サンダーランドAFC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
サンダーランドAFC
原語表記 Sunderland Association Football Club
愛称 "The Black Cats"(ブラック・キャッツ)、SAFC
クラブカラー     赤(レッド)
    白(ホワイト)
    黒(ブラック)
創設年 1879年
所属リーグ フットボールリーグ
所属ディビジョン フットボールリーグ1
ホームタウン サンダーランド
ホームスタジアム Stadium of light Haway the lads.jpgスタジアム・オブ・ライト
収容人数 49,000
運営法人 アメリカ合衆国の旗 エリス・ショート
代表者 アメリカ合衆国の旗 エリス・ショート
監督 スコットランドの旗 ジャック・ロス
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

サンダーランド・アソシエーション・フットボール・クラブ(Sunderland Association Football Club, [ˈsʌndərlənd] ( 音声ファイル), 地元では [ˈsʊndlən])は、イングランド北東部・サンダーランドをホームタウンとする、イングランドプロサッカーリーグ(プレミアリーグ)に加盟するプロサッカークラブである。

概要[編集]

1879年に創立。現在のホームスタジアムはサンダーランドスタジアム・オブ・ライト(収容人員は49,000人)。現在はフットボール・リーグ1に所属し、第二次世界大戦前に6度のリーグ優勝(1892, 1893, 1895, 1902, 1913)を果たしている。クラブカラーは赤と白と黒。

1936年には縦縞模様のユニフォームを着て優勝した最後のクラブになった。フットボールリーグには1890年に加盟し、1888年のフットボールリーグ設立以降、初めての加盟クラブとなった。また加盟から1958年までトップディビジョンに所属し、1992年アーセナルに破られるまで、1番長く、連続してトップディビジョンに在籍したクラブだった。初めてFAカップを制したのは1937年で、決勝でプレストン・ノースエンドを3-1で破り、優勝した。第二次大戦後、タイトルを獲得したのは1973年のFAカップで、決勝でリーズを1-0で下し、優勝している。

同じタイン・アンド・ウィア州に本拠地を置くニューカッスルとは長年のライバル関係にあり、1898年から続く対戦はタイン・ウェア・ダービーと呼ばれる。

歴史[編集]

スタジアム・オブ・ライト

1879年10月17日、サンダーランドで学校の教師をしていた、グラスゴー生まれのジェームズ・アランが、「サンダーランド地区教員サッカークラブ (Sunderland and District Teachers Association Football Club) 」を設立。1880年10月16日に、名称を「サンダーランド教員サッカークラブ (Sunderland Teachers Association football Club) 」に変更。しかしその後、クラブの財政難を緩和させるため、教員以外からも広くメンバーを募り、サンダーランドAFCに改編された。

1890-91シーズンからフットボールリーグに加盟。加盟後の活躍から、フットボールリーグ創設者のウィリアム・マグレガーに「素晴らしいタレントを揃えたチームだ」と賞賛される。1892年から1902年の間に、リーグ優勝3回、準優勝3回と好成績を残す。

1913年、リーグ優勝。しかし、FAカップでは、アストン・ヴィラに1-0で敗北。ダブルを逃す。

1935-36シーズンに6度目のリーグ優勝。FAカップを獲得したのは、1938年、ウェンブリー・スタジアムで行われた決勝で、プレストン・ノースエンドを3-1で破り、初優勝を飾った。

第二次世界大戦後、クラブの財政は著しく悪化。1957年、財政面の不正を犯し、会長と3人の役員が辞任。5000万ポンドという前例のない罰金を受ける。1957-58シーズンは、21位(22クラブ中)に終わり、フットボールリーグ加盟後68年目にして、初めて降格した。

1973年、2部に在籍しながら、FAカップ決勝に進出。決勝でリーズを1-0で破り、2度目のFAカップ制覇を果たす。サンダーランドの優勝以降、トップディビジョンに在籍していないチームがFAカップで優勝したのは、1976年のサウサンプトンのみ。

