽培・家庭菜園
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  99. ^ 1本では実がならない?果樹を植える時に注意すべき受粉の性質について
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  101. ^ 自家結実性
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  103. ^ ハスカップの育て方・栽培方法!水やりのコツや肥料の与え方など!
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関連項目[編集]

外部リンク[編集]