コケモモ
| コケモモ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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果実をつけたコケモモ
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| 保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Vaccinium vitis-idaea L. | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| コケモモ(苔桃) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| cowberry(旧大陸亜種) lingonberry(新大陸亜種) |
コケモモ(苔桃、学名:Vaccinium vitis-idaea L.)はツツジ科スノキ属の常緑小低木。果実を食用とするが、栽培されることは稀で、野生のものを採取するのが一般的である。
概要[編集]
自然での生育地はユーラシアの北部や北アメリカの周北林(北半球の寒帯の森林)で、温帯から北極圏に近い地域まで分布する。 樹高は10-40cm程度で、直立した幹はぎっしりと密集している。森林に生育するため、日陰で湿度が高く、また土壌が酸性の場所を好む。多くのツツジ科の植物と同様、栄養分の少ない土地でも耐えられるが、アルカリ性の土壌では生育できない。耐寒性にすぐれ、-40℃以下でも耐えることができる一方、夏が暑い場所では生育しにくい。
コケモモはこうした寒冷地に生育する広葉樹には珍しいことに、冬でも葉を落とさない。地中の根茎を伸ばすことで株が拡大する。初夏に長さ約6mmの釣鐘型の白い花をつけ、果実は直径7mmほどで秋に赤く熟す。
コケモモとクランベリー(ツルコケモモ)はよく混同されるが、花が白く、花冠が部分的におしべと柱頭を囲っている点で異なる(クランベリーの花はピンク色で、花冠が後ろに反り返っている)。また、果実も球状で、クランベリーほど洋ナシ型にはならない。コケモモと同じように果樹として利用されるスノキ属の植物としては、ブルーベリー、ビルベリー、ハックルベリーなどがある。コケモモは英語ではリンゴンベリー、フィンランドではブオルッカと呼ばれている。
亜種[編集]
コケモモは以下の2亜種が知られている。
- Vaccinium vitis-idaea var. vitis-idaea L. :英名はCowberry(カウベリー)。ユーラシアに生育。葉の長さは10-25mm。
- Vaccinium vitis-idaea var. minus Lodd. :英名はLingonberry(リンゴンベリー)。北アメリカに生育。葉の長さは7-20mm。
利用[編集]
野生のコケモモは北欧で一般的に見られ、とくにスカンディナヴィア諸国では公有地から収穫することが許可されている。果実は非常に酸味が強いため、通常は砂糖などで甘みを加えて調理し、ジャムやコンポート(砂糖煮)、ジュース、シロップなどとして食用にする。コケモモのコンポートは肉料理の添え物とすることがある。
コケモモは有機酸、ビタミンC、βカロテン、ビタミンB類の他、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンを含む。
葉には、尿路感染症に効くアルブチン 、メチルアルブチンなどの化学物質を含み、日本や北アメリカにおいてはウワウルシ(日本には自生しない)の代用として薬草として利用される。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ Maiz-Tome (2016).
参考文献[編集]
- Maiz-Tome, L. (2016). Vaccinium vitis-idaea. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T18748884A78457217. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-1.RLTS.T18748884A78457217.en. Downloaded on 25 September 2018.