1985年に、初めてリーグカップの決勝に進出。しかし、ノリッジに1-0で負け、優勝を逃す。リーグカップの決勝に進出したのは、この1度のみ(2007年現在)。

1986-87シーズンは、20位(22クラブ中)に終わり、3部に降格した。しかし、翌シーズンに優勝を果たし、1シーズンで2部復帰を果たした。

1992年には、2部に在籍しながら、再びFAカップの決勝に進出。しかし、決勝でリヴァプールに2-0で敗れ、1973年の再現はならなかった。

1997年、99年間使用したロッカー・パークから、スタジアム・オブ・ライトに本拠地を移転。スタジアムの収容人数が、ロッカー・パークの30000人から42000人に増加し、クラブの財政状況も好転した。

1999年、当時の最多記録となる勝ち点105で2部優勝を果たし、1部に復帰。復帰後の1999-00、2000-01では、2シーズン連続で7位に入る。しかし、2003年に、当時の最少記録となる勝ち点19で最下位に終わり、2部に降格。ミック・マッカーシーの下、2005年に2部優勝、1年でプレミアリーグに復帰するが、2006年には最少記録を更新する勝ち点15で、再び2部に降格する。

2006年7月、ナイアル・クインを代表とする、ドラマビル・コンソーシアムがサンダーランドを買収。ナイアル・クインが会長に就任する。開幕直後はクインが監督を兼任したが、開幕から4連敗を喫すなど、勝利することができなかった。その後、8月に現役引退直後からオファーしていたロイ・キーンが監督に就任。キーンは開幕から勝っていなかったチームを建て直し、サンダーランドは27勝7分12敗、勝ち点88で優勝。バーミンガムと共に、プレミアリーグ復帰を果たした。

2007-08シーズン、プレミアリーグ復帰後初めての試合は、ホームのトッテナム戦。試合は、後半ロスタイムにマイケル・チョプラが決めたゴールにより、1-0で勝利した。

2008年12月4日、成績不振の責任を取りロイ・キーンが監督を辞任。残りのシーズンはリッキー・スブラジアが暫定的に指揮を執り、2009-10シーズンからスティーヴ・ブルースが監督に就任。

2011年11月30日、成績不振でスティーヴ・ブルースが解任。マーティン・オニールが新監督に就任した。

2013年10月8日、グスタボ・ポジェが監督に就任した。

2016-17シーズンから、デイヴィッド・モイーズが監督に就任したが、昨年17位の不調を引きずり、降格圏から脱出ができなかった。2017年4月29日のAFCボーンマス戦で0-1で敗れたことにより、10年ぶりにプレミアリーグからの降格が決まった[1]

10年ぶりの2部で迎えた2017-2018シーズンは、1年でのプレミアリーグ復帰が期待されたが、降格に伴い主力が流出したことに加えて前シーズンからの不振を引きずり、最初の14試合でわずか1勝という体たらくで2017年10月にサイモン・グレイソン監督を解任した。浮上に望みを賭けて元ウェールズ代表監督のクリス・コールマンが後任監督に就任したが、浮上のきっかけを掴めずにシーズンの大半を降格圏で過ごしたうえ、2018年4月21日に行われた第44節、残留の直接のライバルであったバートン・アルビオンFC戦に敗れて降格圏の22位以下が確定、最終的にリーグ最下位でシーズンを終え、まさかのフットボールリーグ1(3部)降格となった。なお3部への降格は1987-1988シーズン以来、実に30年ぶり[2]

ユニフォーム[編集]

栄光と伝統の赤白ストライプ[3]は、サンダーランドAFCの象徴である。設立当初は青のユニフォームを着てプレーしていたが、その後赤と白のハーフに変わり、1887年に現在の赤と白のストライプ模様になった。2007-08シーズンのアウェーユニフォームはシャツ、パンツ、ソックス全て白で1898年から変わっていない。2007-08シーズンから2011-12シーズンまでのユニフォームサプライヤーはアンブロ。2012-13シーズンからのユニフォームサプライヤーはアディダス

タイトル[編集]

国内タイトル[編集]

国際タイトル[編集]

なし

過去の成績[編集]

シーズン ディビジョン FAカップ リーグ
カップ
欧州カップ / その他 最多得点者
リーグ 順位 選手 得点
1988-89 ディビジョン2 46 16 15 15 60 60 63 11位 3回戦敗退 2回戦敗退 フルメンバーズ
カップ
2回戦敗退 マルコ・ガッビアディーニ 18
1989-90 46 20 14 12 70 64 74 6位 3回戦敗退 準々決勝敗退 フルメンバーズ
カップ
1回戦敗退 マルコ・ガッビアディーニ 21
1990-91 ディビジョン1 38 8 10 20 38 60 34 19位 3回戦敗退 3回戦敗退 フルメンバーズ
カップ
準々決勝敗退 マルコ・ガッビアディーニ 9
1991-92 ディビジョン2 46 14 11 21 61 65 53 18位 準優勝 2回戦敗退 ドン・グッドマン 11
1992-93 ディビジョン1 46 13 11 22 50 64 50 21位 4回戦敗退 1回戦敗退 アングロ=
イタリアン・カップ
GL敗退 ドン・グッドマン 16
1993-94 46 19 8 19 54 57 65 12位 4回戦敗退 3回戦敗退 アングロ=
イタリアン・カップ
GL敗退 フィル・グレイ 14
1994-95 46 12 18 16 41 45 54 20位 4回戦敗退 2回戦敗退 フィル・グレイ 12
1995-96 46 22 17 7 59 33 83 1位 3回戦敗退 2回戦敗退 クレイグ・ラッセル 13
1996-97 プレミア 38 10 10 18 35 53 40 18位 3回戦敗退 3回戦敗退 クレイグ・ラッセル
ポール・ステュアート
4
1997-98 ディビジョン1 46 26 12 8 86 50 90 3位 4回戦敗退 3回戦敗退 ケヴィン・フィリップス 29
1998-99 46 31 12 3 91 28 105 1位 4回戦敗退 準決勝敗退 ケヴィン・フィリップス 23
1999-00 プレミア 38 16 10 12 57 56 58 7位 4回戦敗退 3回戦敗退 ケヴィン・フィリップス 30
2000-01 38 14 12 11 46 41 57 7位 5回戦敗退 準々決勝敗退 ケヴィン・フィリップス 14
2001-02 38 10 10 18 29 51 40 17位 3回戦敗退 2回戦敗退 ケヴィン・フィリップス 11
2002-03 38 4 7 27 21 65 19 20位 5回戦敗退 4回戦敗退 ケヴィン・フィリップス 6
2003-04 ディビジョン1 46 22 13 11 62 45 79 3位 準決勝敗退 2回戦敗退 マーカス・スチュワート 14
2004-05 チャンピオン 46 29 7 10 76 41 94 1位 4回戦敗退 2回戦敗退 マーカス・スチュワート 16
2005-06 プレミア 38 3 6 29 26 69 15 20位 4回戦敗退 3回戦敗退 リアム・ローレンス
アントニー・ル・タレク
トミー・ミラー
ディーン・ホワイトヘッド
3
2006-07 チャンピオン 46 27 7 12 76 47 88 1位 3回戦敗退 1回戦敗退 デヴィッド・コノリー 13
2007-08 プレミア 38 11 6 21 36 59 39 15位 3回戦敗退 2回戦敗退 ケンワイン・ジョーンズ 7
2008-09 38 9 9 20 34 54 36 16位 4回戦敗退 4回戦敗退 ジブリル・シセ
ケンワイン・ジョーンズ
10
2009-10 38 11 11 16 48 56 44 13位 4回戦敗退 4回戦敗退 ダレン・ベント 25
2010-11 38 12 11 15 45 56 47 10位 3回戦敗退 3回戦敗退 アサモア・ギャン 10
2011-12 38 11 12 15 45 46 45 13位 準々決勝敗退 2回戦敗退 ニクラス・ベントナー 8
2012-13 38 9 12 17 41 54 39 17位 3回戦敗退 4回戦敗退 スティーヴン・フレッチャー 11
2013-14 38 10 8 20 41 60 38 14位 準々決勝敗退 準優勝 アダム・ジョンソン 8
2014-15 38 7 17 14 31 53 38 17位 5回戦敗退 3回戦敗退 スティーヴン・フレッチャー
コナー・ウィッカム
5
2015-16 38 9 12 17 48 62 39 17位 3回戦敗退 3回戦敗退 ジャーメイン・デフォー 15
2016-17 38 6 6 26 29 69 24 20位 3回戦敗退 4回戦敗退 ジャーメイン・デフォー 15
2017-18 チャンピオン 46 7 16 23 52 80 37 24位 3回戦敗退 3回戦敗退 ルイス・グラバン 12
2018-19 リーグ1 46 1回戦敗退 フットボール
リーグトロフィー

現所属メンバー[編集]

2017-18シーズンフォーメーション

Soccer Field Transparant.svg

2018年1月31日現在[4]
No. Pos. 選手名
2 イングランドの旗 DF ビリー・ジョーンズ
3 コスタリカの旗 DF ブライアン・オビエド
4 北アイルランドの旗 MF パディ・マクネア
6 イングランドの旗 MF リー・カッターモール (Captain sports.svg)
7 ウェールズの旗 MF ジョナサン・ウィリアムズ
8 イングランドの旗 MF ジャック・ロドウェル
9 イングランドの旗 FW アシュリー・フレッチャー
11 コンゴ民主共和国の旗 FW カゼンガ・ルアルア
13 イングランドの旗 MF カラム・マクマナマン
14 イングランドの旗 FW ダンカン・ワトモア
15 イングランドの旗 DF ブレンダン・ギャロウェイ
16 アイルランドの旗 DF ジョン・オシェイ
18 イングランドの旗 DF ティアス・ブラウニング
19 アイルランドの旗 MF エイダン・マクギーディ
No. Pos. 選手名
20 イングランドの旗 FW ジョシュ・マヤ
21 ウェールズの旗 DF アダム・マシューズ
22 スコットランドの旗 DF ドナルド・ラブ
24 アイルランドの旗 MF ダロン・ギブソン
25 オランダの旗 GK ロビン・ライテル
26 イングランドの旗 MF ジョージ・ハニーマン
27 アメリカ合衆国の旗 MF リンデン・グーチ
28 イングランドの旗 MF イーサン・ロブソン
29 スウェーデンの旗 FW ヨエル・アソロ
32 ポーランドの旗 GK マックス・ストリジェク
35 イングランドの旗 DF ジェイク・クラーク=ソルター
36 アイルランドの旗 DF マーク・ウィルソン
40 イングランドの旗 MF エリオット・エンブルトン
53 イングランドの旗 MF オビエ・エジャリア
監督

ローン移籍選手[編集]

in
No. Pos. 選手名
7 ウェールズの旗 MF ジョナサン・ウィリアムズ (クリスタル・パレス)
9 イングランドの旗 FW アシュリー・フレッチャー (ミドルズブラ)
15 イングランドの旗 DF ブレンダン・ギャロウェイ (エヴァートン)
No. Pos. 選手名
18 イングランドの旗 DF ティアス・ブラウニング (エヴァートン)
35 イングランドの旗 DF ジェイク・クラーク=ソルター (チェルシーFC)
53 イングランドの旗 MF オビエ・エジャリア (リヴァプールFC)
out
No. Pos. 選手名
-- セネガルの旗 DF パピ・ジロボジ (ディジョン)
-- コートジボワールの旗 DF ラミーヌ・コネ (ストラスブール)
-- オランダの旗 MF イェレマイン・レンス (ベシクタシュ)
No. Pos. 選手名
-- ガボンの旗 MF ディディエ・エンドング (ワトフォードFC)
-- イタリアの旗 FW ファビオ・ボリーニ (ミラン)

歴代所属選手[編集]

GK
DF
MF

歴代監督[編集]

脚注[編集]

  1. ^ [1]エキサイトニュース サンダーランドが10年ぶり降格決定 2017年4月30日
  2. ^ [2]フットボールチャンネル プレミアリーグ「常連」から急転落…サンダーランドが2年連続降格で3部へ 2018年4月22日
  3. ^ 「2010-2011世界サッカー選手名鑑」p54(学研パブリッシング)ISBN 978-4-05-606112-3
  4. ^ 1st Team”. サンダーランドAFC. 2018年2月16日閲覧。

外部リンク[編集]

公式
ニュース
その他